もう少し頑張ってみよう

出資馬メイレンシュタインの近況です。

20/11/23 　勢司厩舎

２３日の東京競馬ではわずかに伸びあがるスタートとなり

後方からの競馬になる。

流れを見て途中で外から押し上げていきながら直線へ向かうが、

最後は脚色が同じになり１３着。

「放牧を挟んだとはいえ、

短期で戻してすぐにレースを使ったという過程でしたので、

どういう精神状態になるかをより慎重に見ていたのですが、

御覧の通りパドックでは

スタッフ１人が曳く形で落ち着いて歩けていました。

そういった面を見てもメンタル面の危うさが目立つことはなく、

レース経験を重ねながら大人になってきているのかなと思えました。

ただ、残念ながら

この馬にとっていいと思えるレースはできませんでしたね…。

スタートで飛び上がるような格好になり後手を踏んでしまい、

その後は結構引っかかっていました。

北村も“ガツンと来てしまって

前半はあのポジションで我慢せざるを得ませんでした…”

と言っていました。

内がゴチャつくこともあり

外に大きく持ち出して伸ばそうとしてくれましたけれど、

さすがにこの馬の現状で大外を回っていては辛くなるでしょうし、

途中で脚色が鈍ったのも致し方ないことではないかと思います。

そのような競馬になりましたけれど

刺さるような面を見せることはありませんでしたし、

この馬なりに課題をクリアできている部分もあります。

心配している脚元のほうも

レース直後の様子からは変わりなさそうですし、

何とかこのまま体力を培っていきながら

パフォーマンスを上げていけるように持っていきたいです」

（勢司師）

前走の内容を踏まえて今回は距離を短縮しましたが、

スタートがやや遅くなり

後方の位置から外を回って押し上げる形になったこともあり、

最後はさすがに脚色が鈍ってしまいました。

ハミがかりの良さを見ても実戦を経験しながら

前進気勢がより出てきていることを感じられますが、

持ち味を活かすためには

まだ体力が不足しているようにも見受けられますので、

引き続き経験を重ねながら成長を図っていければと考えています。

短い間隔で続けて使いましたので、

まずは負担がかかりやすい脚元を中心に

レース後の状態を慎重に確認したうえで

今後の方針を検討していきます。



20/11/26 　勢司厩舎

２５日、２６日は軽めの調整を行いました。

「先週の競馬を終えて時間をかけて様子を見ていますが、

さすがにちょっと疲れたかなと思わせる様子です。

ただし、心配している脚元の状態に変わりはありませんでしたし、

ハミ受けに関しても経験を重ねて悪くなっている様子ではないので、

良い傾向にあるのではないかな捉えていますよ。

今朝は角馬場に入り常歩とダクだけ軽く乗って

歩様のチェックをしましたが問題はなさそうでした。

この後は疲労回復を図ってもらうために天栄へ放牧に出しますが、

前回同様、あくまでも馬の状態次第で判断していければと考えています」

（勢司師）





レースは１３着でした。

パドックでは気性面の成長が見られましたが

レースではまだまだですね。

一旦、放牧して成長を促したいところですね。