2018年08月15日
約束組手(和道流空手)
以前書いた和道流空手の続編です。
松濤館流、剛柔流、糸東流空手の開祖はすべて沖縄出身で、空手以前の沖縄武術である首里手と那覇手を修行していました。
和道流開祖の大塚は茨城県出身で、まず日本柔術を修め、その後に東京で空手を学んでいます。
つまり日本柔術の影響を大きく受けているため、和道流は柔術から生まれた流派と考えてもいいでしょう。
突き、蹴り、投げ、関節技、そして受け身があります。
和道流 約束組手 一本目(大塚博紀先生)
また約束組手の練習体系が一本目から十本目まであります。
約束組手とは1対1で向き合い、お互いに決められた動き、技を順番通りに出し、実戦的な感覚を習得する練習。
一本目から十本目まで項目があるのは、柔術や剣術の修行過程をヒントに作ったのではないでしょうか。
和道流空手 約束組手1〜10本目(ロシア)
和道流の戦う理論は最小限の動きで決めること。
松濤館流、剛柔流、糸東流は受け(防御)もガッチリ力強く行うのに対し、和道流では流すように受けます。
さらに受けた手をそのまま伸ばして攻撃に転ずるという感じです。
ここにも柔術や剣術の理論が生きているのでしょう。(WEBより抜粋)
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7996702
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック