2018年07月25日
子ども・赤ちゃんがかかりやすい病気について 〜胆道閉鎖症、胃腸炎〜
皆さんこんにちは。
当サイトを運営している桃の助です![](https://fanblogs.jp/_images_g/a3.png)
本日は、子どもと赤ちゃんがかかりやすい病気の「胆道閉鎖症」と「胃腸炎」について症状や注意点などをまとめたいと思います。
おなかの病気は赤ちゃんが感染すると重症化する事もあります。
うんちをよく観察して、異常があればすぐに受診しましょう。
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白っぽい便が特徴。早期治療が重要です。
生まれつき胆道がふさがっている、あるいは生まれてしばらくしてからふさがってしまったため、胆汁(たんじゅう)が十二指腸まで流れず、肝臓にたまってしまう病気です。
女の子は、男の子の約2倍の頻度で発症すると言われています。
新生児の生理的黄疸の時期を過ぎても黄疸が軽くならず、生後1カ月前後から緑がかった黄疸に変化していきます。
胆汁がうんちに排出されないためにウンチの色は薄く、クリーム色から白色になります。
赤ちゃんがいつもと違う色のうんち、気になる色のうんちをしたときは、母子健康手帳の便色カードを使用して、よく見比べてみましょう。
尿は濃い黄色から茶褐色に変化していきます。
症状が進んでいくと肝臓が腫れて腹水がたまり、お腹がふくれる事があります。
早期発見が重要で、発見が遅れると肝硬変に進行する事もあります。
超音波検査などで診断がついたら、生後60日以内に肝門部と小腸をつなぐ手術が必要です。
それでも黄疸が改善されなければ、肝臓移植手術が必要になります。
![](https://www21.a8.net/svt/bgt?aid=180613390828&wid=001&eno=01&mid=s00000018395001009000&mc=1)
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細菌やウイルスが原因の下痢や嘔吐がでる。
胃腸炎には、細菌性とウイルス性の2種類があります。
いずれも下痢や嘔吐などを繰り返し、発熱やけいれんを起こすこともあり、気をつけたい病気です。
細菌に汚染された食べ物を食べる事で起こる胃腸炎で、食後または数日後に腹痛とともに激しい嘔吐や下痢を繰り返します。
血便が出る事もあります。
下痢や嘔吐が激しく、ぐったりしている時は、急いで受診を。
細菌の種類によっては、抗菌薬が処方されます。
細菌を体外に出すために下痢止めを使わない事もあります。
<サルモネラ菌>
卵や卵の加工品、乳製品などについている細菌で、集団食中毒の原因の半数を占めます。
感染してから12〜24時間で激しい下痢や嘔吐、発熱などの症状が現れ、重症化すると、けいれんや意識障害などを引き起こすこともあります。
<カンピロバクター菌>
鶏、牛、豚、猫などのふんにいます。
感染して3〜10日で発症し、発熱や嘔吐、水様性の下痢の症状が出ます。
<病原性大腸菌>
人の腸の中にいる大腸菌の中で下痢などを起こす菌が病原性大腸菌です。
O−157に代表され、感染力が強く、人から人へも感染します。
感染後2〜7日で発症し、下痢、激しい腹痛、発熱、倦怠感のあと、大量の血便があります。
赤ちゃんの場合、急性腎不全や急性脳炎を起こして死亡する危険もあります。
<腸炎ビブリオ>
海水や海中の泥に潜み、夏になると集中的に発生します。
10〜24時間後に激しい腹痛と下痢が起こります。
下痢が続くため、脱水症状を起こすことがあります。
ほとんどは抗菌薬の投与などで2、3日で回復しますが、水様便が正常に戻るまでには2週間くらいかかります。
ウイルスが胃腸に感染して起こり、下痢、嘔吐、悪心、腹痛、発熱などの症状が出ます。
水様性の下痢や血便が出る事も。
特効薬はなく、吐き気を止める薬などで症状を和らげます。
脱水症状を起こさないよう、こまめに水分補給をして、自然に治るのを待ちます。
重症になると入院して点滴をします。
<アデノウイルス>
潜伏期間は7日間で、ウイルスの排せつは10〜14日間続きます。
嘔吐は約半数に認められますが、回数は少なく、2日間程度で治ります。
激しくはありませんが、下痢は長引く傾向にあり、白色またはクリーム色になります。
通年で発症し発熱が少なく、比較的軽症なのが特徴です。
<ノロウイルス>
一年を通じて発生しますが、とくに11〜2月に流行します。
1〜2日の潜伏期間のあと、下痢、嘔吐、発熱などの症状がみられます。
通常は発症から数日で回復します。
<ロタウイルス>
酸っぱいにおいのする白っぽい水様便がでます。
糞口感染で、潜伏期間は2〜4日間です。
根本的な治療薬はなく、水分補給をして回復を待ちます。
多くは1週間ほどで治りますが、発症中と回復の1週間は便にウイルスが排出されます。
感染力が強く、石鹸で手洗いやアルコール消毒だけでは、完全に感染を防ぐ事はできません。
予防のために、ロタウイルスワクチンを接種しましょう。
お腹の病気では下痢や嘔吐を繰り返して、脱水症になりやすくなります。
パパママは脱水症にならないように水分補給をこまめに行いましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
この他にも色々な記事を書いているので、読んで頂けると嬉しいです!![](https://fanblogs.jp/_images_g/a3.png)
この他の子ども、赤ちゃんの病気についてはこちらから↓↓↓
・子どもの病気
それではまた!
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当サイトを運営している桃の助です
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本日は、子どもと赤ちゃんがかかりやすい病気の「胆道閉鎖症」と「胃腸炎」について症状や注意点などをまとめたいと思います。
おなかの病気は赤ちゃんが感染すると重症化する事もあります。
うんちをよく観察して、異常があればすぐに受診しましょう。
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胆道閉鎖症(たんどうへいさしょう)
白っぽい便が特徴。早期治療が重要です。
生まれつき胆道がふさがっている、あるいは生まれてしばらくしてからふさがってしまったため、胆汁(たんじゅう)が十二指腸まで流れず、肝臓にたまってしまう病気です。
女の子は、男の子の約2倍の頻度で発症すると言われています。
新生児の生理的黄疸の時期を過ぎても黄疸が軽くならず、生後1カ月前後から緑がかった黄疸に変化していきます。
胆汁がうんちに排出されないためにウンチの色は薄く、クリーム色から白色になります。
赤ちゃんがいつもと違う色のうんち、気になる色のうんちをしたときは、母子健康手帳の便色カードを使用して、よく見比べてみましょう。
尿は濃い黄色から茶褐色に変化していきます。
症状が進んでいくと肝臓が腫れて腹水がたまり、お腹がふくれる事があります。
早期発見が重要で、発見が遅れると肝硬変に進行する事もあります。
超音波検査などで診断がついたら、生後60日以内に肝門部と小腸をつなぐ手術が必要です。
それでも黄疸が改善されなければ、肝臓移植手術が必要になります。
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胃腸炎(いちょうえん)
細菌やウイルスが原因の下痢や嘔吐がでる。
胃腸炎には、細菌性とウイルス性の2種類があります。
いずれも下痢や嘔吐などを繰り返し、発熱やけいれんを起こすこともあり、気をつけたい病気です。
細菌性胃腸炎
細菌に汚染された食べ物を食べる事で起こる胃腸炎で、食後または数日後に腹痛とともに激しい嘔吐や下痢を繰り返します。
血便が出る事もあります。
下痢や嘔吐が激しく、ぐったりしている時は、急いで受診を。
細菌の種類によっては、抗菌薬が処方されます。
細菌を体外に出すために下痢止めを使わない事もあります。
<サルモネラ菌>
卵や卵の加工品、乳製品などについている細菌で、集団食中毒の原因の半数を占めます。
感染してから12〜24時間で激しい下痢や嘔吐、発熱などの症状が現れ、重症化すると、けいれんや意識障害などを引き起こすこともあります。
<カンピロバクター菌>
鶏、牛、豚、猫などのふんにいます。
感染して3〜10日で発症し、発熱や嘔吐、水様性の下痢の症状が出ます。
<病原性大腸菌>
人の腸の中にいる大腸菌の中で下痢などを起こす菌が病原性大腸菌です。
O−157に代表され、感染力が強く、人から人へも感染します。
感染後2〜7日で発症し、下痢、激しい腹痛、発熱、倦怠感のあと、大量の血便があります。
赤ちゃんの場合、急性腎不全や急性脳炎を起こして死亡する危険もあります。
<腸炎ビブリオ>
海水や海中の泥に潜み、夏になると集中的に発生します。
10〜24時間後に激しい腹痛と下痢が起こります。
下痢が続くため、脱水症状を起こすことがあります。
ほとんどは抗菌薬の投与などで2、3日で回復しますが、水様便が正常に戻るまでには2週間くらいかかります。
ウイルス性胃腸炎(乳児嘔吐下痢症)
ウイルスが胃腸に感染して起こり、下痢、嘔吐、悪心、腹痛、発熱などの症状が出ます。
水様性の下痢や血便が出る事も。
特効薬はなく、吐き気を止める薬などで症状を和らげます。
脱水症状を起こさないよう、こまめに水分補給をして、自然に治るのを待ちます。
重症になると入院して点滴をします。
<アデノウイルス>
潜伏期間は7日間で、ウイルスの排せつは10〜14日間続きます。
嘔吐は約半数に認められますが、回数は少なく、2日間程度で治ります。
激しくはありませんが、下痢は長引く傾向にあり、白色またはクリーム色になります。
通年で発症し発熱が少なく、比較的軽症なのが特徴です。
<ノロウイルス>
一年を通じて発生しますが、とくに11〜2月に流行します。
1〜2日の潜伏期間のあと、下痢、嘔吐、発熱などの症状がみられます。
通常は発症から数日で回復します。
<ロタウイルス>
酸っぱいにおいのする白っぽい水様便がでます。
糞口感染で、潜伏期間は2〜4日間です。
根本的な治療薬はなく、水分補給をして回復を待ちます。
多くは1週間ほどで治りますが、発症中と回復の1週間は便にウイルスが排出されます。
感染力が強く、石鹸で手洗いやアルコール消毒だけでは、完全に感染を防ぐ事はできません。
予防のために、ロタウイルスワクチンを接種しましょう。
おわりに
お腹の病気では下痢や嘔吐を繰り返して、脱水症になりやすくなります。
パパママは脱水症にならないように水分補給をこまめに行いましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
この他にも色々な記事を書いているので、読んで頂けると嬉しいです!
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この他の子ども、赤ちゃんの病気についてはこちらから↓↓↓
・子どもの病気
それではまた!
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