先進国では経済が発展し、そこそこ物質的に恵まれて、
労働形態が50年前の肉体労働から頭脳労働やサービス業への比率が多くなり、日本でも何かとストレスを感じることが多くなった。
便利な製品や機械などで肉体労働から解放されたが、今度は製品や機械のような正確さや厳密さが顧客から求められるようになっただけでなく、
この肉体労働から頭を使う仕事の形態に代わったことが、近年のうつ病をはじめとするストレス疾患が増加した要因と考えられる。
はやり肉体を使う、つまり手足の筋肉を使い自然な疲労は心地よい睡眠にもつながる。
それが頭を酷使して頭が疲労すると、疲労物質が脳に集中し、神経が興奮状態になる傾向になると思う。
それがうつ病や不安症の要因になっているのではと考えられる。
私がうつ病や不安症が改善したとはいえ、時々体調が悪いことがある。
その主たる症状の原因は日常生活では支障はないが、体調が悪い時に緊張すると、吐き気や動悸、不安感などが出やすくなる。
その中で考え出した方法が脳の不安や緊張を感じ取る偏桃体を正常に認識させる方法だ。
脳内に位置する偏桃体は動物が危機状態を感じて闘争か逃走をする際のために
不安や恐怖を感じて身を守るための器官である。
よって、偏桃体の敏感性をやわらげ、誤作動を修正する方法として以下のことをすることを脳科学の理論により思いついて、効果があった方法を紹介する。
その方法とは、ボクシングのように腕で相手を殴るしぐさをすることだ。
誰もいないところで、左右の腕でボクシングの素振りのようにパンチをすることを10分程度繰り返す。
すると、脳では私が敵と戦っていると認識し、偏桃体の興奮が低下してくることが考えられる。
それは腕の筋肉を動かすことで肉体的な疲労が起きることと、腕を動かしている感覚神経は脳の視床を経由して、
脳全体に信号が送られるために、きちんと敵と戦って対処していると脳が判断するためと考えられる。
不安感や緊張感に襲われたら、戦うように腕を動かすことで不安が軽減すると思う。
そのことは普通の人でも例えば小学生や中学生、スポーツをしている高校の部活などで、
陸上競技やマラソンなどで、競技寸前の合図の寸前は緊張や不安感が高まり、
動悸がしているが、いざ走り出すと、先ほどまでの緊張感や不安感は消し飛んでいることに気が付くはずだ。
それは全身の筋肉を稼働させることで、偏桃体の興奮が抑制されたとためと考えられる。
何もせず、体を動かさず、行動もせず、こうなるのではとかいろんな心配にこころをめぐらしいくら考えたところで不安感も緊張感も解消しないのだ。
そのような時は体を動かしたり、実際行動してみると、案ずるより生むがやすいであり、
それらを繰り返し、不安や心配は自分の思い過ごしであることに気が付くことが大切だと思う。
それは一種の認知行動療法になると考えられる。
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