東北地方の豪雨で宮城県が大きな被害を被った。
宮城県と言えば藩政時代よりコメどころとして有名であり、
江戸庶民の食米の3分の1以上を占めたと言われている。
北は北上川支流域では水田地帯が広がり、
県中央部では江合川、鳴瀬川が流域も広い水田が広まっている。
今回の水害で4600ヘクタールにものぼる農地が冠水被害となった。
つまり、食物はとれないということだ。
1ヘクタールは10000平方メートルであるから、感覚的に言えば100m四方の面積である。
その4600倍以上の広範囲で水没したのだから、今年の秋はお米が不足するかもしれない。
床上、床下浸水などあわせると1040戸に被害が出たと報告された。
よって、県内の平地のほとんど、大崎市、大郷町、栗原市、登米市、石巻市、松島町などほとんどの地域が水害被害があった。
浸水による家屋の損傷、家財道具の損傷、自動車の損失、農業用機械、事業用機械の損失も深刻な問題である。
世界の人口は今から60年前は30億人であったが、今は73億人まで増え、
30年後には100億人を突破するといわれており、食料難、水資源で問題が起きると言われている。
よって、将来に向けて農業と農地をまもるために、我が国では農業での食料確保を守る河川整備、
人の生命と財産をまもる公共事業は今後も必要と考えられる。
今回の水害で水田だけでなく、国産大豆農地、エゴマ油の農地も水害であり、
ここ7年で3回も水害に見舞われており、地元からも以前から河川整備を望んでいたが実現せず不満が多かった。
はやく、洪水被害にならないように河川整備をすすめてほしいというのが県に対する県民の要望である。
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