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2015年05月31日

東京国立博物館本館(日本ギャラリー)

今日は本館へ。
屏風と襖絵―安土桃山〜江戸は、以下の3点。
花鳥図屏風 2曲1双 海北友雪
山水図屏風 6曲1双 雲谷等顔筆
山水図屏風 6曲1双 狩野興以筆
海北友雪は狩野派のような色彩豊かな作品。
雲谷等顔は、山水長巻のダイジェストのようなイメージ。

今回面白かったのは、金工 自在と置物のコーナー。
東博HPより;江戸時代、金工の技法は高度に成熟し、太平の世情や庶民文化の成熟、博物学の発展などを背景として、多彩な内容・主題・形態の文房調度類が数多く制作されました。それらは用途・機能を超えて、鑑賞性の高い巧緻な造形を志向するに至ります。自在置物はその代表です。
ここでは自在をはじめとする置物や香炉をご紹介し、江戸金工の豊かな造形表現を鑑賞いただきます。

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となりの刀剣コーナーには刀剣女子がたくさん!三条宗近(名物 三日月宗近)目当てだそうです。

江戸絵画では花鳥図 3幅 山本梅逸筆が良かったです。
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西行物語絵巻(渡辺家本)巻上 詞=烏丸光広筆、画=俵屋宗達 の名コンビによる作品が良かった♪
画中画も凝っていて注目です。

今日もいい時間が過ごせました。

posted by はまやん at 17:15| アート

2015年05月24日

『鳥獣戯画 ―京都 高山寺の至宝―』展@東京国立博物館

東京・上野の東京国立博物館で開催中の『鳥獣戯画 ―京都 高山寺の至宝―』展に行ってきました。

国宝・鳥獣戯画は、甲・乙・丙・丁の4巻からなる日本で最も有名な絵巻物。皆さんも、一度は、ウサギとカエルの相撲や、ウサギとカエルがサルを追いかけるシーンなどを目にしたことがあるはずです。
でも実際は、いつ、だれが、何のために描き、どのようにして高山寺に伝えられたのか、まったくわかっていない、謎多き魅惑の作品なのです。

国宝『鳥獣人物戯画』は、墨線のみで動物や人物たちを躍動的に描いた京都・高山寺に伝わる絵巻です。
ウサギ、サル、カエルたちが、人間さながらに遊戯や儀礼を行う様子、ウシや犬などの身近な動物、獅子や獏などの霊獣などが描かれています。甲、乙、丙、丁の各巻は別の時代に異なる人物によって描かれたとされていますが、実際の作者や、描かれた目的、高山寺に伝わった時期、経緯などは明らかになっていません。

同展では、2009年から4年間にわたって解体修理された『鳥獣戯画』の甲、乙、丙、丁の全4巻を前期と後期に分けて展示。さらに、掛軸などに仕立て直されて伝来し、現在までに国内外で確認されている断簡全5幅も展示され、現存する『鳥獣戯画』の全てを鑑賞できる展覧会となっています。また、高山寺の文化財や動物彫刻と共に、『明恵上人像(樹上坐禅像)』『仏眼仏母像』『華厳宗祖師絵伝』などの国宝も展示される(前期のみ展示のものもあります)。

前半は京都で見たので、今回は後半を見に行ってきました。

展示は、全4巻のうち、鎌倉時代に描かれたという丁巻、丙巻と続き、その後に平安時代に描かれた乙巻へと続きます。誰もがみたい! と願っている『鳥獣人物戯画』は甲巻は、最後のコーナーに登場。
この理由は、それぞれに素晴らしい作品であることは疑う余地もありませんが、中でも群を抜いているのが、ウサギやサル、カエルたちが、人間さながらに遊戯や儀式を行う様を描いた甲巻で、“いちばん、おいしいところを最後に持ってきて、より深い感動を味わってもらおう”という博物館の意図のようです。

『鳥獣戯画』は、漫画の原点にして、世界最高の動物絵画といわれていますが、間近にじっくりみるとやはり大きな感動があります。和紙の上にのった墨の濃淡やかすれ、勢い余った筆致、そして和紙と和紙の継ぎ目に押された高山寺印の微妙な違いなど。いくらみていても見飽きません。また、4巻それぞれの違いを確かめられるのも今回の特別展の素晴らしいところ。京都で見た前半では思わなかったのですが、乙巻、丙巻の動物にも魅了されました。

明恵上人が常に身近に置いて愛玩したという、重要文化財『子犬』、一対の『神鹿』(重要文化財、いずれも湛慶作)といった、動物の木造も必見! とてもかわいいです。

今回の展覧会は、第1会場と丁・丙・乙巻は比較的すんなり見られます。展示ケースの後ろから見て、ピンポイントで見たい部分を見る方法もありです。ところが、甲巻は長蛇の行列に並ばないと見ることはできません。
昨日は、18時までに並べば見られるということなので、先に別の展示を見て、行列に並んだのが17時48分。その時点で待ち時間160分。
結局見れたのは20時5分でした。疲れたな〜。でも、修復後初めて見る後半部分は実に楽しく、まず最初に惹きつけられたのは、動物たちの表情でした。
図録などで見るより何倍も人間味にあふれていて、かわいいし、勢いがあります。感情のほとんどを目と口で表現しているわけですが、ストーリー性やスピード感にも圧倒されました。まるで映画やアニメを見ているような、ひとつの完成された世界があります。これが平安時代の作品とは!

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       猫に見つからないようねずみ2匹が兎の後ろに隠れています。
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耳をかまれている兎。でもあまり痛くなさそう。                                         
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並んでも見る価値は十分あります。ただ、閉館間際でもこのような状況でしたので、開館と同時に入り他の展示は後回しにして、真っ先に第2会場の『鳥獣戯画』 甲巻を見る方が待ち時間は短いかもしれません。ただ今日は9時時点で1,100人が並んで、9時半で入場100分待ちだそうですから、開館前に相当早めに並ぶ必要がありますね。

今回は、販売されているグッズの数々も、人気だそう。
黒に白い兎が前から背中までプリントされたTシャツもありますし、 トランプ1,500円は、ハートからスペードまで数字順に52枚を並べると、鳥獣戯画「甲巻」が完成します。
マスキングテープ(380円)は、絵柄がプリントされたテープ。水色、藤色、オレンジ、若草色の4種類で、2色がセットになったものは700円。ハンカチや文房具の上を、ウサギやカエルが縦横無尽に跳ね回るものもいろいろ。
高山寺の住職が気に入っているというアイテムが、漫画のようにコマ割り、吹き出しがあるTシャツとか。鳥獣戯画甲巻の名場面でもある兎が猿を追いかけ回す様子がコミカルに描かれています。カワイイ! 

ほかにも鳥獣戯画の雰囲気を活かした個性的なオリジナルグッズは多数そろっていました。売り場でも動物たちのイラストが「こっちこっち!」「ここでしか買えないよ!」「お見逃しなく!」と煽っています。これは買うしかないですよね。

なお、今回の特別展のサイトでは国宝・鳥獣戯画、甲・乙・丙・丁の全場面を公開中です!ぜひご覧ください♪
web絵巻
http://www.chojugiga2015.jp/emaki/index.html
また、本館2階でで明治時代の甲巻模本が展示されています。行列はちょっとという方は、そちらだけでも是非!

来年は九州に巡回予定だそうです。

《鳥獣戯画 ―京都 高山寺の至宝―》
会場:東京国立博物館 平成館
開館時間:午前9時30分から午後5時。金曜は午後8時まで。
土日祝は午後6時まで。(入館は閉館の30分前まで)
休館日:毎週月曜
posted by はまやん at 09:26| アート

2015年05月20日

北京故宮博物院2015

「人民網日本語版」2015年3月2日より抜粋です。

1925年から公開が始まって90周年を迎える北京の故宮博物院は今年、展示される文化財の数や展示形式が過去最多となる計画だ。現在、18項目の展示が1年を通して実施され、展示される貴重な文化財520点のうち、中国北宋時代の都・開封の都城内外の殷賑の様を描いた画巻「清明上河図」を含む、極めて価値の高い文化財80%が初公開となる計画。来場者に存分に楽しんでもらおうと、同博物院は開放面積を現在の52%から65%にアップさせるほか、初めて夜間開放も試みる。また、神武門の外の東西両側に「故宮文化街」を準備し、故宮関連の図書やグッズを販売する。さらに、神武門広場が夜間、開放される。端門デジタル展示ホールも夜間開放され、来場者は、夜のデジタル故宮を体験できる。
※夜間開放の時期はまだ発表されていないようです。

「人民網日本語版」2015年5月18日より抜粋
第10回「中国文化遺産デー」にあたる6月13日、故宮は、1日の入場者数を8万人に制限する措置を本格的に始動する。また、実名制による入場券販売もスタート、1人あたり購入枚数を1日1枚までとする。ツアー客については、オンラインによる予約購入を徹底する。とはいえ、1日あたり「8万人まで」という規制は、今後永久に変わらない訳ではない。故宮で一般開放される面積は、今年は全体の52%から65%に、来年には76%まで拡大され、来場者の受け入れキャパシティも拡張される。故宮は、来場者のピーク期には、天安門管理委員会や東城区など各部門と提携し、武装警察・保安・社会安全保障のマンパワーを動員、天安門広場・故宮端門・午門の入場券販売窓口に3つの「防衛線」を設けて観光客の過度集中を抑止する。また、観光客が並ぶだけ並んで徒労に終わることのないよう、「チケット残数」を知らせる掲示板を設置する。
午前中に制限枚数の8万枚があっという間に完売するといった事態が起こらないよう、ピーク期には、故宮は各旅行社と協力して、午後にも来場者を受け入れられるよう調整する。また、来場者総数に占めるツアー客の割合を50%とする。
入場制限措置を逆手にとって不当な価格で転売するようなダフ屋の行為を防止するため、実名制による入場券販売をスタートする。すでに、全ての入場券窓口に身分証認証システムを装備、現在はテスト段階にある。窓口での実名制による入場券購入では、1人につき1日1枚までに制限される。1人で5枚まで代理購入が可能だが、その場合には、5人分の身分証を提示しなければならない。

実名制による入場券販売が実施されると、窓口に長蛇の列ができる可能性があることについては、現在来場者総数の半分を占めるツアー客は、実名制によるオンライン入場券購入を済ませており、オンラインで事前購入をする個人客も増加傾向にある。したがって、実際に窓口で実名制による入場券購入をする人は、1日2,3万人にとどまると予想される。窓口の数が拡大されることで、長時間並ばなければならないという問題は、ほぼ解決できる。

個人で行くのはちょっと手間がかかりそう。
今年は7月に台北故宮、9月に北京故宮に行きます。
またレポートしますのでお楽しみに!

posted by はまやん at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行

2015年05月19日

フランス絵画の贈り物−とっておいた名画@泉屋博古館分館

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東京・六本木一丁目にある泉屋博古館 分館では、2015年5月30日(土)より特別展 住友グループの企業文化力III「フランス絵画の贈り物−とっておいた名画」が開催 されます。
明治時代以来、実業の傍ら文化事業にも高い関心を示してきた住友家と住友グループ 各社が長きにわたり収集した絵画を紹介する第3回特別公開展です。
第3回目となる今展は、近代フランス絵画史上に名を残した画家たちをフィーチャー しました。 バルビゾン派のミレー、印象派のモネやマネをはじめ、新印象派のシニャック、 フォーヴィスムの巨匠ヴラマンクやエコール・ド・パリのシャガールなどおなじみ の画家たちの知られざる逸品約40点が特別公開されます。
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展覧会名:特別展 住友グループの企業文化力III 「フランス絵画の贈り物−とっておいた名画」 
会 期:2015年5月30日(土)〜8月2日(日)
 ※巡回:泉屋博古館(京都)2015年3月21日(土・祝)〜5月17日(日)
会 場:泉屋博古館分館     〒106-0032 東京都港区六本木1-5-1     Tel:03-5777-8600(ハロ−ダイヤル)
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(ただし、7月20日は開館、翌21日閉館) 入館料:一般 800円(640円)/高大生 500円(400円)
公式サイトURL http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/
posted by はまやん at 20:41| アート

2015年05月17日

「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」展

Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」展に行って来ました。

最大の見どころは、国内過去最大級となるボッティチェリ作品17点の来日です。
イタリア、フランス、アメリカから集まった17点のうち、14点が日本初公開となる。イタリア・ウフィツィ美術館所蔵の至宝とされる、横幅5メートルのフレスコ画「受胎告知」、代表作「ヴィーナスの誕生」から女神のみ取り出して描かれた「ヴィーナス」などの名作が揃います。

15世紀のフィレンツェでは、メディチ家などの銀行家が芸術家を支援しました。
金融で稼いだ金を芸術に注ぎ込み、パトロンとして文化を担います。フィレンツェが最も繁栄した時代に活躍したのがサンドロ・ボッティチェリ(1445〜1510年)。政治・経済の実権をにぎり権勢を誇ったメディチ家の援助を受け、多くの傑作を創作しました。代表作「プリマヴェーラ(春)」の画面を彩る草花は、メディチ家の別荘の庭園で写生したといわれています。

目玉作品となっているのは「受胎告知」。
キリスト教の新約聖書に書かれているエピソードを主題にした作品。画面左には純潔の象徴の白ユリを持つ大天使ガブリエルが舞い降り、画面右にはマリアがうつむいた穏やかな表情で描かれた。ボッティチェリの最盛期の作品で横幅が5メートルを超え圧巻。作品の周囲には神聖な空気が漂っているように感じられます。
ぼ4yjimage.jpgサンドロ・ボッティチェリ「受胎告知」1481年、フレスコフィレンツェ、ウフィツィ美術館

もともとはフィレンツェのサンタ・マリア・デッラ・スカラ施療院付属聖堂にあったフレスコ画で、20世紀初頭に壁からはがされ、ルネサンス絵画の宝庫として有名なウフィツィ美術館の所蔵となりました。この作品は銀行家による奉納画として制作されたという説が有力視されて、ガラスケースも何も無くむき出しのまま展示されているので、はじめ展示室で目にした時は作品ではなく、パネルか演出用の装飾かと思ってしまったほどです。

そのサイズたるや243×555cmもあります。実際に会場で観るともっともっと大きく感じます。

フラ・アンジェリコ 《聖母マリアの結婚》ぼ3yjimage.jpg
ボッティチェリ 《聖母子と二人の天使》
ぼ2yjimage.jpgHPより抜粋:ある日ナザレの村の大工ヨゼフの許嫁であったマリアのもとに、神から遣わされた大天使ガブリエルが舞い降り、神の子を宿ったことが告げられる。婚期が早かったこの時代の習慣から考えると、マリアはこのとき10代半ばくらいであったとも言われている。そして純潔の処女のまま身ごもったということを視覚的に表すのに使われたのが純白で大輪の百合であり、この花を捧げられた女性は、花にもまして美しい。なお、描かれているのはまさにマドンナ・リリーと呼ばれる種類で、高さは120pほどと存在感があり、地中海地方東部からイタリアなどに広まった。
聖母の持物として多くの画家によって繰り返し描かれた百合の花だが、イエスが生まれたのが12月25日とすると、受胎告知は3月ごろになるわけで、百合は咲いていない季節である。実際、聖書に記述があるわけでもなく、これは画家の想像力の賜物なのである。

門外不出の傑作とされるボッティチェリの「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」、あるいはメディチ家の人々の肖像が描き込まれたコジモ・ロッセッリの「東方三博士の礼拝」など、富豪らの依頼によって描かれた名画の数々。そうした作品に接していると、芸術とパトロンの重要性を考えさせられます。 イタリア政府の「門外不出リスト」に登録されている「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」は5月6日までの期間限定展示。1ぼyjimage.jpg所蔵元のピアチェンツァ市の協力で特別出品されました。

15世紀末、メディチ家が最盛時の当主だったロレンツォ・デ・メディチが亡くなりメディチ銀行は破綻。16世紀になると、20代半ばで死去した画家のマサッチオや、ルネサンス彫刻の創始者とされるドナテッロら多くの優れた芸術家を輩出したフィレンツェは、メディチ家とともに芸術の輝かしい表舞台から消え、ローマに地位を譲ってしまいます。
ボッティチェリの絵画の変遷と併せて、芸術とパトロンの関係についても考えさせられる展覧会です。

サンドロ・ボッティチェリ「キリストの降誕」1473-75年コロンビア美術館5ぼyjimage.jpg

「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」
会期:2015年3月21日(土・祝)〜6月28日(日)
※4月13日(月)と4月20日(月)のみ休館
開館時間:10:00〜19:00(入館は18:30まで)
※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム




posted by はまやん at 15:36| アート
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