池袋。北海道らーめん ひむろ 池袋店。
東口。「サンシャイン中央通り」という名のみずほ銀行の裏の道を玉川やゴーゴーカレーの少し先、パンチョの手前を「左に曲がったところ」。
いろいろなラーメン屋が長続きしない場所。なぜどの店も長く続かないのかは店の実力以前に「地の利の悪さ」という要因がある。
池袋駅には非常に近いのだが「人の動線に合っていない」。
JRの北口の改札を出て右側にISPという地下街がある。このISPから地上に出る33番という出口にはエスカレーターがある。
西口や北口から東口のサンシャイン方面に抜ける場合(つまり北寄りの西口から東口に移動する場合)、あるいはJRの北口の改札から出たり、いけふくろうで待ち合わせた後にサンシャイン方面に出る場合もそうなのだが、このISPを抜けて33番の出口から出るのが最短で、地上の明治通りの信号もパスできるし、エスカレーターもあるので合理的だ。
そして33番の出口から出ると、目の前にすぐあるのが「サンシャイン中央通り」だ。この「サンシャイン中央通り」をそのまま抜けるのもサンシャイン方面へのショートカットになっている。
そのため、この「サンシャイン中央通り」には一定の通行量がある。
ただし、この道を利用する人は、主に「サンシャイン方面に向かっている人」だ。
サンシャイン方面に抜ける人はもちろんそちらに行くわけで、ここでふらっと左に曲がったりはしない。サンシャインは右前方だ。目的地から遠ざかる。
人がぶらぶら歩くのは目的地に着いてからだ。
ここは、寄り道をするには駅に近すぎる。
ゴーゴーカレーやパンチョのようによく知られた店に行く人はいるが、その分、それらの店に客が飲み込まれるという事にもなっている。
「サンシャイン中央通り」そのものに面しているのと、そこから左に曲がった場所ではだいぶ事情が変わる。
そんな場所に「ひむろ」ができた。いつからかできていたという印象だったが開店は2017年3月24日。あぁ。そんなにたっていたんだ。
実際行ってみると「ひむろ」の看板は「サンシャイン中央通り」から見える。
「北海道らーめん」というわかりやすいコンセプト。「北海道」というビッグワードには一定の吸引力がある。
店内には思ったより客が多い。ラヲタではない普通の人たち。店の人は元気がよく楽しそう。活気がある。
あれ? すでに根付いているのか?
メニューには「札幌味噌らーめん」「旭川醤油らーめん」「函館塩らーめん」「味噌オロチョン」「鉄火麺」などが並ぶ。「札幌」「旭川」「函館」という地名がつくと、グッとおいしそうに見える。
「オロチョン」って何だっけ? と思ったら「辛口の味噌ラーメン。オロチョン族やオロチョンの火祭りとは直接関係ない」との事。なるほど。「鉄火麺」はそれよりさらに辛いヤツだな。
ここは、オロチョンでいいなと決まる。
「味噌オロチョン」。880円。
大きめの丼。大量のモヤシの上に鮮度のいいネギ。少量のピーマンが嬉しい。チャーシューはコマ切れになっていた。
いい色のスープ。
細麺。おいしそう。
食べてみる。
それほど変わったものではなく、一口めは一般的な味噌ラーメンの印象。おいしい部類。こういうわかりやすい濃い味はいい。
少し進めると確かに辛味は普通より強い。これは味噌ラーメンというより確かに別のメニュー名がふさわしい。
辛くて困るという事はないが、けっこうしっかりした辛味。味噌味によくなじんでいて、おいしい辛味。
オロチョン、うまい。
特別なラーメンではないが、普通にうまい。そして、オロチョン、普通の味噌ラーメンではなく、オロチョンという枠だ。
量も多く、しっかり食べたという気がする。十分、満足する。
食べログで3.06か。個人的に3.3。十分おいしかった。
事前に思ったより既に繁盛しているのかな。それなら、いい事だ。
行列がなくて普通にうまいラーメン屋というのは実はそういう需要がある。
ひむろ、普段食べるのにいいラーメンだった。
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