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建設コンサルタントという業界|技術士は優秀なのか

建設コンサルタント業界は、今や国土交通省や自治体の土木部門のなんでも屋という業種になっている。

20年くらい前までは、土木・建設のコンサルタントであったが、今では職員が直営で実施できない作業は、外業として民間に外注され、その仕事を請け負う。

また、受注するためには、技術士という資格に点数が加算されるため、多くのコンサルタントは、技術士の資格取得者を優遇する傾向が強く、会社のマネジメントを理解しないまま、昇進する者が多い。

結果的に、マネジメント教育を行なっていない会社は、魑魅魍魎とした社風になっており、職場暗い。

本来、入札制度にはなじまない技術提案書が評価対象になり、各社ともよい点数をとるために、仕様上、やらなくてもいいことを提案し、疲弊している。

経営上も疲弊しているため、研究費は大幅に削減され、斬新なアイデアが出てこないという悪循環に陥っている。

待遇も最悪の状態であり、サービス残業は当たり前の業界である。

制度上の問題が大きいが、業界全体として、官庁OBを大量に雇い入れるため、経営を圧迫している。

まさに官僚の思惑通りになっている業界である。

出来ないことを出来るといい、仕様にないことをやれと言う。

本来対等であるはずの契約書は、甲乙という表現で行なわれている。

何かおかしいこの業界は、いづれ破綻するだろう。

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