2018年10月23日
大腸CTアカデミア ステント留置後に大腸CT検査は役立つの?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第58回日本消化器がん検診学会総会が
川崎医科大学総合医療センター健康管理学
教授 鎌田 智有先生の会長のもと
2019年6月7ー8日に岡山で開催されます!
パネルディスカッション3
新しい対策型大腸がん検診精密検査法としての
大腸CT検査の現状と課題
が議論されます。司会は野崎先生と松本先生です。
募集がはじまりますよ。
募集期間
2018年10月17日(水)〜12月20日(木)
ナガイチは教育講演2で
科学的根拠に基づいた大腸CT診断をおこなうために
のお話をさせていただきます。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 349 −
Cha EY, et al. CT colonography after metallic stent placement for acute malignant colonic obstruction. Radiology 2010;254:774-82.
今日から新しい論文をご紹介します。
論文「閉塞性大腸がんに対するステント留置後の大腸CT検査」です。
大腸ステントの普及が進んできましたが、
ステント留置後に大腸CT検査は役立つの?
というクリニカルクエスチョンに対する答えのひとつとなる論文ですね。
著者は韓国ソウルのAsan Medical Centerのドクターです。
2700床を超える大病院ですね。
それでは抄録を見ていきましょう。
【目的】
閉塞性大腸がん患者に大腸ステントを留置した後の
近位側大腸の評価目的に大腸CT検査が有用かについて評価した。
【方法】
閉塞性大腸がんに対するステント留置後に偶発症を認めない
50名の患者(平均年齢58.5歳)を対象とした。
対象者はステント留置後、1-43日後(平均5日後)に
大腸CT検査を実施した。
検査実施前に腸管洗浄剤による前処置を行った。
タギングは全例に、ガストログラフィン100mL
で実施した。
腸管拡張は炭酸ガス自動送気装置を用いた。
閉塞性大腸がんの近位側腸管の病変に対する感度・特異度
および大腸CT検査による偶発症について評価した。
今日はこのあたりにしたいと思います。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20177092
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
お買い物の狙い目ですね
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【94名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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対象者はステント留置後、1-43日後(平均5日後)に
大腸CT検査を実施した。
検査実施前に腸管洗浄剤による前処置を行った。
タギングは全例に、ガストログラフィン100mL
で実施した。
腸管拡張は炭酸ガス自動送気装置を用いた。
閉塞性大腸がんの近位側腸管の病変に対する感度・特異度
および大腸CT検査による偶発症について評価した。
今日はこのあたりにしたいと思います。
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原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20177092
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