2019年11月01日
ドイツの田舎版 プリズンブレイク!? 緊張の脱出作戦!
guten Tag!
こんにちはコウヘイです。僕は現在、ラインラント プファルツ州の村でウーファーとして暮らしています。
ウーファーって何ぞやというご紹介
ウーファーとして2つ目のホストファミリーとは問題続きの関係でしたので、今回退去することにしました。
近日中に、いいホストファミリーと悪いホストファミリーを僕視点で見分ける方法を紹介しますので僕のようにはならないでください(笑)
今回の記事の前半は批判的なので脱出劇を見たい方はこちらでスキップしてください。
どんな問題があったのかというと、
食べ物の制限{これは子ども用の食べ物だから食べてはいけない(食べないでいると、)これは子どもは食べないからお前が食べたんだ。食べ物が欲しいなら自分で買え}
子どもの世話では禁止事項だらけ{例えば勉強の助け舟を出してはいけない、勉強中は黙って部屋の外にいなさい、(でもそうすると子どもはサボるどころかテレビを見始める。こうなると親でも止められない。)子どもにどんなことがあっても質問してはいけない、宿題や遊びに誘ってはいけない、子どもの好きなようにさせなさい、でも子どもに宿題はやらせない}ホストマザーはこれらすべてに反していますがね。親の教育方針に口出しはしません。
動物の世話はほぼ教えてもらっていないのに間違っていると罵倒されるばかり。(前に「馬の世話をしたことなので教えてほしい」と伝えてあります。)
逆に気を利かせて何かをすると「すべて自分でする!」というので、できることが何もなく、ほっておくと「なにも手伝ってくれない!」とまた怒鳴ります。
すべてにおいが何か起きてから、怒鳴られながら独自の家ルールを叩き込まれます。
また僕が何かを説明しようとしても話の途中で遮るようにヒステリックになってしまうので、僕が精いっぱいやってできる改善の余地が限りなく0に近づいたとき、1度「この状況では仕事にならないからクビにしてください。そうでないなら自分から出ていきます。」と伝えました。
そのときは謝罪とともに、「頼むからここにいてくれ」とのことなので次は本当に出ていくと伝えたうえで残りました。
しかし1度ではなく2度どころか毎日のように続いたので、親しい人との相談の上退去することを決めました。
実はこの家族何度もオペアなどの外部からの人が来てはすぐに離れていったそうです。
また日本人として、周囲の評判を悪くしてしまうのは如何なものか、と思っていましたが、この家族の評判は村でもかなり悪いようなので、そこまで影響も出ないだろうということも考えています。
出ていくのを阻止されるのは分かっていました。しかし何も言わずに出ていくのは人として良くない、ただ話し合いでは証拠も残らないし何より二言目には絶対話をさえぎって怒鳴りつけてくるということで、
ここから入念な脱出準備に取り掛かります。
まずは月曜日に短い手紙を書くことから始めました。
「ホストマザーへ
ここにきてから、あなたと子どもと私の関係はよくありませんから、この家を出ることにしました。あなたは水曜日まで仕事があるのでそれまで僕もここに残って仕事をさせていただきます。その後は今週中に出ていきます。
短い間でしたがありがとうございました。」
手紙を置いてから2日目になって焦った表情で後で話そうと言います。ここまでは予定通り。
そして机に着くと「契約は無いけどそんなことはできない、許されない。」と怒鳴り始めました。そこで「僕は自分にできることを最大限やろうとしてるし、提案や説明もしたいが、そのすべてをことごとく罵声によってもみ消されてしまう。僕はこれは以前にも話したことです。覚えていますか?」(この間何度も口を挟まれましたがね笑)
何とホストマザーは自分が何で怒ったのか、僕が何を言おうとしていたのか全く覚えていないのです。
「そして同様のことが何度も起きましたので。僕はあなたが何といおうと出ていきます。」
もう少し会話は続くのですが、最終的にはホストマザーは会話を投げ出してしまいました。
またWi-fiが無いと圏外になる奥地でネット接続を遮断されてしまいました。誰かに連絡するためには少なくとも隣町に出るか、居間にある有線Lanを使うしかありません。
こう言う結果は想定内。
そして1人になった時間を見計らって、若干生活感を残しながら荷詰めをし、地下の陰に隠します。
部屋に閉じ込められないように鍵を確保。(ただし反対側に鍵がささるとさせない。)
そして歩くと軋む床の場所を入念に確認して歩く練習(笑)
ドアから音がしないように油を射す。
子どもが寝た後は犬に気づかれないように暗闇で歩く練習(笑)
夜に必要な最低限のものと共用スペースの物を残して、すべて地下の陰に隠す。
翌日は、ホストマザーが馬の世話に出ている間に、出ていくつもりでした。
しかし就寝直前に計画変更!
もし計画に気づいて阻止を免れたとしても、追いかけてきたらどうするか、あるいは恨みから武器で攻撃を受けたらどうするか、脱出が近づくにつれて無駄に緊張してきました(笑)
そこで計画実行の時間を家の人の起床前の5時前としました。ただしバスが来るのは5時半(家の人が起きる時間)でバスから列車の乗り換えも30分程度あります…
これでも追いかける余地はありますが、僕の起床時間は6時なのでそれまでいなくなったことに気付かれなければ昼間よりも成功する可能性は高いそう算段を立てたのでした。
また服はすでに着た状態で寝て、最悪の場合には窓から逃げられるようにコートなども用意。
きたる翌朝、全くの真っ暗闇ですが順調に計画が進みます
シーツなどをはがして最低限の荷物とともに忍者のごとく無音で地下室へ行く道中。ここでハプニングが…
洗面所から電動歯ブラシを取っていく予定でしたが、いつも開いているはずのユニットバス兼洗面所が閉まっている。やばいこの部屋のドアは研究していなかった…
歯ブラシは断念して地下室に急ぎます。
ここまで騒音もほぼ無し。歯ブラシ以外は順調でした。
地下に降りたところで、2つ目のハプニング。洗濯機のドアが閉まっていたのです。またかと思いながら仕方なくシーツは洗濯機の前に放置。
すぐに地下から外へ脱出しなければ!
靴を履いて荷物を取ると、地下から外への道を進みます。
そして再び降りかかる試練。
犬の餌用のアルミ皿が地面に!これではスーツケースが通れないしかし皿をどこかにぶつけるとかなり音がする…
地下室ならバレないだろうと、明かりをつけ細心の注意を払いながら皿を机に1つ1つ置いていきます。
いよいよ出口は目の前!
ところがドアの鍵が立ちふさがります。なんと運の悪いことに今日は鈴付きの鍵!(ドイツは室内からでも鍵穴に鍵をさす必要があります)
掌でしっかり押さえて音が出ないように鍵を開けていきます。
ドアが開くとそこは外の世界…
最後に外から鍵をかけると、たぶんいつもの隠し場所に鍵を置いて大急ぎでバス停へ、
まだ安心はできません!
家からはしばらく直線が続き、しかもバス停は家の窓から見ることもできるくらいの裏手でV字に移動しなければなりません。
バスに乗って列車に乗り換えるまでは家の人が気付かないことを祈るばかりでした。
駅までの距離なら追いかけてくる可能性も0ではないからです。空腹とのどの渇き、寒さが襲います。とりあえず煙草を口にして緊張感を収め。とりあえずバスに乗車。
隣村まで来ていよいよネットが3Gになるととりあえず周りに報告。
この間もバスを追い抜いていく車を見るたびにドキッとしていました(笑)
駅に着いて少しは落ち着き再び一服…
結果気付かれることなく?脱出に成功しました。
個人的にはアメリカのドラマのプリズンブレイク張りの緊張感でした(笑)
それからホストマザーから山のように連絡が来ることを見越して、でも対処しなければならない事態に備えて連絡が確認できるようWhatsAppの既読機能をオフにしてかつ通知もオフ。
結局、相手から連絡もなく向こうから僕をブロックしたようでした。
逆に無音過ぎるのは想定外で怖いですが(笑)
無事に脱出も出来たので、今となっては良い土産話ですね!
以上ホストファミリーからの脱出作戦でした。
費用を抑えて海外留学したい方はこちらの記事もお勧め!
海外旅行に興味がある人のためのブログ
この記事を見て「留学しようかな。」「ここもう少し知りたい。」という方がいらっしゃいましたら是非「いいね」とコメントお願いします。また友人などにシェアをしていただけたらとてもうれしいです!
こんにちはコウヘイです。僕は現在、ラインラント プファルツ州の村でウーファーとして暮らしています。
ウーファーって何ぞやというご紹介
ウーファーとして2つ目のホストファミリーとは問題続きの関係でしたので、今回退去することにしました。
近日中に、いいホストファミリーと悪いホストファミリーを僕視点で見分ける方法を紹介しますので僕のようにはならないでください(笑)
今回の記事の前半は批判的なので脱出劇を見たい方はこちらでスキップしてください。
どんな問題があったのかというと、
食べ物の制限{これは子ども用の食べ物だから食べてはいけない(食べないでいると、)これは子どもは食べないからお前が食べたんだ。食べ物が欲しいなら自分で買え}
子どもの世話では禁止事項だらけ{例えば勉強の助け舟を出してはいけない、勉強中は黙って部屋の外にいなさい、(でもそうすると子どもはサボるどころかテレビを見始める。こうなると親でも止められない。)子どもにどんなことがあっても質問してはいけない、宿題や遊びに誘ってはいけない、子どもの好きなようにさせなさい、でも子どもに宿題はやらせない}ホストマザーはこれらすべてに反していますがね。親の教育方針に口出しはしません。
動物の世話はほぼ教えてもらっていないのに間違っていると罵倒されるばかり。(前に「馬の世話をしたことなので教えてほしい」と伝えてあります。)
逆に気を利かせて何かをすると「すべて自分でする!」というので、できることが何もなく、ほっておくと「なにも手伝ってくれない!」とまた怒鳴ります。
すべてにおいが何か起きてから、怒鳴られながら独自の家ルールを叩き込まれます。
また僕が何かを説明しようとしても話の途中で遮るようにヒステリックになってしまうので、僕が精いっぱいやってできる改善の余地が限りなく0に近づいたとき、1度「この状況では仕事にならないからクビにしてください。そうでないなら自分から出ていきます。」と伝えました。
そのときは謝罪とともに、「頼むからここにいてくれ」とのことなので次は本当に出ていくと伝えたうえで残りました。
しかし1度ではなく2度どころか毎日のように続いたので、親しい人との相談の上退去することを決めました。
実はこの家族何度もオペアなどの外部からの人が来てはすぐに離れていったそうです。
また日本人として、周囲の評判を悪くしてしまうのは如何なものか、と思っていましたが、この家族の評判は村でもかなり悪いようなので、そこまで影響も出ないだろうということも考えています。
そして始まったドイツの田舎版 プリズンブレイク!
出ていくのを阻止されるのは分かっていました。しかし何も言わずに出ていくのは人として良くない、ただ話し合いでは証拠も残らないし何より二言目には絶対話をさえぎって怒鳴りつけてくるということで、
ここから入念な脱出準備に取り掛かります。
まずは月曜日に短い手紙を書くことから始めました。
「ホストマザーへ
ここにきてから、あなたと子どもと私の関係はよくありませんから、この家を出ることにしました。あなたは水曜日まで仕事があるのでそれまで僕もここに残って仕事をさせていただきます。その後は今週中に出ていきます。
短い間でしたがありがとうございました。」
手紙を置いてから2日目になって焦った表情で後で話そうと言います。ここまでは予定通り。
そして机に着くと「契約は無いけどそんなことはできない、許されない。」と怒鳴り始めました。そこで「僕は自分にできることを最大限やろうとしてるし、提案や説明もしたいが、そのすべてをことごとく罵声によってもみ消されてしまう。僕はこれは以前にも話したことです。覚えていますか?」(この間何度も口を挟まれましたがね笑)
何とホストマザーは自分が何で怒ったのか、僕が何を言おうとしていたのか全く覚えていないのです。
「そして同様のことが何度も起きましたので。僕はあなたが何といおうと出ていきます。」
もう少し会話は続くのですが、最終的にはホストマザーは会話を投げ出してしまいました。
またWi-fiが無いと圏外になる奥地でネット接続を遮断されてしまいました。誰かに連絡するためには少なくとも隣町に出るか、居間にある有線Lanを使うしかありません。
こう言う結果は想定内。
そして1人になった時間を見計らって、若干生活感を残しながら荷詰めをし、地下の陰に隠します。
部屋に閉じ込められないように鍵を確保。(ただし反対側に鍵がささるとさせない。)
そして歩くと軋む床の場所を入念に確認して歩く練習(笑)
ドアから音がしないように油を射す。
子どもが寝た後は犬に気づかれないように暗闇で歩く練習(笑)
夜に必要な最低限のものと共用スペースの物を残して、すべて地下の陰に隠す。
翌日は、ホストマザーが馬の世話に出ている間に、出ていくつもりでした。
しかし就寝直前に計画変更!
もし計画に気づいて阻止を免れたとしても、追いかけてきたらどうするか、あるいは恨みから武器で攻撃を受けたらどうするか、脱出が近づくにつれて無駄に緊張してきました(笑)
そこで計画実行の時間を家の人の起床前の5時前としました。ただしバスが来るのは5時半(家の人が起きる時間)でバスから列車の乗り換えも30分程度あります…
これでも追いかける余地はありますが、僕の起床時間は6時なのでそれまでいなくなったことに気付かれなければ昼間よりも成功する可能性は高いそう算段を立てたのでした。
また服はすでに着た状態で寝て、最悪の場合には窓から逃げられるようにコートなども用意。
きたる翌朝、全くの真っ暗闇ですが順調に計画が進みます
シーツなどをはがして最低限の荷物とともに忍者のごとく無音で地下室へ行く道中。ここでハプニングが…
洗面所から電動歯ブラシを取っていく予定でしたが、いつも開いているはずのユニットバス兼洗面所が閉まっている。やばいこの部屋のドアは研究していなかった…
歯ブラシは断念して地下室に急ぎます。
ここまで騒音もほぼ無し。歯ブラシ以外は順調でした。
地下に降りたところで、2つ目のハプニング。洗濯機のドアが閉まっていたのです。またかと思いながら仕方なくシーツは洗濯機の前に放置。
すぐに地下から外へ脱出しなければ!
靴を履いて荷物を取ると、地下から外への道を進みます。
そして再び降りかかる試練。
犬の餌用のアルミ皿が地面に!これではスーツケースが通れないしかし皿をどこかにぶつけるとかなり音がする…
地下室ならバレないだろうと、明かりをつけ細心の注意を払いながら皿を机に1つ1つ置いていきます。
いよいよ出口は目の前!
ところがドアの鍵が立ちふさがります。なんと運の悪いことに今日は鈴付きの鍵!(ドイツは室内からでも鍵穴に鍵をさす必要があります)
掌でしっかり押さえて音が出ないように鍵を開けていきます。
ドアが開くとそこは外の世界…
最後に外から鍵をかけると、たぶんいつもの隠し場所に鍵を置いて大急ぎでバス停へ、
まだ安心はできません!
家からはしばらく直線が続き、しかもバス停は家の窓から見ることもできるくらいの裏手でV字に移動しなければなりません。
バスに乗って列車に乗り換えるまでは家の人が気付かないことを祈るばかりでした。
駅までの距離なら追いかけてくる可能性も0ではないからです。空腹とのどの渇き、寒さが襲います。とりあえず煙草を口にして緊張感を収め。とりあえずバスに乗車。
隣村まで来ていよいよネットが3Gになるととりあえず周りに報告。
この間もバスを追い抜いていく車を見るたびにドキッとしていました(笑)
駅に着いて少しは落ち着き再び一服…
結果気付かれることなく?脱出に成功しました。
個人的にはアメリカのドラマのプリズンブレイク張りの緊張感でした(笑)
それからホストマザーから山のように連絡が来ることを見越して、でも対処しなければならない事態に備えて連絡が確認できるようWhatsAppの既読機能をオフにしてかつ通知もオフ。
結局、相手から連絡もなく向こうから僕をブロックしたようでした。
逆に無音過ぎるのは想定外で怖いですが(笑)
無事に脱出も出来たので、今となっては良い土産話ですね!
以上ホストファミリーからの脱出作戦でした。
費用を抑えて海外留学したい方はこちらの記事もお勧め!
海外旅行に興味がある人のためのブログ
この記事を見て「留学しようかな。」「ここもう少し知りたい。」という方がいらっしゃいましたら是非「いいね」とコメントお願いします。また友人などにシェアをしていただけたらとてもうれしいです!
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9353928
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック