アフィリエイト広告を利用しています
リンク集
カテゴリーアーカイブ
最新記事
ファン
検索
<< 2017年07月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
写真ギャラリー
最新コメント
フィレンツェにて 〜 夕食の友Tiiaとの出会い 〜 by リサイクルプロショップ (05/01)
月別アーカイブ
プロフィール
のんのんさんの画像
のんのん
プロフィール

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2017年06月09日

イギリスカントリーサイド Devon州、Ashburtonへの旅 〜 いざSands Schoolへ♪ 〜

私がサンドスクールをみつけたのは、サマーヒルスクールのHPにリンクしている、IDEN(International Democratic Education Network)という、国際的な組織に属していたからだった。

つまりはオルタナティブ(新しいタイプの)スクールであり、デモクラティック(民主的な)スクールともいう。

 簡単に紹介すると・・・場所は、イギリス南西部の DEVON州 にあり、ロンドンからは列車で3時間とさらにバスで約25分くらい走った小さな街、Ashburtonにある。

出発前に、調べた情報では、、、

 学校は、1986年創立。生徒数は60人〜70人。年齢は11歳〜17歳。
先生も生徒もみんなファーストネームで呼び合い、校長先生は存在せず、全て全員での週に一度の「話し合い」で運営されている、まさに民主的な学校。

Sands SchoolのHPを見る限りでは、もしも自分が学校を作るなら、こんな学校を作りたいと思えるような印象だった(*´ω`*)

そして、余談だが、私は浦沢直樹の漫画「マスターキートン」が大好きで、そこに出てくる、コーンウォールという海が近く、かなり大きな自然公園の一部らしいということも分かっていた。

そして、いよいよその日、天気は快晴!

DSCN4039.JPG

ロンドンのパディントン駅を10時40分に出発し、快速列車で少し走れば、緑あふれるのどかな車窓となった。

DSCN4045.JPG

動物たちもチラホラ、、、

DSCN4046.JPG

この方角だと、北海になるのだろうか?

DSCN4056.JPG

DSCN4061.JPG

約3時間で「Newton Abot」駅に到着した。

DSCN4066.JPG

この時の私のささやかな幸せは、「荷物がいつもの半分」ということだった。荷が軽いと、こんなにも楽だとは!( ・∀・)
*黒いスーツケースはユースに預かってもらっていた。

そこから「Ashburton」までは、日曜以外ならバスで20分の距離だった。
そして、行ったのはまさしくその日曜だった(TT)

しかたなく、タクシーを使って、予約してあるB&Bに到着。(20£=約5000円うう、痛い)
DSCN4306.JPG

ちなみに、B&Bとは、ベッド&ブレックファストの略で、朝食付ホテル。
都会と違い、田舎の方で1人で泊まれる安い宿をみつけるのはかなり難しく、ネットでさがしまくって、電話で問い合わせてみつけた希少なホテルだった、
*1泊25ポンド=約6250円

普通のお家の子ども部屋といった感じ、体格のいいイギリス婦人が歓迎してくれて、これはこれで新鮮(^^)

DSCN4303.JPG

シャワーや朝食についてなどイロイロ説明を受け、お腹が空いていた私は、食事兼、お散歩に出かけた。

映画に出てきそうな雰囲気のあるイギリス酒場風レストランに入る。
DSCN4067.JPG

ロンドンにいるよりも、イギリスに来た実感が(笑)

ジャガイモと肉の豪快な料理を頂く!
DSCN4071.JPG
*6ポンド=約1500円

ジャガイモの下に肉がしいてある、意外と手が込んでいて地元料理感もあり、すごく美味しかった。

少し歩くと、図書館を発見、、、

DSCN4072.JPG

さらにインフォメーションも、、、でもお休みの様子。
DSCN4073.JPG

さらに歩くと、明日の訪問先であるサンドスクールを発見!

DSCN4076.JPG

これは楽しみ〜♪

DSCN4078.JPG

そして、来た道を引き返してB&Bに向かう途中、牧場らしき景色が目に入ったのでそちらに向かった。
街と緑が溶け合ってる感じ、、、

DSCN4081.JPG

これぞイギリスカントリーサイド!
(この時はまだその片鱗に触れただけ、笑)
しばらく「大地」の感触に触れていなかった私は、久々に大きく大きく伸びをして体いっぱいで自然の恵みを受け取った\(^o^)/


(つづく)

実際の旅に役立つ情報編へは、こちら
ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜

最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
この記事を気に入って頂けたら、ポチっとお願いします^^

人気ブログランキング
にほんブログ村 旅行ブログ 海外一人旅へ
にほんブログ村



2017年06月08日

旅の途中(2007年5月20日深夜)、イギリス、ロンドンにて思ったこと 

ロンドンという町は、日本と似ている。

その時間の回り方が・・・。
そのスピードが。
24時間営業のバス。
夜中まで働き続ける人々・・・。

イタリアでのあのゆったりとした時間の流れ、差し出される人々の手の数々、かけられる声の暖かさ・・・。
あの国を旅する時、不安というものはほとんど感じなかった。
もちろん、光の部分があるように、影の部分もあって、財布など貴重品をすられたという人に出会ったり、道端で乞食をしているおばあさんにも何人も出会った。

日本人は特に狙われているという意識は、一人でいる時は特に忘れないようにしていた。

でも、「いい人」と「悪い人」がいるのではなくて、人は基本的にはみんな同じで(個性はまた別として)、置かれている状況が人を変えるのだということ・・・。

盗みを働いたりするのは、生活に困っている外から来た人々が主のようだ。

 基本的に「人生は、楽しむもの」という表現がぴったりのあの国・・・。

食べる楽しみ、美しいものを見る楽しみ、創り出す喜び・・・。

音楽を聴く楽しみ・・・人と出会う喜び・・・。
 
旅の醍醐味は、やっぱり「出会い」にあると思う。

長く滞在すると、その町の人を大好きになって、いつもいつも、別れは切ない。

それはイタリアだけでなく、フランスでも、ここロンドンでも・・・。

「When will you leave here ?」(いつここを発つの?)
 
という問いに、何度、答えただろう。

 元来そそっかしい私は、何かしら小さな騒動を起こしては、周りの人を巻き込んで、そのつど、不思議なつながりが生まれる。

決して意図してやっているわけではなくって、その時その時は真剣なんだけど、後で思うと、あのおかげであの人に出会えたから、よかったなって思う。

でもその相手が同じように思ってるかどうかはあやしいけれど(笑)

(つづく)

実際の旅に役立つ情報編へは、こちら
ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜

最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
この記事を気に入って頂けたら、ポチっとお願いします^^

人気ブログランキング
にほんブログ村 旅行ブログ 海外一人旅へ
にほんブログ村



2017年06月07日

イギリス、ロンドン、YHAホーランドパークにて 〜 洗濯の友 そしてキッチンの友 〜

苦労して辿り着いたユースホステル、YHAホーランドパーク、、、

 チェックインして、まず感動したのはその「静けさ」と自然の豊かさだった。さすがに広い公園の中だけあって、車の騒音が全くない。

DSCN4032.JPG

DSCN4021.JPG

DSCN4015.JPG

DSCN4017.JPG

 それと、レストランのよさ。さすがに宿泊代が22ポンドもするだけあって、朝食がとっても豪華!

様々な種類の卵料理や、ベーコン、ソーセージ、ビーンズ、焼きたてのパン、ヨーグルト、シリアル、
オレンジジュース・様々な飲み物・フルーツ・・・どれも食べ放題\(^o^)/・・・(と言ってもそんなに入らないが)特にバターや、クロワッサンが美味しかったლ(´ڡ`ლ)

DSCN4031.JPG

そして、もっとも重要だったのは・・・なんとキッチンがあることだったʕ•̀ω•́ʔ✧

ここ1ヶ月ほど、外食しかしてない私にとって、「自分で料理ができる」というのは、大きな喜びだった。

 そして毎回そうだが、スタッフが親切なこと・・・。
 さらに「いい出会いがたくさんあったこと」ここでの出会いは、同時に私の英会話レッスンにもなり・・・貴重な経験となった。


さて、よれよれの状態でホステルに辿り着いた私は、その日は早くからベッドに入って眠りについた。

女性の20人部屋だから、さぞかし騒がしいことだろうと思っていたら、この時は意外に静かで、騒音もなくぐっすりと熟睡できた(。-ω-)zzz. . .

 次の朝、天気は快晴!まさしく「洗濯日和」だった(*^_^*)窓を開けて、嬉しそうにしている私の横を

「Washing Day・・・」(洗濯の日)と言いながら、背が高くてボーイッシュな感じの若い女性が通り過ぎた。

同じことを考えていたので、「Me、too」と言って、お互い目を見合わせて、にこっと笑った。

 ゆっくり朝食を食べてから、洗濯物をかかえてランドリー室に向かった。するとさっきの女性が、すでに来ていた。

 料金は、1.5ポンド。(乾燥は別)どうやら、50ペンス硬貨が必要らしく、彼女が「両替してもらってくるから、ちょっとそれ(洗濯物)見てて」と言って、フロントに行った。

そして、戻ってくると、私に50ペンス硬貨を1まい渡してくれた。

「後で返す」と言うと、「いいからいいから」とくしゃくしゃの顔で笑った。「ありがとう」と言って、ひとまず洗濯を開始。

 作業をしながら「どこから来たの?」と聞いてみると「オーストラリア」だとのこと。名前は、ジリアン(略してジル)。

ロンドンには、仕事できているらしい。お互い興味があることを一通り聞き終わった頃に、あとは待つばかり・・・という状態になった。

 「また後でね」と、お互いランドリー室を離れて、自分の好きなことをして・・・また再びランドリー室にて・・・をくり返した後、乾燥機にかける段階に入り・・・

私は、1回だけ(40ペンス=約100円)にして終わることにしたが、ジルの方は2回かけると言っていたのに、姿が見えず、機械は止まっている。

「チャンス!•̀.̫•́✧」と、私は自分の40ペンスを機械に入れた。

 しばらくして、ジルが来て不思議そうな顔をしたので「さっきのお返し」(ちょっと少ないけど)と言って、にこっと笑うと、彼女も「サンキュー」と笑った。
 
 乾燥機1回(確か約15分くらいだったかな?)ではさすがにジーパンなどは乾かなかったので、部屋の窓に干してからユースの探検に出かけると、そこでキッチンを発見!

嬉しいことに油などの調味料までそろっている。(塩・コショウ・醤油は自分で持っていた)

喜びいさんで近くのスーパーまで買い物に出かけた。ぐるっと一通り周って値段と品をチェックしたが、すぐには決められなかった。

 なにしろ、次の日にはもうAshburtonに出発するのだから、よくよく考えてから買わないと・・・昼・夜の2食・・・でもまてよ・・・もう一度ここに戻ってくれば・・・などなど色々考えながら、公園でノートに買い物リストを作成・・

<この時買ったもの>
卵・ニンニク・玉ねぎ・ジャガイモ・人参・ブナシメジ・牛乳・サーモン・パスタ・パン
*ヨーロッパでは、果物と野菜が1個ずつ量り売りで買えるので、とっても助かる。
DSCN4023.JPG

さて、このリストから何を作ろうとしているか、勘のいい方はお分かりかもしれませんが・・・^_^

<目標金額は、1000円以内(つまり4ポンド以内)>
選びに選んで、(ブナシメジはなんと約2ポンドもしたが、どうしても食べたかった)ドキドキしながらレジに行くと・・・

「3.8ポンド!」やった〜目標達成!

 まずは、フロントで次に帰って来る日の予約をして、わくわくしながらキッチンに向かった。何しろほぼ一ヶ月ぶりだった。

「料理ができる」ということがこんなに嬉しいものだとは・・・(*˘︶˘*).。.:*♡

 このキッチンは、そんなに広くもないし、水を使うところが向かい合っているので、お互いちょっと一言かけ合うのが当たり前という気さくな雰囲気・・・

DSCN4026.JPG

しかも、たくさん宿泊客がいても、わざわざ自炊する人はそんなに多くはなく、たまに人が入ってくると、何となく「同類」の念を覚え、「何を作っているの?」とかいう料理のことに始まって、色々な話をした。

 その出会い、第一号が「ミスター・ボール」だった。名前を言う時に、「野球ボールのボールだよ」と、手を丸くして見せてくれたので、いかに忘れっぽい私でも、一度で覚えることができた。

 彼は、スコットランドから来ているらしく、スマートでメガネをかけていて、いかにも「英国老紳士」という感じ。(マスターキートンに出てきそうなタイプ)

目がとってもきれいな人で、職業はなんとお医者さん。日本のことに興味があると言って、色々なことを知っていた。
 
彼いわく「日本はすっかりアメリカナイズされてしまった」と・・・

むむむ・・・否定できない・・・^^;

そして「昔の日本はもっとよかった」と言う。

 なんでそんなによく知っているのかと思ったら、息子さんが日本のしかも福岡で、英語の教師をしているという。

福岡は、私が生まれた所だと言うと、

「世界はせまい('・ω・') 」と、静かに言った。

 さて、買ってきたあの材料でできた料理は・・・
まずお昼・・・サーモンとシメジのパスタ、ニンニク風味

DSCN4010.JPG

そして、夜・・・サーモンスープ(塩味)とパン

DSCN4011.JPG

朝・・・サーモンホワイトシチュー(ユースの朝食も食べた)

DSCN4029.JPG

・・・といったところだった。

同じ材料を使っていかに違う味にするか・・・山小屋時代を思い出した(^^)

味の方は・・・人が食べてどう思うかはともかく、久々の手料理。

自分では「最高(≧▽≦)!!」だった。
(この時は・・・^^;)
 
 そして、キッチンの友、ミスターボールとは、夕食時に・・・地球環境や、電磁波のこと、何だか難しい話になったが、彼は純粋に人の体にとって良いもの、悪いものについて語ってくれた。

 さらに彼からは、「近くのオーガニックのお店に豆腐が売っている」ということを聞いた。

この時の私にとっては、まったくありがたい貴重な情報だった。

 洗濯の友、ジルとは朝食の時に、お互いの仕事についてなど1時間以上語り合った。

DSCN4016.JPG

彼女は、ステージの裏方役のライト係らしく、コンサートの時など、クレーンのような機械に乗って、ライトをてらすという・・・すごい。

日本にも来た事があるとのこと。ほとんど世界中、行ったことがあるらしく、色々なエピソードを、豪快に笑いながら話してくれた。

 これから、学校訪問しようという私にとっては、出会いを楽しむ反面、結果として「ヒアリング」のレッスンという要素もなきにしもあらずだった。

何しろ、この時の私は、少なくとも5分に1度くらいは「ソーリー?」とか、「パードンミー?」と言って、聞き返していた。

特にジルの方はオーストラリア英語なだけに分かりずらかったが「分かったふり」だけはしないように気をつけながら・・・一つ一つ相手に聞きながら、自分の言いたいことを、知っている単語をつなぎながら、何とかコミュニケーションを取っていた。

そのうちに、分からないことの割合が、減っていくことを感じていた。とにかく「習うより慣れ」だとしみじみ思う。

 次の日、まだベッドで寝ているジルを起こして、「キッチンの冷蔵庫にミルクがあるから、飲んでもいいよ」と、大きなお世話をやいて・・・私は、ユースを出発した。(荷物を半分預けて)

 彼女は例の自信満々な笑顔で「Good Luck!」とベッドの中から手を振ってくれた。

*1ポンド=100ペンス=約250円


(つづく)

実際の旅に役立つ情報編へは、こちら
ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜

最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^^)
この記事を気に入っていただけたらポチッとお願いします♪

海外旅行(ヨーロッパ)ランキングへ
にほんブログ村 旅行ブログ 海外一人旅へ
にほんブログ村


2017年06月06日

12年ぶりのイギリスにて 〜のんのん、クタクタになる〜

次なる目的地がSand Schoolに決まったのは、ロンドンスタンステッド空港(STA)横のホテルのパソコンでメールを受け取った時であった。

住所は、「Ashburton Devon UK」

それで、早速、空港のインフォメーションでその住所を見せて、どうやって行けばいいかを聞くと、「これはアイルランドだよ」と言われた。

「ええ?!」・・・だってUK(イギリス)って書いてあるのに・・・('・ω・')

(もう「行きます」って返事しちゃったよ〜っっ)

さらに追い討ちで「ここからライアンエアーに乗って行けるよ」と言う。

そういえば、なんだかマルセイユでも見たような気がする。

・・・と思って、確認したら、それはDevonではなくDublinの間違いだった。(確かに似てるけど、、、あぶない、あぶない^^”)

とりあえず、UKということは、イギリス内部のはずなので、後で調べることにして、予約してある宿に向けて、空港を出発した。、、、と、、、側の公園の芝生に、もこもこした何かが(≧▽≦)

DSCN3953.JPG

ウサギだ〜^^  自由にしてる〜 ^^

なんだかほっこり・笑

そして、空港からロンドン市内まで行くバスに、、、

DSCN3956.JPG

車窓からの景色を見ながら12年ぶりのイギリスに、嬉しい気持ちでいっぱいになった(^^)
*12年前の訪英については、情報編ブログの「英語話せるん!?」にて紹介しております。

そして、バスからおりて、地下鉄に向かうも、、、初乗りが、なんと4ポンド!(約1000円)マジか( ゚д゚)

秒速で、引き返してバスにした(^^ゞ

*ちなみにオイスターカードというものを使えば、安くなることは後日知った(^.^;

その日はハイドパークの近くにあるユースホステルに予約していた。

バスに乗って約15分ほどで緑の芝生が広がるハイドパークが見えてきたので、気の早い私は、早々にバスを降りてしまった。

、、、が、ハイドパークって、、、広っっ( ゚д゚)

近くを通りかかった人に住所を見せてみちを尋ねると、どうやらまだだいぶ遠いらしいことが発覚(TT)

重い荷物を背に歩く、、、ひたすら歩く

、、、結局、それから30分して、目指すホステルに着いたのだった(;^ω^)

DSCN3977.JPG

皮肉にも夕陽がとても美しかった(笑)

DSCN3966.JPG

さすがにクタクタだった私は、疲れた時にはアジア料理、、、のマイルールに従って、近くの中華料理のお店に、、、生き返る(*´ω`*)

やっと景色を見る余裕が(笑)

DSCN3978.JPG

さて次の日、まずは近くのハイドパークへ
DSCN3979.JPG

芝生の緑が気持ちいい♪

そして、、、目のはしにチョロチョロと動く何かが、、、(*゚∀゚)

DSCN3988.JPG

リスがいた♪

しばし観察ʕ•̀ω•́ʔ✧ 動きがすばやくて、写真にはなかなか(笑)ほとんどブレてしまった。

、、、と今日は、サンドスクールについて調べないと、、、Devon Ashburton とはどこにあるのか?

ホステルの人、そして、ネットカフェの主人など、何人かに聞いてみたが、誰もよく知らない。(もちろんヨーロッパのガイドブックにも載っていない)

仕方がないので、学校に電話して最寄の駅の名前を聞き、ほぼ1日かけて訪問のための情報を調べまくった。(これがけっこう大変)

分かってきたのは、Devonというのはイギリスの南西部、「マスターキートン」に出てくるコーンウォールの近くの自然公園のことで、その街はその側らしいということ。

これはさらに楽しみになってきた(≧▽≦)

さてロンドンには、それこそピンからきりまでユースホステルがある。
ハイドパークの近くのホステルは安い(1泊朝食つき12ポンド〜17ポンド=約3000円〜4200円)だけに
 部屋は地下の窓も無いところで騒音もあり、居心地がいいとは言えなかった。

朝食は、トースト(ジャム・バターたっぷり)・シリアル・紅茶・コーヒー・・・といったところ。

 環境としては近くに繁華街があっていいネットカフェや中華料理店などもあって、その意味では、バックパッカーにとっては悪くないと思う。

ただこの辺りをウロウロしていて、私は、極端な対応に遭った。

中華料理店に行こうとしていた時だったが、見るからに目付きの悪いオジサンが、私に向かって「俺は日本人がキライなんだ」と悪態をついてきた。

無視して先に向かったが、当たり前だがイヤな気持ちになった。

、、、かと思えば、ネットカフェの店主始め、日本人が大好きという人も多く、まさしく、好きかキライか、、、極端だった(^^ゞ

 さて、このホステルは、困ったことに週末になると予約でいっぱいだと言われた。

それで、金曜にAshburtonに行こうと計画、、、実際に駅まで行って、切符を買おうとしたのだが、、、
イギリス鉄道のホームページで前もってこれくらいだろうと見積もっていた金額の3倍を提示され、、、

そんなアホな( ゚д゚)

実はイギリス鉄道は当日切符が一番高いのだった(^^ゞ
*詳細は、後日情報編にて、、、

では日曜ならと金額を聞くと、その半額くらいで、帰ってくる分の切符はさらに安かった。

即決!!

切符をゲットした。

、、、となると、この週末の2泊の宿をさがさないと、、、

 安いホテルか、ユースにねらいをしぼってネットでさがしまくってもみつからず、途方にくれて、この時初めて「電話かけまくり大作戦」にチャレンジした。

 ガイドブックに載っているユースに電話・・・5件かけて、最後にやっと一つ空きがみつかった。

しかし、「20人部屋」で朝食つき22ポンド!(約5500円)・・・少し考えることにした。

 そして無謀なことに「足でさがしてみよう」と思い立ち・・・みつかりそうなパディントン駅周辺を重い荷物を持ったまま、歩いてさがしたが・・・

安くても55ポンド(約13750円)・・・

すっかり疲れて、結局さっき電話したユースにもう一度電話したところまだ空いているとのこと・・・

よかった〜(;´∀`)

よれよれの状態で最寄だという「ハイストリート・ケンジントン」に向かった。

 着いて、歩いてしみじみとなぜここだけ「空き」があったのか、よくわかった・・・。

大きな広い公園の中にあるのだが・・・地下鉄の駅から荷物を持ってここまで来るのがものすごく遠い!(バス停だとまだマシ)

しかも微妙に坂道・・・もともとよれよれなのに、さらに疲労困憊・・・汗だくでフロントに辿り着いた。(かなり無愛想な客だったろうと思う。)

 そして、「会員証」を持っているかどうかをたずねられ・・・ここでやっとゲリラ的な「独立系ユース」と本来の「インターナショナル系ユース」との区別がついたのであった。
 
 ・・・とこんな感じで「あまり泊りたくないんだけど・・・」という気分で来たこのユースホステル・・・結局ここを拠点に残りのイギリス生活を送ることになった。

(つづく)

実際の旅に役立つ情報編へは、こちら
ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜

最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
この記事を気に入って頂けたら、ポチっとお願いします^^

人気ブログランキング
にほんブログ村 旅行ブログ 海外一人旅へ
にほんブログ村


2017年06月05日

次の目的地はどこへ?! 〜 フランス・ヴァンスから、マルセイユ〜イギリス・ロンドンへ 〜

「なぜヨーロッパなのか?」と、時々尋ねられる。

そして、自分でも時々思う。

世界中、心惹かれる場所、そして物価も安く、行きやすい場所はいたるところにあるけれど、なぜこの時、ここだったのか?

 その理由はイギリス東部にある「サマーヒル・スクール」の存在にあった。

出発前に、散々迷った末に「今、絶対に行ってみたい場所」がこの学校だった。

和歌山にある「きのくに子どもの村学園」を始めとする、日本にあるフリースクールの多くが、(いや世界中の)この学校をモデルとしている。

いわば「教育の理想郷」のような学校と言えるかもしれない。

 でも、そんな有名な学校が、そんなに簡単に訪問させてもらえるだろうか?
 
出発の1ヶ月半前くらいにネットで調べたメールアドレスに、ドキドキしながらメールを送ってみた。

すると、ごく短いけれどまぎれもなくリーダーであるZoeから「歓迎」という返事が来た(≧▽≦)!
(その時は、返事が来たことそのものに、大感動だった)
 
 できれば一週間くらい滞在してみたかったので、そのことも書いてみたが「2、3日」という返事だった。今思うとその頃は春休みで、まだ余裕があったのだろうなと思う。
 だんだん日が近くなるにつれて

「訪問は1日だけに、どの日がいいか連絡をください」となり、

最後は「訪問日はこの日だけにしてください」と指定日の連絡を受けた。

 つまりは訪問者が多過ぎるのだな・・・と予想できた。

 しかし、これが困った事態となった。

そのメールを受け取ったのは、南フランス・フレネ学校訪問中の木曜日。

既に、次はイギリスと予定を立てて、次の月曜日にマルセイユからロンドン行きの飛行機の予約もしてあった。

そして、最も近い指定日はまさにその当日だった・・・その次はなんと3週間後・・・


 ここで選ぶ道は3つあった。

@飛行機の予定を1日早めて指定されたその日に行く。

A予定はそのまま、イギリス内の他の学校を見て、3週間後に行く。

B行く国を変えて、3週間後にイギリスにいく。


 ひとまず、Aができたら一番助かるので、ダメで元々と前もって調べておいたイギリス内の別の連絡先にメールを送った。(そして、これが後の私の運命に大きく関係してくる)

 そして次の日(金曜日)、フレネ学校訪問という第一の大仕事を終え、通訳をしてくださったYさんとビールで乾杯して大いに夢を語り、この貴重な出会いに感謝し・・・ほろ酔い気分で、ホテルのパソコンと向き合った。

 @の、予約を変更するということのデメリットは「予定外のお金がかかる」「せっかくの訪問が急ぎ足になる」ということだった。 
 
ライアンエアーの予約画面の前で、散々迷っているうちにほんの数分違いで、航空運賃は倍ほどに跳ね上がり・・・(ToT)
さらに気がつくと、この日はニースに帰るつもりでいたのだが、その最終バスの時間も過ぎていた・・・Σ(゚Д゚)

またやってしまった〜っっ。。゚(゚´Д`゚)゚。

、、、大丈夫、月曜まではまだあと2日もある!

例によって、これは神様が「焦るな」って言ってるんだなと思うことにして、散歩していた時にみつけた安いホテル(32ユーロ)に移動した。
(ニースのユースに謝罪とキャンセルの電話をすると、とても優しい返事でキャンセル料も取られなかった。すばらしい!)

ひとまず無理して行動するのはやめにして(つまり@は却下)、のんびりとその時を楽しむことに決定('・ω・')

DSCN3795.JPG
DSCN3774.JPG

ヴァンスのこのホテルでは、トラベルクッカーにかなりお世話になり、ものは試しとレトルトにも手を出してみた(美味!)

DSCN3780.JPG

節約しながら、そして現地の食も、、、^^

DSCN3808.JPG
DSCN3802.JPG

DSCN3828.JPG

街の雰囲気も楽しみ、、、

DSCN3796.JPG

そのホテルで、プチ贅沢も、、、

DSCN3813.JPG

DSCN3821.JPG

結局2泊させてもらい、ホテルの夫婦とも打ち解け、すっかりくつろがせてもらった・笑

DSCN3835.JPG

そして日曜日、曇っていた天気は再び快晴!

DSCN3830.JPG

なにはともあれ予定通り月曜にマルセイユ空港からイギリスに向かうべく、ヴァンスを出発した。

正直、この時の行く先の決まらない状態はかなり不安だった。

 この日は、ヴァンス〜ニース〜AIX(マルセイユのとなり)で、初めての長時間のバスの旅。

DSCN3839.JPG

二階建てバスの乗り心地はかなりすばらしく、車窓はまさにプロバンス地方のイメージ通りのぶどう畑・・・

DSCN3858.JPG

DSCN3881.JPG

しかし、やはり車酔い(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)


DSCN3894.JPG

AiXに着いた時は、正直「バスはもういい」という感じだった→_→

 ここのユースに1泊、、、
*ここでの出来事は、「情報編」ブログの「ユースホステルばんざい」にて公開しております^^

DSCN3912.JPG

ちなみに、あまり観光地とはいえないこの街で、フランス語が全くできない私は、「分かりやすいメニュー」を求めてさまようこととなった。結局、せっかくフランスにいるのに、なぜかファミレスっぽいお店に、、、
写真付のメニューがどれほどありがたいか、よく分かった・笑

DSCN3910.JPG

DSCN3909.JPG
(10ユーロ)

そこそこ美味しかったからいいんだけど、、、(^^ゞ

次の日、マルセイユ空港からライアンエアーで、ロンドン,スタンステッド空港へ

DSCN3919.JPG

DSCN3929.JPG

そして、次の行く先、宿泊場所を決めるべく、空港そばのホテルのパソコンに向かい合った。

YAHOO JAPANからメール受信画面に移った時、ものすごくドキドキが走った。

先週送った学校からの返信が見え,これが、Sand SchoolのJoannaからのはじめてのメールで

「歓迎」というものだった\(^o^)/

この状況で、どれだけ嬉しいメールだったことか・・・。・゚・(ノ∀`)・゚・。

 これで、次の行き先が決定した。この道迷い状態の時がなかったら、もしかしたらSand Schoolとは出会えなかったかもしれない。

この時のちょっとした、運命のいたずらというか、不思議な流れにしみじみと感謝。

そして、その日はハイドパークのそばのユースにたどり着き、無事に予定の行程を終えることができた。


(つづく)

実際の旅に役立つ情報編へは、こちら
ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜

最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
この記事を気に入って頂けたら、ポチっとお願いします^^

人気ブログランキング
にほんブログ村 旅行ブログ 海外一人旅へ
にほんブログ村



2017年06月03日

南フランス、ヴァンスにて エコール・フレネ訪問D  自由と責任 〜生き生きとした子どもたち〜

ここ何日か、のんのんのブログ更新の手が止まってしまいました^^”
忙しかった、、、というよりも、この偉大な学校のことを、安易には書けない、、、という迷いというか、ためらいがあったからです。1つ1つの営みに、すごく意味があるから、背景を描こうと思ったら、次々と浮かんでくるし、、、。

、、、で、自分が見たまま、感じたままに書くのが一番かなという結論に至りました。

背景を知りたい方は、以下のHPで紹介されてるので、ぜひこちらをのぞいてみて下さい。
また、実際に今、日本でフレネ教育を実践されている2校をご紹介させていただいて、もしも気になった方は、こちらものぞいてみてください。(他にもたくさんあるはずですが、今回はこちらで)

フレネ教育研究会

NPO法人 箕面子どもの森学園

フレネ自由教育フリースクール ジャパンフレネ

さて、実際の訪問記に戻ります^^

2007年5月11日エコール・フレネ訪問2日目

この日も天気は快晴!抜けるような青空の中、通訳のYさんと共に、向かう。
DSCN3572.JPG

まずはミレイユ先生の小さい子達の教室へ
自由作文の発表をやっていた。

DSCN3580.JPG

やはり小さいのに立派!聞いて質問する方もしっかりしている。小さな大人という感じ。
それと資料の量もすごい、後ろのお母さんの協力なしにはできそうにない(笑)

ちなみに、こうした家庭の協働も、フレネ学校の特徴の一つ、学校の中に、家族の姿が自然に見られる。

DSCN3586.JPG

無味乾燥な教科書に関心を示さなかった子どもたちが、自分の身近な、関心が高いことをテーマにすると生き生きと輝きだすという経験をしたフレネが、その軌跡を形に残したいと考え、持ち込まれたのが、、、

DSCN3609.JPG

印刷機だった!

DSCN3615.JPG

DSCN3616.JPG

DSCN3620.JPG

こうして、選ばれた自由作文が、たくさんの人の目に触れ、他校での学習教材としても活躍するようになり、子どもたちの知的好奇心は飛躍的に伸びていったという。

フレネがいかに子どもたちの生き生きとした姿を喜び、そのための努力を惜しまない精力的な人だったかが、しみじみと感じられた。

昨日と同じように、給食をいただき、、、午後はやはり子どもたちのサッカーをする姿が見えた。

そして今度は私も「いいな〜」ではなく、、、

一緒に仲間に加えてもらった^^

DSCN3648.JPG

子どもたちは、この飛び入り参加を喜んでくれた^^

お互いに言葉が通じなくても、1つのボールを追いかけてるだけで、気持ちが通じ合えるのが、スポーツの素敵なところだなあとしみじみと実感した(笑)

さて、次は芸術の時間、、、

DSCN3651.JPG

素敵な作品!

DSCN3679.JPG


そして同じ空間の他の場所では、、、真剣な表情をした子達が、、、

DSCN3654.JPG

DSCN3691.JPG

この学校では、こうしたリアルな実物を、1人で使える、、、ぜいたく^^
この100の実物も、、、(日本にもあるけれど、たいていはグループ:5〜6人で使う場合が多い)

DSCN3660.JPG

こうした学び環境もだが、それ以上に、素敵なのは「遊び」環境、、、

DSCN3724.JPG

子どもたちは、みんな生き生きしている^^

DSCN3726.JPG

パパフレネの木も、いつもにぎやかな声にあふれていて、「危ないからやめなさい」なんて言う大人は1人もいない。

DSCN3733.JPG

それもそのはず、ここにいる子達の間には「自由と責任」のバランス感覚がしっかりと育っていた。

問題が起これば、「スクール・ミーティング」にかけられ、全員で協議される。その問題が再び起こらないよう、みんなで頭をしぼって、解決策をみつける。

そう「自治」ができているからこその「自由」なのだった。

時は流れ、そのスクールミーティングの時間になった。

DSCN3751.JPG

議長席、、、あくまで進行役で、決定は、全体の決議による。

DSCN3752.JPG

問題を指摘され、そしてまずは自分で考え、分からなかったりすると、それ以外の解決法の提案が、他の人からされる。

その提案を受け入れるかどうかは本人に委ねられる。あくまで自分の責任。

そして最後の決議の「1人1票」は、生徒も教師も、同じ1票、、、全員が、1人の人間として対等に扱われる。

校長先生などの誰か1人の権力者は存在しない。「自治」の力で、自由と責任が守られている。

DSCN3759.JPG

最後に、ここの先生たち、、、(大人たちと言った方がいいか)

子どもたちに負けずおとらず、生き生きとされていた^^

DSCN3644.JPG

通訳のYさんが、「子どもと一緒にサッカーをする見学者は、あなたが初めてだった^^」と笑っておっしゃった。

本当に本当に素敵な学校を訪問させていただいた。
あらためて、関係の方々に感謝です!

(つづく)

実際の旅に役立つ情報編へは、こちら
ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜

最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
この記事を気に入って頂けたら、ポチっとお願いします^^

人気ブログランキング
にほんブログ村 旅行ブログ 海外一人旅へ
にほんブログ村


2017年05月23日

エコール・フレネ訪問C  〜 自立した子どもたち 〜 南フランス、ヴァンスにて

2007年5月10日 南フランス、ヴァンスにて、エコール・フレネ訪問1日目午前

カルメン学級とブリジット学級の間には、この学校の歴史をあらわす表示がたくさんされていた。設立者のセレスタン・フレネや当時の子どもたちの写真など、、、

Fotor_149550866598798.jpg

「セレスタン・フレネ(1896〜1966)が第一次世界大戦に遭遇していなかったら、フレネ教育は誕生しなかったかもしれない。」

「世界の自由学校〜子どもを生かす新しい教育〜」堀真一郎編著
51SLUWLhxAL._SY400_.jpg

には、このように書かれている。以下、さらに引用、、、

従軍し、戦傷を負い、南フランスに帰ってバル・シュール・ルーの小学校教師となったフレネは、知的習慣のほとんどない子どもたちにさんざん手を焼く。毒ガスでのどをやられ、大きな声が出せない。体力もすっかり弱ってしまった。大きな声と体力によって子どもたちを威圧することは不可能であった。
 そこで苦心のすえ、印刷機を教室に持ち込み、自由作文を取り入れ、子どもたちの「自由な発想」をかきたてるさまざまな「技術」を編み出していくことになったのである。
 第二次世界大戦の時にはレジスタンスに加わったフレネ。その生涯自体が、「自由」を求め続ける闘いの歴史なのであった。

「丘の上の自由教室の子どもたち」  文:村上義雄  より

今、フィンランドや日本をはじめ、世界中で注目されている「フレネ教育」もその誕生には、しっかりと歴史的背景があるのだなと納得してしまった。

さて、続けてブリジット学級(6〜8歳)に入らせてもらうと、、、

1人の男の子を中心にして、自由作文の「発表」「聞き」「批判」、、、の授業中だった。

DSCN3468.JPG

自分の作文を発表する子も堂々としているし、それを聞く方も、リラックスしながら、しかししっかり聞き、そして意見を言っている。
やはり、先生は、時々、言葉の修正をしたり、子どもたちの質問に答えたり、、、やはり黒子役に徹しておられる。

DSCN3471.JPG

見ていて、「受身」でいる子はほとんどいない(おとなしい感じの子はいるが)1人1人がより自立している、、、そんな印象を受けた。

そして、私は学校全体の環境も見せてもらいたいと外に出た。

DSCN3493.JPG

みんなが集まる集会の広場や、立派な石のアーチ、、、、運動場、プール、サッカー場もある。

Fotor_149550874939341.jpg

そして、パパフレネの木♪

DSCN3496.JPG

ずっと変わらずにそこにあった。

そして、どこからか子どもたちの元気な声が聞こえてきたので、その方向に行ってみると、、、

DSCN3498.JPG

森の中に、とてもおもしろそうな場所があり、、、私は、子どもの頃、兄弟や幼馴染と遊んだ「秘密基地」を思い出した。

DSCN3514.JPG

日本では、最近こういった場所がどんどんなくなっている、、、

子どもたちは、生き生きとしている・笑

Fotor_149550886147815.jpg

先生たちは子ども達を見守っている。これも授業の一環らしい(^^)

次にのぞかせてもらったのは、ミレイユ学級(4〜6歳)
Fotor_149550891644593.jpg

それぞれに、自分に合ったことをやっている。
粘土、円、立体、、、すべて実物を用意していある。

Fotor_149550858710591.jpg

それから自由作文、、、体はちっちゃなのに、やってることは次の学級での子どもたちと同じ、自立している。この年齢からの習慣が、「当たり前」をつくっていくのかという気がする。

時は過ぎ、給食の時間に、、、みんなでいただく、、、
Fotor_149550855908545.jpg

ちなみに、食堂の壁にも、子ども達の芸術作品が、、、

DSCN3569.JPG

午後からは、サッカーの時間だった・笑

DSCN3570.JPG

いいな〜、私もやりたい!(←元女子サッカークラブ)

(つづく)

実際の旅に役立つ情報編へは、こちら
ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜

最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
この記事を気に入って頂けたら、ポチっとお願いします^^

人気ブログランキング
にほんブログ村 旅行ブログ 海外一人旅へ
にほんブログ村


2017年05月20日

南フランス、ヴァンスにて エコール・フレネ訪問B 〜 子どもの力を信じて 〜

2007年5月10日 エコール・フレネ訪問1日目午前

この日は、本当にいいお天気で、青い空に、白い校舎が、ひときわキレイに見えた。

DSCN3495.JPG

 白壁のこじんまりとした教室・・・
DSCN3523.JPG

その入り口から右と左に教室があり、右がカルメン学級(8〜13歳)、左がブリジット学級(6〜8歳)で、それぞれ20人ずつが静かに学習中だった。
 
 Yさんは、まず右の方に入っていき、代表をつとめるカルメン先生に挨拶し、私を紹介してくれた。

印象としては、目の輝きが強い、落ち着いた静かな、しかし揺るぎない意思の強さを感じた。

 1985年に書かれた「世界の自由学校」で、フレネ学校について書いてあり、その時のカルメン先生は32歳。
 約30年間、この学校で教師をされているということだった。

 子ども達は、日本人のお客さんには慣れている様子で、特に珍しがることもなく、みんな自然体だった。

 写真を撮る許可をいただき、さっそくそのままカルメン学級(8歳〜13歳)の授業を見学させてもらうことになった。

 DSCN3417.JPG

 教室のはしで、それぞれ自分で決めた学習計画に沿って学習する子ども達を見ていて、日本の小学校で担任をしていた頃のことをふっと思い出す。

 例えば算数の時間、1枚のプリントを配って

「はい、名前を書いて始めてください」

と言って、ものの5分もしないうちに全部終わって持ってくる子から、30分かけても、なかなか終わらない子まで、それぞれみんな色々だった。

終わった子は、さらにもう一つ用意したプリントに取り組んだり、学級文庫の本を読んだり・・・手持ちぶさたな子もいた。

 一斉授業をしていても、理解する程度は、みんなそれぞれ・・・。
特に高学年になると、塾に行っている子が多くなり、その差は広がるばかり。

 昔は、放課後にのんびり話しでもしながらフォローしてあげることもできたようだが、様々な事件のせいで、集団下校が当たり前となり、それもできなくなった。

 そんなことを思い出しながら、あちこちに置いてあるボックスやファイルからカードやプリントを取り出しては、それに向かう様子を見ていた。
Fotor_149516050753034.jpg
Fotor_149516055104928.jpg

 カルメン先生は、それぞれ違うことをしている子ども達の表情に、細かく気配りをしていて、ちょっと動作の止まっている子なんかにしっかりと声かけをしていく。

 課題が終わると、計画表には色がぬられていく。

ちなみに PLAN DE TRAVAIL とあるのがカルメン学級の学習計画表だった。

img_4 (2).jpg

上から作文・詩・書き取り
つづり方
算数の問題と答え
重さ・長さ・量
研究発表の準備
それに図工や、集会で何を聞いたかのメモまであった。
低学年は、少しだけ違うようだった。

 一番印象的だったのは、子ども達の自然な集中力だった。カルメン先生は何も指示はしない。大声を出す必要も無い。

Fotor_149516081993899.jpg

 子ども達はそれぞれに、自分が為すべきことを知っているのだった。
分からないことがあれば、つづりなら黒板に書き、計算なら先生や友達に聞く。

DSCN3454.JPG

初めて勉強することであっても、まずは自分の頭で考える。誰かに教えてもらうのは、その後だった。 

 おしゃべりをし過ぎてうるさくなることもなかった。
教室内は、心地よい静けさに包まれていた。

DSCN3455.JPG

(つづく)

実際の旅に役立つ情報編へは、こちら
ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜

最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
この記事を気に入って頂けたら、ポチっとお願いします^^

人気ブログランキング
にほんブログ村 旅行ブログ 海外一人旅へ
にほんブログ村


2017年05月19日

南フランス、ヴァンスにて エコール・フレネ訪問A 〜 子どもの力を生かす教育 〜

自由学校、フリースクール、オルタナティブスクール、デモクラティックスクール、、、

これらは、既存の教育とは違う、新しい教育の形として、注目されてきた。

それぞれに違いはあるものの、共通しているのは、

教師ではなく、あくまで子どもが主役であり、その自由意思が尊重される、、、ということだった。

 今回の旅の訪問先に関しては、「まずは自分の目で確かめたい」という思いが強かったため、先入観をもたないようあまり詳しい書籍などは読まなかったし、準備に追われてその時間もなかった。

 しかし、この学校に関しては、フレネ教育研究会の田中先生のオススメで、「テレビ寺子屋スペシャル シリーズ・世界の学校」のフランス編として事前に見ることができた。(かなり昔の番組でテレビ局の厚意でDVD化できたそう)

学校現場を離れたばかりだった私は「自由学校の中でも、公立学校で応用しやすいタイプの学校だな」というのが最初の印象だった。(なんて現実的な感想・笑)

 数年前に経済的理由により廃校になりかけたのがきっかけで、存続を求める運動が起こり、それまでは私立だったのが、国立の実験学校として認可されることになったという経緯があり、フランスの中でも珍しいタイプの学校といえる。

 それはさておき、どんな特徴を持っているかというと・・・

@一つの教科書を使ってみんなで同時に学習する一斉授業ではなく、それぞれが違うことを学習する個別の形態である、という点。

 といって、まったく好き放題に勉強するのではなく、教室のあちらこちらに学習用のボックスやファイルがあり、その中に記号のついたカードやプリントがきちんと系統立てて、並べられている。
 子ども達は、それぞれのペースに従って自分で一日の計画をたて、自分で学習する。先生達はそれをサポートしている。
 日本の公立学校でかなり重要視されている評価は、なんと自分で行い、また友達が意見することもある。

A「言葉」に関するもっとも先駆的な試みは、教室に印刷機(アルファベットの一文字ずつを組み合わせる凸版印刷)を持ち込み、子ども達の自由作文を文集としてあらわしたことであった。これにより、子ども達の言葉に対する意欲は増し、また感性ものびていったという。
 
もう一つはお互いに討論し合う「批判精神」だった。

発表し、聞き、友達に意見する。

こういったことが自然な形で行われる。

あくまで子どもが主役で、教師は、黒子役という感じ。

B「全校集会」による子ども達による自治

Cイニシアチブという、奉仕活動

その他には、父母の協働や設立者のセレスタン・フレネについてなど・・・

 大体、こういったことがこの番組では描かれていて、また、塀も何もないその遊び環境豊かな敷地には、子ども達の楽しげな声があふれていた。

 特に、大きな「パパフレネ」と呼ばれる木の圧倒的な存在感とそこにたわむれる子どもたちの笑顔がとても印象的だった。

さて、この時から20年近く時がたった今でも、子ども達の笑顔は変わらずにそこにあるのだろうか?

(つづく)

実際の旅に役立つ情報編へは、こちら
ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜

最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
この記事を気に入って頂けたら、ポチっとお願いします^^

人気ブログランキング
にほんブログ村 旅行ブログ 海外一人旅へ
にほんブログ村


2017年05月18日

南フランス、ヴァンスにて エコール・フレネ訪問@ 〜 通訳のYさんとの出会い 〜

2007年5月10日(金)

 旅に出て17日目、私は今回の旅のメインテーマである「自由学校」の中の第一番目の訪問先である「エコール・フレネ」のある南フランス、通称、コートダジュール地方のヴァンスという小さな街にいた。

Fotor_149498833623650.jpg

 その中の小さなホテルのロビーで、私は通訳のYさんを待っていた。

 旅に出る前までヨーロッパでは、どこでもカタコト英語でなんとかなると思っていた。

だがいざ来てみると英語が通じるのは有名な観光地だけで、そこから一歩「普段着の世界」へ入り込むと、ほとんどが現地の言葉しか通じなかった

 英語で話しかけた時の相手のリアクションは、日本で、外国人に英語で話しかけられた人の反応と似たようなもので、何だか逆に安心してしまった(・∀・)

これなら、私のはちゃめちゃ英語にも、いちゃもんつけられることもない・笑

 ・・・というワケで、ここヴァンスのフレネ学校の先生達も例外ではなく、英語は分からないとのこと・・・。

それで、フレネ学校への訪問の橋渡しをしてくださった田中先生が、通訳もお願いしてくださったのだった。

 やがて、ホテルの人に案内されてYさんがやってきた。
多分両親くらいの年齢の中年の日本人女性・・・すごく渋い感じの印象を受けた。

さらに・・・なかなかするどい感じの目つきで、観察されているのを感じた。

なにしろ、通常こういった学校訪問は団体でが当たり前で、私みたいな個人では初めてとのこと・・・

しかもその何日か前に、訪問させてもらう2日間のうち「通訳は1日でいい」などというバカげた提案までしてしまっていたもんだから(金銭的事情と楽観的性格により)正直気まずかった。

 結論としては、この学校のよさは「言葉」にあるのだし、先生達にも迷惑になるので、2日間通してお願いするということになっていた。(それで正解だったと思う)

 そんな事情もあって、Yさんが私に関して「一体どんな人なんだろう?」という感じなのは、よく理解できた。

 だが、挨拶を交わし、この旅の目的など、しばらく色々話しているうちにその気まずさはどこかに行ってしまい、Yさんは、流暢なフランス語で学校までのタクシーを手配してくれた。
 
 ホテルからフレネ学校までは、タクシーで約20分くらいだっただろうか・・・地形が入り組んでいる上に工事中が多く、何度か途中でUターンしたので、実際よりも遠く感じた。

運転手は申しわけなさそうな表情・・・
 「わざとではなさそうね」と通訳のYさん。

 木のたくさんある、丘の上の小さな学校・・・その駐車場に車はたどり着き、Yさんはスタスタと歩いていく。
 私は、カメラを片手にじっくりと周りを見渡しながら小さな坂道をYさんの後ろから登っていった。

img_0 (6).jpg

(つづく)

実際の旅に役立つ情報編へは、こちら
ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜

最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
この記事を気に入って頂けたら、ポチっとお願いします^^

人気ブログランキング
にほんブログ村 旅行ブログ 海外一人旅へ
にほんブログ村



×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。