2020年08月18日
大腸CTアカデミア 大腸CT検査後にすぐ読影できる体制が望ましい
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Choi EK, et al. Malignant rectal polyp overlooked on CT colonography because of retention balloon: opposing crescent appearance as sign of compressed polyp. AJR Am J Roentgenol. 2007;189(1):W1-W3.
それでは、論文
「直腸カテーテルの拡張したバルーンによって大腸CT検査で見逃された悪性直腸ポリープ」
のご紹介です。
【症例報告】
内視鏡の診断を受けて、直腸の範囲に限局して再度背臥位でCT撮影を行った。
内視鏡検査の情報から、病変は前壁に位置していることが判明していた。
造影剤は使用せず、カテーテルのバルーンは拡張させなかった。
再度の大腸CT検査では下部直腸の前壁に12ミリの隆起性病変が確認できた。
サジタル像で計測すると病変は肛門縁から5ミリ離れた直腸に位置していた。
(感想)
この症例の検査の流れとは異なりますが、大腸CT検査後にすぐ読影できる体制ができていると、その読影結果を受けた対応が可能となるメリットがあります。
一番良い例は、大腸CT検査で病変が指摘され、追加前処置がなしあるいは軽微で済ませ、同日の追加内視鏡で切除する流れです。
日本で実施している施設もありますし、ピッカード教授のウィスコンシン大学も、この体制を推奨していますね。
それでは、また。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17579127/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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