2019年05月27日
大腸CTアカデミア SSA/Pの表面にタギングされた粘液がのっている画像は!?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第58回日本消化器がん検診学会総会が
川崎医科大学総合医療センター健康管理学
教授 鎌田 智有先生の会長のもと
2019年6月7ー8日に岡山で開催されます!
パネルディスカッション3
新しい対策型大腸がん検診精密検査法としての
大腸CT検査の現状と課題
が議論されます。司会は野崎先生と松本先生です。
ナガイチは教育講演2で
科学的根拠に基づいた大腸CT診断をおこなうために
のお話をさせていただきます。
是非、ご参加くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 489 −
Pickhardt PJ, et al. Volumetric growth rates of sessile serrated adenomas/polyps observed in situ at longitudinal CT colonography. Eur Radiol 2019 Feb 11. [Epub ahead of print]
さて
論文「大腸CT検査の経時的観察による鋸歯状病変SSA/Pの成長速度」
のご紹介です。
Figureの解説をしたいと思います。
【Figure 1】
初回の大腸CT検査検診時52歳
無症状の男性
成長が緩やかな右側結腸の平坦なSSA/P
ラインコミュニティ限定で配信しました
上段:2007年時の大腸CT検査による検診
左から内視鏡類似像、アキシャル像、注腸類似像
ひだ上の平坦な病変
わずかなタギングされた粘液を認める(矢印)
部位は上行結腸(注腸類似像の赤点)
下段:8年後のフォローアップ木庭の大腸CT検査
上段と同じ病変が指摘できる。
直径は8年間で8.8mmから9.7mmに増加し、
年あたり6.8%の成長を認めた。
同日の内視鏡検査(下段右図)で切除された。
病理組織学的診断でSSA/Pと判明した。
(感想)
タギングされた粘液(残液?)がきれいに認められますね。
検出のメルクマールになりそうです。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30741343
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
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ご質問もお待ちしています。
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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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