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2022年12月08日

第31訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて

明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第31訓を垣間見てみます。



序文

自分を信じる効用



原文

道を行ふ者は、
天下挙て毀るも、足らざるとせず、
天下挙て誉るも、足れりとせざるは、
自ら信ずるの厚きが故也。

其の工夫は、韓文公が伯夷の頌を熟読して会得せよ。




仮名入り


みち  おこな もの  
道を行ふ者は、
てんかこぞって そし       た
天下挙て毀るも、足らざるとせず、
てんかこぞって ほむ       た
天下挙て誉るも、足れりとせざるは、
みずか しん     あつ   ゆえなり
自ら信ずるの厚きが故也。

そ  くふう     かんぶこう  はくい  しょう じゅくどく  えとく
其の工夫は、韓文公が伯夷の頌を熟読して会得せよ。



効用.PNG


私流訳

自分が志した道を進もうとする者は、
世間の人が寄ってたかって非難されることがあっても
決して不満や落ち込むことがなく、
世間の人が誰もが称賛するようなことがあっても
決して満足することやのぼせることがないのは、
自分を深く信じることである。

そのような人物になる工夫は、
唐の時代の韓退之(かんたいし)が書いた
「伯夷頌」を熟読することで学ぶことを勧めたい。



私流解釈

人は志したことをやろうとした時に必ずというほど
非難されたり、批判されたりする。
それは、今までに無いことをやろうとするからだ。
人は現状に甘じてしまう癖がある。
何か新しく改善したり、新たなことは負荷や重責がともなうからだ。

自然の摂理は、常に変化する。
夏の暑さは、秋になると涼しくなり、冬になると寒くなるように。
人もそれと同じように変化し、進化することが人の摂理であるが、
自分の正しさが周りに合わなく、非難されることはよくあることだ。

この訓話の「道を行ふ者」を松下幸之助の言葉に「素直」の言葉を引用して解説してみよう。

以下は松下幸之助の「素直」を見事に言い表した言葉である。

素直な心とは 単に人に逆らわず  
従順であるということではありません。 
何ものにもとらわれず 物事の真実と
何が正しいかを見極めて、これに従う心です
素直な心になりましょう。
素直な心はあなたを強く正しく聡明にいたします



よく人から、「素直になりなさい」と言われることがある。
それは、ほんどの場合は、私の言う事を聞きなさいということで、
そこに矛盾や疑問を感じて質問すると
「あなは素直じゃない」とか「素直に人の意見を聞きなさい」という
こういうことを言う人は、その人は、自分の言っていることの
自信のなさであり、責任のなさの表れである。

松下幸之助が言うように「素直」は
何も他人に従順であることはない。
自分の真実に従う心に従うことである。

この従う心こそ
この訓話の「道を行ふ者」である。
時には、周りが非難・批判されても
自分の信じる道を進むのです。

単に妥協して、後悔するより、
                            いさぎよ
信じる道をとおして、非難されるほうが道を志した者としての潔しであり、
必ず成功の道に繋がっている。



この訓話の中に「韓文公が伯夷の頌」と
あまり聞き慣れない内容がありますがこれを説明します。

韓文公とは、唐の時代の詩人・文人家で唐宋八大家の一人である
韓愈(かんゆ)のことである。
つまり、「韓」が名前で、「文公」は文筆家という意味かな。
「伯夷の頌」とは、その物語の一節で
時代は、中国の殷から周の時代の移り変わりの時に
殷王朝に仕えていた伯夷という兄弟がいた。
周が殷王朝を滅ぼしたが優秀な伯夷兄弟を
周の王様が迎えたいと言ったが、
「二君に使えることを潔しとしません」と言って
兄弟は山にこもり、とうとう餓死しました。
これは忠義を守って命を落とした二人を褒め称え、
武士のモラルを貫いた人物として書き残した。

ここで、私は疑問と矛盾が気づいたのだが、
西郷は生涯に同じ君子に仕えていないのである。
幕府時代には、江戸幕府であり、薩摩藩では、島津斉彬であり、
島津斉彬が死去後は、島津久光になり、
明治維新では、新政府であり、戊辰戦争の時の直属の上司は、
有栖川宮熾仁親王 東征大総督である。
このことを考えると
「伯夷の頌を熟読して会得せよ」と言うこの訓話との矛盾がでるが、
西郷はだれかに使えるよりも、
民衆や困った人やこの日本の行末を考えた人ではないかと推察する次第です。
西郷が島津斉彬に取り立てられたのも、民衆を救済したい意見書からであるし、
薩長同盟も今後の日本の行末このことを考えての同盟でもあるし、
政府がどの形が民衆がいかにしあわせになり、
そのために、どのような体制が一番良いかを追求し、
さらに深化したのではないかと信じる次第であります。



現代に顧みて

現代は、非難や批判の応酬であります。
新聞・テレビ・ラジオ・インターネットなどは、
そのためのメディアになってしまいました。

しかし、真実やためになるものもありますが、
情報は、報道側の目線であり、インターネットは発信者のフィルターであります。

いかに、自分の尺度をしっかりとり
発信者の目線・フィルター・憶測を示唆し、
真実を読み取る力が求められる時代であります。

その中で、自らの真実を深く信じる人が輝くものと信じる次第であります。
西郷のこの遺訓は、現代の情報錯乱の時代に警笛を鳴らしていると感じる次第であります。

最後まで読んで頂きまして有難うございます。




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