2015年08月10日
52歳の新卒新入社員
52歳の新卒新入社員
試用期間1年での入社、どうなることやら、と思いつつ、会社に向かった。一日目は入社式、4人の新入社員、私を除いて、新卒者、気まずい思いをしつつ、入社式、入社手続きなどで無事終了した。次の日はちょっとした説明を受けて、さっそく配属。その生産技術の課長さんが迎えにきてくれました。その人も大手メーカからの転職者で、この会社にはその様な転職者が多い、とのこと。転職者が多いということは、私と同じ様な人も何人もいるということである。現場にはやさしいおばさんやフィリピンからの若い女の子の研修生もいて、フレンドリに話しかけてくる。人間関係としてはうまくいきそうである。しかし、業務としてはどうか、50過ぎで得意技がない私にとって業務として居場所をつくられるか、そこが不安として残っている。
配属先の課長からは、”私が配属されるといいうことは聞いていない、どうするか、これから考えるけど、なにができますか”と聞いてきた。この会社ですぐにできそうなことはなにもない。入社当初、CADを使って、図面の作成作業にまず取り組んだ。その傍ら、製品を知らなければならないという大義名分のもと、不良混入の選別作業をすることとなった。確かに製品を知るおよび会社に慣れるという意味ではよい作業であるかもしれない。淡々と取り組んだ。一週間も経たない内に、同じ目的(会社及び製品を知る)で、製造実習をすることとなった。朝から一日中同じ作業の繰り返しではあるが、確かに自然と現場の様子を感じることができる。妙に新鮮に感じた。しかし、ちょっと妙なことになった。いつまでたっても製造実習が終わらない。いつまでに続くかみえないうちに、製造実習は3ヶ月を過ぎた。
7月になって、成り行きに任せていると、人事から呼び出された。いってみると今の部署の課長と並んで座っているところで、品質保証への異動を言い渡された。そうか今までの部署では私は使いこなす術が見つからなかったということか、社長からやんや言われて社長の要求通りに私を使えなかった、という感じか、どちらかである。いずれにしろたらい回しの形で異動となった。
この様な中小企業で、知識も決定権のない状態での品質保証の業務に不安を感じながらの異動となった。予想通リ精神的にきつい業務であった。この会社の業務は下請け業務が主で、受注会社の作業依頼を低賃金でこなす業務です。上から目線の要求に地道に答えなければならない。その要求に答えるために、社内調整しようとしてもまとまらない。新入社員で知識のない私がどう対応するか、無い知恵を絞り、時間を掛けて対応する。そうするとなんでそんな時間がかかるかと責められ、経費節減で残業するな、となる。サービス残業をすると申請をしろとなる。上長はつまらない業務にさっさと帰る。その割りには昔は夜中まで仕事をした。おまえはなにをやっているんだって感じで、八方塞がり。
私もそれなりにいろいろなところで経験を積んできた。こんなことで落ち込んでいても仕方ありません。しかしどうしようもならないことは起きます。こういう事態になるときの原因としては会社の業績が悪い場合がある。この時も会社業績が悪化し、期限なしの給与5%カット、一時帰休実施、ボーナスなしが続いている。挙句に希望退職を募りはじめた。私の場合は1年間の試用期間中で、たいした業績もなく、その見込みもない。潔く退職を受け入れた。但し、会社都合退職扱いにして、一年未満であるにもかかわらず、3+2ヶ月の雇用保険受給の権利を手に、静かに去りました。その後は、わかってはいたものの、厳しい就職活動をはじめました。
試用期間1年での入社、どうなることやら、と思いつつ、会社に向かった。一日目は入社式、4人の新入社員、私を除いて、新卒者、気まずい思いをしつつ、入社式、入社手続きなどで無事終了した。次の日はちょっとした説明を受けて、さっそく配属。その生産技術の課長さんが迎えにきてくれました。その人も大手メーカからの転職者で、この会社にはその様な転職者が多い、とのこと。転職者が多いということは、私と同じ様な人も何人もいるということである。現場にはやさしいおばさんやフィリピンからの若い女の子の研修生もいて、フレンドリに話しかけてくる。人間関係としてはうまくいきそうである。しかし、業務としてはどうか、50過ぎで得意技がない私にとって業務として居場所をつくられるか、そこが不安として残っている。
配属先の課長からは、”私が配属されるといいうことは聞いていない、どうするか、これから考えるけど、なにができますか”と聞いてきた。この会社ですぐにできそうなことはなにもない。入社当初、CADを使って、図面の作成作業にまず取り組んだ。その傍ら、製品を知らなければならないという大義名分のもと、不良混入の選別作業をすることとなった。確かに製品を知るおよび会社に慣れるという意味ではよい作業であるかもしれない。淡々と取り組んだ。一週間も経たない内に、同じ目的(会社及び製品を知る)で、製造実習をすることとなった。朝から一日中同じ作業の繰り返しではあるが、確かに自然と現場の様子を感じることができる。妙に新鮮に感じた。しかし、ちょっと妙なことになった。いつまでたっても製造実習が終わらない。いつまでに続くかみえないうちに、製造実習は3ヶ月を過ぎた。
7月になって、成り行きに任せていると、人事から呼び出された。いってみると今の部署の課長と並んで座っているところで、品質保証への異動を言い渡された。そうか今までの部署では私は使いこなす術が見つからなかったということか、社長からやんや言われて社長の要求通りに私を使えなかった、という感じか、どちらかである。いずれにしろたらい回しの形で異動となった。
この様な中小企業で、知識も決定権のない状態での品質保証の業務に不安を感じながらの異動となった。予想通リ精神的にきつい業務であった。この会社の業務は下請け業務が主で、受注会社の作業依頼を低賃金でこなす業務です。上から目線の要求に地道に答えなければならない。その要求に答えるために、社内調整しようとしてもまとまらない。新入社員で知識のない私がどう対応するか、無い知恵を絞り、時間を掛けて対応する。そうするとなんでそんな時間がかかるかと責められ、経費節減で残業するな、となる。サービス残業をすると申請をしろとなる。上長はつまらない業務にさっさと帰る。その割りには昔は夜中まで仕事をした。おまえはなにをやっているんだって感じで、八方塞がり。
私もそれなりにいろいろなところで経験を積んできた。こんなことで落ち込んでいても仕方ありません。しかしどうしようもならないことは起きます。こういう事態になるときの原因としては会社の業績が悪い場合がある。この時も会社業績が悪化し、期限なしの給与5%カット、一時帰休実施、ボーナスなしが続いている。挙句に希望退職を募りはじめた。私の場合は1年間の試用期間中で、たいした業績もなく、その見込みもない。潔く退職を受け入れた。但し、会社都合退職扱いにして、一年未満であるにもかかわらず、3+2ヶ月の雇用保険受給の権利を手に、静かに去りました。その後は、わかってはいたものの、厳しい就職活動をはじめました。
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