2010年12月26日
リチャード・マイナスさんの唄
CD棚を探っていると、時々なぜ購入したのか、すぐに思いだせないアイテムを見つけたりします。
どうも、以前にも同じような書き出しで始めたことを思い出しましたが、今回のアルバムはそんなアルバムのひとつです。
1. Blue Stockings
2. Walkin’Straight And I Ain’t Roldin'
3. Rock Island Line : Huddie Ledbetter
4. I'll Catch You When You Fall
5. Most Beautiful Waltz
6. My Time
7. Talkin Suoermarket Blues
8. Separately : George Ensie, Rich Minus
9. Cans U
10. The Ballad Of Molly Maguires
11. Be Good To Me : Clifford Scott, Rich Minus
このアルバムは、恐らく私の嗜好を知ってくれていた輸入盤店の店長が、選んで推薦してくれたものだと思います。
久しぶりに手に取った私は、パッケージやブックレットをじっくりと眺めた結果、ようやく理由らしきものに思い当たりました。
このアルバムは、94年にリリースされたもので、Ernie Durawaがプロデュースしています。
アーニー・ドゥラワは、元サー・ダグラス・クインテットでドラムスを叩いていた人です。
そして、今回のアルバムでは、主役のリッチ・マイナスをサポートするメイン・リズム・セクションの一員として、録音に全面参加しています。
更に嬉しいことは、そのリズム隊の相棒として、ベースのSpeedy Sparksとがっちりタッグを組んでいることです。
スピーディ・スパークスもまた、元クインテットの一員で、あの覆面バンド、テキサス・マーベリックスを制作し、テキサス・トルネードスでもベースを弾いていた人です。
いずれも、Doug Sahmの古くからの盟友たちです。
また、I'll Catch You When You Fallでは、フラコ・ヒメネスがアコーディオンで参加しています。
さらに、Walkin’Straight And I Ain’t Roldin' と、Be Good To Meでは、元Asleep At The Wheelのフロイド・ドミノがキーボードを弾いています。
そして、これは推察ですが、ギターでクレジットされている、John X Reedという人は、ジョー・イーリー、ジミー・デイル・ギルモア、ブッチ・ハンコックを擁したFlatlandersのオリジナル・メンバーで、マーシャ・ボールを生んだFrada&Firedogsのギターを経て、Texana Damesでもギター弾いていた人ではないでしょうか? (…いずれも未確認事項です。)
実は、今回、眼をこらしてブックレットを見て、このような情報をすくいあげました。
でも、予断なしで聴いた初見のときは、さほど関心を持てず、一度だけ聴いて棚にしまっていた可能性が高いです。
眼から得た情報に、意識下で影響されて音楽を聴くあやうさ、そして簡単にミス・リードされてしまう自分のうかつさを認識しつつも、やはり無心で聴くことなど出来ない私がいます。
今も、かつて簡単にスルーしたこのCDを、私はじっくりと聴こうと構えています。
これだけテキサスに、そしてダグ・サームやその周辺アーティストになじみのあるメンツが関わったアルバムに、親近感を持って接せずにはいられないのでした。
この人は、やはりテキサスのシンガー・ソング・ライターというべきなんでしよう。
フォーキーで、ディランを思わせる雰囲気の曲もあります。
そして、恐らくは意識してカントリーっぽいアレンジでやっている曲もあります。
サウンドとしては、ボーダー・ソングの雰囲気を有したフォーク・ロックでしょうか?
カウボーイ・ソングっぽい曲もあります。
アーバン・カウボーイという言葉が浮かんだりします。
かと思えば、自作のBe Good To Meでは、ドクター・ジョンばりのだみ声で、ジャズ・スタンダードっぽく小粋に決めたりもしています。
アクースティック・サウンドを大切にした音作りに感じます。
ところで、リッチ・マイナスという名前ですが、私は名前の愛称、短縮形に興味があります。
Richというのは、おそらくRichardの短縮形だと思います。
リチャード・マイナスということですね。
Richは、多分Richieに変化すると思います。
リッチーです。
リッチー・ブラックモア、リッチー・サンボラは、みんなリチャードなんでしょう。
しかし、リチャードの短縮形でリッチというのは、少数派ではないでしょうか?
カントリーのライターで、リッチ・キンズルという人がいましたが、私は他の例をあまり眼にしたことがありません。
リチャードの短縮形で、最もポプュラーなのは、恐らくディックだと思います。
これは、私がずいぶん以前から不思議に思っている英語の不可解さのひとつで、つづりと発音のかい離の顕著さとともに、この関連性の判然としない短縮形の存在も、私をいらつかせるとともに、関心を惹かせる要素なのでした。
なぜ、RichardがDickになるのか、接尾のdからDickが派生したのでしょうか、それなら何でもありじゃないですか、と言いたいのでした。
Dickは、Dickeyに変化すると思います。
ディッキー・ベッツですね。
彼の名前が、リチャード・ベッツであることは、ソロ・アルバムのタイトル表記で明らかです。
ちなみに、私が好きな名前のひとつに、セオドアがあります。
セオドア・ルーズベルトが代表ですね。
また、60年代の有名なSF作家に、シオドア・スタージョンという人がいました。
つづりは、いずれもTheodoreです。
これは、カタカナ表記のゆれにすぎませんが、このセオドアは、短縮形ではテッドになります。
さらに派生して、テディになって、テディ・ベアなんていうところまで繋がるわけです。
熊の狩猟に出かけたルーズベルト大統領が、母と離れた小熊を保護したことから、有名な熊のぬいぐるみの名前が付けられたらしいです。
エルヴィスの軽快なロックンロールにも名前を残していますね。
どうも、脱線してしまいました。
名前の愛称、短縮形は、今後も私の関心事であり続けると思います。
さて、リッチ・マイナスですが、私のアイドルであるダグ・サームとは、テキサス・トルネードスで繋がっていたことを、先ほど確認しました。
テキサス・トルネードスの1stに収録されている、Laredo Roseという曲が、彼の作品でした。
原曲が入手したいものですが、どのオリジナル・アルバムに収録されているのか調べきれていません。
気長に音楽を楽しんでいれば、いつか私の手元に回ってくるに違いないと夢想する私なのでした。
関連記事はこちら
テキサスのご婦人がた
どうも、以前にも同じような書き出しで始めたことを思い出しましたが、今回のアルバムはそんなアルバムのひとつです。
V
Rich Minus
Rich Minus
1. Blue Stockings
2. Walkin’Straight And I Ain’t Roldin'
3. Rock Island Line : Huddie Ledbetter
4. I'll Catch You When You Fall
5. Most Beautiful Waltz
6. My Time
7. Talkin Suoermarket Blues
8. Separately : George Ensie, Rich Minus
9. Cans U
10. The Ballad Of Molly Maguires
11. Be Good To Me : Clifford Scott, Rich Minus
このアルバムは、恐らく私の嗜好を知ってくれていた輸入盤店の店長が、選んで推薦してくれたものだと思います。
久しぶりに手に取った私は、パッケージやブックレットをじっくりと眺めた結果、ようやく理由らしきものに思い当たりました。
このアルバムは、94年にリリースされたもので、Ernie Durawaがプロデュースしています。
アーニー・ドゥラワは、元サー・ダグラス・クインテットでドラムスを叩いていた人です。
そして、今回のアルバムでは、主役のリッチ・マイナスをサポートするメイン・リズム・セクションの一員として、録音に全面参加しています。
更に嬉しいことは、そのリズム隊の相棒として、ベースのSpeedy Sparksとがっちりタッグを組んでいることです。
スピーディ・スパークスもまた、元クインテットの一員で、あの覆面バンド、テキサス・マーベリックスを制作し、テキサス・トルネードスでもベースを弾いていた人です。
いずれも、Doug Sahmの古くからの盟友たちです。
また、I'll Catch You When You Fallでは、フラコ・ヒメネスがアコーディオンで参加しています。
さらに、Walkin’Straight And I Ain’t Roldin' と、Be Good To Meでは、元Asleep At The Wheelのフロイド・ドミノがキーボードを弾いています。
そして、これは推察ですが、ギターでクレジットされている、John X Reedという人は、ジョー・イーリー、ジミー・デイル・ギルモア、ブッチ・ハンコックを擁したFlatlandersのオリジナル・メンバーで、マーシャ・ボールを生んだFrada&Firedogsのギターを経て、Texana Damesでもギター弾いていた人ではないでしょうか? (…いずれも未確認事項です。)
実は、今回、眼をこらしてブックレットを見て、このような情報をすくいあげました。
でも、予断なしで聴いた初見のときは、さほど関心を持てず、一度だけ聴いて棚にしまっていた可能性が高いです。
眼から得た情報に、意識下で影響されて音楽を聴くあやうさ、そして簡単にミス・リードされてしまう自分のうかつさを認識しつつも、やはり無心で聴くことなど出来ない私がいます。
今も、かつて簡単にスルーしたこのCDを、私はじっくりと聴こうと構えています。
これだけテキサスに、そしてダグ・サームやその周辺アーティストになじみのあるメンツが関わったアルバムに、親近感を持って接せずにはいられないのでした。
この人は、やはりテキサスのシンガー・ソング・ライターというべきなんでしよう。
フォーキーで、ディランを思わせる雰囲気の曲もあります。
そして、恐らくは意識してカントリーっぽいアレンジでやっている曲もあります。
サウンドとしては、ボーダー・ソングの雰囲気を有したフォーク・ロックでしょうか?
カウボーイ・ソングっぽい曲もあります。
アーバン・カウボーイという言葉が浮かんだりします。
かと思えば、自作のBe Good To Meでは、ドクター・ジョンばりのだみ声で、ジャズ・スタンダードっぽく小粋に決めたりもしています。
アクースティック・サウンドを大切にした音作りに感じます。
ところで、リッチ・マイナスという名前ですが、私は名前の愛称、短縮形に興味があります。
Richというのは、おそらくRichardの短縮形だと思います。
リチャード・マイナスということですね。
Richは、多分Richieに変化すると思います。
リッチーです。
リッチー・ブラックモア、リッチー・サンボラは、みんなリチャードなんでしょう。
しかし、リチャードの短縮形でリッチというのは、少数派ではないでしょうか?
カントリーのライターで、リッチ・キンズルという人がいましたが、私は他の例をあまり眼にしたことがありません。
リチャードの短縮形で、最もポプュラーなのは、恐らくディックだと思います。
これは、私がずいぶん以前から不思議に思っている英語の不可解さのひとつで、つづりと発音のかい離の顕著さとともに、この関連性の判然としない短縮形の存在も、私をいらつかせるとともに、関心を惹かせる要素なのでした。
なぜ、RichardがDickになるのか、接尾のdからDickが派生したのでしょうか、それなら何でもありじゃないですか、と言いたいのでした。
Dickは、Dickeyに変化すると思います。
ディッキー・ベッツですね。
彼の名前が、リチャード・ベッツであることは、ソロ・アルバムのタイトル表記で明らかです。
ちなみに、私が好きな名前のひとつに、セオドアがあります。
セオドア・ルーズベルトが代表ですね。
また、60年代の有名なSF作家に、シオドア・スタージョンという人がいました。
つづりは、いずれもTheodoreです。
これは、カタカナ表記のゆれにすぎませんが、このセオドアは、短縮形ではテッドになります。
さらに派生して、テディになって、テディ・ベアなんていうところまで繋がるわけです。
熊の狩猟に出かけたルーズベルト大統領が、母と離れた小熊を保護したことから、有名な熊のぬいぐるみの名前が付けられたらしいです。
エルヴィスの軽快なロックンロールにも名前を残していますね。
どうも、脱線してしまいました。
名前の愛称、短縮形は、今後も私の関心事であり続けると思います。
さて、リッチ・マイナスですが、私のアイドルであるダグ・サームとは、テキサス・トルネードスで繋がっていたことを、先ほど確認しました。
テキサス・トルネードスの1stに収録されている、Laredo Roseという曲が、彼の作品でした。
原曲が入手したいものですが、どのオリジナル・アルバムに収録されているのか調べきれていません。
気長に音楽を楽しんでいれば、いつか私の手元に回ってくるに違いないと夢想する私なのでした。
Laredo Roseです。
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