2010年12月24日
マイティ・マイク 1st Set
今年も押し詰まってきました。
あと、1週間あまりとなったわけですが、ふと思いついたことがあります。
私は、今年何枚くらいのCDを買ったのでしょうか?
CD不況と言われて久しいですが、私はそれなりに消費に貢献してきたのではないかと思っています。
私は、2年ほど前から、領収書のたぐいをノートに整理する習慣をつけたため、実はその気になれば調べられるのでした。
近いうちに調べて、今年の購入傾向などをチェックしてみたいと思います。
さて、今回は、前回チラッと出てきました、Mighty Mikeの別のアルバムを取り上げたいと思います。
1. Lonesome Whistle Blues
2. Annabelle *
3. I Want a Little Girl *
4. No Harm Done *
5. Mopina *
6. Keep Talkin'
7. Kiss and Make Up
8. Need Somebody *
9. Amy *
10. Cool Stuttin'
11. Evil Ways
私は、マイティ・マイクと言う人をよく知らないんですが、どうもスタジオ・ミュージシャンとしての顔と、地元テキサスを中心としたシンガーのツアー・メンバーとして活動する顔があるようです。
パッケージ裏に、ツアー及びレコーディングでサポートしたアーティストとして、Angela Strehli、Charlie Musselwhite、Marla Muldaurの名前が挙がっていました。
また先ほど、Marcia Ballのことをネットで調べていて、彼女のツアーにギタリストとして参加していることに偶然気が付きました。
このアルバムは、おそらく00年にリリースされたもので、99年に3か月くらいかけて、録りためた演奏を収録したもののようです。
ライヴ盤では、ソウル・レビューのような楽しく痛快な音楽を披露してくれたマイクですが、このスタジオ盤では、ブルース・ギタリスト、シンガーとして、またまた別の面も見せてくれています。
ライヴでは、ヒューストン・ジャンプ、ニューオリンズR&B、そしてテックス・メックスと、ごきげんな混生音楽を聴かせてくれました。
この人には、ネタものとも言うべきギター・インスト・メドレーのレパートリーがあります。
クリス・スペディングのギター・ジャンボリーを思わせるもので、一聴してそれと分かる特徴的なフレーズを矢継ぎ早に繰り出すもので、かなり楽しいです。
さて、今回のアルバムでは、エンターテイナー的側面が若干抑えられたつくりになっています。
それでも、彼の豊かな音楽性を垣間見ることが出来るアイテムですので、簡単に紹介します。
自作は、テキサス・スタイルのブルースが中心で、インストも主力のひとつですが、8曲目のAmyでは、ニューオリンズR&Bスタイルの作品をばっちり決めていて、ボーカルもはまっています。
Mopinaでは、ポップ・ソング作りの才能も見せてくれます。
また、ジャジーな曲調のインストも得意のようです。
そして、カバー曲からも、彼の広いレンジの音楽性をうかがい知ることが出来ます。
冒頭のLonesome Whistle Bluesは、Freddie Kingのスロー・ブルースを歌なしでやっています。
Keep Talkin' は、McDuff作のオルガン曲をカバーしたものです。
Kiss and Make Upは、アンジェラ・ストレーリがボーカルでゲスト参加していますが、曲は、ウイルソン・ピケットがファルコンズ時代にリードを取った曲だと思います。
LPが見つからず未確認ですが、作者名がLupineとなっているのが気になります。
ルパインというのは、ファルコンズを出していた会社名だったはずです。
Cool Stuttin'は、Sonny Clarkの有名なブルー・ノート名盤のタイトル曲です。
街を闊歩する女性の脚元の写真が印象的なジャケットのやつです。
そして、ラストのEvil Waysは、サンタナに同名曲がありますが、こちらは、マディのI Can't Be Satisfiedを思わせるシカゴ・ブルース・スタイルの曲で、歌い方から察するところ、どうやらハウリン・ウルフのEvilだと思います。
ジョニー・ウインターも、レイ・ヴォーンもそうでしたが、この人もシカゴ・ブルースが好きなんですね。
その逆の例(シカゴ・ブルース系の人でテキサス・スタイルの曲が好き)というのは、あまり聞かないです。
ライヴ盤に比べると陽気なタイプの曲がなく、若干バラエティさは後退していますが、それでも充分豊かな音楽性を感じられる1枚だと思います。
この99年に録音されたアルバムには、彼の身内と思われる人の思い出に捧げる、という献辞が記されていますが、それに続いて、「アルバート、Tボーン、フレディ、スティーヴィー、その他すべてのテキサス生まれの偉大なギタリストに、そしてそこへ加わったダグ・サームに捧げる」と記されています。
こちらは、Evilってどんな曲だっけという人のために、キャプテン・ビーフハート盤Evilをどうぞ
関連記事はこちら
マイティ・マイク
あと、1週間あまりとなったわけですが、ふと思いついたことがあります。
私は、今年何枚くらいのCDを買ったのでしょうか?
CD不況と言われて久しいですが、私はそれなりに消費に貢献してきたのではないかと思っています。
私は、2年ほど前から、領収書のたぐいをノートに整理する習慣をつけたため、実はその気になれば調べられるのでした。
近いうちに調べて、今年の購入傾向などをチェックしてみたいと思います。
さて、今回は、前回チラッと出てきました、Mighty Mikeの別のアルバムを取り上げたいと思います。
1st Set
The Mighty Mike Schermer Band
The Mighty Mike Schermer Band
1. Lonesome Whistle Blues
2. Annabelle *
3. I Want a Little Girl *
4. No Harm Done *
5. Mopina *
6. Keep Talkin'
7. Kiss and Make Up
8. Need Somebody *
9. Amy *
10. Cool Stuttin'
11. Evil Ways
私は、マイティ・マイクと言う人をよく知らないんですが、どうもスタジオ・ミュージシャンとしての顔と、地元テキサスを中心としたシンガーのツアー・メンバーとして活動する顔があるようです。
パッケージ裏に、ツアー及びレコーディングでサポートしたアーティストとして、Angela Strehli、Charlie Musselwhite、Marla Muldaurの名前が挙がっていました。
また先ほど、Marcia Ballのことをネットで調べていて、彼女のツアーにギタリストとして参加していることに偶然気が付きました。
このアルバムは、おそらく00年にリリースされたもので、99年に3か月くらいかけて、録りためた演奏を収録したもののようです。
ライヴ盤では、ソウル・レビューのような楽しく痛快な音楽を披露してくれたマイクですが、このスタジオ盤では、ブルース・ギタリスト、シンガーとして、またまた別の面も見せてくれています。
ライヴでは、ヒューストン・ジャンプ、ニューオリンズR&B、そしてテックス・メックスと、ごきげんな混生音楽を聴かせてくれました。
この人には、ネタものとも言うべきギター・インスト・メドレーのレパートリーがあります。
クリス・スペディングのギター・ジャンボリーを思わせるもので、一聴してそれと分かる特徴的なフレーズを矢継ぎ早に繰り出すもので、かなり楽しいです。
さて、今回のアルバムでは、エンターテイナー的側面が若干抑えられたつくりになっています。
それでも、彼の豊かな音楽性を垣間見ることが出来るアイテムですので、簡単に紹介します。
自作は、テキサス・スタイルのブルースが中心で、インストも主力のひとつですが、8曲目のAmyでは、ニューオリンズR&Bスタイルの作品をばっちり決めていて、ボーカルもはまっています。
Mopinaでは、ポップ・ソング作りの才能も見せてくれます。
また、ジャジーな曲調のインストも得意のようです。
そして、カバー曲からも、彼の広いレンジの音楽性をうかがい知ることが出来ます。
冒頭のLonesome Whistle Bluesは、Freddie Kingのスロー・ブルースを歌なしでやっています。
Keep Talkin' は、McDuff作のオルガン曲をカバーしたものです。
Kiss and Make Upは、アンジェラ・ストレーリがボーカルでゲスト参加していますが、曲は、ウイルソン・ピケットがファルコンズ時代にリードを取った曲だと思います。
LPが見つからず未確認ですが、作者名がLupineとなっているのが気になります。
ルパインというのは、ファルコンズを出していた会社名だったはずです。
Cool Stuttin'は、Sonny Clarkの有名なブルー・ノート名盤のタイトル曲です。
街を闊歩する女性の脚元の写真が印象的なジャケットのやつです。
そして、ラストのEvil Waysは、サンタナに同名曲がありますが、こちらは、マディのI Can't Be Satisfiedを思わせるシカゴ・ブルース・スタイルの曲で、歌い方から察するところ、どうやらハウリン・ウルフのEvilだと思います。
ジョニー・ウインターも、レイ・ヴォーンもそうでしたが、この人もシカゴ・ブルースが好きなんですね。
その逆の例(シカゴ・ブルース系の人でテキサス・スタイルの曲が好き)というのは、あまり聞かないです。
ライヴ盤に比べると陽気なタイプの曲がなく、若干バラエティさは後退していますが、それでも充分豊かな音楽性を感じられる1枚だと思います。
この99年に録音されたアルバムには、彼の身内と思われる人の思い出に捧げる、という献辞が記されていますが、それに続いて、「アルバート、Tボーン、フレディ、スティーヴィー、その他すべてのテキサス生まれの偉大なギタリストに、そしてそこへ加わったダグ・サームに捧げる」と記されています。
Hideawayメドレーです。
こちらは、Evilってどんな曲だっけという人のために、キャプテン・ビーフハート盤Evilをどうぞ
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【テキサス・ミュージックの最新記事】
投稿者:エル・テッチ|02:18|テキサス・ミュージック
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