キスの味

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気付けば、もう来週は10月だ。
ブログの更新も、明日でいいや〜なんて思っていたら、
一か月もおざなりのまま。

仕事や育児や学校や母の介護やら…

何か気の休む日もなく、慌ただしく1日が過ぎていく。
朝から、晩まで心の中は母の体調の事で一杯だ。
思うだけで何もしてあげられない。
1人にさせておいてある罪悪感。
そうして時は過ぎていく。

私が尊敬していた酒井雄哉さんがお亡くなりになった。
二度の千日回峰行を成し遂げた人だ。
でも酒井さんはいつも朴訥とされていた。
一度お会いした時も、普通の優しいお坊様だった。
新聞のインタビューで
「自分が死ぬ時は、ちょいと行ってくるわ、と言う感じがいいね」と
おっしゃっていた。
昨日、葬儀が営まれたようだ。
合掌のキス。

今朝は風が強い。
台風の影響か、湿度も高そうだ。

それにしても今年の夏は暑かった。
こういう時は、じっとして暑さをしのぐしかない、と痛感した。
この所、私の周りには風邪を引いたり、体調を崩す人が多い。
私もとにかく、寝る。
そうして疲れを残さないようにしている。

昨日は、５０歳目前で亡くなった知人の家にお参りをしてきた。
亡くなったのは、昨年の事だ。
自宅から少し遠く、なかなか伺う事が出来なかった。
たまたまその方面に用事が出来て、ようやく足を運べた。
知人は喫茶店を営んでいた。
そしてライブハウスも。
尋ねたそこは、以前と何も変わっていなかった。
ただそこにあの笑顔が素敵なマスターがいないだけだった。
私は合気道の稽古で知り合った。
初心者の私を丁寧に、優しく、包み込むように教えてくれた。
稽古の合間、彼の人生経験や抱負なども教えてくれた。
人間としてすごい人だな、と感心していた。
そのうち、彼は本業が忙しくなり、稽古には来なくなった。
営んでいる喫茶店にも遊びにも行った。
結婚もされ、お子さんもいた。
順風満帆に見えていた。

人の命ははかない。
私の命もいつかは終わる。
その時まで、彼のように素直に、誠意を持って生きていけたら、と思った。
鎮魂のキス。

今朝は曇りがちで、暑さも少し和らぐ。
この夏の暑さで９月にばてない様にしないとね。

近所に住む人達は地方出身が多い。
お土産も何個か頂いた。

福岡の伊都サブレ。
北海道のだし醤油。
群馬の地酒。
そして東北のかもめ玉子。
みんな実家で親に会ってきたのだろう。

実家の母が
「私がいなくなると、みんなここに来れなくなっちゃうね〜」

本当に、そうだ。
母がいるから、新幹線に乗って会いに行くのだ。
お墓参りだけになったら、年に何度も行けなくなってしまう。

お母さん〜
１日でも長く生きてね、のキッス。

朝晩の風が涼しくなってきた。
今朝も神社を参った。
ふと地面を見た。
白く乾いた土。
ところどころ、穴が空いている。
細かい枝も落ちている。

ふと記憶が幼少の頃に戻った。

夏休み、神社の近くの公園でラジオ体操をし、
その後、皆で神社の境内で遊んだものだった。
境内の土の上で陣地取りをしたり、かけっこしたり。

私はその頃の記憶が懐かしくて、毎日参拝しているのかなぁ。

私が参拝している神社の周りは住宅街だ。
だけど、そこだけは雰囲気が神々しい。
私達を包み込むように守っていてくださる感じさえする。

毎朝、参拝させて頂けることに感謝のキス。

今日は敗戦記念日。
68年前もこうやって暑い日だったのだろう。

先日、義父と会食をした時のこと。
私の子どもに「将来、何になりたいんだ？」と義父が聞いた。
「特攻隊」と彼は答えた。

義父はその答えを聞いて憤慨した。
そして私にまで、教育の仕方が悪い、とまで言い出した。

子どもは何気に言ったつもりだったのだろう。
特攻隊の持つ意味が何かも分からないで。

私達、力を持たない庶民は、知らない間に戦争に巻き込まれてしまう。
そして被害に遭うのも、私達だ。
私は一度も戦争がよいだなんて、言った事もない。
命を大切に、と言っているぐらいなのに。

翌日、義父からその事でまた電話があった。

私は少々、うんざりだった。
だけど、傍から見たら戦争賛成、と映ったのかも知れない。

私は戦争反対です。

戦争のために命を落とした多くの方に鎮魂のキス。

６８回目の原爆投下の日。
いつの時代も庶民が被害をおおくかぶる。

広島市長が述べていた。
「地球を愛し、人を愛する」
この意識がちゃんとあれば、人と争う事も無いのに。
むやみに人が死ぬこともないのに。

昔の事だから、
遠く離れた所だから、と思わないで、
せめて日本人の皆はこの原爆の日を忘れないで、と思う。

今朝の食事の時に、子ども達にも話をした。
今一つの反応だったが、心の片隅に残ってくれれば、と思う。

鎮魂のキス。

大暑を過ぎたが、夏は何処へ行ってしまったのだろう。
梅雨と夏のあいのこみたいな夏だ。
夏はギラギラとした太陽がないと、しっくりこない。
来週あたりに期待したいところだ。
だけど夜はぐっすり寝られるので、このままでも、と思ったり。

それでも日中、野外で部活動をしている子ども達はぐったりしている。
私も昨日、日中１時間ぐらいキャッチボールしただけで、疲れモード。
だけど、夜のビールはことさら美味しかった。

本番の夏よ！早く来てねのキッスだね。

早くも梅雨が明けてしまったようで、一足早い夏の到来だ。
今朝も、ジリジリ照りつける太陽。
ムワッとした空気。
でも私には、この感じが１年のうちで最高の季節。
クーラーなんてもってのほかだ。

そんな暑さの中、昨日は野球部のお茶当番だった。
日陰にいると風が心地よい。
太陽が大好きな私は、陽当たりの良い場所で座りながら、試合観戦。
昼ごろになると、アララ〜日焼けの跡が生々しい。
周囲のお母さんたちは「やだぁ、大丈夫？」と言って笑っている。
彼女たちはシミ、そばかすが嫌だと言う。
私はそんなものは何にも気にしない。
それよりも日焼け止めのクリームの方が怖いような気がする。
色白のお姑様にまた嫌味を言われちゃうかなぁ。

夜は、家に飾った七夕飾りを見ながら、手巻き寿司を頂いた。
実家の母が作ってくれたキュウリも添えて。
このキュウリ、来年も食べられるのかな〜と思ったら、涙が。
いけない、いけない。
皆の前では明るく！だ。

去って行った梅雨空の向こうで、天の川は光っているのかな。
スターフェスティバルなキッスだね。

今日は晴れるはずだったのに、朝から大雨。

薄い合羽で職場に着いた頃には、私がカッパになってしまった。
職場の近くの商店街のおばさんに行き会った。
「あらぁ、水も滴るいい女ねぇ〜風邪ひかないでよ〜」
「あざ〜す！！バカだから、風邪ひきません〜」と朝から大笑い。
「あなたはいつも明るいわねぇ〜」って。

脳天気なのだろうなぁ。
看病疲れの反動でこの半年で
なんと！！７キロも太ってしまったし。
自律神経の乱れが食欲を亢進させているのかな。

だけどこれがまた、再度の母の看病で激やせするのだろう。
まあそれまでのたくわえという事で〜

外は雨でも、心は晴れ！のキッスだね。

今日は半夏至。

７月に入ってあちらこちらに七夕の飾りが見かけられるようになった。

夏はお祭りの季節だ。

ハレとケがおざなりになりつつあるけど、
無くならないように大切にしていきたいよね。

梅雨の一休みにホッと一息のキスだね。