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2018年10月30日

大腸CTアカデミア 閉塞性大腸がんに対するステント留置後の大腸CT検査の安全性と画像

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
平成30年11月29日に
第299回 西三河診断画像研究会
開催されます!
テーマ
大腸CT特集 −知っておきたい検査の実力−
お近くの方は是非、ご参加くださいね
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



PubMedから、今日のつぶやき − 354 −

Cha EY, et al. CT colonography after metallic stent placement for acute malignant colonic obstruction. Radiology 2010;254:774-82.



それでは
論文「閉塞性大腸がんに対するステント留置後の大腸CT検査」です。


【結果】
50例の対象者のうち、大腸CT検査画像でフリーエア、
ガストログラフィンの漏出、あるいはステントのずれや脱落
は一切認めなかった。

Fig 4.
(ラインコミュニティ限定で配信いたしました)

直腸S状部の閉塞性の大腸がんにステント留置が成功した
58歳、女性。

(a)内視鏡類似像にてステント留置が閉塞の遠位側(矢印頭)
まで良好に拡張していることが確認される。

(b)大腸条件のウィンド設定にて観察したサジタル像。
ステントにより大腸管腔(L)が良好に拡張していることが観察される。
ステントの両端が閉塞性大腸がんの両端を越えていることが分る。

(感想)
安全性について結果を出せていることが素晴らしいですね。
消化管先進画像診断研究会GAIAでも、研究を予定していますよ。

それでは、また。


原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20177092


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。



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自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。


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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。





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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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