うつ病や不安障害の治療にはSSRIなどの選択的セロトニン再吸収阻害薬や抗不安薬などのいわゆる安定剤が処方される。
安定剤の多くがベンゾジアゼピン系でありいろいろな種類がある。
一口にベンゾジアゼピン系といっても分子構造が異なり、長期作用型、数時間の短期作用型
強い不安を和らげる作用、肩こりなどに作用して症状を緩和する筋肉の弛緩のあるものや
睡眠薬までさまざまだ。
よくネット上で依存や耐性などが怖い薬だと有害性を述べている人がいるが、それはごく少数の過敏反応だと思う。
先日もネット記事でベンゾジアゼピン系薬の危険性の題名で記事が出た。
書いた人は元パニック障害の人で薬を飲むことに対して否定的な意見で書かれていた。
コメントでも半々の意見で、私のように病気経験が数年あるような人は薬を否定しない意見があった。
ニュース記事だとあたかも依存や耐性が有害で深刻なように書かれていたが
飲んだことがある人は病気の治療に必要だという認識があり、
また、耐性や依存が出るかどうかは人それぞれだという意見が多かった。
私もベンゾジアゼピン系薬のおかげで病気がよくなったと思っている。
また、病気が治ってきて調子が良くなると薬をつい飲み忘れることがおきる。
そのようにして、薬を飲まなくとも不安や、緊張、不眠、胃腸障害などの不調がでなくなってゆき
調子が悪い時だけ薬を飲むことで日常も仕事もできるようになると思う。
ただ、薬の作用が比較的強く短時間作用型のエチゾラムは飲んで1時間ほどで効果が出ているのもわかるし
6時間程度で薬が切れてきたこともわかるような薬は調子が悪い時や時期だけにしておく必要があると思う。
不安や自律神経症状が出る場合、あまり強くないベンゾジアゼピン系薬を朝晩飲むほうが治りがよいかもしれない。
エチゾラムが切らかけれくると急に気分が悪くなるのが弱点で、2か月以上とか毎日飲むのはよくないと感じる。
私の経験では夜、9時ころにエチゾラムのような数時間の短期で強い作用の薬を飲むと、6時間後の夜中の3時ころに
悪い気分で目が覚めることが多々あった。
それ以外に中期から長期作用型は数年飲んでも特に依存や耐性で問題ないと思う。
ネット記事でよくないと思ったことは、ベンゾジアゼピン系薬が薬物中毒のような悪者扱いされていることだ。
病気を治すためにベンゾジアゼピン系薬は必要だと思うし、精神科の薬は酒や麻薬よりもはるかに安全だと思う。
ベンゾジアゼピン系薬などの否定派の人はこれらの医学的な薬が違法薬物や酒のような作用があるように思っているのではと感じる。
覚せい剤や性欲興奮剤など違法薬物は命にかかわる副作用で死亡するケースもある。
酒で酔っぱらうと人格が変化して、乱暴になったり、認知能力が著しく低下して飲酒運転では事故を起こす。
アルコール依存症のように酒がないと気分が落ち着かず手が震えるとか。
ところでベンゾジアゼピン系薬は強い不安や体調不良を緩和する程度までしか効かない。
そのことを知らないのではないのかと思う。
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