大腸CTアカデミア　加齢とともに腸管拡張が悪くなるよ: 大腸CTアカデミア

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2018年11月14日

大腸CTアカデミア　加齢とともに腸管拡張が悪くなるよ

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PubMedから、今日のつぶやき－ 365 －

Buchach CM, et al. Performing an additional decubitus series at CT colonography. Abdom Imaging 2011;36(5):538-44.

今日のつぶやきは365回目になります。
ブログ「大腸CTアカデミア」は毎日更新して1年と3か月以上になりますが、
つぶやきも積み上げると1年分のボリュームになりました。

皆様のお陰です。
ありがとうございます！

それでは、論文
「大腸CT検査における3体位目の追加撮影」
をご紹介します。

【結果】
対象は6,380症例で、平均年齢は57.4歳。
女性が54.7%（3,492名）、男性が45.3%（2,888名）。

平均BMIは28.0。

全体での3体位目の追加撮影実施した率は10.6%（676/6,380）。

追加撮影は、無症状の検診目的症例で有意に少なく9.7%（578/5,952）
内視鏡挿入困難例では22.9%（98/428）に上った。

追加撮影の率に男女差は認めなかった。

年齢とは有意な関連性を認めた。

Fig. 2
（ラインコミュニティ限定で配信しました）
年齢が上がるにつれて、追加撮影の頻度が有意に上昇した。

（感想）
加齢とともに腸管拡張が悪くなるのは、
現場での印象として感じることですね。

憩室の頻度が高くなること、
腸管の弾力が下がることなど関係しているのでしょう。

これは内視鏡検査をしていても感じることだと思います。

いずれにしても高齢者の検査はより注意が必要です。

今日はこのあたりにします。

それでは、また。

原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21184064

ご注意）必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。

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