2017年06月09日
大腸CT検査(CT colonography) 閉塞性大腸がんの検査として役立つのか?
PubMedから、今日のつぶやき −3−
Flor N, Pickhardt PJ. CT colonography in patients with stenosing colorectal cancer. Int J Colorectal Dis. 2017 Mar;32(3):441-442.
今日のご紹介は、今までの原著論文と異なり
「Letter to the Editor」です。
つまり、既に掲載されている論文に対する意見、疑義、
あるいは質問をEditor(編集部)と著者に投げているものです。
和文論文でもたまに見られますが、英文誌では活発ですよね。
疑義を唱えたのはイタリアのFlorで、
彼は何篇か大腸CT検査は術前検査として有用だという論文
Abdom Imaging 2013; 38: 1024-32.やAJR 2016; 207: 15-24など
を出しています。
共著は大腸CT検査領域の大御所 Pickhardtです。
泣く子も黙る重鎮です〜笑い
自分は昔シカゴの学会で発表した際、
司会がPickhardtだったことがあり
緊張しました!!汗。
さて、脱線しましたが、疑義を唱えられた元の論文は
Huisman JF, et al. Consequences of CT colonography in stenosing colorectal cancer. Int J Color Dis 2016; 32:367-73. です。
閉塞性大腸がんに対する術前検査として大腸CT検査は、
同時性大腸腫瘍をあまり見つけらないので
あまり役立たないと結論付けたのです。
これにFlorとPickhardtがかみつきました!
いやいや、閉塞の近位側腸管が観察できなかったのは
あなた方のテクニカルエラーでしょ、
それに内視鏡では病変の位置が正確でないし、
だいたい支配血管の術前情報についてHuismanは何も検討してないじゃん!!
と反論したわけです。
皆さんはどう考えますか?
数回にわたるつぶやきで、
閉塞性大腸がんに対する大腸CT検査の役割について
考えてみたいと思います。
続く〜
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28062905
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大腸CT検査のポイント集
<前処置>
・内視鏡後にガストログラフィン30mLを服用したら約4時間後に大腸CT検査をしよう。
<読影>
・読影の飛ばしすぎは読影精度を下げるので要注意。
本日の内容はラインコミュニティ【CTC Academy】で2017.4.12.に発信されたものになります。
医療関係者の方でしたら、ライングループで最新情報の交換が可能です。
ご興味ある方はどうぞご連絡下さい。
◆ライン「CTC Academy」の特徴◆
メリット
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
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つまり、既に掲載されている論文に対する意見、疑義、
あるいは質問をEditor(編集部)と著者に投げているものです。
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緊張しました!!汗。
さて、脱線しましたが、疑義を唱えられた元の論文は
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