2010年11月27日
マザー・ロードをゆく
ハイウェイ・ソングやトラック・ドライバーズ・ソングが好きです。
この二つは似ていて、どちらとも分類できるものがありますが、地名が歌いこまれた曲が特に私の好みです。
このアルバムは、Asleep At The Wheelのドラマー、David Sangerが編さんしたもので、01年にリリースされています。
ルート66をテーマにした曲をコンパイルしたもので、95年リリースのSongs Of Route 66の続編にあたるものです。
1. Introduction / Route 66 / Marcia Ball
2. Sweet Home Chicago / Randy Garibay
3. You Came A Long Way From St.Louis / Gary Primich
4. Hoppin' in Joplin / Maryann Price
5. Oklahoma Hills / Jimmy Lafave & Night Tribe
6. T-U-L-S-A Straight Ahead / Jason Roberts
7. Midnight in Amarillo / Cindy Cashdollar
8. Tucumcari, Here I Come / Dale Watson
9. Albuquerque / Asleep at the Wheel
10. Goodbye, California (Hello, Illinois) / Two High String Band
11. Gallop to Gallup / Dale Watson
12. Arizona State Line / Red Dirt Rangers
13. California Sun / The Leroi Brothers
14. 66 Highway Blues / Steve James
収録アーティストは、私にとって未知の人が大半ですが、カントリーの世界ではそれなりに有名なアーティストの可能性は高いです。
70年代にサザン・ロックとカテゴリーされたバンドは、現在ならカントリー専門のFM局や、衛星放送などで流れていることが多いです。
ここに含まれている一部のカントリー・ロック系のバンドも、ロック・フィールドより、カントリーのリスナーに支持されている場合が多いのではないかと考えます。
マーシア・ボールは、リーダー・アルバムこそ持っていませんが、イースト・テキサスやルイジアナ系のコンピなどで聴くことが多いシンガー、ピアニストです。
ドクター・ジョン製作の企画アルバムもあったはずです。(すぐに出てきませんが…。)
ここでは、冒頭でメイン・テーマを歌っていて、跳ねるブギ・ピアノがかっこいいです。
ジェイソン・ロバーツは、アスリープのフィドラーで、ときどきリード・ボーカルもとっている人です。
今回やっている曲は、アスリープのバージョンもある曲で、原曲は、リオン・マッカーリフのウエスタン・スイングです。
リオンは、ボブ・ウィルズ & テキサス・プレイボーイズのスチール・ギタリストだった人で、自身のバンドでのアルバムは日本盤も出ています。
シンディ・キャッシュダラーは、元アスリープのスチール・ギタリストで、リーダー・アルバムが1枚あります。
脱退後も、和気あいあいとアスリープのステージにゲスト出演したりしています。
ここでは、ペダル・スチール・ギターのムーディーなインストで和ませてくれています。
そして、本家アスリープの演奏も収録されていて、いつもながら、ジェントルな魅力に溢れるレイ・ベンスンのバリトン・リードは、安定感満点で貫禄を感じます。
リロイ・ブラザーズは、私にとっては懐かしい存在です。
以前は、テイル・ゲイターズなどと共に聴いていたバンドでした。
私は、ご無沙汰になって久しいです。
相変わらず、テキサスの香りをプンプンさせている、コンパクトな音がいさぎよいバンドです。
オルガンのサウンドが、オーギーやジョー・キング・カラスコを容易に連想させ、「そうだ、これなんだ」と嬉しくなります。
未知の人では、むさい男声のなかで、女性ボーカルが新鮮なマリアン・プライスが良いです。
そして、ジャック・ガスリーのカントリー・クラシック、Oklahoma Hillsを歌うJimmy Lafave & Night Tribeは、胸にぐっとくるせつな系のアレンジが決まっています。
シカゴからセントルイスを経て、タルサ、オクラホマ・シティを横に見て、アマリロからアルバカーキーへ、そしてサンタモニカまで、母なる道を行く旅は歌とともに続きます。
デイル・ワトソンは、レイ・ベンスンにも似たボーカルのシンガー・ソングライターですが、トワンギーなギターが、やはりかっこいいです。
ここでの自作のブギも、ウキウキするようなご機嫌なチューンに仕上がっています。
ツー・ハイ・ストリング・バンドのGoodbye, California (Hello, Illinois) では、西海岸から全く逆のコースを走る行程が歌われています。
マンドリンを中心とした、さわやかなアクースティック・ナンバーです。
シンディ・キャッシュダラーのドブロも見事に決まっています。
最後は、ピート・シーガー作のフォーク・ソングを、スティーヴ・ジェイムズが弾き語ります。
カントリー・ブルースに通じるギターがかっこいいです。
アルバムを通して、オースティン・カントリーの香りが感じられる好アルバムだと思います。
デイヴ・サンガーの仕事は要注目です。
関連記事はこちら オール・アメリカン・ハイウェイ・ソング
この二つは似ていて、どちらとも分類できるものがありますが、地名が歌いこまれた曲が特に私の好みです。
このアルバムは、Asleep At The Wheelのドラマー、David Sangerが編さんしたもので、01年にリリースされています。
ルート66をテーマにした曲をコンパイルしたもので、95年リリースのSongs Of Route 66の続編にあたるものです。
More Songs Of Route 66
Roadside Attractions
Roadside Attractions
1. Introduction / Route 66 / Marcia Ball
2. Sweet Home Chicago / Randy Garibay
3. You Came A Long Way From St.Louis / Gary Primich
4. Hoppin' in Joplin / Maryann Price
5. Oklahoma Hills / Jimmy Lafave & Night Tribe
6. T-U-L-S-A Straight Ahead / Jason Roberts
7. Midnight in Amarillo / Cindy Cashdollar
8. Tucumcari, Here I Come / Dale Watson
9. Albuquerque / Asleep at the Wheel
10. Goodbye, California (Hello, Illinois) / Two High String Band
11. Gallop to Gallup / Dale Watson
12. Arizona State Line / Red Dirt Rangers
13. California Sun / The Leroi Brothers
14. 66 Highway Blues / Steve James
収録アーティストは、私にとって未知の人が大半ですが、カントリーの世界ではそれなりに有名なアーティストの可能性は高いです。
70年代にサザン・ロックとカテゴリーされたバンドは、現在ならカントリー専門のFM局や、衛星放送などで流れていることが多いです。
ここに含まれている一部のカントリー・ロック系のバンドも、ロック・フィールドより、カントリーのリスナーに支持されている場合が多いのではないかと考えます。
マーシア・ボールは、リーダー・アルバムこそ持っていませんが、イースト・テキサスやルイジアナ系のコンピなどで聴くことが多いシンガー、ピアニストです。
ドクター・ジョン製作の企画アルバムもあったはずです。(すぐに出てきませんが…。)
ここでは、冒頭でメイン・テーマを歌っていて、跳ねるブギ・ピアノがかっこいいです。
ジェイソン・ロバーツは、アスリープのフィドラーで、ときどきリード・ボーカルもとっている人です。
今回やっている曲は、アスリープのバージョンもある曲で、原曲は、リオン・マッカーリフのウエスタン・スイングです。
リオンは、ボブ・ウィルズ & テキサス・プレイボーイズのスチール・ギタリストだった人で、自身のバンドでのアルバムは日本盤も出ています。
シンディ・キャッシュダラーは、元アスリープのスチール・ギタリストで、リーダー・アルバムが1枚あります。
脱退後も、和気あいあいとアスリープのステージにゲスト出演したりしています。
ここでは、ペダル・スチール・ギターのムーディーなインストで和ませてくれています。
そして、本家アスリープの演奏も収録されていて、いつもながら、ジェントルな魅力に溢れるレイ・ベンスンのバリトン・リードは、安定感満点で貫禄を感じます。
リロイ・ブラザーズは、私にとっては懐かしい存在です。
以前は、テイル・ゲイターズなどと共に聴いていたバンドでした。
私は、ご無沙汰になって久しいです。
相変わらず、テキサスの香りをプンプンさせている、コンパクトな音がいさぎよいバンドです。
オルガンのサウンドが、オーギーやジョー・キング・カラスコを容易に連想させ、「そうだ、これなんだ」と嬉しくなります。
未知の人では、むさい男声のなかで、女性ボーカルが新鮮なマリアン・プライスが良いです。
そして、ジャック・ガスリーのカントリー・クラシック、Oklahoma Hillsを歌うJimmy Lafave & Night Tribeは、胸にぐっとくるせつな系のアレンジが決まっています。
シカゴからセントルイスを経て、タルサ、オクラホマ・シティを横に見て、アマリロからアルバカーキーへ、そしてサンタモニカまで、母なる道を行く旅は歌とともに続きます。
デイル・ワトソンは、レイ・ベンスンにも似たボーカルのシンガー・ソングライターですが、トワンギーなギターが、やはりかっこいいです。
ここでの自作のブギも、ウキウキするようなご機嫌なチューンに仕上がっています。
ツー・ハイ・ストリング・バンドのGoodbye, California (Hello, Illinois) では、西海岸から全く逆のコースを走る行程が歌われています。
マンドリンを中心とした、さわやかなアクースティック・ナンバーです。
シンディ・キャッシュダラーのドブロも見事に決まっています。
最後は、ピート・シーガー作のフォーク・ソングを、スティーヴ・ジェイムズが弾き語ります。
カントリー・ブルースに通じるギターがかっこいいです。
アルバムを通して、オースティン・カントリーの香りが感じられる好アルバムだと思います。
デイヴ・サンガーの仕事は要注目です。
こちらは、初期のデイル・ワトソンです。
関連記事はこちら オール・アメリカン・ハイウェイ・ソング
【テキサス・ミュージックの最新記事】
投稿者:エル・テッチ|00:35|テキサス・ミュージック
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