2020年04月10日
大腸CTアカデミア 閉塞性大腸がん症例で大腸CT検査が有用だった症例
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
大腸CT検査技師認定制度がはじまりました!!
2020年11月28日(土)午後に
第80回日本消化器がん検診学会
関東甲信越支部地方会におきまして
第2回大腸CT検査教育研修会および
第2回大腸CT検査実践トレーニングコース
を開催します。
是非、ご参加下さい。
会場:ちば県民保健予防財団講堂
応募開始は3か月前くらいを予定しております。
決まり次第、お知らせいたします。
*類似の認定制度が発足したそうです。
認定制度について5年以上にわたり
学会や委員会で十分に議論・審議されてきた
日本消化器がん検診学会の認定をご検討ください。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
PubMedから、今日のつぶやき − 703 −
Flor N, et al. Performance of CT Colonography in Diagnosis of Synchronous Colonic Lesions in Patients With Occlusive Colorectal Cancer. AJR Am J Roentgenol 2020;214(2):348-354.
それでは論文
「閉塞性大腸がん症例における大腸CT検査の副病変診断能」
のご紹介です。
【Fig 1】
ラインコミュニティ限定で配信しました。
75歳、男性。
横行結腸遠位測に閉塞性大腸癌を認める。
A & B: 大腸CT検査の2次元のアキシャル像(A)および3次元の内視鏡類似像(B)で横行結腸遠位測に42ミリの腫瘤病変を認め、内腔が閉塞している。
C-F: 大腸CT検査のコロナル像(C)とアキシャル像(D)、電子クレンジング後の内視鏡類似像(E)、注腸類似像(F)において、細い黒矢印が8mmの同時性の隆起型ポリープを上行結腸に認める。
太い黒矢印はバウヒン弁を示している。
(C)と(F)の白矢印は横行結腸遠位測の腫瘤を示している。
患者は拡大右半結腸切除術を受け、腫瘤とポリープの両方の病変が確認された。
腫瘤はpT3N0、ポリープは腺腫であった。
1年後のサーベイランス目的の内視鏡では再発や遺残等の異常を認めていない。
(感想)
8ミリのポリープであれば術後切除でも良いかもしれません。
ただ主病変が進行がんで横行結腸遠位測ですので術式としては妥当だと思います。
いずれにしても有用な1例ですね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26493051
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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8ミリのポリープであれば術後切除でも良いかもしれません。
ただ主病変が進行がんで横行結腸遠位測ですので術式としては妥当だと思います。
いずれにしても有用な1例ですね。
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https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26493051
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