2024年12月20日
総集編第二弾!! 記録で振り返る2024年シーズン!! 日本プロ野球 〜野手編〜
今年も様々な出来事があった日本プロ野球。
ここでは前回の、総集編第一弾・日本プロ野球の投手編に続いて、今季達成された主だった野手記録を日付と共に振り返ってみます。
★ 記録で振り返る2024年の日本プロ野球 !!
〜野手編〜
〜3月29日セントラル・リーグ、パシフィック・リーグともに公式戦開幕〜
● 3月29日
DeNAの度会隆輝が、NPB史上14人目となる開幕戦プロ初安打初本塁打。
中日の中田翔が、3球団(日本ハム・巨人・中日)での開幕戦本塁打。山内一弘(毎日・阪神・広島)以来56年ぶり史上2人目。
● 3月30日
DeNAの度会隆輝が、開幕戦から2試合連続本塁打。新人としては1981年の石毛宏典(西武)以来43年ぶり史上3人目、セ・リーグでは初。
● 4月3日
日本ハムの万波中正が、対楽天2回戦に「3番・右翼」で先発出場し5回裏に本塁打を放ち、史上23人目となる全打順本塁打を記録。
● 4月10日
中日の高橋周平、後藤駿太の両選手が通算1000試合出場を記録。史上526、527人目。同一球団の2人が同じ試合で通算1000試合出場を達成するのは、1977年8月5日に阪急の福本豊と大橋穣が対近鉄戦で記録して以来47年振り史上2度目。
● 4月13日
ソフトバンクの山川穂高が、対西武2回戦で2打席連続の満塁本塁打を記録。
1試合2本の満塁本塁打は1951年10月5日の飯島滋弥(大映スターズ)、2006年4月30日の二岡智宏(巨人)に続き史上3人目で、2打席連続の満塁本塁打は前述の二岡に次いで史上2人目、パ・リーグ初。また、同時に史上44人目の全球団本塁打(現存12球団に対しては33人目)も達成。
● 4月19日
西武の金子侑司が対ソフトバンク戦に先発出場し、通算1000試合出場を記録、史上528人目。
● 4月23日
ソフトバンクの今宮健太が対ロッテ4回戦に先発出場し、通算1500試合出場を記録。史上206人目。
● 5月1日
オリックスの安達了一が、対ロッテ5回戦の9回表に3失策。二塁手の1イニング3失策は1962年8月6日の近藤昭仁(大洋ホエールズ)以来62年ぶりで2リーグ制以降最多タイ、パ・リーグでは初。
● 5月6日
西武の中村剛也が、対ロッテ5回戦 4回表に二塁打を放ち、NPB通算47人目となる350二塁打を達成。また9回表にソロ本塁打を放ち、田淵幸一を抜きNPB歴代単独11位となる通算475本塁打を達成。
● 5月7日
西武の中村剛也が、対ロッテ6回戦 6回表にソロ本塁打を放ち、金本知憲と並ぶNPB歴代10位タイとなる通算476本塁打を達成。
● 5月15日
ヤクルト対広島6回戦で、ヤクルトの村上宗隆が通算200号本塁打を記録。史上115人目で、24歳3か月での達成は清原和博の24歳10か月を抜きNPB史上最年少記録。
ヤクルト―広島(松山・坊っちゃんスタジアム)
ヤクルトの主砲・村上宗隆内野手が、8回に広島・矢崎から放った右翼席への 9号ソロで、史上115人目の通算200本塁打を達成。 24歳3カ月で到達した節目の数字で1992年に清原和博(西武)が24歳10カ月で記録した最年少記録を塗り替えました。
2022年に史上最年少で三冠王となった希代のスラッガー。1年目のプロ初打席アーチから前に進み続ける村上は、通算100&150号、シーズン100打点、セ・リーグMVP受賞など数々の最年少記録を更新。
新たな偉業は、また一つ、プロ野球史にその名を刻みました。
● 5月18日
巨人の坂本勇人が対広島8回戦で3安打を放ち、長嶋茂雄を抜きNPB歴代3位でセ・リーグ新記録となる通算187度目の猛打賞を記録。うち1本は通算448本目の二塁打となり、山内一弘と並び史上3位タイかつ右打者最多タイ。
● 5月19日
DeNAの大和が通算1500試合出場を記録。史上207人目。
● 5月21日
ソフトバンク対楽天8回戦でソフトバンクの今宮健太が4回裏に1イニング2三塁打を記録、NPB史上1946年の杉浦清以来78年ぶり3度目、2リーグ制後初。
● 5月22日
巨人の坂本勇人が、対中日11回戦の3回裏に二塁打を放ち、通算450二塁打を達成。NPB史上2人目で、福本豊を抜き歴代単独2位。
巨人−中日 (東京ドーム)
巨人坂本勇人内野手(35歳)がプロ野球史上2人目の偉業となる通算450二塁打を達成。
19日の広島戦で3試合連続の二塁打を放ち、福本豊に並ぶ歴代2位の通算449二塁打でリーチをかけて、この日、3回無死一塁、中日小笠原から左翼線に二塁打を放ち“大台”に乗せ、二塁ベース上では湯浅からメモリアルボードを受け取り、高らかに掲げ、球史において敵将の立浪和義 (通算二塁打ランキング1位 立浪和義=487)しか達成しない領域に足を踏み入れました。
● 5月24日
楽天の岡島豪郎が、通算1000試合出場を達成、NPB史上529人目。
● 5月25日
西武の中村剛也が、対オリックス8回戦 2回裏にソロ本塁打を放ち、金本知憲を抜きNPB歴代単独10位となる通算477本塁打。
西武・中村剛也内野手(40歳)が、オリックス戦(ベルーナ)で先制弾となる今季6号ソロを放ち、これで通算本塁打数を477本とし並んでいた金本知憲を抜きNPB歴代単独10位としました。
中村は 2回、オリックス先発左腕・曽谷の148キロストレートをとらえ、西武ファンの待つ左翼席へ先制アーチをかけ「うまく打てました」。目標とする史上9人目の通算500本塁打まで残り23本とし「まだまだ打てるように頑張ります」とコメントを残しています。
● 5月28日
日本生命セ・パ交流戦開幕( 6月18日迄)。
ヤクルトの山田哲人が通算1500安打を記録。史上136人目で、31歳10ヵ月での達成は若松勉の35歳0ヵ月を抜き、球団史上最年少。
● 5月31日
楽天のマイケル・フランコが、対ヤクルト1回戦9回裏に代打の代打として出場し、逆転サヨナラ本塁打。代打サヨナラ本塁打は球団史上初。また、代打の代打による逆転サヨナラ本塁打は1980年6月25日の門田博光(南海)以来、NPB史上44年ぶり2度目。
● 6月1日
巨人の丸佳浩が、通算1000得点に到達、NPB史上47人目。
● 6月4日
楽天の鈴木大地が通算1500安打を記録。NPB史上137人目。
西武の栗山巧が通算400二塁打を記録。NPB史上15人。
同じ試合で、ヤクルトの山田哲人が通算300二塁打を記録。NPB史上77人目。
● 6月9日
DeNA対ソフトバンク3回戦で、ソフトバンク近藤健介がNPB通算4000打数到達、到達時点で生涯打率.3082で史上11位となる。
またDeNA筒香嘉智が、NPB通算1000安打を達成。史上318人目。
同じく牧秀悟が、初回満塁本塁打。4番打者の初回満塁本塁打は、史上33人目(36度目)で、球団史上2度目。
● 6月11日
西武ズの栗山巧が、対広島1回戦で2安打、交流戦の通算安打数が335安打となり、通算333安打の鳥谷敬を超え単独の交流戦通算最多安打記録保持者となる。
● 6月15日
ソフトバンクスの近藤健介が、対阪神2回戦 1回裏にジェレミー・ビーズリーから本塁打を記録し、全球団本塁打を達成。史上45人目。
● 6月16日
楽天対広島3回戦で3回裏に楽天の鈴木大地がアドゥワ誠から本塁打を放ち、全球団本塁打を達成、史上46人目。
● 6月18日
阪神の梅野隆太郎がNPB通算1000試合出場を達成、史上530人目。
日本ハムの水谷瞬が64打数28安打打率.438で、2015年の秋山翔吾の.432を超え交流戦史上最高打率を記録。
● 6月24日
ロッテの中村奨吾が通算1000安打、史上319人目。
巨人の長野久義が通算1500安打、史上138人目。
ソフトバンクの今宮健太が、対オリックス8回戦6回表無死1塁で犠打した際、投手の曽谷龍平の1塁への悪送球と、カバーに入った右翼森友哉の後逸(失策は記録されていない)が重なり、そのまま本塁生還する珍事。犠打した打者がそのまま本塁生還するのは、NPB一軍公式戦では1982年9月15日の巨人 篠塚利夫(対中日、投手:郭源治)以来42年ぶり。
● 6月30日
ロッテの岡大海がNPB新記録となる8試合連続2塁打を記録。
● 7月7日
巨人の丸佳浩が通算3000塁打を達成。史上63人目。
● 7月9日
西武の野村大樹が、対日本ハム10回戦の5回裏に二塁打を放つも、一塁ベースを踏みそこねてアウトとなる珍事。
● 7月10日
西武の外崎修汰が通算1000試合出場を記録。史上532人目。
● 7月12日
巨人の若林楽人が、対DeNA11回戦でサヨナラ打を記録。移籍前の5月1日の西武対日本ハム5回戦でもサヨナラ本塁打を打っており、同一シーズンにセ・パ両リーグでサヨナラ打を記録したのはNPB史上初。
● 7月14日
西武ズの源田壮亮が通算1000安打を記録。史上320人目。
● 7月24日
マイナビオールスターゲーム2024第2戦(神宮球場)で、広島の坂倉将吾が満塁本塁打。オールスターでは1967年第3戦の大杉勝男(東映)以来57年ぶり史上3人目、全セ初。また逆転満塁本塁打も史上初。
ロッテの佐藤都志也とソフトバンクの近藤健介が、共に球宴タイ記録となる1試合5安打。佐藤はロッテの選手としては1989年第1戦の村田兆治以来35年ぶりのMVPを獲得。
● 7月27日
DeNAの大和が、通算200犠打、史上45人目。
● 7月28日
楽天の浅村栄斗が、通算1000得点を達成、史上48人目。
● 8月1日
ソフトバンクの牧原大成がこの日2安打を放ち通算575安打とし、岡田幸文の573安打を越え、育成選手出身として史上最多安打を記録。
● 8月2日
阪神の大山悠輔が、対DeNA14回戦 4回の一塁走者時、センター後方への打球で進塁を狙うも、二塁を回ったところでセンターに捕球されたため一塁に帰塁。しかし、帰塁時に二塁ベースを踏んでいなかったためアウトとなる珍事。
● 8月4日
ソフトバンクの今宮健太が遊撃手として1532試合目の出場を果たし、松井稼頭央を超え遊撃手としてのパ・リーグ最多出場記録達成。
楽天の阿部寿樹が対西武18回戦で本塁打を放ち、史上47人目となる全球団本塁打を記録。
● 8月8日
ヤクルトズの山田哲人が通算1500試合出場。史上208人目。
● 8月14日
広島の菊池涼介が通算300二塁打を達成。史上78人目。
● 8月21日
広島プの堂林翔太が通算1000試合出場、史上533人目。
● 8月29日
広島の菊池涼介が、通算350犠打達成。史上5人目。
● 8月31日
ソフトバンクの甲斐拓也が対ロッテ23回戦で、通算1000試合出場を達成。NPB史上534人目で同球団の捕手としては2004年の城島健司以来20年ぶり、育成出身選手としてはNPB史上初。
西武の栗山巧が対日本ハム19回戦8回裏に代打出場し逆転2点本塁打を放ち、20年連続本塁打を記録。球団では21年連続の中村剛也に次ぎ、伊東勤に並ぶ球団2位タイ、左打者では初の大台到達。また、40歳代の代打本塁打はパ・リーグでは2016年5月29日に井口資仁(ロッテ)が記録して以来8年ぶり25度目。球団では野村克也が44歳の1980年4月26日、同年6月15日に記録して以来3度目で、逆転勝利弾は前記4月26日の野村以来44年ぶり2人目。
● 9月4日
日本ハムのフランミル・レイエスが対ソフトバンク21回戦の1回表に18号本塁打を放ち、1951年の大下弘、2007年の森本稀哲の記録を更新し、球団新記録となる25試合連続安打を記録。
● 9月7日
西武の外崎修汰が通算100本塁打を記録。史上308人目。
● 9月8日
中日の細川成也が対広島22回戦の1回表に本塁打を放ち、2009年-10年にかけて和田一浩、森野将彦、トニ・ブランコが記録して以来球団14年ぶりとなる2年連続20本塁打を記録。
● 9月11日
DeNAの牧秀悟が、対阪神20回戦の1回に今季20号本塁打を放ち、NPB史上5人目で球団初となるデビューから4年連続20本塁打を達成。
● 9月15日
ソフトバンクの中村晃が通算1500試合出場を記録。史上209人目。
● 9月18日
西武の源田壮亮が通算1000試合出場を記録。史上535人目。
● 9月20日
中日対ヤクルト24回戦1回表に、中日の村松開人、福永裕基、細川成也の3選手が本塁打を記録。1イニング3本塁打は2013年8月28日の対ヤクルト戦以来球団11年ぶり、初回に限れば2001年8月26日の対巨人戦以来23年ぶり。
● 9月21日
DeNA対阪神22回戦で、DeNAの宮ア敏郎が通算150本塁打を達成、史上181人目。
ソフトバンクの山川穂高が通算250本塁打を達成、史上70人目。919試合目での到達は、落合博満、秋山幸二、田淵幸一に次ぐ日本人選手歴代4位。
● 9月22日
広島プの矢野雅哉が、対中日23回戦6回表に、中日の相手投手涌井秀章に対し、1打席で22球を投じさせるNPB新記録。この打席で矢野は最終的に四球を選び出塁。
● 9月27日
巨人の岡本和真が通算1000安打を記録。史上321人目。
● 9月29日
広島の秋山翔吾が通算1500試合出場達成、史上210人目。
● 10月2日
巨人対DeNA25回戦で巨人吉川尚輝が同試合に「3番・二塁」で先発出場し、今季全試合に先発出場を記録。二塁での全試合先発出場は球団では1949年、1951年 - 52年に記録した千葉茂以来72年ぶり。
● 10月3日
ソフトバンク対楽天25回戦でソフトバンク栗原陵矢が6回裏にシーズン40本目の二塁打を放ち、1948年の笠原和夫と並ぶ球団最多タイ記録。
● 10月8日
楽天の辰己涼介が対日本ハム25回戦で、1948年に青田昇(巨人)が記録したプロ野球記録を76年ぶりに更新する今季392回目の刺殺を記録。
以上のようにレギュラーシーズンは終了となりましたが、打撃タイトルをみるとセ・リーグでは阪神の近本光司が、3年連続の盗塁王を獲得、19個での盗塁王は2リーグ制後最少。近本は新人から6年連続のタイトル獲得となり、これは赤星憲広の5年連続を上回る球団新記録。
打率では3割を記録したのは、タイラー・オースティン(首位打者・DeNA)、ドミンゴ・サンタナ(ヤクルト)の2人。3割打者2人は1973年以来リーグ51年ぶりで、日本人野手が1人も打率3割を達成できなかったのは、パ・リーグを含めても史上初となりました。
一方パ・リーグではソフトバンクの近藤健介以外に規定打席数到達者で打率.300に達した選手はゼロ。
3割打者1人のみとなったのはパ・リーグ史上初となっており、
全体的に "投高打低" がより顕著なシーズンとなりました!!
ここでは前回の、総集編第一弾・日本プロ野球の投手編に続いて、今季達成された主だった野手記録を日付と共に振り返ってみます。
★ 記録で振り返る2024年の日本プロ野球 !!
〜野手編〜
〜3月29日セントラル・リーグ、パシフィック・リーグともに公式戦開幕〜
● 3月29日
DeNAの度会隆輝が、NPB史上14人目となる開幕戦プロ初安打初本塁打。
中日の中田翔が、3球団(日本ハム・巨人・中日)での開幕戦本塁打。山内一弘(毎日・阪神・広島)以来56年ぶり史上2人目。
● 3月30日
DeNAの度会隆輝が、開幕戦から2試合連続本塁打。新人としては1981年の石毛宏典(西武)以来43年ぶり史上3人目、セ・リーグでは初。
● 4月3日
日本ハムの万波中正が、対楽天2回戦に「3番・右翼」で先発出場し5回裏に本塁打を放ち、史上23人目となる全打順本塁打を記録。
● 4月10日
中日の高橋周平、後藤駿太の両選手が通算1000試合出場を記録。史上526、527人目。同一球団の2人が同じ試合で通算1000試合出場を達成するのは、1977年8月5日に阪急の福本豊と大橋穣が対近鉄戦で記録して以来47年振り史上2度目。
● 4月13日
ソフトバンクの山川穂高が、対西武2回戦で2打席連続の満塁本塁打を記録。
1試合2本の満塁本塁打は1951年10月5日の飯島滋弥(大映スターズ)、2006年4月30日の二岡智宏(巨人)に続き史上3人目で、2打席連続の満塁本塁打は前述の二岡に次いで史上2人目、パ・リーグ初。また、同時に史上44人目の全球団本塁打(現存12球団に対しては33人目)も達成。
● 4月19日
西武の金子侑司が対ソフトバンク戦に先発出場し、通算1000試合出場を記録、史上528人目。
● 4月23日
ソフトバンクの今宮健太が対ロッテ4回戦に先発出場し、通算1500試合出場を記録。史上206人目。
● 5月1日
オリックスの安達了一が、対ロッテ5回戦の9回表に3失策。二塁手の1イニング3失策は1962年8月6日の近藤昭仁(大洋ホエールズ)以来62年ぶりで2リーグ制以降最多タイ、パ・リーグでは初。
● 5月6日
西武の中村剛也が、対ロッテ5回戦 4回表に二塁打を放ち、NPB通算47人目となる350二塁打を達成。また9回表にソロ本塁打を放ち、田淵幸一を抜きNPB歴代単独11位となる通算475本塁打を達成。
● 5月7日
西武の中村剛也が、対ロッテ6回戦 6回表にソロ本塁打を放ち、金本知憲と並ぶNPB歴代10位タイとなる通算476本塁打を達成。
● 5月15日
ヤクルト対広島6回戦で、ヤクルトの村上宗隆が通算200号本塁打を記録。史上115人目で、24歳3か月での達成は清原和博の24歳10か月を抜きNPB史上最年少記録。
ヤクルト―広島(松山・坊っちゃんスタジアム)
ヤクルトの主砲・村上宗隆内野手が、8回に広島・矢崎から放った右翼席への 9号ソロで、史上115人目の通算200本塁打を達成。 24歳3カ月で到達した節目の数字で1992年に清原和博(西武)が24歳10カ月で記録した最年少記録を塗り替えました。
2022年に史上最年少で三冠王となった希代のスラッガー。1年目のプロ初打席アーチから前に進み続ける村上は、通算100&150号、シーズン100打点、セ・リーグMVP受賞など数々の最年少記録を更新。
新たな偉業は、また一つ、プロ野球史にその名を刻みました。
● 5月18日
巨人の坂本勇人が対広島8回戦で3安打を放ち、長嶋茂雄を抜きNPB歴代3位でセ・リーグ新記録となる通算187度目の猛打賞を記録。うち1本は通算448本目の二塁打となり、山内一弘と並び史上3位タイかつ右打者最多タイ。
● 5月19日
DeNAの大和が通算1500試合出場を記録。史上207人目。
● 5月21日
ソフトバンク対楽天8回戦でソフトバンクの今宮健太が4回裏に1イニング2三塁打を記録、NPB史上1946年の杉浦清以来78年ぶり3度目、2リーグ制後初。
● 5月22日
巨人の坂本勇人が、対中日11回戦の3回裏に二塁打を放ち、通算450二塁打を達成。NPB史上2人目で、福本豊を抜き歴代単独2位。
巨人−中日 (東京ドーム)
巨人坂本勇人内野手(35歳)がプロ野球史上2人目の偉業となる通算450二塁打を達成。
19日の広島戦で3試合連続の二塁打を放ち、福本豊に並ぶ歴代2位の通算449二塁打でリーチをかけて、この日、3回無死一塁、中日小笠原から左翼線に二塁打を放ち“大台”に乗せ、二塁ベース上では湯浅からメモリアルボードを受け取り、高らかに掲げ、球史において敵将の立浪和義 (通算二塁打ランキング1位 立浪和義=487)しか達成しない領域に足を踏み入れました。
● 5月24日
楽天の岡島豪郎が、通算1000試合出場を達成、NPB史上529人目。
● 5月25日
西武の中村剛也が、対オリックス8回戦 2回裏にソロ本塁打を放ち、金本知憲を抜きNPB歴代単独10位となる通算477本塁打。
西武・中村剛也内野手(40歳)が、オリックス戦(ベルーナ)で先制弾となる今季6号ソロを放ち、これで通算本塁打数を477本とし並んでいた金本知憲を抜きNPB歴代単独10位としました。
中村は 2回、オリックス先発左腕・曽谷の148キロストレートをとらえ、西武ファンの待つ左翼席へ先制アーチをかけ「うまく打てました」。目標とする史上9人目の通算500本塁打まで残り23本とし「まだまだ打てるように頑張ります」とコメントを残しています。
● 5月28日
日本生命セ・パ交流戦開幕( 6月18日迄)。
ヤクルトの山田哲人が通算1500安打を記録。史上136人目で、31歳10ヵ月での達成は若松勉の35歳0ヵ月を抜き、球団史上最年少。
● 5月31日
楽天のマイケル・フランコが、対ヤクルト1回戦9回裏に代打の代打として出場し、逆転サヨナラ本塁打。代打サヨナラ本塁打は球団史上初。また、代打の代打による逆転サヨナラ本塁打は1980年6月25日の門田博光(南海)以来、NPB史上44年ぶり2度目。
● 6月1日
巨人の丸佳浩が、通算1000得点に到達、NPB史上47人目。
● 6月4日
楽天の鈴木大地が通算1500安打を記録。NPB史上137人目。
西武の栗山巧が通算400二塁打を記録。NPB史上15人。
同じ試合で、ヤクルトの山田哲人が通算300二塁打を記録。NPB史上77人目。
● 6月9日
DeNA対ソフトバンク3回戦で、ソフトバンク近藤健介がNPB通算4000打数到達、到達時点で生涯打率.3082で史上11位となる。
またDeNA筒香嘉智が、NPB通算1000安打を達成。史上318人目。
同じく牧秀悟が、初回満塁本塁打。4番打者の初回満塁本塁打は、史上33人目(36度目)で、球団史上2度目。
● 6月11日
西武ズの栗山巧が、対広島1回戦で2安打、交流戦の通算安打数が335安打となり、通算333安打の鳥谷敬を超え単独の交流戦通算最多安打記録保持者となる。
● 6月15日
ソフトバンクスの近藤健介が、対阪神2回戦 1回裏にジェレミー・ビーズリーから本塁打を記録し、全球団本塁打を達成。史上45人目。
● 6月16日
楽天対広島3回戦で3回裏に楽天の鈴木大地がアドゥワ誠から本塁打を放ち、全球団本塁打を達成、史上46人目。
● 6月18日
阪神の梅野隆太郎がNPB通算1000試合出場を達成、史上530人目。
日本ハムの水谷瞬が64打数28安打打率.438で、2015年の秋山翔吾の.432を超え交流戦史上最高打率を記録。
● 6月24日
ロッテの中村奨吾が通算1000安打、史上319人目。
巨人の長野久義が通算1500安打、史上138人目。
ソフトバンクの今宮健太が、対オリックス8回戦6回表無死1塁で犠打した際、投手の曽谷龍平の1塁への悪送球と、カバーに入った右翼森友哉の後逸(失策は記録されていない)が重なり、そのまま本塁生還する珍事。犠打した打者がそのまま本塁生還するのは、NPB一軍公式戦では1982年9月15日の巨人 篠塚利夫(対中日、投手:郭源治)以来42年ぶり。
● 6月30日
ロッテの岡大海がNPB新記録となる8試合連続2塁打を記録。
● 7月7日
巨人の丸佳浩が通算3000塁打を達成。史上63人目。
● 7月9日
西武の野村大樹が、対日本ハム10回戦の5回裏に二塁打を放つも、一塁ベースを踏みそこねてアウトとなる珍事。
● 7月10日
西武の外崎修汰が通算1000試合出場を記録。史上532人目。
● 7月12日
巨人の若林楽人が、対DeNA11回戦でサヨナラ打を記録。移籍前の5月1日の西武対日本ハム5回戦でもサヨナラ本塁打を打っており、同一シーズンにセ・パ両リーグでサヨナラ打を記録したのはNPB史上初。
● 7月14日
西武ズの源田壮亮が通算1000安打を記録。史上320人目。
● 7月24日
マイナビオールスターゲーム2024第2戦(神宮球場)で、広島の坂倉将吾が満塁本塁打。オールスターでは1967年第3戦の大杉勝男(東映)以来57年ぶり史上3人目、全セ初。また逆転満塁本塁打も史上初。
ロッテの佐藤都志也とソフトバンクの近藤健介が、共に球宴タイ記録となる1試合5安打。佐藤はロッテの選手としては1989年第1戦の村田兆治以来35年ぶりのMVPを獲得。
● 7月27日
DeNAの大和が、通算200犠打、史上45人目。
● 7月28日
楽天の浅村栄斗が、通算1000得点を達成、史上48人目。
● 8月1日
ソフトバンクの牧原大成がこの日2安打を放ち通算575安打とし、岡田幸文の573安打を越え、育成選手出身として史上最多安打を記録。
● 8月2日
阪神の大山悠輔が、対DeNA14回戦 4回の一塁走者時、センター後方への打球で進塁を狙うも、二塁を回ったところでセンターに捕球されたため一塁に帰塁。しかし、帰塁時に二塁ベースを踏んでいなかったためアウトとなる珍事。
● 8月4日
ソフトバンクの今宮健太が遊撃手として1532試合目の出場を果たし、松井稼頭央を超え遊撃手としてのパ・リーグ最多出場記録達成。
楽天の阿部寿樹が対西武18回戦で本塁打を放ち、史上47人目となる全球団本塁打を記録。
● 8月8日
ヤクルトズの山田哲人が通算1500試合出場。史上208人目。
● 8月14日
広島の菊池涼介が通算300二塁打を達成。史上78人目。
● 8月21日
広島プの堂林翔太が通算1000試合出場、史上533人目。
● 8月29日
広島の菊池涼介が、通算350犠打達成。史上5人目。
● 8月31日
ソフトバンクの甲斐拓也が対ロッテ23回戦で、通算1000試合出場を達成。NPB史上534人目で同球団の捕手としては2004年の城島健司以来20年ぶり、育成出身選手としてはNPB史上初。
西武の栗山巧が対日本ハム19回戦8回裏に代打出場し逆転2点本塁打を放ち、20年連続本塁打を記録。球団では21年連続の中村剛也に次ぎ、伊東勤に並ぶ球団2位タイ、左打者では初の大台到達。また、40歳代の代打本塁打はパ・リーグでは2016年5月29日に井口資仁(ロッテ)が記録して以来8年ぶり25度目。球団では野村克也が44歳の1980年4月26日、同年6月15日に記録して以来3度目で、逆転勝利弾は前記4月26日の野村以来44年ぶり2人目。
● 9月4日
日本ハムのフランミル・レイエスが対ソフトバンク21回戦の1回表に18号本塁打を放ち、1951年の大下弘、2007年の森本稀哲の記録を更新し、球団新記録となる25試合連続安打を記録。
● 9月7日
西武の外崎修汰が通算100本塁打を記録。史上308人目。
● 9月8日
中日の細川成也が対広島22回戦の1回表に本塁打を放ち、2009年-10年にかけて和田一浩、森野将彦、トニ・ブランコが記録して以来球団14年ぶりとなる2年連続20本塁打を記録。
● 9月11日
DeNAの牧秀悟が、対阪神20回戦の1回に今季20号本塁打を放ち、NPB史上5人目で球団初となるデビューから4年連続20本塁打を達成。
● 9月15日
ソフトバンクの中村晃が通算1500試合出場を記録。史上209人目。
● 9月18日
西武の源田壮亮が通算1000試合出場を記録。史上535人目。
● 9月20日
中日対ヤクルト24回戦1回表に、中日の村松開人、福永裕基、細川成也の3選手が本塁打を記録。1イニング3本塁打は2013年8月28日の対ヤクルト戦以来球団11年ぶり、初回に限れば2001年8月26日の対巨人戦以来23年ぶり。
● 9月21日
DeNA対阪神22回戦で、DeNAの宮ア敏郎が通算150本塁打を達成、史上181人目。
ソフトバンクの山川穂高が通算250本塁打を達成、史上70人目。919試合目での到達は、落合博満、秋山幸二、田淵幸一に次ぐ日本人選手歴代4位。
● 9月22日
広島プの矢野雅哉が、対中日23回戦6回表に、中日の相手投手涌井秀章に対し、1打席で22球を投じさせるNPB新記録。この打席で矢野は最終的に四球を選び出塁。
● 9月27日
巨人の岡本和真が通算1000安打を記録。史上321人目。
● 9月29日
広島の秋山翔吾が通算1500試合出場達成、史上210人目。
● 10月2日
巨人対DeNA25回戦で巨人吉川尚輝が同試合に「3番・二塁」で先発出場し、今季全試合に先発出場を記録。二塁での全試合先発出場は球団では1949年、1951年 - 52年に記録した千葉茂以来72年ぶり。
● 10月3日
ソフトバンク対楽天25回戦でソフトバンク栗原陵矢が6回裏にシーズン40本目の二塁打を放ち、1948年の笠原和夫と並ぶ球団最多タイ記録。
● 10月8日
楽天の辰己涼介が対日本ハム25回戦で、1948年に青田昇(巨人)が記録したプロ野球記録を76年ぶりに更新する今季392回目の刺殺を記録。
以上のようにレギュラーシーズンは終了となりましたが、打撃タイトルをみるとセ・リーグでは阪神の近本光司が、3年連続の盗塁王を獲得、19個での盗塁王は2リーグ制後最少。近本は新人から6年連続のタイトル獲得となり、これは赤星憲広の5年連続を上回る球団新記録。
打率では3割を記録したのは、タイラー・オースティン(首位打者・DeNA)、ドミンゴ・サンタナ(ヤクルト)の2人。3割打者2人は1973年以来リーグ51年ぶりで、日本人野手が1人も打率3割を達成できなかったのは、パ・リーグを含めても史上初となりました。
一方パ・リーグではソフトバンクの近藤健介以外に規定打席数到達者で打率.300に達した選手はゼロ。
3割打者1人のみとなったのはパ・リーグ史上初となっており、
全体的に "投高打低" がより顕著なシーズンとなりました!!
【年別 総集編〜の最新記事】
投稿者:toocheebase|10:56|年別 総集編〜
この記事へのコメント