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2015年06月17日

体力アップ、ダイエットとプチライザップに挑戦

体力アップ、ダイエットとプチライザップに挑戦
 
 毎日、雑酒を4〜6缶、タバコ1箱、食っちゃ寝の生活を続けていました。50歳を過ぎて、ふと気づくと、164cmの私の体重は70kg、(BMIの指標では標準体重は59kg、)どうも身体が重い。腹まわりは85cmを超え、メタボになっている。ある日、20歳前後の若者と一緒にサッカーをする機会があり、ボールを追ってグランドをちょっと走らされた。足がもつれて転んでしまった。頭では足が動いているつもりでも、本物の足はついてきていない。よくきく話しではあるが、実際にそうなってみると、がっくり。
 そこで、ちょっと散歩を始めた。それがちょうど2年前のことである。さらにちょっと食事を減らしてみて体重をちょっと減った。それでも68kg。そこそこの効果はあった。体力的には歩くだけではさほど不具合は感じない。そこで試しにちょっと走ってみた。私の頭が思っている身体と実際の身体が全く違うことに気付かされた。300mも走ると死ぬ程息苦しい。特に速く走ったわけではない、100mを30秒程度での速さで、300mも走れない。私が高校生の頃は1500mを6分を切る程で走っていた。昔は100mを24秒で1500mを走っていた。私の頭はまだその身体だと思っている様であるが、実際は全く違う。歩くだけでは気がつかなかったが、走ることで明確に気付かされた。
 高校時代は柔道部に入っていて、毎日2時間の練習、学校まで8kmの道のりを自転車で毎日猛ダッシュ、おまけに学校は山の上、運動量は半端ではなかった。高校の時と同じ体力とは言わないまでもそこそこの体力を維持したい。ということで、毎日走ってみることにした。
 まずは、1500mを走り始めた。決して速く走っているわけでもないが、500mも過ぎると、倒れそうな程辛い。それをこらえて1500mまで走ると汗だくになる。こんなに辛いのにタイムをみると9分もかかっている。このタイムはジョギングで話しながら走れる程度の速さである。それでこの辛さで愕然とした。この気持ちをバネに1500mを走り続けた。
 人間ってすごいもので1か月も過ぎると、最初は9分かかっていたものが8分を切るようになってきた。人間の適応力ってすごい、と感じつつ、距離を3000mに増やしてみた。かなり辛かったが走ることはできた。1ヶ月も過ぎると3000mを15分代で走れる様になった。しかし膝は痛くなるし、足の裏は痛くなるし、これは大変である。世間一般で言われている故障そのものを味わった。走り方が悪かったり、筋力がついていない状態で走り過ぎると怪我をする、と言われているがその通りである。足を引きずりながらも得られた情報が検証できると面白いものだ。足に負担のかからないフォームを考えつつ、ちょっと休足日をもうけつつ、週に5日は走り続けた。
 走り初めて、半年経った。さらに距離をのばして7km走ることにしてみた。足に負担がかからない様な走り方で、ゆっくりと長い距離を走って、ダイエット効果を高めよう、という狙いです。7kmを約40分で走ってみた。ゆっくり走ってと思っても結構きつい。しかし我慢しつつ走ることを続けてみた。その後、ゆっくりとと思って走り初めても欲がでてきた。できればもっと速く走りたくなってきた。そこで、ランニングフォームを考え始めました。いろいろと調べましたが、結局気にしたフォームは、ランニング教本 ”ラン二イングの90%は上半身” のフォームです。体重の多くは上半身で、その上半身を運ぶのだから上半身の扱いが大切である、というものである。よく言われている体幹を使うとか筋肉をどう使うかとか、骨の動きにどう合わせるのかとか、一般的に言われている内容の中から大切なポイントを上手く選び出している様に感じた。それを意識して走り始めた。
 面白いことに速く走れる様になってきた。7km 40分程度であったタイムが35分に縮まった。さらに、欲が出て、上半身の筋肉をつけたいと思う様になった。試しに鉄棒にぶら下がって懸垂をしようとした。驚いたことに一回もできない。高校の時は20回近くできていたのに、と思い、またもや愕然。そこで、足のつく鉄棒での懸垂からはじめた。これも走る前に20回、走った後に10回、これをノルマとして、ランニングとセットにして、続けた。面白いことにこれも半年もすれば、足のつかない状態から懸垂10回ができる様になった。人間の能力ってすごい、と我ながら感心した。 
 結局、思い立って、早2年、ランニングは10kmを50分を切る速さで走れる様になり、体重は70kgから62kgに減量、腹周りは85cmkら75cmに10cm減、楽に懸垂はできる様になり、さらにぶら下がった状態から逆上がりも出来る様になった。ライザップのCMほどではないにしてもそこそこの肉体改造に成功した。さらに進化している。こんな自分を自分で褒めてやりたい。





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