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2018年10月05日

サウジアラビアRC、データ分析

東京競馬場で行われるサウジアラビアRC。JRAのデータ分析も見ながら有力馬をピックアップしていきたいと思います。※枠順やオッズなどレース当日に発表されるのデータがある場合、発表前なので割愛します。

参照・JRA サウジアラビアRC、データ分析
http://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2018/1006_1/index.html

前走の内容に注目

対象とした10レースの出走馬の前走の着順別成績を調べると、前走で「3着以下」だった馬は優勝例がなく、3着内率も12.5%にとどまっている。前走で連対していなかった馬は評価を下げるべきだろう。

また、対象とした10レースの連対馬20頭中、2009年1着のトーセンファントムを除く19頭は、前走が“JRAのレース”、かつそのレースでの上がり3ハロンタイム(推定)順位が「3位以内」だった。前走の内容を比較する際は、着順だけでなく、上がり3ハロンタイムにも注目した方がよさそうだ。

前走上がり3F3位以内の連対馬を選びます。

該当馬
シャドウエンペラー
アマーティ
ドラウプニル
グランアレグリア
ドゴール
サムシングジャスト
セグレドスペリオル

前走の出走頭数がポイント

対象とした10レースについて出走馬の前走の出走頭数別に成績をまとめると、前走の出走頭数が「今回と同じか今回より多い頭数」だった馬が3着内率36.1%と比較的優秀な成績を収めている。2017年も出走馬の中で唯一これに該当したカーボナードが3着に好走している。前走と出走頭数が変わらなかった馬と、今回より前走の方が出走頭数が多かった馬は高く評価したい。

このデータは全馬該当しているので割愛します。

重賞を除く芝マイル以上のレースで大崩れのない馬が中心

対象とした10レースの3着以内馬30頭中25頭は、“JRAの重賞を除く芝1600メートル以上のレース”における連対率が「100%」だった。一方、「100%未満、出走なし」だった馬は優勝例がなく、3着内率も7.2%にとどまっている。芝1600メートル以上のレースに出走したことがない馬はもちろん、重賞を除く芝1600メートル以上のレースで3着以下に敗れた経験がある馬も過信禁物と見るべきだろう。

該当馬
シャドウエンペラー2
アマーティ2
ドラウプニル2
グランアレグリア2
サムシングジャスト2
セグレドスペリオル2
トーラスジェミニ

近年は左回りのレースに実績のある馬が優勢

対象としたレースのうち、2012年以降の6レースにおける3着以内馬18頭中、2017年の優勝馬ダノンプレミアムを除く17頭は、“JRAの左回りのレース”において連対経験のある馬だった。該当馬は3着内率が43.6%に達している。近年の傾向を重視するならば、左回りのレースでの実績もチェックしておきたいところだ。

該当馬
アマーティ3
ドラウプニル3
グランアレグリア3
ドゴール2
サムシングジャスト3
セグレドスペリオル3
トーラスジェミニ2

データが少ないので、昨年のデータを参考にさらにしぼっていきます。

・1〜5人気までの馬
※前日オッズ参照

該当馬
1人気 グランアレグリア4
2人気 シャドウエンペラー3
3人気 ドラウプニル4
4人気 サムシングジャスト4
5人気 ドゴール3

・前走1着で0.1秒以上差 該当馬

該当馬
アマーティ4
グランアレグリア5
ドゴール4
サムシングジャスト5
セグレドスペリオル4

・7月上旬までにデビュー

該当馬
グランアレグリア6
トーラスジェミニ3

以上をふまえてピックアップした有力馬はこちら

グランアレグリア

グランアレグリアは今回と同条件の東京マイルの新馬戦で快勝。スローペースの中好位3番手から抜け出し2着馬に2馬身差をつけ1着。上がりも33.5秒と最速と完璧です。今回も8頭立ての少頭数でスローペースの瞬発力勝負が濃厚ですし、馬券内はまず堅いと思われます。

2018年09月30日

スプリンターズSはファインニードルがスプリントG1春秋連覇達成

1着ファインニードル 1:08.3
2着ラブカンプー クビ
3着ラインスピリット 1/2

それでは今回予想した馬の結果です。

◎ナックビーナス7着
〇ムーンクエイク13着
ファインニードル1着
△キャンベルジュニア8着

◎ナックビーナスは好スタートから外目の3番手を追走。直線2番手を追走したラブカンプーと抜け出しましたが、坂下で失速し7着。中山巧者で持ち時計の無い同馬にとっては渋馬場は絶好の舞台だと思いましたが、前半3F33.0秒と稍重にしてはペースが速かったのかと思います。

前走のキーンランドCで逃げ切っていたことで、行きっぷりが良すぎたため道中脚がためれなかったことが敗因かもしれません。

〇ムーンクエイクは前にいけず後方からの競馬。2戦連続スプリント戦に出走しましたが、距離があっていない印象があります。重賞勝ちのある1400mかマイル戦でもう一度見直したい馬です。

▲ファインニードルは中団外目を追走し、直線は外から一気に先行勢を捕らえ、ゴール前で粘るラブカンプーをクビ差交わして優勝。前走セントウルSは休み明けで7分の出来で圧勝しており、ここでも力は違いました。前年着外だった馬でもあり、私が提唱している「リピーター前年馬券外馬の巻き返し」に合致していたので、素直に本命にすべきでした。

△キャンベルジュニアは中山巧者として注目しましたが、やはり渋馬場を気にして力を発揮できませんでした。ムーンクエイクとは対照的にこちらは前走キーンランドC4着と、初のスプリント戦でも善戦していたので、今後もスプリント戦でも注目していきたいです。

スプリンターズS◎ナックビーナス

ナックビーナス
ムーンクエイク
ファインニードル
キャンベルジュニア

◎ナックビーナスは前走キーンランドCで重賞初制覇。オープン入りしてから1月のカーバンクルS(OP)の1勝のみと善戦はするもののなかなか勝ちきれないレースが続いていましたが、モレイラ騎手が騎乗した途端にアッサリと勝利を物にしました。そのモレイラ騎手は継続騎乗でG1参戦とこれ以上無い心強いパートナーを向かえ一気のG1制覇も夢ではありません。

馬自身も着実に力をつけており、昨年着外だった高松宮記念も3着と好走。中山コースも2年連続オーシャンS2着をはじめ前記カーバンクルS勝ちもあり問題ありません。逃げ馬は数頭いますが控えることも出来ますし、弱点も少なく本命としました。

〇ムーンクエイクは前走が初めてのスプリント戦。出遅れが響き9着と敗退しましたが上がりは最速と決め手のあるところを見せました。渋馬場が予想されますが、この馬自身も渋い馬場で結果を出しているので問題なし。鞍上ルメール騎手は自在に動いていく騎手なので、出負けせず先行馬を射程圏に入れる位置にいればチャンスはありそうです。

▲ファインニードルは昨年セントウルSを勝って挑みましたが、12着と敗退。その後シルクロードS、高松宮記念を連勝しG1馬となりました。海外遠征をはさみ前走セントウルSを連覇。斤量58kgや本番を見据えた馬体で圧勝したことで改めて実力を知らしめました。

昨年の敗戦で中山コースに不安を持つ方もいると思いますが、同コース同距離で勝ち星を上げており問題はありません。先行前残りの馬場なので、いかに4コーナーで先行馬を射程圏に入れるポジションにいるかが課題となります。

△キャンベルジュニアはこれまではマイル前後の距離で活躍していましたが、前走初のスプリント戦となったキーンランドCで4着。前残りの中中団からしぶとく伸びてきており、二度目のスプリント戦ですが修正の利く走りを見せていたので注目です。

中山コースはダービー卿CT2着など実績があるので不気味です。
posted by bababaken at 14:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 予想

2018年09月29日

シリウスSは3歳オメガパフュームが重賞初制覇

1着オメガパフューム 2:01.5
2着ウェスタールンド クビ
3着サンライズソア 1.3/4

それでは今回予想した馬の結果です。

◎ミキノトランペット8着
〇グレイトパール11着
サンライズソア3着
△クインズサターン9着

◎ミキノトランペットはスタートで後手に回り中団からの競馬。先行して結果を出していた馬なので、今回は展開が向きませんでした。オープン馬相手に揉まれてくれば好走してくるかもしれません。

〇グレイトパールは後方からいつものようにまくってきましたが、その後失速し11着。連勝が止まった前走から一転連敗となりましたが、今回は大幅場体重減もあったので、次走以降は馬体重に注目したいです。

▲サンライズソアは前走同様早目からの競馬でしたが、上位馬の決め手に屈しました。それでもトップハンデを背負っての3着は立派。別定戦ならば上位2頭とは逆転できそうです。

△クインズサターンは後方からの競馬でしたが、馬場悪化で前も止まらず先行馬を捕らえることは出来ませんでした。

古馬重賞はリピーター、スプリンターズSは?

中山競馬場で行われるスプリンターズS。過去10年からリピーター馬がいるか調べてみます。

2016年 1着レッドファルクス(2017年1着連覇)
2015年 1着ストレイトガール(2014年2着)
2012年 1着ロードカナロア(2013年1着連覇)
2011年 1着カレンチャン(2012年2着)
2010年 2着キンシャサノキセキ(2008年2着)
2009年 2着ビービーガルダン(2008年3着)

6頭が該当。過去にもサクラバクシンオーが連覇、デュランダルが3年連続連対、アグネスワールド、ビコーペガサス、ヤマニンゼファーも2年連続2着とG1の中でもリピート率が高そうです。

それでは前年など過去年に着外で馬券にからんでいた馬を調べます。

2017年 2着レッツゴードンキ(2016年9着)
2016年 2着ミッキーアイル(2015年4着)
2015年 2着サクラゴスペル(2013年11着)
2010年 2着キンシャサノキセキ(2009年12着※2008年2着)
2009年 3着カノヤザクラ(2008年7着)

一方前年馬券に絡んでいて翌年以降馬券外だった馬も調べます。

2015年 2着サクラゴスペル(2016年16着)
2014年 3着レッドオーヴァル(2015年7着)
2013年 2着ハクサンムーン(2014年13着、2015年12着)
3着マヤノリュウジン(2014年8着)
2012年 3着ドリームバレンチノ(2013年6着)
2011年 2着パドトロワ(2012年8着、2015年6着)
3着エーシンヴァーゴウ(2012年7着)
2010年 3着サンカルロ(2011年7着、2012年6着、2013年8着、2014年10着)
2009年 1着ローレルゲレイロ(2010年14着)
2着ビービーガルダン(2010年10着※2008年3着)
2008年 2着キンシャサノキセキ(2009年12着※2010年2着)

それでは今年の登録馬で過去馬券に絡んだ馬、着外だった馬がいるのかを調べます。

前年など過去年に着外の馬
スノードラゴン
ファインニードル
セイウンコウセイ
ティーハーフ

前年など過去年に馬券内の馬
ワンスインナムーン
スノードラゴン
レッツゴードンキ
レッドファルクス

過去年に着外の馬の馬で注目はファインニードル、セイウンコウセイの2頭。

ファインニードルは昨年セントウルSを勝って挑みましたが、12着と敗退。その後シルクロードS、高松宮記念を連勝しG1馬となりました。海外遠征をはさみ前走セントウルSを連覇。斤量58kgや本番を見据えた馬体で圧勝したことで改めて実力を知らしめました。

昨年の敗戦で中山コースに不安を持つ方もいると思いますが、同コース同距離で勝ち星を上げており問題はありません。先行前残りの馬場なので、いかに4コーナーで先行馬を射程圏に入れるポジションにいるかが課題となります。

セイウンコウセイは昨年は人気を背負いながら11着と大敗。やはり高速馬場では分が悪かったと思います。昨年同様函館スプリントから参戦で、前年は4着でしたが今年は1着と勝って本番に向かいます。

先週までの高速馬場では厳しいと思いましたが、前日から雨が降り時計がかかることは、前年稍重で高松宮記念を制した同馬にとっては恵みの雨となりそうです。

3連覇のかかるレッドファルクスですが、今年は阪急杯3着以外は馬券外と低調。今年は主戦デムーロ騎手が騎乗停止で騎乗できずに戸崎騎手へ乗り替わり。なおかつ前残りの馬場で同馬の差し脚が生きる展開になる可能性も低いです。

レッツゴードンキは3連続スプリントG1で2着と堅実。桜花賞馬でありますが、古馬になるにつれてスプリンターとして完成してきました。ただ傾向ではあくまで前年より着順を下げますし、脚質的に今回の馬場では厳しい戦いとなりそうなので、個人的には軽視してみるつもりです。

ワンスインナムーンは昨年の3着馬。前走朱鷺Sも逃げ切り単騎逃げならば昨年同様不気味ですが、今年は強力な先行馬も揃いペース次第では失速の可能性もあります。個人的には同馬ではなく、新興勢力の先行馬に注目したいです。

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以前競馬サイトで働いていて、今は本とかCDとか個人で売っています。 競馬歴は20年以上。血統より馬券派(単複馬券)。 画像は競馬のブログなので、上田馬之助さんのイラストを描きました(全然関係ないかなw)。 ちなみに以前週刊プロレスにイラストを投稿してました。
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