2024年04月03日
2024センバツ甲子園で躍動した「今秋ドラフト注目投手」をチェック〜!!
第96回選抜高等学校野球大会は健大高崎の初優勝で幕を閉じました。
球児達の躍動するプレーはいつになっても、見ている者に元気を与えてくれますが、ここでは今センバツの投球から、2024年ドラフト候補に挙がりそうな 3年生の投手に注目します。
★ 2024センバツ甲子園
今秋ドラフト注目投手達!!
◆ 今朝丸 裕喜 投手(報徳学園)
・ 186cm 81kg 右投右打
・ 今大会球速 最速149キロ 平均球速138.6キロ
・ 今大会成績 4試合 24.1回 15奪三振 2四球 自責点5 失点5
注目カードとなった準々決勝の大阪桐蔭戦で1失点完投勝利を挙げ、大会の主役になりました。
140キロ中盤の速球は高回転で、さらに両サイドにきっちりと投げ分けができており、相手が強くなるほどエンジンがかかり、ベストピッチングができるメンタルの強さも持っています。
また、24.1回を投げて四球はわずか2。決勝の健大高崎戦も疲労が見える中、1四球に留め、最後までコントロールは安定していました。
現在のサイズは186センチ81キロ。下級生の時と比べれば、たくましくなってきたものの、それでもNPBの投手と比べると、まだ細身。フォーム技術も高く、手足が長い投手向きの体型で、素材の良さ、今大会の成績、投球の完成度。すべてが高水準。将来的にはNPBでも先発で二桁勝利、投手タイトルを狙える投手に育つ可能性を持っています。
◆ 平嶋 桂知 投手(大阪桐蔭)
・ 186cm 84kg 右投両打
・ 今大会球速 最速149キロ 平均球速143.71キロ
・ 今大会成績 2試合 11回 9奪三振 2四球 自責点3 失点2
直球の球質を表現すると、報徳学園の今朝丸が「キレ」ならば、平嶋は「威力」。
140キロ中盤〜後半の速球は前に飛ばせない力があり、平均球速は今大会トップ。
フォームも試行錯誤しながら、やや半身の態勢にして、グラブを腰のあたりに置くことで、球速、コントロールも大きく向上しています。130キロ後半のフォーク、スライダーの高速変化球も持っていますが、相手に揺さぶられると、制球を崩しやすく、まだ隙も多くみられます。
将来的には150キロ中盤を当たり前に叩き出す剛腕へ成長する可能性を秘めており、一歩ずつ基礎を高めて成長が期待される右腕です。
◆ 伊東 尚輝 投手(愛工大名電)
・ 182cm 78kg 右投右打
・ 今大会球速 最速144キロ 平均球速135.82キロ
・ 今大会成績 1試合 9回 9奪三振 2四球 失点3 自責点0
昨秋は不調に終わったものの、センバツでは両サイドにきっちりと投げ分ける投球が光りました。
この冬は回転効率の高いストレートを目指し、リリースポイントを高い位置にするなどの技術的な修正を行ってきたということで、140キロ前半でも伸びのある球質で体感速度は150キロ近くありそうで、報徳学園打線を9回まで2失点。タイブレークではサヨナラ安打を浴びましたが、自責点は0の好投。甲子園でもう一度見たい投手でした。
直球(自身最速は149キロ) に加え、130キロ近いカット系の変化球の精度もレベルアップ。安定感が非常に高く、夏までさらに出力アップができれば、高い評価を受ける可能性を持っています。
このほかにも
◆ 関 浩一郎 投手(青森山田)
・ 187cm 85kg 右投右打
・ 今大会球速 最速147キロ 平均球速139.2キロ
・ 今大会成績 3試合 19.1回 10奪三振 4四球 失点8 自責点7
広陵戦では自己最速タイに並ぶ147キロをマーク。しっかりと真上から振り下ろすフォームから繰り出される球質の良さは抜群。数年後には150キロ〜155キロを連発してもおかしくない素材の良さがあります。
◆ 吉岡 暖 投手(阿南光)
・ 182cm 78kg 右投右打
・ 今大会球速 最速143キロ 平均球速137.24キロ
・ 今大会成績 3試合 25回 30奪三振 5四球 自責点5 失点5
今大会で評価を大きく高めた投手。140キロ前半の速球、120キロ後半のスプリット、カットボール、カーブを器用に投げ分ける投球は実戦的。特にスプリットの精度の高さは光るものがありました。
◆ 洗平 比呂 投手(八戸学院光星)
・ 177cm 76kg 左投左打
・ 今大会球速 最速143キロ 平均球速136.7キロ
・ 今大会成績 2試合 17回 12奪三振 四球5 失点5 自責点4
左腕から繰り出す直球は今大会最速143キロですが、手足が長く、角度のあるストレートは魅力的。さらに、左打者の背中越しから大きく曲がるカーブも魅力。今後はストレートの出力アップが課題となりそうです。
◆ 尾 響 投手(広陵)
・ 172cm 72kg 右投右打
・ 今大会球速 最速148キロ 平均球速平均球速139.01キロ
・ 今大会成績 2試合 18.1回 23奪三振 四球6 失点7 自責点5
140キロ中盤の速球を両サイドに完璧に投げ分け、130キロ中盤のカットボール、130キロ前後のツーシームと、いずれもハイレベル。投球の引き出しも広く、上背はないものの投球の完成度の高さは高校生トップクラスです。
さあ はたして、センバツで光ったこれらの選手は今後どのような
成長曲線を描いていくのか。
夏への山登りはすでに始まっています!!
球児達の躍動するプレーはいつになっても、見ている者に元気を与えてくれますが、ここでは今センバツの投球から、2024年ドラフト候補に挙がりそうな 3年生の投手に注目します。
★ 2024センバツ甲子園
今秋ドラフト注目投手達!!
◆ 今朝丸 裕喜 投手(報徳学園)
・ 186cm 81kg 右投右打
・ 今大会球速 最速149キロ 平均球速138.6キロ
・ 今大会成績 4試合 24.1回 15奪三振 2四球 自責点5 失点5
注目カードとなった準々決勝の大阪桐蔭戦で1失点完投勝利を挙げ、大会の主役になりました。
140キロ中盤の速球は高回転で、さらに両サイドにきっちりと投げ分けができており、相手が強くなるほどエンジンがかかり、ベストピッチングができるメンタルの強さも持っています。
また、24.1回を投げて四球はわずか2。決勝の健大高崎戦も疲労が見える中、1四球に留め、最後までコントロールは安定していました。
現在のサイズは186センチ81キロ。下級生の時と比べれば、たくましくなってきたものの、それでもNPBの投手と比べると、まだ細身。フォーム技術も高く、手足が長い投手向きの体型で、素材の良さ、今大会の成績、投球の完成度。すべてが高水準。将来的にはNPBでも先発で二桁勝利、投手タイトルを狙える投手に育つ可能性を持っています。
◆ 平嶋 桂知 投手(大阪桐蔭)
・ 186cm 84kg 右投両打
・ 今大会球速 最速149キロ 平均球速143.71キロ
・ 今大会成績 2試合 11回 9奪三振 2四球 自責点3 失点2
直球の球質を表現すると、報徳学園の今朝丸が「キレ」ならば、平嶋は「威力」。
140キロ中盤〜後半の速球は前に飛ばせない力があり、平均球速は今大会トップ。
フォームも試行錯誤しながら、やや半身の態勢にして、グラブを腰のあたりに置くことで、球速、コントロールも大きく向上しています。130キロ後半のフォーク、スライダーの高速変化球も持っていますが、相手に揺さぶられると、制球を崩しやすく、まだ隙も多くみられます。
将来的には150キロ中盤を当たり前に叩き出す剛腕へ成長する可能性を秘めており、一歩ずつ基礎を高めて成長が期待される右腕です。
◆ 伊東 尚輝 投手(愛工大名電)
・ 182cm 78kg 右投右打
・ 今大会球速 最速144キロ 平均球速135.82キロ
・ 今大会成績 1試合 9回 9奪三振 2四球 失点3 自責点0
昨秋は不調に終わったものの、センバツでは両サイドにきっちりと投げ分ける投球が光りました。
この冬は回転効率の高いストレートを目指し、リリースポイントを高い位置にするなどの技術的な修正を行ってきたということで、140キロ前半でも伸びのある球質で体感速度は150キロ近くありそうで、報徳学園打線を9回まで2失点。タイブレークではサヨナラ安打を浴びましたが、自責点は0の好投。甲子園でもう一度見たい投手でした。
直球(自身最速は149キロ) に加え、130キロ近いカット系の変化球の精度もレベルアップ。安定感が非常に高く、夏までさらに出力アップができれば、高い評価を受ける可能性を持っています。
このほかにも
◆ 関 浩一郎 投手(青森山田)
・ 187cm 85kg 右投右打
・ 今大会球速 最速147キロ 平均球速139.2キロ
・ 今大会成績 3試合 19.1回 10奪三振 4四球 失点8 自責点7
広陵戦では自己最速タイに並ぶ147キロをマーク。しっかりと真上から振り下ろすフォームから繰り出される球質の良さは抜群。数年後には150キロ〜155キロを連発してもおかしくない素材の良さがあります。
◆ 吉岡 暖 投手(阿南光)
・ 182cm 78kg 右投右打
・ 今大会球速 最速143キロ 平均球速137.24キロ
・ 今大会成績 3試合 25回 30奪三振 5四球 自責点5 失点5
今大会で評価を大きく高めた投手。140キロ前半の速球、120キロ後半のスプリット、カットボール、カーブを器用に投げ分ける投球は実戦的。特にスプリットの精度の高さは光るものがありました。
◆ 洗平 比呂 投手(八戸学院光星)
・ 177cm 76kg 左投左打
・ 今大会球速 最速143キロ 平均球速136.7キロ
・ 今大会成績 2試合 17回 12奪三振 四球5 失点5 自責点4
左腕から繰り出す直球は今大会最速143キロですが、手足が長く、角度のあるストレートは魅力的。さらに、左打者の背中越しから大きく曲がるカーブも魅力。今後はストレートの出力アップが課題となりそうです。
◆ 尾 響 投手(広陵)
・ 172cm 72kg 右投右打
・ 今大会球速 最速148キロ 平均球速平均球速139.01キロ
・ 今大会成績 2試合 18.1回 23奪三振 四球6 失点7 自責点5
140キロ中盤の速球を両サイドに完璧に投げ分け、130キロ中盤のカットボール、130キロ前後のツーシームと、いずれもハイレベル。投球の引き出しも広く、上背はないものの投球の完成度の高さは高校生トップクラスです。
さあ はたして、センバツで光ったこれらの選手は今後どのような
成長曲線を描いていくのか。
夏への山登りはすでに始まっています!!
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投稿者:toocheebase|10:28|高校野球
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