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はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2014年11月30日
A417・傘寿を迎える心構え
同期会の幹事殿から新年会の案内メールが届いて、「来年は多くの同期生が傘寿を迎えるので、新年会で心構えを披露せよ」とのお達しです。

首都圏在住者と遠方組有志が毎年、同じ店で夕方から顔を合わせる飲み会であったものが、2,3年前からは高齢化に伴い、帰路の安全を考えて昼間に変更になっています。
幹事殿の気配りが嬉しいことです。

私は自分の持病と家族の介護の関係でこのところ欠席続きですが、お互いに知り尽くした同期の櫻です。飲み語る様は脳裏に焼き付いていますので、アレコレ語り合っている場景を想像すると、そこに参加している様な、若やいだ気分になっているように思えてきます。

普段は年のことなどあまり気にしないし、この度のメールのように「お前は80歳なのだ!」と言われても、「どーってことないよ!まだ全体の平均寿命年齢ではないか。この年齢で健康な人の寿命はもっと長い。」と強がっています。

我が家では20才近く年上?の義母がいて、相対的に「自分は若い!」と感じてきたのかもしれません。元気だった義母もここ数年は衰えが目立ち、介護に多くの時間を要する様になっいましたが、昨年暮れもおしせまった日に腰を痛め、急に寝たっきりになってしまい、自宅介護を続けましたが、先般、97歳で旅立ちました。

何事も自分で体を動かして対処し、食事もよく摂り、規則正しい生活を心がける人でした。
寝たきりになっても、手足を動かしたり、柵につかまって体をずらそうとするなど運動をしているように見えました。何度かベッドからずり落ちて戻すのに介護のヘルパーさんを呼ぶなど大変だったりしましたが、その気力など学ぶことが多々ありました。

重度の介護が続くと、介護する者がおかしくなることが多いようで、看護士さんから介護する側の体調管理を再三言われていました。我が家もまさにそのケースで、義母が亡くなった後も新たな準介護?があって、私は相変わらず近くの買い物以外は家を留守に出来ない状態が続いています。

幸いなことに私自身は糖尿病の持病があるものの一病息災で過ごしていますが、ここ数年の介護での思いは、次世代にはさせたくない!させてはいけない!と実感しています。
その為の生き方が、私の傘寿以降の心構えの1課題だと思っています。

「長寿おめでとう御座います」と世間では言いますが、介護当事者以外の人が言うことと心得ます。
介護当事者になると「おめでたくもあり、おめでたくもなし」 に変わります。
「何時までも!」と願う気持ちと、症状が良くないときには、「苦しくないだろうか」「本人はどう感じているのだろうか」という考えが微妙に交錯します。

「自分はどうか?!」と考えます。

・少なくとも自分を自分でコントロールできる間は、自力で行動し、そうであり得るように日頃から規則正しい生活を心がけ、小さなことでも日課を持って生活のリズムを保つように心がけて来ました。

・「歩け、歩け」を日課にしてきましたが、ここ数年は「歩き」が少し(かなり?)減って、新たに、多くの筋肉に刺激を与えるストレッチを行ってきました。

・「”後で”を”すぐに”」をモットーにして、心身に刺激を与えるようにしてきました。
「ブログ」を開設して、3日ごと(最近は6日ごと)に投稿し続けてきました。これは惰性に流され、無自覚に日々を過ごしてしまわないためにとても効果的でした。

これらを続ようと再確認したところです。
これ即ち「傘寿を迎えるにあたっての心構え」への私の答え、(その1)だと考えます。

この様に書き並べると格好よさそうですが、勿論完璧になどとても出来ません。
達成率を必要以上に上げようとも思いません。身辺の状態とか、自分の調子とかに応じて臨機応変に対処するのが長続きのコツだとも思っています。「長続き」が優先です。

強要されたノルマは苦痛を伴うでしょうが、自らが課したノルマでは達成できたか出来なかったかの評価すら楽しみとなります。(己の怠惰には鞭打ちます)
 
病でも、怪我でも、加齢でも、動けなくなった時、リハビリの効果が期待できる間は叱咤激励して気力を呼び出させてほしい。それが無理となったら、延命治療はせずに成り行きに任せるように次世代に言い伝えておこうと思います。

通夜とか葬儀など慣例とか世間体とかにとらわれることはせずに、限られた身内で心のままに簡素に済ませてもらいたい。名簿に従って後ほど連絡してくれると、それでよい。
墓などに拘らず、近くの納骨堂に収める。などと書き残し、語り継いでおくと、次世代の者は迷わないで済むだろう。などと考えたりします。

下寿; 還暦(61)、古希(70)、喜寿(77)、
中寿; 傘寿(80)、米寿(88)、卒寿(90)、白寿(99)、
上寿; 百寿(100)、茶寿(108)、王寿(111)、珍寿(112)、天寿(118)、
大還暦(120)
        
大相撲の番付で言ったらどうなるでしょう。
下寿 (十両)、中寿(幕内)、上寿(三役)といったところでしょうか。
傘寿などはまだまだ平幕のしかも幕尻です。

「俺はもう年だ!」などといって背中を丸めてテレビの前に終日座り込むようなことは、もしあったとしたら、すぐに心を入れ替えて、背筋を伸ばし、少し歩幅を広めに、前を向いて歩くようにしたらよい。
こう言えるような存在でありたいと思っています。

家では「おじいちゃん」ですが、その呼び名は甘受しつつも、
子や孫の応援者であり続けたい。
「子や孫の世話になる」などと思うようでは衰えるばかりになるでしょう。
「厄介者」に成り下がらないように心がける事。
これが「傘寿を迎えるにあたっての心構え」に対する私の答、(その2)かなー?
と思っています。

具体性に欠けて、答えにはならない!とも思います。
思うだけでも結果は随分違うだろうとは思いますが、今後の宿題と思っています。

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2014年11月24日
A416・高齢者にはパソコンがよい

退職して20年近くになります。現役時代は会社勤めをしていて、50歳代半ばにマイワープロを使い始めました。当時はワープロが世の中で幅を利かせていて、パソコンはマイナーな存在だったように記憶しています。

仕事の必要に迫られてのことでしたが、「こんなものばかりに頼っていると辞書をひかなくなって字を忘れてしまう」と真面目に言われていました。これは今でも変わらぬ事実ではあるでしょうが!

退職後は、持病の糖尿病ための運動療法として「歩け歩け」を日課にしていました。
ふとしたきっかけで山野草に興味を持つようになり、記録・保存・データ加工のためにデジカメ、パソコン、プリンターの3点セットを持つようになりました。

こんなことでパソコンを扱う様になって、早いものでかれこれ20年近く経ちました。
「習うより慣れろ」というと格好が良いのですが、その実は最低限の知識で使い始め、パソコン教室に通うことはサボってしまい、必要に迫られては1つ1つ操作法を教わり、
一本指打法でポツリ、ポツリと打ち込んでいました。今も基本的にはあまり変わっていません。

「60の手習い」よろしく、最初はワープロ機能だけでしたが、デジカメのデータを取り込んだり加工したり、紀行文とアルバムを作ったり、著作を出版したり、ブログを書いたり、インターネット検索をするようになったり、次第に間口が広がっていきました。

「知ることは人生を豊かに致します」
NHKアナウンサー高橋圭三さんが担当番組の冒頭に毎度言っていた言葉ですが、私にとってはこの名セリフが何十年もたった今でも記憶に鮮明に生き続けています。

知ることは何もパソコンに限ることではありませんが、私にとっては知ることのキッカケの多くがパソコンで得られます。
何か「?」と思ったとき、私のずぼら体質では、本などで調べるとか、図書館に行くとかではまず実行が伴いません。ちょっとしたことでも、どんなことでも、パソコンならばキーワードを打ち込むだけで簡単にとっかかりを得ます。

毎日、朝起きたら先ずパソコンを開くのが生活習慣になっていますので、本で調べるよりは比較にならない程手軽に、求める情報に、またはそれに近い情報に行きつくことが出来て、更に期待以上の関連情報にたどり着くチャンスを得ます。

世間並みの効能を書き並べると以上のようなことが言えそうですが、この1年のことですが、これとは一味違った感覚で、パソコンに救われたとの思いおります。

何年も続いて来た親の介護が昨年末、急に寝たきりになったことで介護密度が高まり、心身共に疲れる日々が続きました。その親は8月に亡くなりましたが、家族に介護後遺症が残り、気が晴れない日々が続きます。

私自身も考えてみると来年は傘壽でして、世にいう「老々介護」なのでしょうが、有難いことに不思議なくらいに気分的に落ち込むことは有りませんでした。今もそうです。

「パソコンに助けられた!」と思っています。毎日何度もパソコンを開くことが習慣化していたこともあってでしょうが、介護、雑事の合間合間に、パソコンを開いてはニュースを見たり、折々に気になったことをホームページで検索したり、自分のブログを読み返したり・・・新たなことに接し、忘れていたことを思いだし・・こんなことの繰り返しがふさぎ込みそうな気分を晴らしてくれていたようです。
自分の殻に閉じこもることなく、新たな知見を得ることが良い刺激となって、背筋をのばしてくれた様に思っています。誠に有難いことです。

携帯電話でも、スマホでも、タブレットでも、同じことを期待できるのかもしれません。
携帯は持っていますが、時々外出時の連絡用にしか使わず、持っていることも忘れています。スマホやタブレットとかは持っていませんので、見当違いのことを言うかもしれませんが、小さな画面では得られない効果がパソコンにはあると思います。
パソコンのように、いろいろな別の情報をきょろきょろしながら沢山の情報を目にするところに、パソコンだからこその良さがあるのだろうと思います。

最近のパソコンは高齢者が普通に使うのとは無縁の機能に満ち溢れているようです。
余計なものを省いた、安価なものも多く店頭にあるのだそうです。
「今更!」などと言わずに、入手してすぐに使いこなすことは無理でしょうが、兎に角持って、もたもたしながらでも毎日何かをしていると、いつの間にか、かけがえのないパートナーになっていることでしょう。

「高齢者はパソコンを!」
自分の体験から、こう思っています。

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2014年11月18日
A415・自分の葬儀やお墓をどうしますか?

(前回の目次)
1、自分の考えを残し伝える
2、葬儀とは?
2-1 法的な規制

(今回)

2-2 これからの 「葬儀・葬式」は?

旧来の因習を盲信したり、世間体を気にした葬儀・葬式よりも、故人を思い、送る人の気持ちを大切にし、実情に即した式を!という傾向が強くなってきているようです。
私もそうありたいと願います。

「葬式費用は平均O百万円」などという作られた常識もどきからは卒業して、自分流の考えを整理し、書き残しておこうと思っています。
後に残る子や孫に無用な気遣いや経済的な負担をかけないようにしておくことが、高齢者に求められることだと思っています。

・葬儀で準備しておきたいこと
・葬儀の種類
・葬儀の場所
・葬儀の費用
・葬儀社、お寺のこと

どんな形式があるか、世の中はどんな傾向にあるかを知っておきたいものです。

(1)葬儀には仏式、神社葬、キリスト教などなどありますが、普段は神仏と無縁のつもりでいても、日本では仏式が一般的ですので、仏式で整理してみます。
(2)葬儀の形式
・火葬式;火葬のみで、通夜・告別式は行わない
・一日式;火葬、告別式を行い、通夜は行わない
・家族葬;通夜、告別式、火葬、を家族中心で(密葬)行う
・一般的葬儀

法的には(ほとんどの地域で)(死亡24時間経過後の)火葬が義務付けられている以外は何の規制もないようです。
従来の因習でお通夜・告別式が定型と思い込んでいる人が少なくないようですが(私もそう思っていました)、最近は「火葬のみ」とか「一日式」が着実に増えているのだそうです。
ちょっと驚きでしたが、考えてみると自然の成り行きとも思われます。

故人も送る人も高齢化し、弔問する人もまた然り!という場合が増えている時代になったのですね。
また、縁者がいないとか、経済的にこうせざるを得ないことも決して少なくないはずです。

葬儀の形式、お墓のことなど大きく変わっていくような気がしています。
自分も従来の因習にとらわれずに、自分のことを考えていこうと思います。

通夜だ、葬儀だと続くのは体力的にも精神的にも苦痛であり、そんなことよりも、せいぜい近しい人だけで、心からの見送りを致したいと願う人が増えているように思われます。
多くの人が集まったから「立派なお葬式だった」と言うのは周りの者の独善なのか?とも思われます。

事業関係者とか資産家とかならいざ知らず、一般家庭では「見送る」為に非日常的な金額を子や孫に支払わせたくないと思うことでしょう。
「葬式代は残しておかねば!」といった感覚がまだ広く残っているようですが、一方で、
「そんな蓄えがあるのなら、自分で好きなことに使うか、子や孫を支援する」という話も聞こえてきます。

3、自分はどうする!?

余人はさておき、自分はどうする!?
あれこれ書き綴りながら、ぼんやりと考えが纏まってきました。問題が出てきたら考え直すとして、ざっと書き出してみます。

(1)火葬のみにする(通夜も葬儀も無用)
(2)墓は無用。出来るだけ継承者の近くの納骨堂のおさめる。
(3)戒名は無用。(仏式で必須ならば最低限か?事前に自分で決めておくか?)
(4)以上を受け入れる葬儀社を選定して、具体的にポイントを整理して予約する。
(5)親の命日を「思い出日」とする。墓参にはいずれ行けなくなるから、
  自宅で誕生祝いのような感覚で諸々の思い出話を交えて手を合わせる。
(6)この日に自分の葬儀、葬儀社の予約をチェックし、要すれば見直す。
(7)前記(5)項を自分についても当てはめるように継承者に申し送る。
(8)継承者が義務と受け取るか、無視するか、心からの供養をするかは、ひとえに自分の過去・現在・未来にあるでしょう。
過去は致し方ないけれど、現在・未来は自分の心がけ次第。
今日からでも、自分を見つめ、
・自分勝手に、辺りかまわず振る舞うもよし
・相手を思い、自分を大切に生きるもよし
自分では後者に属すると思っていますが、気づかぬところで負担を与えているかも知れません。自己チェックを心がけていきたいと思います。
自分が精いっぱい生きた結果、継承者たちがどう受け取るかは相手次第、神仏次第、というところでしょうが、有難いことに案外楽観的な気分でおります。
(9)もう少し内容を整理して、折を見て家族に公開し、語り合っていこうと思います。
(10)自分史を書き、親の思い出、自分の生い立ち、人生の経過、子育て時の考え方、トピックスなどを残すと、(7)(8)項の継続に有効かと思っています。

以上は思いつきレベルの話ですが、これから80歳代に入り、心ならずも周囲に迷惑をかける懸念が大きくなるでしょうから、自分で出来るだけのことはしておこうと思い、その為の指針として見直していこうと思っています。

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2014年11月12日
A414・自分の葬儀やお墓をどうしますか?
今回も楽しい話題ではありませんが、頭の中で考えるだけでは大切なところが抜けてしまいそうな気がするので、以下書き綴ってまいります。

1、自分の考えを残し伝える

まだ半年以上ありますが、誕生日が来ると傘壽となります。
自分はまだ若い!と強がっていても、さすがにこの年になると親類縁者、友人知人やその家族の不幸の知らせが多くなります。
故人を悼み、在りし日を思う一方で、葬儀・お墓など現実の問題で様々な話が耳に入ってきます。

残された身内にしてみれば、出来るだけのことをして送りたいとつい無理をしがちなのが人情というものです。しかし、予め或る程度の知識を持っていないと、葬儀社、お寺の費用など日常生活とは違う水準の金額が積算されて、なみの家庭では相当な負担になりかねません。

また、お墓の遠い、近いが話題になったりもしります。
自分も兄弟たちも高齢化して、先祖や親の墓が離れていると、以前のように墓参に行けなくなってきます。お墓が負の遺産にならないように考えなければならない時代になってきたようです。

「葬式の費用くらいは残しておかなければ!」「お墓を手当てしておかねば!」という話をよく聞きます。
残された者が迷わないように、困らないように・・との配慮からで、私もこれに近い考ええから関係する法律とかブログなどをちょっとばかり斜め読みしてみました。

それだけでも随分考えが違ってきました。因習とか、地域の風習とか、普遍妥当性のないことをあたかも「常識」の如く語り継がれ、人々もそう思い込んでいる様に見えてきました。
自分の考えをしっかりと残しておかねばならない!と改めて思っているのです。
それが残された家族への気配りだろうと思うのです。

2、葬儀とは?

「自分の葬儀はこの様に・・」と書くために、「葬儀とは?」の答えを自分なりに持つことが大切と心得ます。

2-1 法的な規制

葬送に関する法律の中心に「墓地、埋葬等に関する法律」があって、幾つかの用語が定義されています。
日常、混同または誤用されているようですので、混乱を避けるため基本的な用語と、法規制を知っておいた方がよさそうです。

日本での葬りの形態は土葬(今は極めて限られている)と火葬(ほとんど全て。99.8%との数字もあります)ですが、
「埋葬」;死体を土中に葬ること (第1条)
「火葬」;死体を葬るために焼くこと(第1条)
死亡後24時間を経過した後でなければ埋葬または火葬を行ってはならない(第3条)
火葬場以外で火葬を行なってはいけない(第4条)
「墳墓」; 死体を「埋葬」する施設。焼骨を「埋蔵」する施設 (第1条)
墓地以外の区域に死体を埋葬してはいけない(第3条)
墓地以外の区域に焼骨を埋蔵してはいけない(第3条)
「納骨堂」;他人の委託を受けて焼骨を収蔵する施設 (第1条)

日本では、ごく限られた地域以外は「火葬」と定められ、焼骨は
・「お墓」に埋葬するか
・「納骨堂」に収蔵 するのが一般的ですが
・自然葬、樹木葬とかで自然に返す方法もあるようです。また
・「焼骨を手元に置くことについては埋葬法に規定はない」と解説されています。
「分骨を家に置くこと」「お墓や納骨堂にある焼骨を全部取り出した来て、家に置くこと」も法律上の規制はない、との解説があります。お骨(焼骨)を自宅の庭に埋めてはいけないが、家の中に置いておくのは規制されないという事のようです。

近くに!という立地上の希望や、購入・維持が高価に過ぎるということなどでお墓や民営納骨堂にご縁がなかったり、一時収蔵施設のある公的霊園が予約待ちなどの場合は、無理な条件での結論を急がないためのよりどころになりそうです。
必要に応じて調査すべき事項と考えます。

・葬りについての法規制の要点は以上で、
・葬儀・葬式の形式が(仏式、神道式、キリスト教式)など宗教による形式か、(お別れ会、生前葬、音楽葬)など無宗教の形式とするかとか、
(火葬式、一日式、家族葬、一般的葬儀)など規模をどうするかの選択は最近随分変わってきているようです。

火葬だけで、限られた身内だけで静かにお別れをするとか、高齢者が多く体調の問題などで、お通夜を行わない1日葬が随分多くなっているのだそうです。これからも増加傾向が続くだろうとも言われています。 (続く)

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2014年11月06日
A413・「がん検診無用論」を調べています(9)
(前回迄の目次)
1、がん検診とがんの早期発見・早期治療について
2、がん検診のデメリットについて
3、がん検診結果に基づく治療法について
4、「がん」とは?
5、高齢者の「病気との共生」について

(今回)
6、歓迎できない裏話

がん検診で早期発見・早期治療!は当たり前のことと思っていましたが、必ずしもそうではないらしい。
知らないでいた方が良いケースが少なからずあるらしい。

がんが見つかったら、がんの三大療法(手術、抗がん剤治療、放射線治療)を受けるのが日本では当然の如く思いこまれてきましたが、アメリカではこの療法を否定しているとのこと。労働厚生省やがん学会は秘密にしている!

とまで聞かされると、一般の人々は穏やかではいられないはずです。行政、がん学会、専門家、報道は事の真偽をはっきりさせ、経過・結果を公開してもらいたい願うのですが、それらしい情報に出合うことが出来ずにいます。

「単なる無責任発言」なのかどうか、日本ではお医者さんの対する信頼は非常に強く、「すがる」といった気持ちの患者さんも少なくない様に思はれます。

お医者さんと患者が信頼で結ばれるのは大切である事に何の疑念もありませんが、中にはとんでもない無自覚な医者がいるようで、目にした歓迎できない裏話を2,3書き出してみます。これらは単に少数の医師の問題に限られず、意外に根深い問題のように思われます。以下文献引用部斜字。

(1)医師271人中270人が抗がん剤を拒否 (文献D)

医師たちも、抗がん剤の恐怖を知っている。だから、自分や身内には絶対、抗がん剤は打たせない。
こんなアンケートがある。内外の271人の医者に、「自分自身に抗がん剤を打つか?」と尋ねたら、なんと270人が「断固ノー!」だった。

患者が食事療法などを切望しても、無視して抗がん剤を打ちまくってきた東大医学部の教授4人が、自らががんになったら4人とも抗がん剤拒否で、食事療法で治したという、笑えないエピソードがある。

日本人の死亡原因のトップはがんである。厚労省の発表では、年間約35万人ががんで“死亡”しているという。しかし、この数値には悪質なごまかしがある。がん死と発表された患者の約8割はがんで亡くなっているのではない。かれらはがんではなく、病院で施されたがん治療の犠牲者なのだ。


(2)論文を破り捨てた医学部長 (文献D)

がん死と発表された患者の「8割」ががん治療による犠牲者だという数字の根拠は、私のもとに寄せられた内部告発による。
OO大学医学部付属病院では、やはり入院や通院しているがん患者が次々に亡くなっていく。そこで1人のインターン医師がその死亡原因に疑問を抱いた。彼は1年間を区切って、死亡したがん患者のカルテを精査し、その死亡原因の統計をとってみた。すると、驚くべきことが明らかになった。大半の患者は、がん以外の死因で亡くなっていたのだ。
その多くは感染症だったという。たとえば肺炎、インフルエンザ、院内感染、カンジダ菌感染症……などなど。なぜ、がん患者の大半が感染症で命を落とすのか? その理由は、患者の免疫力がほとんどゼロになっているからだ。
では、なせがん患者の免疫力が失われたのか? それは、がん患者に大量投与された抗がん剤や、大量照射された放射線、さらには手術による疲弊などによる副作用が原因である。

このインターン医師は、がん治療の臨床現場における驚愕の現実を博士論文にまとめた。それを審査してもらうために学部長のもとを訪ねた。それからの出来事には血が凍る。
なんと、学部長は論文を一読するなり、目の前でズタズタに引き裂いてゴミ箱に投げ込んだというのだ。
「このようなショッキングな現実が、患者やその家族に知られたら大変なことになる」
だからこそ学部長は、衝動的なまでに貴重なこの学術論文を破り捨ててしまったのだ。
私は内部告発者からこの話を聞いて絶句した。「ぜひ、その博士論文を入手したい」と食い下がったが、彼いわく、「ところがコピーはないんです。インターンの医師も、まさか破り捨てられることを予想していなかったんでしょう」
かくして、幻の博士論文は、ゴミ屑と化した。
しかし、なぜ学部長が論文を廃棄したのか? この論文こそが、日本の、いや世界のがん治療の地獄を、ありありと告発する証拠だったからだ。そこにはこう記されてるいたという。
「死亡したがん患者のうち、がん以外の死因で亡くなった者は、全体の80%であった」
ここでいう“がん以外の死因”とは、まさに抗がん剤などの「重大副作用」である。


(3)まるでピント外れの「抗がん剤の有効性論争」

2011年から12年の初めにかけて、雑誌メディアでは「抗がん剤の有効性」をめぐって大論争が巻き起こった。論戦のきっかけとなったのは、『月刊文藝春秋』に載った「抗がん剤は効かない」という戦慄リポートだった。副題は「氾濫するがん特集では触れられないタブー」。筆者は近藤誠医師(慶応大学医学部講師)。彼はこう断言している。
「専門家たちは(抗がん剤が無効だということに)当然気づいている。気づいていなければ専門家の資格・能力はない」
メディアは蜂の巣をつついたような騒ぎになった。
  (中略)
私の手元に一冊の本がある。タイトルは『抗がん剤調整マニュアル』(じほう出版)。そこに驚愕の写真、イラストがあった。ゴーグルにマスク、防護頭巾、さらに袖口まで厳重な防護服に覆われ、両手には白いゴム手袋。なにやら作業を行なっている。よく見ると作業台と作業者は、ガラス戸で仕切られている。その仕切り下の10センチほどの隙間から両手を中に入れて、手作業を行なっている。
私は、この写真を見た瞬間に、「これは原発と同じだ!」と直感した。まるで福島第一原発で放射能汚染と闘う原発作業員ではないか。
しかし、かれらが取り扱っているのは放射性物質ではない。かれらは病院の薬剤師であり、抗がん剤の瓶やアンプルから薬剤を注射器に移し換える作業をしているのだ。
たったそれだけの作業で、この厳重な警戒ぶり!
まさに高レベルの放射性物質並みの危険物といえる。

がん患者ではなく、病院関係者を守るための重装備

あなたは、こんな光景を見るのは初めてのはずだ。
「クスリを注射器に移す」。それは、病院であたりまえの手順である。何度も見たことがあるはずだ。薬瓶の蓋に注射針を刺す。アンプルを折って薬剤を注射器に吸い上げる。そんな単純作業なのに、なぜか抗がん剤にかぎっては、このような放射性物質並みの厳重管理で行なう。病院関係者はいったい、何を恐れているのだろうか?
これが前出の『調整マニュアル』に掲載された「ガウンテクニック」である。羽織るのは抗がん剤防護服だ。薬液を注射器に移すときの「調整者へのばく露防止と汚染の拡散防止」のための“着付け”指導なのである。
事前にまず、キャップとマスク、ゴム手袋を装着しておく。ガウンの外側に触れないようにして“着付け”を終えたら、さらに袖口を二重手袋で密閉し、オーバーマスクを重ねて装着して完成。
こうなると原発作業員より、こちらの方がより厳重装備といえる。さらに、これら装備は全て1回きりの使い捨て!
繰り返すが、抗がん剤を注射器に移すだけの単純作業である。ただそのために、これだけの厳重装備で立ち向かう。目的は「安全確保」のためである。
断っておくが患者を守るためでは断じてない。これは、病院関係者である看護師の身の安全を守るための装備である。


がん治療に関連する幾つかの記事を通して、がん検診・治療の問題点を学んできました。
「自分や家族にがんが見つかったらどうする?」の命題に対して、考えが収斂する糸口は未だ見つかりませんが、「普段からアンテナを錆びさせずにいると新たな情報に出合うであろうし、日頃から折々に考えを重ねておくことが肝要」との思いが強くなったように思います。

治療そのもはお医者さんにお願いするわけですが、どの様な治療をするか、しないかは主治医の先生や別の専門の先生に十分にたずねて、納得してから・・と頭では考えます。
しかし実際にはなかなかそうは行かないだろうとも思います。

イザの時に、及ばずながらお医者さんに突っ込んで話を聞けるだけの準備をしておくことが自己防衛のために必須なのだろうと思っています。

参考文献
文献D;わが身に危険が迫っても これだけは伝えたい 日本の真相!
船瀬俊介・著  成甲書房  2013年刊

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2014年10月31日
A412・「がん検診無用論」を調べています(8)
(前回迄の目次)
1、がん検診とがんの早期発見・早期治療について
2、がん検診のデメリットについて
3、がん検診結果に基づく治療法について
4、「がん」とは?
5、高齢者の「病気との共生」について

(今回)

5、高齢者の「病気との共生」について(続き)
参照した文献からは衝撃的な言葉、出来事が次々に出てきました。それらを再度読み返してみます。「がん検診無用論」を調べています(1)〜(7)」のダイジェストです。

(1) 定期健診で死亡率は変わらない (文献B)

・18万人の患者を対象にして定期検診の有用性を調べた臨床研究(2012年、Krogsboll LT)で、定期検診を受信した者と定期検診を受けなかった者とは、ガン死亡率に全く差がなかった。
・デンマークの1997〜2006年の研究では、マンモグラフィー検診には乳ガンの死亡率を下げる効果は無いと報告されている。
カナダの予防医学委員会でも40歳代のマンモグラフィー検診は必要なしと報告している。


(2) 定期検診で死亡率が高まる (文献A)

・20年以上前にチェコスロバキアで行われた肺ガン検診の追跡調査結果によると、
検診を定期的に受けていたグループは、受けなかったグループより肺ガンの死亡率が圧倒的に高く、それ以外の病気による死亡率も明らかに高かった。
その後、欧米各国でより精密な追跡調査が行われ、その多くが同様の結果だった。
・胃がん検診をやっているのは、世界中で日本だけ。
日本は、大規模な追跡調査をやらない国なので、胃がん検診が有効だということを実証する証拠は一切ない。にもかかわらず国が推奨しているのは何故か?


(3) 検査よりも予防 (文献A)

・ガンは8割方予防できると考えられる。遺伝によって起こるがんは全体の5%ほどだけ。
多くの発ガン原因は検診の放射線被ばく、たばこ、塩分の取りすぎ、野菜や果物不足など。
野菜は生での摂取が望ましく、ジュースやサプリでは、ガンを抑制する抗酸化物質が分解されてしまうことが多い。

人間の身体は、余計な手を加えずとも、自然に沿った生活をすることで健康が保たれるようにできている。
検診大国・日本で健康に生きていくために、過剰検査・過剰医療の恐ろしさをよく理解することが大事だ。


(4)ガン検診のデメリット「有害な放射線被ばく受ける」 (文献A)

・ガン検診でのエックス線検査で受診者の死亡率が高まる。
国や専門家たちは、「エックス線検査には放射線被曝のデメリットよりも、ガンの早期発見というメリットの方が大きい。だから害は無視できる」と主張している。
しかし、これには科学的根拠がなく、放射線を浴びても、それを上回るメリットがあるということを科学的に証明した論文は1本もない。

イギリスの研究チームが医療用X線検査で起こったと考えられるガンを調べたデータがあり、「日本人のすべてのガンのうち、3.2~4.4%はX線検査が原因だ」と結論づけているが、
このレポートは、日本では話題にされないで来た。

・(文献A、C)
肺ガン検診で発がんした最大理由はレントゲン検査時のX線被ばくだ
胃ガン集団検診での被ばく量は肺ガン検診の6倍。バリウム検査のX線被ばくは100~
300倍。大腸ガンのバリウム検診は、そのまた3倍…!。 
・(文献A)
胸部X線検査よりも被曝量が数十倍から百数十倍もある。CTが原因でガンが発症するというデータが年々増えている。

アメリカには、CTを繰り返し受けると、がんが10数%増えるというデータがある。
ところが、日本では全く公にされていない。
日本のCTの普及率は、2位以下を3倍も引き離し、ダントツの世界一だ。


(5)がん検診の「要精密検査」「告知」などの恐怖が発がんを促進する

・(文献C)
がんを防ぐのは免疫細胞の一種NK(ナチュラルキラー)細胞などだが、精神力(気力)が落ち込むと比例して減少する。
検診はがんを防ぐどころか不安ストレスを煽り、がん激増に一役買っている。

最近のがん検診は「がんを細胞レベルで発見する」というが、
近年の研究で赤ちゃんから老人まで、だれでも毎日平均5000個のガン細胞が生まれていることが判っていて、それでも健康なのはNK細胞などのおかげといえる。

細胞レベルの「がん検診」をするなら、がん細胞が見つかるのもあたりまえ。
健康な人に“がん患者”のレッテルを貼ることになる。


(6)「ガン細胞が見つかった!即手術」は人とガンの共存を乱し、悪性化する

・老衰で大往生したお年寄りの8割にガンがあった!
・「早期胃ガンが6〜7年変化しないことは専門家の常識」となっている。
ガンが身体のどこかに潜んでいる人は非常に多い。

ところが、現代のガン検診は、
これら平和共存しているおとなしいがんも、人相が悪いとすべて“悪性”のレッテルを貼って、抗がん剤、放射線で総攻撃する。
当然がん細胞は反抗がん剤遺伝子(ADG:アンチ・ドラッグ・ジーンズ)を変化させて兇暴化する。寝た子を起こすとは、まさにこのこと…。
「がん検診」の結果「がん細胞が見つかった!即手術」の病院は避けた方が良い


(7)がんの3大療法(手術、抗がん剤療法、放射線療法)は患者の命を縮める

・(文献C、D)
米国ではがん“三大療法”を否定した。
アメリカでは、1990年、代替療法に比べてがん“三大療法”は無力どころか危険でがんを増やし、患者の命を奪っていると断罪している。(OTAリポート)
・OTAは、抗がん剤等の“有効性”を完全否定した。
この衝撃事実に対して、厚労省やがん学界は嵌口令を敷いて、いっさい秘密とした。
・(文献D)
米議会の調査専門部門である「アメリカ議会技術評価局(Office of Technology Assessment)」(略称;OTA)が1990年にリポートを発表し、それを受けてアメリカ政府は「代替療法にくらべて、抗がん剤、放射線、手術のがん“3大療法”は無効かつ危険」との裁定を下し、がん治療には代替療法を選択する道を推奨した。

・アメリカ政府が、現代医学のがん治療の無効性、危険性を公式に認めた。
これほどのビッグニュースを世界のメディアは黙殺した。日本のマスコミも一字すら伝えることはなかった。

だが、OTAリポートの登場以来、欧米のがん治療分野では流れが変わって自然療法、代替療法に向いてきたのだ。
それは、食事療法、心理療法、ヨーガ、瞑想……など、古来からの伝統治療である。

アメリカではOTAリポート以来、大きな奇跡が起こっている。毎年がん死者が、数千人単位で減り続けているのだ。猛毒の抗がん剤や有害な放射線治療を拒否する患者が増えたからだ。それは理の当然の現象だ。

このように1990年代から、海外では代替治療法が主流になっている。しかし、日本だけはあいもかわらず、3大療法(外科療法・科学療法・放射線療法)一辺倒だ。
日本のがん治療は欧米に20年遅れている。
日本での殺人療法は、医療現場で戦慄の地獄図を生み出している。「がんで死亡した」とされた患者の多くは、手術、抗ガン剤、放射線による重大副作用で“虐殺”されているのだ。

行政なり推進母体は、
現行の健康診断、人間ドッグをどの様な根拠で行なっており、
長年続けてきた実績をもとに、どう評価しているのか、
無効・有害論が妥当でないのならば、それらを論破して、国民の無用な困惑混乱を取り除いてほしい。
これを求める声が日本でも高まることを期待します。


(8)治療しない方がいい「がん」

・(文献A)
動物実験でも、人間の場合でも、生涯大きくならないがんが相当数あることが世界的な研究で分かってきた。
こういうがんは下手にいじらない方がいい。
・(文献C)
老衰で大往生したお年寄りの8割にがんがあった!
「早期胃がんが6〜7年変化しないことは専門家の常識」となっている。
これらは医者の常識で、他のがんもおなじといえる。
だから「がん細胞が見つかった!即手術」と短絡する必然性はない


(9)手術をしない方が良いケース

・(文献A)
動物実験でも、人間の場合でも、生涯大きくならないがんが相当数あることが世界的な研究で分かってきた。こういうがんは下手にいじらない方がいい。

もしタチの悪いがんなら早い時期に全身に転移する。検診で微細ながんを見つけ出し、激しい治療を施される不利益の方が、放置しておくよりもむしろ大きいともいえる。


(10)抗がん剤でがんを治せないのは周知の事実

(文献D)
厚生労働省専門技官Kの話です。
「抗がん剤ががんを治せないのは周知の事実です」
「抗がん剤は大変な発がん物質です」
「抗ガン剤を投与すると、10人に1人くらいに腫瘍縮小がみられるんです」
「それを“効いた”と判断して医薬品(抗がん剤)認可するのです」
「観察期間は投与後わずか4週間以内です」
(投与後数週間するとリバウンドして腫瘍がふたたび大きくなるから観察期間を「4週間以内」にしたのだろう、という記述があります。(”多剤投与で死亡率は7倍〜10倍に跳ね上がる”の項ご参照)


(11)多剤投与で死亡率は7倍〜10倍に跳ね上がる

1988年、NCI(米国立がん研究所)は
「抗がん剤は強力な発がん物質である」、
「投与すると、患者に新たながんを多発させる“増がん剤”だ、と発表した
この衝撃論文も、やはり世界のメディアは黙殺し、日本ではがん学会も無視した。


(12)抗がん剤で殺された

抗がん剤で一部の患者に縮小がみられても、その後、ほぼ確実に再発、凶暴化して、患者を死に至らしめる。こうなると、患者は「がんで死んだ」というより、「抗がん剤で殺された」といえる。

(13) 放射線は抗癌剤よりも多くの免疫細胞を殺す(文献D)

(14)がんを治す方法は一にも二にも、NK細胞を増やす。これにつきる

「笑うこと」
「食事を改めること」
「体を温めること」。
これらはいずれもNK細胞を増強する。とくに笑いの効用は素晴らしい。吉本新喜劇をがん患者に見せて笑わせたら、3時間でNK細胞が最大6倍も増えた。侮るなかれ、「笑い」こそはきわめて有効ながん退治薬なのだ!


Q;がんの治療法は?
A;手術、抗がん剤療法、放射線療法

ほとんどの人は知識としては持っているでしょうが、
しかし、自分が「がん」と診断されたら、どう思い悩むでしょうか?

「手術は出来るだけ避けたい」「転移する前に禍根を取り除いた方が良い」・・このYES〜NOを繰り返し自問自答して、結局は医師の勧めに従って「手術」を選ぶケースが多いようです。
「抗がん剤」、「放射線」はいずれも副作用を意識はするでしょうが、
「主治医が処方するのだから有効なのだろう!」と思い、言われるままに治療を受けることになるのではないでしょうか。

日本人の医師への信頼感はとても高く、それが幸いすることもあるでしょうが、今、参照している幾つかの文献は、がん治療では「医師の言うなりになるのは危ない!」と警鐘を鳴らしています。

これらの警鐘が根拠のない暴論であったり、医学的に誤ったものならば、患者を惑わす有害な行為として、行政とか専門の医学団体はその非を咎め、追い詰める動きがあってしかるべきですが、それがさっぱり伝わってきません。十分に調べとは言えませんが、今のところ見いだせないでいます。

参考にした文献
文献A;「長生きしたければがん検診は受けるな」(岡田正彦・新潟大学医学部教授)
http;//gendai.1smedia.jp/articles/-/31785
文献B;「がん検診で死亡率は低下しない」 医学博士國香 清
『医学博士の健康ブログ』2013年10月10日
http://meirusenju.jp/kunika/181/
文献C;「 ガン検診、受けた人ほどガンになり、早死にする!」(時空研ブログ)
http://d.hanena.ne.jp/murakoujin/20110429/1304011836
文献D;わが身に危険が迫っても これだけは伝えたい 日本の真相!
船瀬俊介・著  成甲書房  2013年刊
文献E;もしも近藤センセイから「」ガンの放置治療」を進められたら
  メディカル・インサイトの社長日記<Part.2>鈴木英介
文献F;近藤誠さんの「ガン法治療法」でいいのか?
   大津秀一(緩和医療医、YomiDr 2013年12月19日読売新聞)
文献G;早期胃がんを3年放置してもほとんど変化しない」は常識以前
近藤誠著「僕がすすめるガン治療」文芸春秋より
文献H;ガン予防(1)
『医学博士の健康ブログ』2014年10月01日
http://meirusenju.jp/kunika/501/
文献I;管理コメント

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2014年10月25日
A411・「がん検診無用論」を調べています(7)
(前回迄の目次)
1、がん検診とがんの早期発見・早期治療について
2、がん検診のデメリットについて
3、がん検診結果に基づく治療法について
4、「がん」とは?
(1)「がん」とは
(2)がん(ひらがな)と癌(漢字)、腫瘍、悪性新生物の違いとは?
(3)なぜ“がん”になるのか?

(今回)

5、高齢者の「病気との共生」について

前回までは「がん」に特定して検診と治療のメリット・デメリットを見てきました。
がんの予防、治療について、専門のお医者さんの間に随分違った見解があることを改めて知りました。
既成の概念を踏襲する保守多数派に対して、現状の矛盾を指摘し改革しようとする少数派の挑戦のようにも見えます。
一方、医学会、製薬会社、行政、病院経営などの利害がらみの要因が大きな影響を及ぼしているとの話には「さもありなん」といった気分にさせられます。

医療の世界でもまた「予防・治療で患者を救う」という本来の路線と、それにまつわる利権・名誉欲とがせめぎあっていることを感じさせられます。

当然のことながら、
治療を受けるか受けないか?
受けるならばどんな治療を受けるか?
は患者自身の問題であり、医者任せであってはいけないのだろうと思います。

いや!「医者任せ」も一つの選択肢であり、結果が「吉」と出ても「凶」と出ても、成り行きに任せる。というのも「あり」かもしれません。

どんな選択をしていても、とかく凡人は「凶」となった時には医師を恨み、病院をけなし、恨みつらみを他に向けようとします。

普段は分かったようなことを言っていても、イザの時には私もまたその一人になるかもしれません。
「専門知識のない者が、治療の要否やどんな治療を受けるかを選択することなど出来ない相談!」と先ずは思いますが、担当医師にとことん聞き、更に必要に応じて他の専門情報を求め、尋ねる努力と能力の有無で個人差が出るのだろうとも思います。

日頃から医療の動きに関心を持ち、アンテナを錆びつかせずにいると、有益な情報が積み重なっていくものだと心得ます。医療に限らず他の何事に於いても、誰もが経験する事のようです。

また、同じ症状であっても、患者が子供か、若者か、現役世代か、高齢者かで対処法の選択は異なってくるはずです。

後期高齢者である私は、
まずは「医者にかかって病を治す」という先入観を捨てて
「病気との共生」を当たり前と考える様に舵を切りたいと思っています。

今迄は「早期発見、早期治療」をモットーにしていました。
何かにマインドコントロールされていたのかもしれません。

「早期発見、早期治療」を全面否定するのではなく
「早期発見、早期治療」を選ぶか「病気との共生」を選ぶか、の意識を高めたいと思っています。日常の生活習慣に重点を置くようにしています。

本題の「がん」に戻ります。
「がん」に対しては、今迄は疑うことなく「早期発見、早期治療」と思っていましたが、今は、舵を切ったほうがよさそうだと感じています。

”A404・「ガン検診無用論」を調べています(1)”書き出しの一節です。

「ガンの早期発見・早期治療」は当然のことと、自分を含めて、日本人の多くは何の疑いもなく、こう信じていると思っていました。

ところが「さにあらず!」
    「早期発見・早期治療で寿命は延びない」
    「逆に害になることもある」
との声が近年高まり、賛同する専門家が少なくないようです


・「ガンの早期発見・早期治療」を当然と思う多くの日本人の常識はマインドコントロールされた妄念なのか?
・行政が進める「健康診断」「検診」は延命効果なし、時には有害!というのは、奇をてらう無責任発言なのか?
・もしこれらが妥当性を欠くものならば、「ガンの早期発見・早期治療」を説き、検診を進めている行政や医療団体は何故反論しないのか? 国民の無用な混乱を拭おうとしないのか?

こんなことを思いながら、「無用ないしは有害論」を調べています。


以降 ”「ガン検診無用論」を調べています”は(1)から(6)まで続いてきました。

自分が、或は身内が、この先、集団検診を受けるか、どうか
自分が、或は身内が、ガンと診断された時のいわゆるガンの三大治療(手術、抗がん剤、放射線)にどう対処するか?

自分なりに納得できるような結論を得ることは無理な相談かもしれないけれど、その時になってパニックにならない程度に、調べ、考えておきたい思っています。(続く)

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2014年10月19日
A410・「がん検診無用論」を調べています(6)
(前回迄の目次)
1、がん検診とがんの早期発見・早期治療について
2、がん検診のデメリットについて
3、がん検診結果に基づく治療法について
3-1 いわゆる「がん三大療法(手術、抗がん剤療法、放射線療法)」について
3-2 手術
3-3 抗がん剤でがんを治せないのは周知の事実
(1)患者は医師のすすめに従ってしまう
(2)抗がん剤でがんを治せないのは周知の事実
3-4 放射線は抗がん剤よりも多くの免疫細胞を殺す

(今回)

4、「がん」とは?

(1)「がん」とは

がんの検診と三大治療法と言われる手術、抗がん剤療法、放射線療法について批判的な 文献を見てきましたが、
「がん」とは何?・・と自問すると、意外に分かっていないことに気づきます。
「ガン」、「がん」と仮名で書いたり、「癌」と漢字で書かれたりしますが、この違いが分かる人は少数派のような気がします。

この違いを解説した文献がありましたので、その要点を紹介させていただきます。
がん関連の文献を読む際、頭の整理に役立つものと思います。

(文献H)(引用文は斜文字)

(2)がん(ひらがな)と癌(漢字)、腫瘍、悪性新生物の違いとは?

“がん”の分野では、“がん”(ひらがな)、癌(漢字)、肉腫、腫瘍、または悪性新生物と複数の表現があります。この違いは、お判りでしょうか?

ひらがなの“がん”は、癌、肉腫および血液の全てのものを総合した表現です。
癌(漢字)、肉腫の違いは、発生する細胞の違いによります。

癌(漢字)は、皮膚や粘膜など表面の上皮細胞にできたものをいいます。
内側の組織である筋肉、骨、血管、神経などに発生したものが肉腫です。血液では、白血病やリンパ腫になります。
例としては、胃の表面の粘膜に発生するのは胃癌です。
同じ子宮でも、子宮頸癌や子宮体癌は子宮の上皮細胞にできた“がん”なので、漢字の癌になります。子宮の筋肉組織では、良性の子宮筋腫や悪性の子宮肉腫があります。

また、“がん”、腫瘍、悪性新生物の表現の区別は、専門分野の違いによります。
“がん”は、患者さんと接する臨床分野(病院)で使われます。
“がん”が悪性か良性かなどを調べる病理学の分野では“腫瘍”で、どの組織で何%発生しているかや死亡率などを研究する統計学的分野では“悪性新生物”と表現されます。


(3)なぜ“がん”になるのか?

“がん”という病気は、その漢字の“癌”が表現しているように、細胞(品)が山のように増える病気(やまいだれ)です。
ヒトの細胞の原点は1個の受精卵で、核の中に遺伝情報を司る30億対の塩基を持っています。これが細胞分裂を繰り返して約60兆個の細胞になり、人体を構成しています。さらに、生きていく過程で古い細胞を新しくするために、細胞分裂を繰り返しています。その時には30億対の塩基も、全く同じにコピーされているのです。

がん細胞分裂

その60兆個もの細胞がすべて常に規則正しい増え方をしてくれればいいのですが、稀にコピーを間違って違う塩基配列になってしまう時があるので、これを修正する機能(がん細胞を抑える遺伝子)が間違いを修正しています。しかし、このチェックもすり抜けて、異常な核酸配列を持った細胞(がん細胞)が、毎日数百個〜数千個出来てしまいます。

すると、がん細胞は白血球の仲間であるナチュラルキラー細胞(NK細胞)によって攻撃・破壊されるので、正常細胞だけが残る仕組みになっているために“がん”にならずに済んでいます。

この様な防御機能があるにもかかわらず“がん”を発症してしまう要因は、先ず高齢化があります。
NK細胞活性は中年以降に急激に低下するので、“がん”を発症する確率が高くなります。

また、ハーバード大学がん予防センターから、がん死亡の原因は喫煙(30%)、食事(30%)、運動不足(5%)、飲酒(3%)と報告されています。この様な生活習慣病に関連した因子が加齢とともに蓄積し、“がん”の防御反応を低下させ、“がん”を発症させている要因と考えられます。
(続く)


文献H;ガン予防(1)
『医学博士の健康ブログ』2014年10月01日
http://meirusenju.jp/kunika/501/

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2014年10月13日
A409・「がん検診無用論」を調べています(5)
(前回迄の目次)
1、がん検診とがんの早期発見・早期治療について
2、がん検診のデメリットについて
3、がん検診結果に基づく治療法について
3-1 いわゆる「がん三大療法(手術、抗がん剤療法、放射線療法)」について
(1)がんの三大療法とは
(2)治療しない方がいい「がん」
3-2 手術

(今回)(文献引用は斜文字で表示)

3-3 抗がん剤でがんを治せないのは周知の事実

Q;がんの治療法は?
A;手術、抗がん剤療法、放射線療法

ほとんどの人は知識としては持っているでしょうが、
しかし、自分が「がん」と診断されたら、どう思い悩むでしょうか?

「手術は出来るだけ避けたい」「転移する前に禍根を取り除いた方が良い」・・このYES〜NOを繰り返し自問自答して、結局は医師の勧めに従って「手術」を選ぶケースが多いようです。
「抗がん剤」、「放射線」はいずれも副作用を意識はするでしょうが、
「主治医が処方するのだから有効なのだろう!」と思い、言われるままに治療を受けることになるのではないでしょうか。

日本人の医師への信頼感はとても高く、それが幸いすることもあるでしょうが、今、参照している幾つかの文献は、がん治療では「医師の言うなりになるのは危ない!」と警鐘を鳴らしています。

これらの警鐘が根拠のない暴論であったり、医学的に誤ったものならば、患者を惑わす有害な行為として、行政とか専門の医学団体はその非を咎め、追い詰める動きがあってしかるべきですが、それがさっぱり伝わってきません。十分に調べとは言えませんが、今のところ見いだせないでいます。

警鐘声をまずは聴いてみます。

(1)抗がん剤でがんを治せないのは周知の事実
(文献D)
・厚生労働省に電話取材したとき
電話口に出たK技官は、私の質問にこう答えた。
「抗がん剤ががんを治せないのは周知の事実です」
「抗がん剤は大変な発がん物質です」
「抗ガン剤を投与すると、10人に1人くらいに腫瘍縮小がみられるんです」という。 それを“効いた”と判断して医薬品(抗がん剤)認可するのだという。
観察期間は投与後わずか「4週間以内」だという。
(投与後数週間するとリバウンドして腫瘍がふたたび大きくなるから観察期間を「4週間以内」にしたのだろう、という記述があります。”多剤投与で死亡率は7倍〜10倍に跳ね上がる”の項ご参照)

・抗がん剤が有害無益であることは、海外ではとっくの昔に常識となっている。
1958年、米国立がん研究所(NCI)のデヴュタ所長が、米議会で証言した。
「抗がん剤を投与すると、一部の患者には腫瘍縮小がみられる。
しかし、がん細胞は自らの遺伝子を変化させ、たちまち抗がん剤の毒性に耐性を獲得してしまう。だから抗がん剤はがん細胞に対してまったく効力を失う。
がん患者はただ抗がん剤の毒性をこうむるのみだ。私は深く絶望している」

しかし……、アメリカのマスメディアも、日本のメディアも、この重大証言を黙殺した。その背後には、超巨大スポンサーである製薬会社や医療利権の圧力があることはいうまでもない。
日本ではがん学会までもが箝口令を敷いた。だから日本のがん専門医ですら、このデヴュタ証言やADGの存在を知る者は極めて少ない。

・多剤投与で死亡率は7倍〜10倍に跳ね上がる
1988年、NCI(米国立がん研究所)は
「抗がん剤は強力な発がん物質である」、
「投与すると、患者に新たながんを多発させる“増がん剤”と発表した
この衝撃論文も、やはり世界のメディアは黙殺し、日本ではがん学会も無視した。

アメリカ東部の約20の大学・研究機関の参加による大がかりな抗がん剤の合同研究によると
・目的:「抗がん剤の効果」「患者が受ける利益」の2点を明らかにする
・対象者:肺がん患者743人(全員、末期がん患者)
・方法:患者を4グループに分ける
   (1)3種類の抗がん剤投与
   (2)2種類投与
   (3)1種類(A薬)投与
   (4)1種類(B薬)投与
その結果、
腫瘍縮小効果は、
(1)の3種類投与グループが20%と、もっとも高かった。ところが「心不全」「ショック死」などによる死亡例は、単独投与群(3)と(4)の7〜10倍に達していたのだ。

■生存期間:(1)の3種類投与グループが「最も生存期間が短かった」(早死にした)
■リバウンド:腫瘍縮小した患者も、その後5〜8カ月で腫瘍は元の大きさに再増殖した。

抗ガン剤認可で、日本の厚労省が観察期間を「4週間」としている。
観察期間を「4週間」とした理由は「半年、1年と経過観察していたら、腫瘍のリバウンド現象がバレてしまうからだ」と理解される。

リバウンドしたがん腫瘍は、そこでとどまらない。抗がん剤投与で恐ろしいのは、AGD(反抗がん剤遺伝子)の変化によって、がん細胞が凶暴化することだ。こうなると、もはや手がつけられない。

抗がん剤で一部の患者に縮小がみられても、その後、ほぼ確実に再発、凶暴化して、患者を死に至らしめる。こうなると、患者は「がんで死んだ」というより、「抗がん剤で殺された」といえる。


3-4 放射線は抗癌剤よりも多くの免疫細胞を殺す(文献D)

安保徹教授(新潟大学医学部)は「抗がん剤よりも多くの免疫細胞を殺す」として放射線療法を否定する。
さらに手術も、「交感神経を緊張させ、患者を疲弊させ、免疫力を弱める」という。

人間の体内では前述のとおり、赤ん坊から年寄りまで平均して毎日約5000個のがん細胞が生まれている。では、なぜ、皆ががんにならないのか? それは、白血球の一種であるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が常に体内をパトロールして、ガン細胞を退治しているからだ。
だから、がんを治す方法は一にも二にも、NK細胞を増やす。これにつきる。
安保教授はがんを治す方法として3つを挙げる。それは
「笑うこと」
「食事を改めること」
「体を温めること」。
これらはいずれもNK細胞を増強する。とくに笑いの効用は素晴らしい。吉本新喜劇をがん患者に見せて笑わせたら、3時間でNK細胞が最大6倍も増えた。侮るなかれ、「笑い」こそはきわめて有効ながん退治薬なのだ!
(続く)

参照した文献
文献D;わが身に危険が迫っても これだけは伝えたい 日本の真相!
船瀬俊介・著  成甲書房  2013年刊

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2014年10月07日
A408・「がん検診無用論」を調べています(4)
(前回迄の目次)
1、がん検診とがんの早期発見・早期治療について
1-1 定期検診で死亡率は変わらない (文献B)
1-2 定期検診で死亡率が高まる(文献A)
1-3胃がん検診、人間ドッグ、脳ドッグのマイナス効果(文献A)
1-4 検査よりも予防(文献A)
2、がん検診のデメリットについて
2-1 有害な放射線被ばく受ける(文献A,C)
2-2 CTは被ばくリスクが高い(文献A)
2-3 がん検診の「要精密検査」「告知」などの恐怖が発がんを促進する(文献C)
2-4「がん細胞が見つかった!即手術」は人とがんの共存を乱し、悪性化する
2-5 偽陽性

(今回)(文献引用は斜文字)

3、がん検診結果に基づく治療法について

3-1 いわゆる「がん三大療法(手術、抗がん剤療法、放射線療法)」について

(1)がんの三大療法とは

がんの告知を受けた患者に示される治療方法は、基本的に
「手術療法」
「化学(薬物)療法」
「放射線療法」
の3種類があり、これを三大療法と呼ばれている。との解説があります。
私は(多分、私たち日本人の多くは、と言って良いと思いますが)これに何の疑念もありませんでした。ところが、
「がんの3大療法(手術、抗がん剤療法、放射線療法)は患者の命を縮める」
と言われると、ぎょっとさせらます。

(文献C、D)
・米国ではガン“三大療法”を否定した。
アメリカでは、1990年、代替療法に比べてガン“三大療法”は無力どころか危険でガンを増やし、患者の命を奪っていると断罪している。(OTAリポート)

OTAは、抗ガン剤等の“有効性”を完全否定した。
この衝撃事実に対して、厚労省やガン学界は嵌口令を敷いて、いっさい秘密とした。


(文献D)
米議会の調査専門部門である「アメリカ議会技術評価局(Office of Technology Assessment)」(略称;OTA)が1990年にリポートを発表し、それを受けてアメリカ政府は「代替療法にくらべて、抗がん剤、放射線、手術のがん“3大療法”は無効かつ危険」との裁定を下した。
そして、がん治療には代替療法を選択する道を推奨したのだ。1971年に当時のニクソン政権が「がん撲滅への宣戦布告」を行なってから20年、国家によるがん戦争敗北宣言でもあった。

アメリカ政府が、現代医学のがん治療の無効性、危険性を公式に認めたのだ。
これほどのビッグニュースはない。新聞の一面トップで報道するにふさわしい。
だが、しかし、やはり世界のメディアは黙殺した。日本のマスコミも一字すら伝えることはなかった。

現代は高度情報化社会だというが、まったくの虚妄である。巨大利権にかかわる情報はこのように完全に封殺されて、世界の市民に届くことは絶対にない。

だが、OTAリポートの登場以来、欧米のがん治療分野では流れが変わってきた。治療のトレンドが、自然療法、代替療法に向いてきたのだ。

とりわけインテリ層を中心に、がん患者が代替療法を選択しはじめた。それは、食事療法、心理療法、ヨーガ、瞑想、手当て……など、古来からの伝統治療である。

アメリカではOTAリポート以来、大きな奇跡が起こっている。毎年がん死者が、数千人単位で減り続けているのだ。猛毒の抗がん剤や有害な放射線治療を拒否する患者が増えたからだ。それは理の当然の現象だ。

このように1990年代から、海外では代替治療法が主流になっている。しかし、日本だけはあいもかわらず、3大療法(外科療法・科学療法・放射線療法)一辺倒だ。
日本のがん治療は欧米に20年遅れている。
日本での殺人療法は、医療現場で戦慄の地獄図を生み出している。「がんで死亡した」とされた患者の多くは、手術、抗ガン剤、放射線による重大副作用で“虐殺”されているのだ。


検診そのものが発がんリスクを高めるとか、偽陽性(何でもないのにがんと判定する)の多い検査法があるとかが指摘される一方で、検診結果に基づく医療、即ち所謂がん三大療法(手術、抗がん剤療法、放射線療法)は無効かつ危険!
というもので、(部分的な表現には過激に過ぎる点だは違和感がありますが)それぞれ説得力がありそうです。

行政なり推進母体は、現行の健康診断、人間ドッグはどの様な根拠で行なっており、長年続けてきた実績をもとに、どう評価しているのか、無効・有害論が妥当出ないことを示して、国民の無用な困惑混乱を取り除いてほしいと願います。

(2)治療しない方がいいがん

(文献A)
動物実験でも、人間の場合でも、生涯大きくならないがんが相当数あることが世界的な研究で分かってきた。
こういうがんは下手にいじらない方がいい。

前立腺がんに関するデータが参考になる。
死亡後、解剖によって初めて見つかる前立腺がんは非常に多いが、がんを抱えたまま天寿を全うしたことになる。

もし前立腺がんの有無を調べるPSA検査を受けていたら、必ず手術になっていただろう。その場合、果たして天寿を全うできたかどうか?
治療の弊害で早く亡くなっていたかもしれない。
同じことが他のがんについて言える。


(文献B)
前立腺がんの累積発生率と死亡率は、どちらも検診を受けたグループで僅かに高いという逆の結果だった。即ち、定期的にPSAを測定しても、前立腺がんを早期に発見して死亡率を下げることには寄与しない。

(文献C)
老衰で大往生したお年寄りの8割にがんがあった!
「早期胃がんが6〜7年変化しないことは専門家の常識」となっている。
これらは医者の常識で、他のがんもおなじといえる。
だから「がん細胞が見つかった!即手術」と短絡する必然性はない


3-2 手術

(文献A)
動物実験でも、人間の場合でも、生涯大きくならないがんが相当数あることが世界的な研究で分かってきた。
こういうがんは下手にいじらない方がいい。

もしタチの悪いがんなら早い時期に全身に転移する。検診で微細ながんを見つけ出し、激しい治療を施される不利益の方が、放置しておくよりもむしろ大きいともいえる。
これ一つをとっても、がん検診の有効性には大きな疑問符がつく。


(文献B)
前立腺がんと診断されても、
PAS値が4 ng/ml 以下の場合、半数以上は悪性度の低く、経過観察で良い症例だが
約半数の患者はこの段階で切除術が行われ、過剰と考えられる治療がなされている。

アメリカの予防サービスタスクフォースの勧告では、
PSAのスクリーニングテストで発見された症例のうち90%の患者は手術などの治療を受け、
前立腺がんによる死亡を回避できるのは0,1%
手術による合併症で死亡するのは0,3%、
1%以上の患者は尿失禁などの後遺症で苦しんでいるのが現状という。

この数字を見ると、過剰な検査と治療の有害性が、スクリーニング検査の有用性を上回っている。

(続く)

次回予定
3-3 抗がん剤療法
  抗がんガン剤でがんを治せないのは周知の事実
3-4 放射線療法
  放射線療法抗ガン剤よりも多くの免疫細胞を殺す

参照した文献
文献A;「長生きしたければがん検診は受けるな」(岡田正彦・新潟大学医学部教授)
http;//gendai.1smedia.jp/articles/-/31785
文献B;「がん検診で死亡率は低下しない」 医学博士國香 清
『医学博士の健康ブログ』2013年10月10日
http://meirusenju.jp/kunika/181/
文献C;「 ガン検診、受けた人ほどガンになり、早死にする!」(時空研ブログ)
http://d.hanena.ne.jp/murakoujin/20110429/1304011836
文献D;わが身に危険が迫っても これだけは伝えたい 日本の真相!
船瀬俊介・著  成甲書房  2013年刊

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