2018年04月02日
大腸CTアカデミア 閉塞性大腸がんの大腸の評価はどのようにおこなう!?
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
大腸CTアカデミア
【医療従事者用】目次(平日版)
【一般の方用】目次(日曜・祝日版)
【腸長ダービー】目次(土曜版)
【医師のおすすめ】目次(不定期開催)
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
PubMedから、今日のつぶやき − 207 −
Horvat N, et al. Clinical Value of CT Colonography Versus Preoperative Colonoscopy in the Surgical Management of Occlusive Colorectal Cancer. AJR Am J Roentgenol 2018; 210(2):333-340.
論文「閉塞性大腸がんの治療計画における
大腸CT検査と大腸内視鏡検査の臨床的比較評価」
のご紹介です。
【結果】
アブストラクトで触れていない箇所を中心にみていきましょう。
「大腸CT検査の質の評価」
腸管拡張は92.3%(60/65)の症例で良好であった。
78.5%(51/65)の症例で腸管の洗浄状態は良好であった。
18.5%(12/65)の症例では、腸管の1区分以上が観察不良であったため、
側臥位撮影が追加された。
大腸CT検査により全390腸管区分中360区分(92.3%)の観察が可能であった。
一方で、大腸内視鏡検査では89.9%(267/297)の腸管区分の観察が
できなかった。
(感想)
このあたりのデータが重要ですね
閉塞性大腸がんの大腸CT検査は技術的にそれなりに難しいのですが
なかなかよい成績ですね。
一つのコツとして、腸管拡張が不十分であったと判断した場合に
側臥位の撮影を追加しているということでしょうね。
実臨床に取り入れることができそうです。
いずれにしても、閉塞性大腸がんの大腸の評価は
大腸内視鏡検査よりも大腸CT検査に軍配が上がります。
役に立った症例がFig 2に紹介されています。
ラインコミュニティの方には図も提示いたしました。
Fig 2
上の図A, BはS状結腸の閉塞み性大腸がんが示されています。
下の図C, D, にEは内視鏡で観察ができない上行結腸に
ステージT1の大腸がんがきれいに描出されています。
非常に有効であった症例ですね!
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29261351
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
★★PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
自分は格安スマホを使用しています。
Yモバイルですが、UQモバイルもいいですね!
同僚の先生が【UQモバイル】に切り替えたそうです。
UQモバイルやYモバイルはいわゆるほかの格安スマホと
違って、自社回線なので通信速度が速いのが特徴です。
同僚の先生はauからの切り替えでしたが、
ぜんぜん変わらないと感動していましたよ!
キャッシュバックキャンペーンも行っているみたいですね!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PRここまで★★
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【83名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
にほんブログ村
大腸CTアカデミア
【医療従事者用】目次(平日版)
【一般の方用】目次(日曜・祝日版)
【腸長ダービー】目次(土曜版)
【医師のおすすめ】目次(不定期開催)
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
PubMedから、今日のつぶやき − 207 −
Horvat N, et al. Clinical Value of CT Colonography Versus Preoperative Colonoscopy in the Surgical Management of Occlusive Colorectal Cancer. AJR Am J Roentgenol 2018; 210(2):333-340.
論文「閉塞性大腸がんの治療計画における
大腸CT検査と大腸内視鏡検査の臨床的比較評価」
のご紹介です。
【結果】
アブストラクトで触れていない箇所を中心にみていきましょう。
「大腸CT検査の質の評価」
腸管拡張は92.3%(60/65)の症例で良好であった。
78.5%(51/65)の症例で腸管の洗浄状態は良好であった。
18.5%(12/65)の症例では、腸管の1区分以上が観察不良であったため、
側臥位撮影が追加された。
大腸CT検査により全390腸管区分中360区分(92.3%)の観察が可能であった。
一方で、大腸内視鏡検査では89.9%(267/297)の腸管区分の観察が
できなかった。
(感想)
このあたりのデータが重要ですね
閉塞性大腸がんの大腸CT検査は技術的にそれなりに難しいのですが
なかなかよい成績ですね。
一つのコツとして、腸管拡張が不十分であったと判断した場合に
側臥位の撮影を追加しているということでしょうね。
実臨床に取り入れることができそうです。
いずれにしても、閉塞性大腸がんの大腸の評価は
大腸内視鏡検査よりも大腸CT検査に軍配が上がります。
役に立った症例がFig 2に紹介されています。
ラインコミュニティの方には図も提示いたしました。
Fig 2
上の図A, BはS状結腸の閉塞み性大腸がんが示されています。
下の図C, D, にEは内視鏡で観察ができない上行結腸に
ステージT1の大腸がんがきれいに描出されています。
非常に有効であった症例ですね!
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29261351
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
★★PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
自分は格安スマホを使用しています。
Yモバイルですが、UQモバイルもいいですね!
同僚の先生が【UQモバイル】に切り替えたそうです。
UQモバイルやYモバイルはいわゆるほかの格安スマホと
違って、自社回線なので通信速度が速いのが特徴です。
同僚の先生はauからの切り替えでしたが、
ぜんぜん変わらないと感動していましたよ!
キャッシュバックキャンペーンも行っているみたいですね!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PRここまで★★
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【83名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
にほんブログ村
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7461393
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック