2011年11月28日
●被災地へ行ってきました
東日本大震災から約8ヶ月。 これからの自分の人生の中で、今行っておかなければ・・・ という衝動に駆られ、車に飛び乗りました。 都内から外環道経由で東北道へ。 一路東北の地を目指しました。 時間が遅かったため、途中で一泊。 バブル期にはスキーのメッカでもあった山形県の蔵王に立ち寄り、 蔵王の温泉へ。 宿泊したのは、いつものじゃらんで予約した「和歌の宿わかまつや」です。 ↑宿の入口 事前の口コミサイトで見ていましたが、とにかく、スタッフの 感じがとても良いです。 出迎えの人、客室係、フロントの人、レストランの人などなど。。。 一言一言に気持ちがこもっており、本当に感じが良い宿でした。 温泉は、源泉かけ流し。 温度が熱く、臭いと刺激がやや強いけれど、いつまでもポカポカ感が 続く気持ちの良いお湯でした。 内風呂・露天風呂ともに、満喫できました。 食事は、地元の食材を使った鍋を中心とした満足いくものでした。 部屋は、10畳の和室。 アメニティは以下の通り。 冷蔵庫・浴衣・ポット・冷水・ドライヤー・ウォシュレット・ バストイレ別・ハブラシ・シャンプー・リンスなど。 これまで数々の宿に宿泊してきましたが、ここほどスタッフの 教育が行き届いており、高いホスピタリティを伴った接客を 提供している宿は数少ないと思いました。 また泊まりたい宿の一つになりました。 2日目。 山形自動車道を経由して、東北自動車道で仙台へ。 最近開通したと思われる仙台南部有料道路を通り、まずは仙台の 海の玄関口、塩釜港へ立ち寄りました。 港に近づくにつれ、道路沿いの商店や民家の壁には、波が押し 寄せたと思われる跡がハッキリと付いており、あちらこちらに 何かが流されてきて打ち付けられた痕跡が生々しく残って いました。 信号機や電柱、ガードレールなども、まだ復旧していない状態 の所が多く目立ちました。 港には、波で破壊された倉庫や工場が点々と残っており、周囲 にも流された自動車や重機などの残骸がまとめられていました。 テレビのニュースで見てはいたものの、実際に目にするその場所 は、衝撃的で悲しく無残な状態でした。 そんな中、あちこちで営業を再開している飲食店や商店が目に入り、 着実に復興に向けて動いていることを感じました。 その後、さらに三陸自動車道を北上して、石巻市へ。 高速道路は、復興支援関係のトラックが多く目立ちました。 インターチェンジをを下りた周辺は、特に大きな被害は 無かったようで、大型ショッピングモールや量販店、飲食店 などはたくさんの人で賑わっていました。 しかし、海に近づくにつれて様子は一変。 石巻駅前の商店街や、商業施設などの建物は、無残にも破壊 された状態で残っていました。 こんなとこまで波が!?と思うほど、まるで映画の中の世界 にでも入り込んだかのような光景が広がっていました。 瓦礫はかなり撤去されており、さら地になっているところが 目立ちましたが、あちこちに波に流されずに残ったものの、 取り壊されることもなく、悲しく残っている建物も多々ありました。 ↑電飾看板は無いけれど、営業中のセブン ↑何も無い ↑何らかの理由で残されている建物 ↑前を走るトラックの荷台には・・・ この場所であの日、あの地震のせいで、一度に何千人もの人々の 尊い命が奪われたことを思うと、強く心が痛みました。 誰を恨むこともできないけれど、目の前に広がる光景に、悔しさと どうすることもできない無力さ・虚しさを感じました。 途中で立ち寄ったセブンイレブンで、線香とマッチを買い、 辺りを一望できる岸壁にて、犠牲者の冥福を祈りました・・・。 大地震、特に大津波によって奪われた街の数々。 この光景を目に焼きつけたことで、震災に対する備えの大切さ、 命の尊さなどを再認識すると共に、この出来事を後世に語り継いで 行くことを心に決めました。 あらためて、今回の震災で被害に遭われた方々に、心よりお見舞い 申し上げます。 → 地震・災害・犯罪に備える、防災&防犯対策商品はこちら → 日本の宿・ホテル探しは「じゃらんnet」 → 引越し業者を一発で比較・検討できるサイト〈無料〉 |
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