SMAP解散だそうですが。: 私は明日クビになる　～ぶら下がりリーマンブログ～

2016年08月15日

SMAP解散だそうですが。

おはようございます。

お盆休みも終わりそうですが、世の中はオリンピック真っ只中。

日本勢の異例のメダルラッシュは嬉しいことではありますが。

そんな中、ネットもテレビもトピックスで取り上げた「SMAP解散」のニュース。

国民的アイドルグループだけあって、さすがに騒動は大きいですね。

私のような芸能オンチでも知らない訳がない、超有名なアイドルですし。

確か、今年の初めに何か謝罪したらしいらしいですが、

私のような者にとっては、何が起こってるか分からないのに、いきなりSMAPが世間に謝罪してる、

という不思議な出来事でした。

ニュースを見る限り、事務所が発端？のトラブル、メンバー間のイザコザが色々あったようですが。

男5人が25年以上、一緒に活動してるんですよ。

イザコザなんてあって当たり前。

逆に、よく頑張って続けてきたもんです。

正直、なんの感心も無いので、SMAP解散そのものはどうでも良いんですが、

ネット上の書き込みをたまたま見てしまいました。

本題はここから。

「木村拓哉が悪い」だの

「香取慎吾のわがまま」だの

「中居正広の能力不足」だの

「ジャニーズ事務所が悪い」だの

そりゃもう、言いたい放題です。

ファンが心配するのは当然、残念がる国民が多いのもSMAPほどのグループならではでしょう。

しかし、芸能界という異質な世界において、アイドルと事務所の関係やら

アイドルグループ内のイザコザ、個人の葛藤やら

それらが、世間の人間に簡単に想像がつくとは思えません。

誰が悪い、とかの野次馬は、完全に思い込みでしかなく、贔屓の引き倒し、ってヤツでしょう。

ネットへの書き込みを目にして思ったのは、

必ず悪者を作らないと気が済まない、という思考の恐ろしさ。

世の中、何かトラブルがあったときの調停手段として裁判というものがあります。

事実を検証し、善悪の判断をするわけです。

「喧嘩両成敗」という言葉もあります。

その判断をすることなく、個人が勝手に悪者を仕立て上げる思考、

これはブラック企業のブラックたる資質と本質的に同じ。

本質を追及することなく、それぞれが他人に責を押しつけ、

他人を悪者に仕立てるという思考＆手法。

これは恐ろしい。

その根底にあるのは、「自分は間違っていない」という根拠のない自信。

行動で自らの正しさを立証せず、相手を批判する論法や、立場を利用して他人を弾圧する。

ネットは総野次馬の世界だし、仕方ありませんが、

アイドルグループの解散でさえも悪人を創り出すのは、ちょっと気持ち悪いと感じました。