2020年08月14日
大腸CTアカデミア バルーンの使用基準を定めていますか?
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第59回消化器がん検診学会総会
2020年9月30日(水)、10月1日(木)
会場 九州大学医学部 百年講堂
事前参加登録が始まりました!
パネルディスカッション2
「これから求められる大腸CT検査 −放射線医、消化器科医、技師の役割からみた現状と課題-」
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PubMedから、今日のつぶやき − 786 −
Choi EK, et al. Malignant rectal polyp overlooked on CT colonography because of retention balloon: opposing crescent appearance as sign of compressed polyp. AJR Am J Roentgenol. 2007;189(1):W1-W3.
それでは、論文
「直腸カテーテルの拡張したバルーンによって大腸CT検査で見逃された悪性直腸ポリープ」
のご紹介です。
【症例報告】
症例は無症状の57歳、男性。
腹部健診のため、大腸CT検査および経静脈造影剤使用による腹部実質臓器の評価を実施した。
熟練したCT検査技師が患者の直腸に細径カテーテル(径6.7mm)を挿入した。
カテーテルのバルーンを拡張したのちに、カテーテルをゆっくりと肛門括約筋上部まで引き戻した。
我々の施設でバルーンを拡張する基準は、肛門括約筋が緩くガスの漏出の可能性がある患者としている。
直腸カテーテルから自動炭酸ガス送気装置を用いて、患者の腸管を拡張した。
16列CT装置(2007年発表の論文です)で背臥位と腹臥位を撮影した。
撮影条件は以下の通り。
コリメーション, 16 × 0.75 mm
スライス厚, 1 mm
再構成間隔, 0.7 mm
ピッチ,1
ガントリ回転時間, 0.5 秒
table speed, 24 mm/s
管電圧 120 kV
管電流 50–100 mAs. automatic dose-reduction system (CARE Dose 4D, Siemens)使用
(感想)
バルーンの使用基準を定めていたり、撮影条件としても当時としてはきちんと低線量撮影を行っており管理がキチンとされています。
AJRに発表するくらいですから当然でしょうか。
どこの国であろうと見習うところは見習う必要があるように感じます。
それでは、また。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17579127/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
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ご質問もお待ちしています。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
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本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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