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2015年05月17日

「華麗なる江戸の女性画家たち」実践女子学園香雪記念資料館

実践女子学園香雪記念資料館で6月21日(日)まで開催の実践女子学園創立120周年記念特別展「華麗なる江戸の女性画家たち」に行ってきました。じ1yjimage.jpg

2014年1月に実践女子学園中学校高等学校の体育館だった場所を利用して新設された大学・短期大学棟の一角に香雪記念資料館があります。
入口で氏名や入館時間等を記入し入館証をもらって入ります。この展覧会はは山種美術館・実践女子学園香雪記念資料館との連携企画です。

やはり、江戸の女性画家で名がすぐに挙げられるのが清原雪信でしょう。狩野探幽の四天王の一人久隅守景の娘であり探幽からみれば姪孫にあたる雪信は当時から人気のある画家でした。探幽の画風の一つ新大和絵を継承したのがいかにも女性画家らしく、「四季花鳥図屏風」は狩野派らしい墨線と優美な新大和絵の線が雪信のセンスと技量を如何なく発揮している作品です。今回は右隻が展示中。雪信の娘の晴信の作品「花鳥図屏風」も室町の大和絵風。出色の出来栄えです。

林丘寺宮光子(てるこ)内親王の「白衣観音図」も紹介されています。大きさに負けていない伸びやかな筆が印象的な作品です。

池野大雅の妻の徳山玉蘭の作品もいくつか。谷文晁の妻の林幹々(当時は夫婦別姓)の「雪景揚柳図」、妹の舜英など文人画での女性画家たちの作品もあります。谷文晁の妻も絵を描くなんて初めて知りました。
どの画家も独自のスタイルをもっていて一つの型にはまらない魅力があります。

桜だけを描く絵師達として、織田瑟々(しつしつ)が紹介されています。織田信長の子孫で東近江で活躍したそうです。

展覧会のパンフレットが図録並みに充実。帰りにアンケートに答えるとクリアファイルがいただけます。

実践女子学園創立120周年記念特別展
華麗なる江戸の女性画家たち
実践女子学園香雪記念資料館
開催期間 2015年4月18日(土)〜6月21日(日)
休館日 毎週月曜日
開館時間 10:00〜17:00
観覧料 無料
posted by はまやん at 15:20| アート

2015年05月10日

京博 平成知新館の名品ギャラリー

京都に行ったついでに、平成知新館の名品ギャラリーに寄ってきました。

いくつかお気に入りの作品をあげてみます。
中国絵画は「明清の山水画」
臨郭熙山水図 高岑筆 郭熙を手本とした金陵八家の画家です。金床型の主山が迫力。
楼閣山水図屏風 袁江筆 中唐の宰相の別荘でくつろいでいる様子を描いたもの。 8曲1隻 巨大な作品です。
鳥花山水図 陳箴筆  中央に烏、鷲、雉などの鳥の動きが見事。作者は蘇州の人で、四季山水図うち冬景だそうです

近世絵画 は「狩野永徳と長谷川等伯」
若き日は細密描写を得意とし、やがてダイナミックな画風へと移行した永徳。 その花鳥図押絵貼屏風 6曲1双が展示されていました。近年発見された20歳前後の作品とか。一番右は桃鳩図の写し(向きは逆)鶉、雀などの鳥の動きも見事です。

染織は「婚礼の衣裳」萌葱地百鳥文様打掛 紅地扇子文様間着は幸野 楳嶺下絵が良かった。

NHK Eテレ「趣味どきっ! お宝ごろごろ 国立博物館!」で平成知新館の特集があります。
【放送予定】
NHK Eテレ 5月19日(火) 9:30〜9:55
NHK Eテレ 5月26日(火) 11:30〜11:55 [再放送]

posted by はまやん at 09:19| アート

2015年05月04日

動物絵画の250年 @府中市美術館


府中市美術館で開催中の企画展 春の江戸絵画まつり「動物絵画の250年」展に行って来ました。
ふ5yjimage.jpg展覧会の構成は以下の通りです。
序:動物という存在
1:想像を具現する
 縁起物の素晴らしい世界
 見たことのない動物
 空想
2:動物の姿や動きと、「絵」の面白さ
 迫真描写の斬新さと、その思わぬ展開
 姿や動きから生まれる「形」
3:心と動物
 動物が醸し出す抒情とおかしみ
 人と動物の境界線
 人と同じ命
 子犬に惜しみなく愛を注ぐ

最初は森徹山の「群鳥図」。ふ3yjimage.jpg全部で1372羽の鳥が描かれているとか。
次いでは狩野元信印の「鷲猿図」、泉斐の「鮎図」そして四枚目は谷文晁の「駱駝図」と四枚が並んだオープニングは圧巻でした。

・狩野山雪「竜虎図」佐賀県立博物館 山楽に比べると虎の迫力に欠けるかな?
・片山楊谷「竹虎図屏風」個人蔵
左隻の虎の敵意を込めた視線は、右隻の2頭の虎に向かっている。一本一本の毛が長く勢いのある線で描かれ、ちくちくしそうな針のような毛です。
左隻の虎の尾は高く伸びて、一旦画面から消え、竹の反対側に先端が覗いています。
楊谷は長崎生まれで、中国・清代の描法を取り入れた濃密で奇抜な作品を描いている画家。若冲・蕭白・蘆雪と同時代の画家であり、「奇想の画家」の一人であるともいえますね。
・円山応挙「虎図」相変わらずりりしくも可愛い虎です。
・倉屠竜「水呑虎図」
・土方稲嶺「猛虎図」今回のポスターになっています。鳥取藩の御用絵師。優れた写実表現と清新な色彩感覚を併せ持つ作風で知られている。門下には黒田稲皐らがおり、因幡画壇の祖と称されているそうです。
・黒田稲皐「群鯉図」鳥取県立博物館: 鳥取藩の御用絵師。鷹を飼い、池に鯉を放って写生をしていたととか。
 特に鯉の絵を得意としたそうです。
・円山応挙「百兎図」。
ふ4yjimage.jpg
ほかに「群鶴図」初期の作品ですが鶴の神々しさが印象的。「粟鶉図」も良かった。
・細川斉茲「月雁図」熊本藩の殿様。大きな月の明るさが美しい。月を切り取るような雁の描き方も見事。ふ6yjimage.jpg

・狩野章信「仏涅槃図」さまざまな動物が細密に描かれています。皆さんじっくりしゃがんで見ていました。
・森狙仙「群猿図屏風」猿の動きをよく観察しています。
後半の犬は可愛いですね。
・円山応挙「時雨狗子図」ふ2yjimage.jpg
・ 長沢蘆雪「紅葉狗子図」雀が1羽アクセント。

図録は売り切れだそうです。個人蔵の作品も多く、とても企画者の努力がわかる素晴らしい展覧会でした。
5月6日までです。ぜひお見逃しなく!


posted by はまやん at 15:53| アート
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