2018年11月06日
大腸CTアカデミア 大腸CT検査の追加側臥位撮影の頻度は?
★★第14回GAIA!!━━━━━━━━━━━━━━━
第14回GAIAを今年3月10日(日)に東京で開催します。
当番世話人: 野津 聡先生(埼玉県立がんセンター)
各分野のオピニオンリーダーの先生方のご講演が聞けます!!
皆様のご参加をお待ちしております。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★
PubMedから、今日のつぶやき − 359 −
Buchach CM, et al. Performing an additional decubitus series at CT colonography. Abdom Imaging 2011;36(5):538-44.
それでは、論文
「大腸CT検査における3体位目の追加撮影」
をご紹介します。
【アブストラクト】
目的:
大腸CT検査の読影は1施設でおこなわれたが、
検査自体は3施設で実施され、
その6,380症例について追加の側臥位撮影の頻度について調査した。
結果は、検査目的(検診、または不完全内視鏡検査に対する精検)、
検査実施施設(大学、一般病院)、患者の年齢・性別・BMI、
経時的変化について解析した。
すべての施設で追加撮影の必要性の是非は
CT放射線技師が判断し、
症例によっては稀に放射線科医が介入した。
結果:
追加側臥位撮影の頻度は、
検診目的では9.7%(578/5952)
不完全内視鏡後の精検では22.9%(98/428)であり
有意差を認めた。
検診目的の追加撮影の頻度は
大学病院では9.4%(550/5,871)
一般病院では34.6%(28/81)と
有意差を認めた。
(感想)
なかなか興味深い結果ですね。
大学と一般病院との差というよりは
症例経験数の多い少ないが関係しているようですね。
検査目的によっても追加撮影の頻度が違うというのも面白いです。
不完全内視鏡後の精検ではタギングをしているのでしょうか。
このあたりも関係しそうですが、本文を読むのが楽しみです。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21184064
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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ご質問もお待ちしています。
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メリット
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・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
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【94名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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不完全内視鏡後の精検ではタギングをしているのでしょうか。
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