2020年04月13日
大腸CTアカデミア 下行結腸の閉塞性大腸癌症例に対する大腸CT検査
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第59回日本消化器がん検診学会総会
2020年6月5日(金)- 7日(日)
会場 福岡国際会議場
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PubMedから、今日のつぶやき − 704 −
Flor N, et al. Performance of CT Colonography in Diagnosis of Synchronous Colonic Lesions in Patients With Occlusive Colorectal Cancer. AJR Am J Roentgenol 2020;214(2):348-354.
それでは論文
「閉塞性大腸がん症例における大腸CT検査の副病変診断能」
のご紹介です。
【Fig 2】
ラインコミュニティ限定で配信しました。
82歳、男性。
下行結腸に閉塞性大腸癌を認める。
A-C: 大腸CT検査の2次元のアキシャル像(A)3次元の内視鏡類似像(B)、および注腸類似像(C)で下行結腸近位測にアップルコア様(AとCの矢印)の病変を認める。
D、E: 大腸CT検査のコロナル像(D)と内視鏡類似像(E)で黒矢の8mmの同時性の隆起型ポリープを横行結腸に認める。
F、G: コロナル像(F)とアキシャル像(G)で2.5cmの中央が陥凹している平坦な同時性病変を上行結腸近位測に認める。
H: 内視鏡類似像(H)で細い矢印部分に小さな同時性ポリープと中央が陥凹している不整形病変を認める。
I: 2回目の術前に実施された内視鏡検査で上行結腸の病変が同定された。生検にて同時性大腸がんであることが判明した。
(感想)
上行結腸に病変がありながら1期的には手術をしていないようです。
考察を読むと、まず閉塞を解除する目的で閉塞性の下行結腸がんを最初に手術したとあります。
82歳と高齢なので、閉塞解除後、上行結腸病変の診断をつけて2期的手術を行ったと考えられます。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26493051
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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