2018年12月21日
体育館の床の硬さについて考える( '∀ ' )?
「空手道場で稽古している」といっても、稽古場の環境は色々な道場があると思います。
道場主が空手道場として建築or改築した専用の道場。
学校の体育館を借りて利用しているところ。
ビルの一室のリノリウム床の会議室。
柔剣道場の畳敷きの武道場。
クッションやマットを敷き詰めた稽古場。
本当に色々かと思います。
踵が痛ぇ…
おそらく、空手の稽古をされている強靭な肉体を持つ皆様は、あまりこのテーマについて深く考えたことはないかもしれません。
しかし、小生のような虚弱体質な人間からすると、現在稽古場の一つとして使わせてもらっている「体育館の床」は、結構ダメージがでかいのです。
空手の動きは、基本は摺り足で、床は蹴らずに運足を行います。
ところが、型の中には「思い切り床を踏み込む」ような動作も少なからずあります。
例えば平安三段の振り猿臂や、慈恩の落とし受けの時には、「ドーンと思い切り踏み込め!」と指導されます。
はい、ドーーーン!!
ぎゃーーーー!!!
てなわけです。
何度踵の骨を痛めたことか…。
いちいち病院に行っていませんが、少なくとも腫骨に何らかの不具合が生じていたことでしょう。
「そんなの、適度に加減してやれや!」と言われてしまいそうですが、例え型の稽古であっても、勢い余って全力で踏み込んでしまうことってあるじゃないですか。
ありますよね?
え、ない?
そもそも体育館の床は…
そこで、かつおのお得意のネットサーフィンで、色々と情報収集します。
結論は出ていないのですが、かつおの私見としては、「体育館の床は、裸足で強く踏み込む動きは想定されていない」であろうということ。
体育館の床に求められるものは何でしょう?
運動する人が求めるものとしては、
・球技を含めたシューズを履いてやる「運動を行いやすい硬さ」
・ゴム製の靴底で「滑りにくい表面加工」
・転んだ際などに「怪我をしにくい衝撃吸収」
などが機能として要求されるのだと思います。
傷つきにくさや摩耗のしにくさ、衝撃吸収などにおいてJIS企画で細かく定められているのですね。
また、リノリウムの床も、コンクリートの上に薄っぺらい素材を貼り付けたもので、これも靴を履いた人の歩行に耐えうる床材であります。
建築の専門知識の乏しい身なので、これ以上の突っ込んだ領域には足を踏み入れませんが、要するに「空手や剣道を行うのに最適化された場所ではない」ということです。
剣道場の専門施工業者がある?
空手に劣らず足の負傷に気をつけなくてはいけないものに、「剣道」が挙げられると思います。
剣士の足を守りつつ、剣術本来の運足を邪魔しないため、様々な研究結果の元に、専用の床の施工方法が開発されているようですね。
剣道場 床建築工房さんのサイト
https://kendoujou.com
摺り足と踏み込みによる運足が行われる剣道に最適化された材質、厚み、それによる硬さ、表面の滑り易さと、空手家にとっても羨ましいような道場ですね。
「強く踏み込む」のもほどほどに…
とは言え、そのような恵まれた環境で稽古する機会は、今後もそう多くはないと思うので、TPOに応じた身体の使い方をしなければいけません。
古い建物の板張りの間なんかは、表面の滑り止め(ワックス?)が摩耗して、けっこう板がブカブカしててほどよくクッション性の効いたところもあるので、昔そうしたところでやっていた感覚でいてはいけないのだろうなと思った次第です。
まあ、道場という概念がなかったその昔は、屋外での稽古もあったと思うので、現代の空手家よりも一層足元には神経を配っていたのでしょうね。
というたわいも無い内容のお話でありました。
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激しく共感致します(笑)
そうなんです。贅沢な悩みなのですが、いくらかボロい(失礼かな?)位の方が、空手の稽古には快適だったりするんですよね♪
そういえば、沖縄の空手会館の床って、どんな造りなんでしょうね?
体育館は基本はバスケットボールがしっかりと跳ねる位の硬さでしょうから、裸足の人間の足には優しくない…
贅沢な話だということは承知なのですが、やっぱり辛いっすよね。