2018年12月22日
有馬記念、データ分析
おかげさまで最近本業副業共に多忙となり、本ブログの更新が疎かになり、ご覧頂いております皆様には大変ご迷惑をおかけてております。最後の有馬記念くらいはしっかりとデータ分析と、古馬重賞リピーターの回を更新してまいりますので、是非ご覧ください。
中山競馬場で行われる有馬記念。JRAのデータ分析も見ながら有力馬をピックアップしていきたいと思います。※枠順やオッズなどレース当日に発表されるのデータがある場合、発表前なので割愛します。
参照・JRA 有馬記念、データ分析
http://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2018/1223_1/index.html
右回りのGT・JpnTで好走経験のある馬が中心
過去10年の3着以内馬延べ30頭中26頭は“前年以降のJRAの右回りコースでのGT・JpnT”において3着以内に入った経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率5.3%と苦戦している。前年以降に中山、京都、阪神競馬場で行われたGTで好走した経験のある馬を高く評価した方がよさそうだ。
該当馬
クリンチャー
モズカッチャン
サトノダイヤモンド
ミッキーロケット
キセキ
シュヴァルグラン
前走の“格”に注目
過去10年の前走の条件別成績を調べると、前走が「GT・JpnT以外」だった馬は3着内率8.3%と苦戦している。臨戦過程を比較する際は、前走が国内外のビッグレースだった馬を重視すべきだろう。
なお、前走が「GT・JpnT以外」だったにもかかわらず3着以内に入った4頭は、いずれも前走の距離が2500メートル以下、そのレースの上がり3ハロンタイム順位(推定)が2位以内だった。前走が国内外のビッグレースではなかった馬のうち、そのレースが今回より長い距離のレースだった馬や、“末脚”が目立っていなかった馬は評価を下げたい。
該当馬
クリンチャー2※前走凱旋門賞
モズカッチャン2
マカヒキ
サトノダイヤモンド2
サウンズオブアース
ブラストワンピース
ミッキースワロー
ミッキーロケット2
レイデオロ
スマートレイアー
キセキ2
シュヴァルグラン2
サクラアンプルール
6歳以上の馬は割り引き
過去10年の年齢別成績を調べると、「6歳以上」の馬は優勝例がなく、3着内率も8.3%にとどまっている。なお、「6歳以上」の馬で3着以内に入ったのは2009年3着のエアシェイディ(8歳)が最後である。比較的年齢の高い馬は苦戦する可能性が高いようだ。
ここでは5歳までの馬を選びます。
該当馬
クリンチャー3
モズカッチャン3
マカヒキ2
サトノダイヤモンド3
ブラストワンピース2
リッジマン
ミッキースワロー2
ミッキーロケット3
レイデオロ2
キセキ3
枠順も重要なポイント
過去9年の枠番別成績を調べると、「8枠」の馬は全て4着以下に敗れている。2008年こそ「8枠」の馬が1、2着を占めたものの、極端な外枠に入った馬は過信禁物と見るべきだろう。
なお、“同年6月以降のJRAGT”において優勝経験がなかった馬に限ると、「8枠」だけでなく「7枠」の馬も全て4着以下に敗れている。さらに「6枠」の馬も連対例がなく、3着内率が7.7%にとどまっている。同年の6月以降の以降のビッグレースを勝っていない馬は、「6枠」や「7枠」に入った場合も評価を下げたい。
該当馬
オジュウチョウサン
クリンチャー4
モズカッチャン4
マカヒキ3
サトノダイヤモンド4
サウンズオブアース2
ブラストワンピース3
リッジマン2
ミッキースワロー3
ミッキーロケット4
レイデオロ3
近年は馬体重の軽い馬が不振
過去5年の3着以内馬延べ15頭中13頭は、前走が“国内のレース”、かつそのレースでの馬体重が「470キログラム以上」だった。ちなみに、前走が“外国のレース”だった馬のうち、2013年1着のオルフェーヴルは当レースでの馬体重が466キログラムだったものの、2014年3着のゴールドシップは510キログラムだった。近年の傾向を見る限りだと、470キログラム未満の馬は苦戦する可能性が高いようだ。
該当馬
オジュウチョウサン2
クリンチャー5※前走海外のため調教後の馬体重を参照
モズカッチャン5
マカヒキ4
サトノダイヤモンド5
サウンズオブアース3
ブラストワンピース4
ミッキースワロー4
ミッキーロケット5
レイデオロ4
スマートレイアー2
キセキ4
前走の出走頭数や着順も明暗を分ける要因となりそう
過去10年の優勝馬10頭は、いずれも前走の出走頭数が17頭以上だった。臨戦過程を比較する際は、前走が多頭数のレースだった馬に注目すべきだろう。また、この10頭は前走の着順が6着以内だった点も共通している。大敗直後の馬は評価を下げたい。なお、上記でで示した通り、“前年以降のJRAの右回りのGT・JpnT”で3着以内に入った経験があった点、年齢が5歳以下だった点も共通している。
該当馬
クリンチャー6
モズカッチャン6
ブラストワンピース5
スマートレイアー3
以上をふまえてピックアップした有力馬はこちら
クリンチャー
モズカッチャン
クリンチャーは凱旋門賞以来の競馬。前哨戦のフォワ賞と共に結果を出せませんでしたが、国内では菊花賞2着から京都記念1着、阪神大賞典、天皇賞・春3着と堅実に走っていました。キセキの2着はありますが、今回はキセキが速いペースで逃げる展開となるので、同馬としては先行してスタミナ勝負に持ち込める絶好のチャンスかとは思います。
ただ鞍上の福永騎手は主導権を握る逃げ馬を深追いするイメージがなく取り逃すか共に粘り込むかが読めません。データも海外のものを含めて該当していったものなので、今回は中心視はせず押さえ程度で考えています。
モズカッチャンは昨年エリザベス女王杯を制してから勝ち星には恵まれず善戦止まりではありますが、2走前の札幌記念は牡馬相手に剛脚で迫り僅差3着。前走のエリザベス女王杯は前哨戦を使えなかったことで3着でした。叩き良化型の今回は絶好の走り時で、鞍上も引き続きMデムーロ騎手と魅力的です。
牡馬相手のG1ということで苦戦をささやかれていますが、昨年もエリザベス女王杯覇者クイーンズリンクが2着と好走。先日の香港国際競走でも同馬と遜色のない活躍をしていたディアドラ、リスグラシューが2着と好走。香港マイル2着ヴィブロスも含め今のG1級の牝馬はレベルが高いと思われるので、今回は同馬に注目してみたいと思います。
中山競馬場で行われる有馬記念。JRAのデータ分析も見ながら有力馬をピックアップしていきたいと思います。※枠順やオッズなどレース当日に発表されるのデータがある場合、発表前なので割愛します。
参照・JRA 有馬記念、データ分析
http://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2018/1223_1/index.html
右回りのGT・JpnTで好走経験のある馬が中心
過去10年の3着以内馬延べ30頭中26頭は“前年以降のJRAの右回りコースでのGT・JpnT”において3着以内に入った経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率5.3%と苦戦している。前年以降に中山、京都、阪神競馬場で行われたGTで好走した経験のある馬を高く評価した方がよさそうだ。
該当馬
クリンチャー
モズカッチャン
サトノダイヤモンド
ミッキーロケット
キセキ
シュヴァルグラン
前走の“格”に注目
過去10年の前走の条件別成績を調べると、前走が「GT・JpnT以外」だった馬は3着内率8.3%と苦戦している。臨戦過程を比較する際は、前走が国内外のビッグレースだった馬を重視すべきだろう。
なお、前走が「GT・JpnT以外」だったにもかかわらず3着以内に入った4頭は、いずれも前走の距離が2500メートル以下、そのレースの上がり3ハロンタイム順位(推定)が2位以内だった。前走が国内外のビッグレースではなかった馬のうち、そのレースが今回より長い距離のレースだった馬や、“末脚”が目立っていなかった馬は評価を下げたい。
該当馬
クリンチャー2※前走凱旋門賞
モズカッチャン2
マカヒキ
サトノダイヤモンド2
サウンズオブアース
ブラストワンピース
ミッキースワロー
ミッキーロケット2
レイデオロ
スマートレイアー
キセキ2
シュヴァルグラン2
サクラアンプルール
6歳以上の馬は割り引き
過去10年の年齢別成績を調べると、「6歳以上」の馬は優勝例がなく、3着内率も8.3%にとどまっている。なお、「6歳以上」の馬で3着以内に入ったのは2009年3着のエアシェイディ(8歳)が最後である。比較的年齢の高い馬は苦戦する可能性が高いようだ。
ここでは5歳までの馬を選びます。
該当馬
クリンチャー3
モズカッチャン3
マカヒキ2
サトノダイヤモンド3
ブラストワンピース2
リッジマン
ミッキースワロー2
ミッキーロケット3
レイデオロ2
キセキ3
枠順も重要なポイント
過去9年の枠番別成績を調べると、「8枠」の馬は全て4着以下に敗れている。2008年こそ「8枠」の馬が1、2着を占めたものの、極端な外枠に入った馬は過信禁物と見るべきだろう。
なお、“同年6月以降のJRAGT”において優勝経験がなかった馬に限ると、「8枠」だけでなく「7枠」の馬も全て4着以下に敗れている。さらに「6枠」の馬も連対例がなく、3着内率が7.7%にとどまっている。同年の6月以降の以降のビッグレースを勝っていない馬は、「6枠」や「7枠」に入った場合も評価を下げたい。
該当馬
オジュウチョウサン
クリンチャー4
モズカッチャン4
マカヒキ3
サトノダイヤモンド4
サウンズオブアース2
ブラストワンピース3
リッジマン2
ミッキースワロー3
ミッキーロケット4
レイデオロ3
近年は馬体重の軽い馬が不振
過去5年の3着以内馬延べ15頭中13頭は、前走が“国内のレース”、かつそのレースでの馬体重が「470キログラム以上」だった。ちなみに、前走が“外国のレース”だった馬のうち、2013年1着のオルフェーヴルは当レースでの馬体重が466キログラムだったものの、2014年3着のゴールドシップは510キログラムだった。近年の傾向を見る限りだと、470キログラム未満の馬は苦戦する可能性が高いようだ。
該当馬
オジュウチョウサン2
クリンチャー5※前走海外のため調教後の馬体重を参照
モズカッチャン5
マカヒキ4
サトノダイヤモンド5
サウンズオブアース3
ブラストワンピース4
ミッキースワロー4
ミッキーロケット5
レイデオロ4
スマートレイアー2
キセキ4
前走の出走頭数や着順も明暗を分ける要因となりそう
過去10年の優勝馬10頭は、いずれも前走の出走頭数が17頭以上だった。臨戦過程を比較する際は、前走が多頭数のレースだった馬に注目すべきだろう。また、この10頭は前走の着順が6着以内だった点も共通している。大敗直後の馬は評価を下げたい。なお、上記でで示した通り、“前年以降のJRAの右回りのGT・JpnT”で3着以内に入った経験があった点、年齢が5歳以下だった点も共通している。
該当馬
クリンチャー6
モズカッチャン6
ブラストワンピース5
スマートレイアー3
以上をふまえてピックアップした有力馬はこちら
クリンチャー
モズカッチャン
クリンチャーは凱旋門賞以来の競馬。前哨戦のフォワ賞と共に結果を出せませんでしたが、国内では菊花賞2着から京都記念1着、阪神大賞典、天皇賞・春3着と堅実に走っていました。キセキの2着はありますが、今回はキセキが速いペースで逃げる展開となるので、同馬としては先行してスタミナ勝負に持ち込める絶好のチャンスかとは思います。
ただ鞍上の福永騎手は主導権を握る逃げ馬を深追いするイメージがなく取り逃すか共に粘り込むかが読めません。データも海外のものを含めて該当していったものなので、今回は中心視はせず押さえ程度で考えています。
モズカッチャンは昨年エリザベス女王杯を制してから勝ち星には恵まれず善戦止まりではありますが、2走前の札幌記念は牡馬相手に剛脚で迫り僅差3着。前走のエリザベス女王杯は前哨戦を使えなかったことで3着でした。叩き良化型の今回は絶好の走り時で、鞍上も引き続きMデムーロ騎手と魅力的です。
牡馬相手のG1ということで苦戦をささやかれていますが、昨年もエリザベス女王杯覇者クイーンズリンクが2着と好走。先日の香港国際競走でも同馬と遜色のない活躍をしていたディアドラ、リスグラシューが2着と好走。香港マイル2着ヴィブロスも含め今のG1級の牝馬はレベルが高いと思われるので、今回は同馬に注目してみたいと思います。
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