2016年03月07日
モンスターペアレントに対する教師の心構え!保護者の対応をするヒントとは?
モンスターペアレントの増殖していっていることだけが社会問題化されていますが、
実は、教師の対応能力という点も問題があったりします。これは能力が低い!
といっているのではなくて、昔の教員と異なり、多様化している価値感に追いつけない
という現実もあるわけです。
学校の先生は、教職の課程で、自分の専攻の科目があります。その教科については
当然それなりの教育は受けてきています。しかし、苦情処理班のエキスパートではありません。
最近では、この2足のわらじを履かなくてはいけない状況が多く、対応に疲弊してしまう教員が
多いと言うことも事実です。
▽子どもが困っていると主張して、自分の正当性をアピールする親。
モンスターペアレントが、学校側に抗議をするときは、もちろん何か理由があります。
常識か非常識は別として、なにかオリジナルな言い分があるのです。
学校側の、初動での対応の仕方ひとつで、こじれないはなしがこじれてしまったり
と言うこともあるので、厄介です。
この人達は、まずとりあえず、話を聞いてあげることが必要なのです。
常識的なことか?非常識的なことか?を抜きにして、どういうロジックで、どうゆう要求が潜んでいるのかを
複数の教員が同席して察することができるようになる必要があります。
ちょっとおかしなクレームは、たいてい「親がこうして欲しい」という妄想とも言える理想の押しつけです。
実際に子どもがそれを望んでいるかは本当は分からないのです。
しかし、モンスターは、「うちの〇〇ちゃんが困っているんです」ということを大きくアピールします。
その矢を放って置いて、自分がこうして欲しいという要求を押しつけてくるのです。
「お子さんが本当にそう思っているのですか?」と聞いてもむだでしょう。
子どもも親の言いなりになっているケースが多いです。
これを初動で判断できず、曖昧な態度や発言をしてしまうと、そこを突っ込まれる材料とされて
結果的に対応の悪さをつつかれかねないという状況に陥ります。
その場で判断できるような内容のことは、校長と協議したり、教育委員会と協議したりと、
判断をおそれて先延ばしせず、毅然と「できないものはできない」ということを伝えないといけません。
こういうときに、「たぶん」「おそらく」などという推測的な弱い言葉は使うべきではありません。
後日協議して、回答する場合は、日時や場所、方法などを確認の上、迅速に回答できるように
することが良いでしょう。
あまり自信がないような態度や、全く聞く耳を持たないような態度は逆効果になるので、
とりあえず、馬鹿なこといっていると思っても、聞くことが大切です。
そして、出来る事であれば、教員は個人的にボイスレコーダーを持参しておくべきでしょう。
いつなんどきそう言う状況に遭遇するか分かりません。なるべくマンツーマンはさけるべきですが、
そうならないときのためにも、保険として持っておきましょう。
電話を録音できたり、立ち話でもポケットで簡単に操作できたりするものが良いです。
裁判の証拠として使うと言うことでは無く、校長や教育委員会など別の人への意見を
仰ぐときには、公平な意見を聞くことができるでしょう。
▽モンスターの妄想はなかなかぬぐえない。
モンスターペアレントは自分が正義で、正当で、常識だ!という感覚しかありません。
一般的に考えて、「世間的に自分の意見てどうかなぁ」なんて思う人は、まずモンスター
になりえません。周りを気にしていたらモンスターのような行動や発言はできませんから。
スケールが大きくなりますが、宗教戦争のようなものです。
各宗教の信者達は、自分が信仰している宗教が一番正しいと思っています。
なので、世界でどの宗教が正しいのかをきめましょうなどという話になったら、
自分たちが正しいという物同士が、対立することになるのです。
歴史上ではこういう戦争が今まで何回も繰り返されてきているわけです。
学校という狭いスケールに戻って考えても同じです。
モンスター教の教祖が、先生教へ自分の理を主張するわけです。
普通の感覚では、先生達が、今の日本の一般的な常識から〇か×かを
判断して、伝えれば話は納まるはずなのです。
しかしモンスターは、「あなたの感覚が間違っています。その通りにはできません。」
といわれますと、そこで小競り合いが始まるわけです。
先生側も、毅然と対応すれば良いのですが、先生も万能ではありません。
最近の傾向ですと、最終的に学校側が折れて、モンスター保護者の言うとおりに
受け入れてしまうと言う前例を作ってしまうことも、モンスターが増えている原因なの
かもしれません。
モンスター達は、周りの保護者には「学校へこういってこうしてもらった!」と意気揚々と
自分の正義が通ったことを話すでしょう。それをきいて、真似する人もいるのです。
始めよう。瞑想:15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫)
実は、教師の対応能力という点も問題があったりします。これは能力が低い!
といっているのではなくて、昔の教員と異なり、多様化している価値感に追いつけない
という現実もあるわけです。
学校の先生は、教職の課程で、自分の専攻の科目があります。その教科については
当然それなりの教育は受けてきています。しかし、苦情処理班のエキスパートではありません。
最近では、この2足のわらじを履かなくてはいけない状況が多く、対応に疲弊してしまう教員が
多いと言うことも事実です。
▽子どもが困っていると主張して、自分の正当性をアピールする親。
モンスターペアレントが、学校側に抗議をするときは、もちろん何か理由があります。
常識か非常識は別として、なにかオリジナルな言い分があるのです。
学校側の、初動での対応の仕方ひとつで、こじれないはなしがこじれてしまったり
と言うこともあるので、厄介です。
この人達は、まずとりあえず、話を聞いてあげることが必要なのです。
常識的なことか?非常識的なことか?を抜きにして、どういうロジックで、どうゆう要求が潜んでいるのかを
複数の教員が同席して察することができるようになる必要があります。
ちょっとおかしなクレームは、たいてい「親がこうして欲しい」という妄想とも言える理想の押しつけです。
実際に子どもがそれを望んでいるかは本当は分からないのです。
しかし、モンスターは、「うちの〇〇ちゃんが困っているんです」ということを大きくアピールします。
その矢を放って置いて、自分がこうして欲しいという要求を押しつけてくるのです。
「お子さんが本当にそう思っているのですか?」と聞いてもむだでしょう。
子どもも親の言いなりになっているケースが多いです。
これを初動で判断できず、曖昧な態度や発言をしてしまうと、そこを突っ込まれる材料とされて
結果的に対応の悪さをつつかれかねないという状況に陥ります。
その場で判断できるような内容のことは、校長と協議したり、教育委員会と協議したりと、
判断をおそれて先延ばしせず、毅然と「できないものはできない」ということを伝えないといけません。
こういうときに、「たぶん」「おそらく」などという推測的な弱い言葉は使うべきではありません。
後日協議して、回答する場合は、日時や場所、方法などを確認の上、迅速に回答できるように
することが良いでしょう。
あまり自信がないような態度や、全く聞く耳を持たないような態度は逆効果になるので、
とりあえず、馬鹿なこといっていると思っても、聞くことが大切です。
そして、出来る事であれば、教員は個人的にボイスレコーダーを持参しておくべきでしょう。
いつなんどきそう言う状況に遭遇するか分かりません。なるべくマンツーマンはさけるべきですが、
そうならないときのためにも、保険として持っておきましょう。
電話を録音できたり、立ち話でもポケットで簡単に操作できたりするものが良いです。
裁判の証拠として使うと言うことでは無く、校長や教育委員会など別の人への意見を
仰ぐときには、公平な意見を聞くことができるでしょう。
▽モンスターの妄想はなかなかぬぐえない。
モンスターペアレントは自分が正義で、正当で、常識だ!という感覚しかありません。
一般的に考えて、「世間的に自分の意見てどうかなぁ」なんて思う人は、まずモンスター
になりえません。周りを気にしていたらモンスターのような行動や発言はできませんから。
スケールが大きくなりますが、宗教戦争のようなものです。
各宗教の信者達は、自分が信仰している宗教が一番正しいと思っています。
なので、世界でどの宗教が正しいのかをきめましょうなどという話になったら、
自分たちが正しいという物同士が、対立することになるのです。
歴史上ではこういう戦争が今まで何回も繰り返されてきているわけです。
学校という狭いスケールに戻って考えても同じです。
モンスター教の教祖が、先生教へ自分の理を主張するわけです。
普通の感覚では、先生達が、今の日本の一般的な常識から〇か×かを
判断して、伝えれば話は納まるはずなのです。
しかしモンスターは、「あなたの感覚が間違っています。その通りにはできません。」
といわれますと、そこで小競り合いが始まるわけです。
先生側も、毅然と対応すれば良いのですが、先生も万能ではありません。
最近の傾向ですと、最終的に学校側が折れて、モンスター保護者の言うとおりに
受け入れてしまうと言う前例を作ってしまうことも、モンスターが増えている原因なの
かもしれません。
モンスター達は、周りの保護者には「学校へこういってこうしてもらった!」と意気揚々と
自分の正義が通ったことを話すでしょう。それをきいて、真似する人もいるのです。
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