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2021年10月05日

元日本国籍ノーベル賞受賞での日本の問題


今はアメリカ国籍である元日本人の科学者が地球温暖化の先見的な研究が評価され

ノーベル物理学賞を受賞した。

元日本人であるが喜ばしいが少し複雑な気持ちだ。

過去に日本に住んでいたが現在はアメリカ国籍であり、

正確にはアメリカ人の受賞ということになる。

過去にもノーベル賞を受賞したアメリカ国籍の元日本人の方が何名かいた。

そういえば、何か月か前に京都大学でIPS細胞を生み出した山中教授が研究費の寄付のお願いの広告を見たことがあった。

研究機関職員は薄給の中、頑張っているのだと思った。

今回、ノーベル賞を受賞した元日本国籍の先生は、ある新聞社の取材に

アメリカでは自分がやりたい研究におしみなくお金をだしてくれた。

当時、高額だったコンピュータも導入してくれた。

周囲が自由で先輩研究者はおおらかだったと言っていた。

これは、やはり、日本では理系研究者が優遇されない風土が原因ではと思う。

日本は理系研究者が苦労し、優遇されない社会だから、アメリカのように理系が尊敬され

待遇もよい国がいごこちがよいためにアメリカ国籍を選択するのだろう。

日本人でも医師などは一般に責任も重く患者相手に多忙で激務だと思う。

現に日本では文系の最たるものが、国会議員などの代議士や弁護士、会社経営者であり、

彼ら法学部や経済学部出身のもとで理系の人間が頭が上がらない傾向である。

文系の人間が現場の大変さも知らずに、何でも知っているようなそぶりで威張る態度をされることは

多くの会社をみれば歴然だ。

ただ救いは私の業界では設計技術者や現場監督などの責任者の多くが社長になることが多い。

ほとんどの経営者が技術士資格や工学博士など実務経験と資格を取得した人だ。

技術者の多くが相当の高い技術スキルを保持し

常に技術研鑽や最新の技術、法令を学習しつつ、激務の中業務に励むがあまりおいしい思いはしない。

ところが海外では技術者や研究者は医師や弁護士と同等の尊敬される職業であり、厚遇である。

だいたいにして、日本の理系技術者は優秀で、文系的なことまでできる人が多い。

それと技術者出身経営者は現実主義で実直であり、いい加減な人が少ないと思う。

日本でこれからも技術立国で国際競争で勝ち得て、世界的にみて国民が豊かに暮らすためには

もっと技術者などの理系エンジニアが厚遇される社会になる必要がある。

仕事がきつくて、給与は安く、休暇が少なく、男女の出会いが少ない理系の仕事に

どこの若者が魅力を感じて入職してくるだろう。

大学までいって優秀なのに、研究職でも薄給だったら、だれが研究職を続けるだろう。

日本政府は理系の職業がもっと働きやすく優遇されるようにすべきだ。

ところで、最近のニュースであるマンモス大学の理事長の不正疑惑が取りざたされているが

ろくな研究もしない程度の低い大学へは国は補助金を出すべきでないと思った。

国で出した90億円もの補助金が理事長の私腹に使われるくらいなら

IPS細胞や日本の将来を担う研究機関のある大学に国費を投じるべきだと思う。

当然、国からの補助金を不正に使う大学へは補助金の大幅減額が必要だと思う。



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