2016年07月12日
【はんだくん】マンガ 感想&あらすじ 勘違いで孤立していく半田清の高校時代を描いた『ばらかもん』スピンオフ作品
月刊少年ガンガン。2013年11月号から2016年7月号まで連載。全7巻
作者:ヨシノサツキ
他作品:ばらかもん
有名な書道家の父を持ち、自身もまた広く名を知られている若き天才・半田清。周囲からは羨望の眼差しを向けられているはずが、当の本人はある出来事によって自分が嫌われ者だと思い込んでいた。向けられる羨望の眼差し、良い噂、直接投げかけられる好意的な言葉すらも、半田くんは脳内変換でネガティブに解釈。本人も与り知らぬところで信者が集結して半田軍まで結成されたが、勘違いによって自分から仲間外れになっていく半田くん。
ネガティブへ突き進む半田清は勘違いに気づき、友人に囲まれる日は訪れるのだろうか・・・。
・半田清
「ばらかもん」の主人公。高校2年生。本来は人気者ですが、自分は嫌われ者だと本気で信じ込んでいることから、現在の友人は川藤鷹生のみ。23歳の半田もかなりネガティブな性格でしたが、高校生の半田くんはそれに輪をかけて酷い有様。ネガティブになってしまったのは、元々の素直で純粋過ぎる性格がゆえに招いた事態。
・川藤鷹生
半田くんの親友で、彼をあのような姿にした張本人。憧れの先輩に半田へのラブレターを渡されてショックを受け、軽い気持ちで「字ばっかり書いてるナルシスト毛筆野郎って吹聴してた」と嘘をついたことが原因。半田くんに申し訳ない気持ちはありますが、それ以上に勘違いをし続ける半田くんの行動を面白がっています。
・その他
半田くんを憧れすぎてる連中も紹介しておきます。
頭脳明晰で半田くんがいるクラスの副委員長を務める相沢順一。
モデルをやっていたチャラい見た目のイケメン・二階堂礼緒。
地元では有名な不良で、ゴツイ容姿をしている筒井あかね。元美少年。
勘違いする人たちばかりのなかで、唯一冷静に半田くんの素顔を見抜いている常識人の近藤幸男。
それ以外にも、半田マニアやストーカーぽい女の子なんか登場します。ある意味このメンバーは皆ストーカーみたいなものですけどね。
痛々しいけど笑ってしまいますね。
『ばらかもん』のアニメ2期来ないかなと思っていたら、まさかの『はんだくん』がアニメ化ということで感想書きます。『はんだくん』は『ばらかもん』のスピンオフ作品。『ばらかもん』の主人公・半田清の高校時代を描いた、完全にギャグ・コメディへ舵を切った作品。
人間ここまで勘違いできるものかと呆れる以上に感心してしまいますね。羨ましいほど皆に愛され、女の子にもモテモテ。イケメン、クール、ミステリアスなところは近寄りがたい魅力にもなっているんですが、半田くん視点になると、近寄りたくないほど自分は嫌われていると思い込んでしまします。
むしろ、ここまで嫌われてると思い込んでいるにも関わらず、毎日休むことなく登校する半田くんは意外と強靭なメンタルの持ち主なんじゃないかと思ってしまいます。何でも勘違いしてしまうのはなにも半田くんだけではなく、周囲の人たちも結構勘違いを爆発させてます。半田くんがネガティブ思考でマイナスに変換するのに対し、周りは半田くんのどんな格好悪い行動もポジティブにプラスへ変換してしまうものだから、余計にすれ違い状態になってましたね。
半田軍の面々がキャラ濃過ぎで主人公よりも目立ってるのも特徴。基本的に主人公よりも半田軍など主人公の周囲にいる人たちが騒動を起こし、常に暴走してる作品です。憧れ強すぎて半田くんが神格化されてるのは面白い。半田くん本人は認知してないところで勝手に担ぎ上げられていることも多くあります。
これは、半田くんが不憫過ぎて逆に笑ってしまいますね。ついに友達できそうな展開になったとしても、結局は勘違いによって1人ぼっちで涙目の半田くん。一刻も早く半田くんを五島に、島の皆のところへ連れていって欲しいと願ってしまいました。
『ばらかもん』を読んだ後にこの『はんだくん』を読むのも楽しいと思いますが、本編知らなくてももこれ単体だけで十分楽しめる内容なので、よければ読んでみてください。
[ばらかもんの過去記事はこちらから]
【漫画全巻ドットコム】はんだくん (1-6巻 最新刊) 紙版・電子版あり
作者:ヨシノサツキ
他作品:ばらかもん
あらすじ・概要
有名な書道家の父を持ち、自身もまた広く名を知られている若き天才・半田清。周囲からは羨望の眼差しを向けられているはずが、当の本人はある出来事によって自分が嫌われ者だと思い込んでいた。向けられる羨望の眼差し、良い噂、直接投げかけられる好意的な言葉すらも、半田くんは脳内変換でネガティブに解釈。本人も与り知らぬところで信者が集結して半田軍まで結成されたが、勘違いによって自分から仲間外れになっていく半田くん。
ネガティブへ突き進む半田清は勘違いに気づき、友人に囲まれる日は訪れるのだろうか・・・。
登場人物
・半田清
「ばらかもん」の主人公。高校2年生。本来は人気者ですが、自分は嫌われ者だと本気で信じ込んでいることから、現在の友人は川藤鷹生のみ。23歳の半田もかなりネガティブな性格でしたが、高校生の半田くんはそれに輪をかけて酷い有様。ネガティブになってしまったのは、元々の素直で純粋過ぎる性格がゆえに招いた事態。
・川藤鷹生
半田くんの親友で、彼をあのような姿にした張本人。憧れの先輩に半田へのラブレターを渡されてショックを受け、軽い気持ちで「字ばっかり書いてるナルシスト毛筆野郎って吹聴してた」と嘘をついたことが原因。半田くんに申し訳ない気持ちはありますが、それ以上に勘違いをし続ける半田くんの行動を面白がっています。
・その他
半田くんを憧れすぎてる連中も紹介しておきます。
頭脳明晰で半田くんがいるクラスの副委員長を務める相沢順一。
モデルをやっていたチャラい見た目のイケメン・二階堂礼緒。
地元では有名な不良で、ゴツイ容姿をしている筒井あかね。元美少年。
勘違いする人たちばかりのなかで、唯一冷静に半田くんの素顔を見抜いている常識人の近藤幸男。
それ以外にも、半田マニアやストーカーぽい女の子なんか登場します。ある意味このメンバーは皆ストーカーみたいなものですけどね。
感想
痛々しいけど笑ってしまいますね。
『ばらかもん』のアニメ2期来ないかなと思っていたら、まさかの『はんだくん』がアニメ化ということで感想書きます。『はんだくん』は『ばらかもん』のスピンオフ作品。『ばらかもん』の主人公・半田清の高校時代を描いた、完全にギャグ・コメディへ舵を切った作品。
人間ここまで勘違いできるものかと呆れる以上に感心してしまいますね。羨ましいほど皆に愛され、女の子にもモテモテ。イケメン、クール、ミステリアスなところは近寄りがたい魅力にもなっているんですが、半田くん視点になると、近寄りたくないほど自分は嫌われていると思い込んでしまします。
むしろ、ここまで嫌われてると思い込んでいるにも関わらず、毎日休むことなく登校する半田くんは意外と強靭なメンタルの持ち主なんじゃないかと思ってしまいます。何でも勘違いしてしまうのはなにも半田くんだけではなく、周囲の人たちも結構勘違いを爆発させてます。半田くんがネガティブ思考でマイナスに変換するのに対し、周りは半田くんのどんな格好悪い行動もポジティブにプラスへ変換してしまうものだから、余計にすれ違い状態になってましたね。
半田軍の面々がキャラ濃過ぎで主人公よりも目立ってるのも特徴。基本的に主人公よりも半田軍など主人公の周囲にいる人たちが騒動を起こし、常に暴走してる作品です。憧れ強すぎて半田くんが神格化されてるのは面白い。半田くん本人は認知してないところで勝手に担ぎ上げられていることも多くあります。
これは、半田くんが不憫過ぎて逆に笑ってしまいますね。ついに友達できそうな展開になったとしても、結局は勘違いによって1人ぼっちで涙目の半田くん。一刻も早く半田くんを五島に、島の皆のところへ連れていって欲しいと願ってしまいました。
『ばらかもん』を読んだ後にこの『はんだくん』を読むのも楽しいと思いますが、本編知らなくてももこれ単体だけで十分楽しめる内容なので、よければ読んでみてください。
[ばらかもんの過去記事はこちらから]
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【漫画全巻ドットコム】はんだくん (1-6巻 最新刊) 紙版・電子版あり
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