2017年06月03日
南フランス、ヴァンスにて エコール・フレネ訪問D 自由と責任 〜生き生きとした子どもたち〜
ここ何日か、のんのんのブログ更新の手が止まってしまいました^^”
忙しかった、、、というよりも、この偉大な学校のことを、安易には書けない、、、という迷いというか、ためらいがあったからです。1つ1つの営みに、すごく意味があるから、背景を描こうと思ったら、次々と浮かんでくるし、、、。
、、、で、自分が見たまま、感じたままに書くのが一番かなという結論に至りました。
背景を知りたい方は、以下のHPで紹介されてるので、ぜひこちらをのぞいてみて下さい。
また、実際に今、日本でフレネ教育を実践されている2校をご紹介させていただいて、もしも気になった方は、こちらものぞいてみてください。(他にもたくさんあるはずですが、今回はこちらで)
フレネ教育研究会
NPO法人 箕面子どもの森学園
フレネ自由教育フリースクール ジャパンフレネ
さて、実際の訪問記に戻ります^^
2007年5月11日エコール・フレネ訪問2日目
この日も天気は快晴!抜けるような青空の中、通訳のYさんと共に、向かう。
まずはミレイユ先生の小さい子達の教室へ
自由作文の発表をやっていた。
やはり小さいのに立派!聞いて質問する方もしっかりしている。小さな大人という感じ。
それと資料の量もすごい、後ろのお母さんの協力なしにはできそうにない(笑)
ちなみに、こうした家庭の協働も、フレネ学校の特徴の一つ、学校の中に、家族の姿が自然に見られる。
無味乾燥な教科書に関心を示さなかった子どもたちが、自分の身近な、関心が高いことをテーマにすると生き生きと輝きだすという経験をしたフレネが、その軌跡を形に残したいと考え、持ち込まれたのが、、、
印刷機だった!
こうして、選ばれた自由作文が、たくさんの人の目に触れ、他校での学習教材としても活躍するようになり、子どもたちの知的好奇心は飛躍的に伸びていったという。
フレネがいかに子どもたちの生き生きとした姿を喜び、そのための努力を惜しまない精力的な人だったかが、しみじみと感じられた。
昨日と同じように、給食をいただき、、、午後はやはり子どもたちのサッカーをする姿が見えた。
そして今度は私も「いいな〜」ではなく、、、
一緒に仲間に加えてもらった^^
子どもたちは、この飛び入り参加を喜んでくれた^^
お互いに言葉が通じなくても、1つのボールを追いかけてるだけで、気持ちが通じ合えるのが、スポーツの素敵なところだなあとしみじみと実感した(笑)
さて、次は芸術の時間、、、
素敵な作品!
そして同じ空間の他の場所では、、、真剣な表情をした子達が、、、
この学校では、こうしたリアルな実物を、1人で使える、、、ぜいたく^^
この100の実物も、、、(日本にもあるけれど、たいていはグループ:5〜6人で使う場合が多い)
こうした学び環境もだが、それ以上に、素敵なのは「遊び」環境、、、
子どもたちは、みんな生き生きしている^^
パパフレネの木も、いつもにぎやかな声にあふれていて、「危ないからやめなさい」なんて言う大人は1人もいない。
それもそのはず、ここにいる子達の間には「自由と責任」のバランス感覚がしっかりと育っていた。
問題が起これば、「スクール・ミーティング」にかけられ、全員で協議される。その問題が再び起こらないよう、みんなで頭をしぼって、解決策をみつける。
そう「自治」ができているからこその「自由」なのだった。
時は流れ、そのスクールミーティングの時間になった。
議長席、、、あくまで進行役で、決定は、全体の決議による。
問題を指摘され、そしてまずは自分で考え、分からなかったりすると、それ以外の解決法の提案が、他の人からされる。
その提案を受け入れるかどうかは本人に委ねられる。あくまで自分の責任。
そして最後の決議の「1人1票」は、生徒も教師も、同じ1票、、、全員が、1人の人間として対等に扱われる。
校長先生などの誰か1人の権力者は存在しない。「自治」の力で、自由と責任が守られている。
最後に、ここの先生たち、、、(大人たちと言った方がいいか)
子どもたちに負けずおとらず、生き生きとされていた^^
通訳のYさんが、「子どもと一緒にサッカーをする見学者は、あなたが初めてだった^^」と笑っておっしゃった。
本当に本当に素敵な学校を訪問させていただいた。
あらためて、関係の方々に感謝です!
(つづく)
実際の旅に役立つ情報編へは、こちら
ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜
最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
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忙しかった、、、というよりも、この偉大な学校のことを、安易には書けない、、、という迷いというか、ためらいがあったからです。1つ1つの営みに、すごく意味があるから、背景を描こうと思ったら、次々と浮かんでくるし、、、。
、、、で、自分が見たまま、感じたままに書くのが一番かなという結論に至りました。
背景を知りたい方は、以下のHPで紹介されてるので、ぜひこちらをのぞいてみて下さい。
また、実際に今、日本でフレネ教育を実践されている2校をご紹介させていただいて、もしも気になった方は、こちらものぞいてみてください。(他にもたくさんあるはずですが、今回はこちらで)
フレネ教育研究会
NPO法人 箕面子どもの森学園
フレネ自由教育フリースクール ジャパンフレネ
さて、実際の訪問記に戻ります^^
2007年5月11日エコール・フレネ訪問2日目
この日も天気は快晴!抜けるような青空の中、通訳のYさんと共に、向かう。
まずはミレイユ先生の小さい子達の教室へ
自由作文の発表をやっていた。
やはり小さいのに立派!聞いて質問する方もしっかりしている。小さな大人という感じ。
それと資料の量もすごい、後ろのお母さんの協力なしにはできそうにない(笑)
ちなみに、こうした家庭の協働も、フレネ学校の特徴の一つ、学校の中に、家族の姿が自然に見られる。
無味乾燥な教科書に関心を示さなかった子どもたちが、自分の身近な、関心が高いことをテーマにすると生き生きと輝きだすという経験をしたフレネが、その軌跡を形に残したいと考え、持ち込まれたのが、、、
印刷機だった!
こうして、選ばれた自由作文が、たくさんの人の目に触れ、他校での学習教材としても活躍するようになり、子どもたちの知的好奇心は飛躍的に伸びていったという。
フレネがいかに子どもたちの生き生きとした姿を喜び、そのための努力を惜しまない精力的な人だったかが、しみじみと感じられた。
昨日と同じように、給食をいただき、、、午後はやはり子どもたちのサッカーをする姿が見えた。
そして今度は私も「いいな〜」ではなく、、、
一緒に仲間に加えてもらった^^
子どもたちは、この飛び入り参加を喜んでくれた^^
お互いに言葉が通じなくても、1つのボールを追いかけてるだけで、気持ちが通じ合えるのが、スポーツの素敵なところだなあとしみじみと実感した(笑)
さて、次は芸術の時間、、、
素敵な作品!
そして同じ空間の他の場所では、、、真剣な表情をした子達が、、、
この学校では、こうしたリアルな実物を、1人で使える、、、ぜいたく^^
この100の実物も、、、(日本にもあるけれど、たいていはグループ:5〜6人で使う場合が多い)
こうした学び環境もだが、それ以上に、素敵なのは「遊び」環境、、、
子どもたちは、みんな生き生きしている^^
パパフレネの木も、いつもにぎやかな声にあふれていて、「危ないからやめなさい」なんて言う大人は1人もいない。
それもそのはず、ここにいる子達の間には「自由と責任」のバランス感覚がしっかりと育っていた。
問題が起これば、「スクール・ミーティング」にかけられ、全員で協議される。その問題が再び起こらないよう、みんなで頭をしぼって、解決策をみつける。
そう「自治」ができているからこその「自由」なのだった。
時は流れ、そのスクールミーティングの時間になった。
議長席、、、あくまで進行役で、決定は、全体の決議による。
問題を指摘され、そしてまずは自分で考え、分からなかったりすると、それ以外の解決法の提案が、他の人からされる。
その提案を受け入れるかどうかは本人に委ねられる。あくまで自分の責任。
そして最後の決議の「1人1票」は、生徒も教師も、同じ1票、、、全員が、1人の人間として対等に扱われる。
校長先生などの誰か1人の権力者は存在しない。「自治」の力で、自由と責任が守られている。
最後に、ここの先生たち、、、(大人たちと言った方がいいか)
子どもたちに負けずおとらず、生き生きとされていた^^
通訳のYさんが、「子どもと一緒にサッカーをする見学者は、あなたが初めてだった^^」と笑っておっしゃった。
本当に本当に素敵な学校を訪問させていただいた。
あらためて、関係の方々に感謝です!
(つづく)
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