キスの味

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今は、東京へ向かう新幹線の中だ。
GWで、自由席が１５０％ぐらいの乗車だ。
しかものぞみなので、自由席が３両のみだ。
名古屋から乗車したので、もちろん立っている。
通路にもずっと立っている。
デッキにも人があふれている。
まるで引き揚げ船みたいだ。
それでも立っている人達は無言でいる。
両隣のお兄ちゃんとお姉ちゃんはスマホに飽きて、
座り込んで寝てしまった。
ワゴン販売も自由席には来られない。
故郷の思いを胸に、なのは私だけではないかなぁ。
後少しで、新横浜だ。
少しは、車内も空くかな。
GWの新幹線に、お疲れ様のキッスだね。

五月に入ったというのに、まだまだ肌寒い。
だけど動くと暑い。
地震も多いし、心の隅にいつも防災を置いて生活している感じだ。

昨日、静岡の知人から自家製の新茶が届いた。
摘み立てのお茶の葉からは、新緑の香りがする。
有難い事だ。

その方とは、１０年以上はお会いしていない。
だけど、１年に一度のお茶で心が通っている感じがする。
会う事になれば、まず真っ先にお茶のお礼から、だろう。
そしてお茶の話題で話がふくらんでいく。

こんな素敵な贈り物も粋だなぁって思う。

新茶に、リフレッシュなキッスだね。

夜中にあまりにも明るいのでふと、目が覚めた。
満月の月明かりだった。
３時過ぎていただろうか。
しばらく、寝床の中から満月を見ていた。

遥か遠く昔から、月と共生している地球。
この月からも私達生物は、恩恵を受けている。

技術が進歩し過ぎて、自然の有難みを忘れてしまっている人間。

どうか、もう少し歩みを緩めて、
この大切な自然と上手く生きていけるように、と思う。

満月にフルムーンのキッスだね。

今朝は曇りがちだけど、春らしい陽気だ。
また寒気団がやってきているようだ。
天気も何も日本だけの物でもなく、地球全体で回っているから、
あちこちで色々異変があるのだろう。

昨日は仕事も遅くなり、晩ご飯の支度もどうしよう、なんて思っていたら、
知人から電話。
「毛ガニがあるのだけど、取りに来ない？」って。
行きますよ〜
娘がずっと、カニを食べたい〜なんて言っていたけど、
なかなか買ってまでは、食べる機会もない。

早速、取りに行く。
おおおお〜毛ガニだ。
だけど、我が家で食べる人は二人しかいない。
私も足を少し食べただけだ。
二人して、美味しそうにほおばっていた。

娘が毛ガニの写真をスマホに乗せたら、反響がスゴイ、と言っていた。
日常から少しはみ出ることに、人は驚いたりするものだなぁ。

まあ、北海道の味を堪能できて、少し早目のＧＷかな。
毛ガニにチョッキン、チョッキンのキッスだね。

今朝は風が冷たいが、陽射しは春だ。
4月も中旬を過ぎたのに、冬に逆戻りだ。

昨日は午後から、横浜スタジアムで野球観戦をした。
午前中は雨だったが、試合の始まる2時ごろにはすっかり上がった。
それでも寒い。
冬用のいでたちにホカロンも持つ。
生ビールも震えながら、頂く。

今季の横浜は何とかシーズンが続いている。
昨日の試合も5時間の闘いの末、サヨナラ勝ちだった。
お立ち台に立った高城という選手の眼に涙があった。
この選手は若干19歳らしい。
プロ選手の中においても堂々とマスクをかぶっている。
そして昨日は、この高城選手が12回裏、ランナー2塁で
初球レフト横に打球を飛ばした。
チームメートからが手荒い祝福を受けていた。

寒い中での長い観戦の疲れも吹っ飛んだ。
中華街での食事はいつもに増して、美味しかった。

19歳の若者にもらったファイトに、ガッツなキッスだね。

今朝は少し曇っている。

週末は九州から知人がやってきた。
再会は１０年ぶりぐらいだろうか。
仕事で東京に来てその足で寄ってくださった。

夫の学生時代の友人なので話が弾んだ。
子ども達はしきりに夫の学生時代の話を聞いていた。

お酒を嗜まれないので、私一人飲んでいた。
彼の方が飲んでいるかのように饒舌で、土曜日の夜は
日曜日の朝を迎えそうな勢いだった。

２時間ぐらいの睡眠で彼もすぐに起きてきた。
朝食にはサンドイッチを作り、子ども達と楽しそうに食べていた。
子ども達が出て行った後、申し訳なさそうに
「すいません〜ゆで卵が苦手なんで」と言ったその皿には
サンドイッチの片方のパンだけが食べられていた。
きっと子ども達と食べるのに合わせていたのだろう。
すぐにハムだけのに作り直し、食べていただいた。
今度は安心したように平らげていた。

また上の子どもがナイーブになっているのに気づき、
知人は優しく、厳しく話してくれた。
子どもは思わず、泣いていた。

マシンガンのように話していた知人は午後からまた飛行機で帰っていった。
我が家に、一陣の風を残していった感じだった。

エキサイトだった知人に、また会いたいねのキッス。

今朝は曇りがちだ。
だけど街行く人の顔は明るい、そして新しい。
新年度が始まって新しい人が増えたのだろう。

昨日、上の子どもの高校の入学式だった。
自宅から自転車で１０分ほどの距離だ。
いつもより遅めの時間までいられるので、
ついつい家事に手が出てしまった。

気付いたら、所定時刻の数分前だった。
急いで自転車を飛ばす。
案の定、高校に着いたらほとんど誰もいない。
警備の先生達だけだ。
自転車を誘導してもらい、体育館へと向かう。
体育館への通路は式場に入る予定の高校生たちがすでに並んでいる。

保護者の顔は中学生のそれとは異なり、大分老けている。
まあ、私もそうだけどねぇ。

滞りなく入学式、説明会が終わり、
同じ中学校出身のママたちとランチを取る。
仕事もあったので、途中で失礼する。

職場に着くなり、今度は下の子どもの学校から電話があった。
野球のボールが目に当たり、痛がっているので病院に連れて行ってほしいとの事。

ヤレヤレ〜
君はこれで３回目だよ。
監督の先生も顔の片隅でまたか〜と言う雰囲気だった。
昨年４月にはく離骨折、今年の２月に大腿部肉離れ。
監督にも本当にすいません〜と頭を下げた。

診察の結果、異状もなく、一安心だった。

我が家の新年度の始まりは、ジェットコースターのキッスだね。

昨日は台風並みの強風だった。
子どもの部活動も中止になり、急きょ、神宮球場へ足を運んだ。

横浜ベイスターズ対ヤクルトスワローズのカードだった。

球場は約7割の入りだった。
野球を見るのに、こんなに人が集まるのだ。
私は改めてプロ野球のすごさを実感した。

１回の攻防が終わった頃に席に着いた。
バックネット上段なので、見やすい位置だった。

２回の裏に面白いようにヤクルトが３連続ホームランだった。
ラジオならアナウンサーが絶叫している所だろう。
球場なので、観客の歓声と自分の眼だけが頼りだ。
何気にスタンドに吸い込まれていくボールを見ていた。

風の応援もあってか、ホームランがさく裂していた。
ブランコも３本も打っていた。
強い風で私のビールも一口、口をつけただけでこぼれてしまったりと。

横浜は負け、「まあ、三たてはそうそうないから」なんて口惜しみながら、
球場を後にした。

中目黒の百麺に寄り、八重桜の綺麗な目黒川を散策して帰途についた。

強風がプレゼントしてくれた日曜日に、ウインドキッスだね。

今朝は雨。
花散らしの雨になるだろうか。

昨夜、私の実家に行っていた上の子どもが帰ってきた。
バス、新幹線、在来線を乗り継いで、中学生の従兄妹と二人だけでの旅程だった。
もう一人前なのだなぁと思う。

弟は姉が帰ってきたのが嬉しいらしく、ハイテンションだった。
家の中もパッと明るくなる。

それに引き換え、実家はまた母一人になってしまった。
病気を抱え、一人きりだなんて…
そんなことを思うと心苦しくなる。

どんな道を選択したら良かったのか、今更は後戻りできない。

私たち親子は遠く離れて、
自分好き勝手な人生を生きられたことを良しとしなければ、とも思う。

人の存在に、ウオームマインドのキッスだね。

今日から新年度。
街行く人の顔も新しい感じがする。

今朝も冷え込んだ。
部活動へ向かう子どもの格好もまだ冬模様。
私も手袋をして職場に来た。
地温はあるのだが、風が冷たい。
こんな春もあるのだ。

散りつつある桜と、まだ咲いていないつぼみのままの桜。
来年はどんな桜だろう。
そしてそこには、母はいるのだろうか。
一つ一つの情景が止まって見えるこの頃だ。

それでも、季節は移ろいでいく。

さあ、元気を出してエイプリルフールに備えよう！！

心にスタミナのキッスだね。