新宿。「はやしや」。
東口。靖国通りに面する新宿サンパークビルの5階。
「ケチャップライスにトンカツの玉子とじをのせてデミグラスソースをかけた」三平ライスが45年の時を経て復刻メニューで出ている。
昔、椎名町にあった「モミ」の「モミライス」に似ている。
探せば、似たものはところどころにある。地方により名称が違ったりする。福井のボルガライスとか根室のエスカロップとか。「モミ」だと「洋風かつ丼」という説明だった。
それを食べに行く。
店内は広い。メニューはかなり多い。何でもある地方のレストランのようでもある。窓の外には靖国通りと歌舞伎町が見えるここは新宿だが。
サーモンムニエルとハンバーグとポークソテーと海老フライとハヤシorカレーとライスとスープの「昭和のプレート」にもかなり心が動くが、ここは初志貫徹する。
みそ汁かスープが選べる。スープにする。ドリンクはセルフで一杯無料。アイスコーヒーを入れてくる。
アイスコーヒー。
ドリンクがつくのは良心的。
「三平ライス」。1,000円。
左側のサラダとのバランスで全体図だと三平ライス自体が小さくも見えるが、実物はけっこう十分な量。
カツは厚くもなく薄くもなく。
ケチャップライスは、米以外の食材の入っていない純粋なケチャップライス。チキンライスではない。
それにトンカツの玉子とじがのる。
うん。イメージしていた通りのものだ。
こういうものを食べにきたので、十分満足する。
逆に、こういうものを食べた事がなくイメージができずに食べた人は今一に感じるかもしれない。
ケチャップライスと玉子なので、基本構造はオムライス。それにカツの加わったもの。
なので、オムライスとカツのクオリティが上がれば、それだけ全体のクオリティが上がる伸びしろの多い料理。
構造としてはカツカレーにも通じる。
誰かがカツもカレーも別々だといいのだがカツカレーはマイナスになると言っていた。反対意見も多かったが、一理ある。何を食べたかによって意見は違うと思う。実際、カツやカレーの一流の店は時々あるが、カツカレーの一流の店は少ない。
話を戻すとオムライスとカツの一流の店は時々あるが、カツを加えたオムライスの一流の店は思い浮かばない。
三平ライスはそういうもの。
B級グルメの一言で済ますにはもったいないポテンシャルの料理。
食べログで3.49。店のポテンシャルは高い。三平ライスは人の好みが分かれると思う。数字でいえば3.2。店としてはもっと上。満足度は数字以上。個人的には十分満足した。ごちそうさまでした。
価格:5,400円 |
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