世の中、薬嫌いな人が時々いる。
薬を飲むと薬依存症になるとか、薬は副作用があり体に悪いとか、精神的な病気など気持ちの持ちようだなどとの考えで拒絶反応を示す人がいる。
特に抗うつ薬や抗不安薬などはそのような偏見にさらされる。
確かに依存はあるだろうが、精神疾患、神経疾患の治療の中心は薬物療法であり、
よっぽどの医療機関でないとカウンセリングや認知行動療法、栄養療法、森田療法などの特別な療法を行ってくれる医療機関はほとんどない。
医者からしたら、毎日数十人も来院する精神神経疾患患者に対していちいち細かなことの話相手になってられない。
患者が多すぎて、そのような時間がないから、患者の様子を聞いて、同じ薬を2から3週間分投与する処置をして、それの繰り返しだ。
しかし、そのような診療でもうつ病や神経症は時間を経て薬を飲んでいれば治ってくるのである。
私も一時期、不安感が大変強く、胃腸障害や睡眠障害もひどく、強い抗不安薬を処方されたが、あまり効果がなかった。
しかし、薬を飲み続けているうちに、体の症状も心の安定も少しずつ改善し、
現在は長期作用型の弱い抗不安剤と軽い抗鬱薬で大丈夫になった。
どうして、良くなったのか、それは人間にはDNAにもとづいた修復能力が体に備わっているためだと思う。
すなわち自己治癒力であり、薬と自分の自己治癒力で治ってゆくことを経験した。
しかし、病気での症状がひどい場合を放っていたら、自己治癒力ではもはや回復が難しく、どんどん病気が悪化するだけだと思う。
最悪の場合、自殺につながる場合もありえる。
したがって、うつ病やストレス症は早期発見、早期対処で医療機関にかかることで病気も早めに治ると思う。
自分で何か体調や気分がおかしいと感じたころは中程度まで病気が進んでいる事が多いので、おかしいと思ったら勇気をもって心療内科や神経科などの医療機関にゆくべきだ。
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