2023年12月26日
2023年 野球界重大ニュース 〜メジャーリーグ編〜!!
2023年も残すところあと6日となってきました。
ここからは今年野球界で最も印象に残った事柄を私見ではありますが、重大ニュースとしてメジャーリーグと日本に分け、5つずつ取り上げて振り返ってみます。
まず今回はメジャーリーグ編です!!
★ 2023年 野球界重大ニュース 〜メジャーリーグ編〜
◆ テキサス・レンジャーズ
ワールドシリーズ初制覇 !!
今年のワールドシリーズにはナ・リーグがダイヤモンドバックス、ア・リーグはレンジャーズが駒を進め、レンジャーズが4勝1敗で1961年創設の前身セネタース時代を通じて初めてワールドチャンピオンの座につきました。
昨年まで6年連続で負け越していたレンジャーズと、3年連続で負け越していたダイヤモンドバックス。2021年にレンジャーズは60勝102敗と惨敗しており、たった2年でチームをワールドシリーズに導きました。
その要因は何だったのか?
それは方向性に見合った選手を獲得する球団のフロントスタッフの力が一つにあります。もちろん実際にフィールドでプレーし、結果を残すのは選手。
ただ大枚をはたいて実力、実績とも申し分ないスターを何人集めようと、フィールドで結果を残さなければチームは勝てません。
何よりもまずチームのキャラクターを確立、どのようなチームに作り上げるのかという方向性を決定、そこに見合った選手たちを獲得する。そうやって獲得した選手を育成し、チームのコア(中核)とする。
レンジャーズのクリス・ヤングGMは2020年12月の就任以来、周りを驚かせるようなスター選手との大型契約や補強を連発、チームの指揮官に引退していたブルース・ボウチー氏を担ぎ出し、今シーズンから14年、15年とロイヤルズが2年連続でワールドシリーズに進出(15年はワールドチャンピオン)した際、チームを立て直したデイトン・ムーア特別顧問も就任。
ヤングGMの手腕に「我々は今勝つべきチームだ!」という強い信念と自信が備わり、結果としてワールドチャンピオンという大目標を成し遂げました。
◆ 大きな影響「今季から導入された新ルール」!!
●今季から導入された3項目の新ルールとは・・
導入されるのは、試合時間短縮のため投球間に時間制限を設ける「ピッチクロック」。
極端な守備シフトの制限。ベースの拡大化。
この新ルールにより、投手は走者なしの場面では15秒以内、走者ありでは20秒以内の投球が求められ、違反すれば1ボールが追加される。また、けん制球も3度目までにアウトにしなければ失敗となり、走者は自動的に進塁となる。一方で、打者も残り8秒までにボックスで準備を整えなければ1ストライクが加算される。
守備シフトでは、内野手を4人(二塁ベースを挟んで2人ずつ)配置することが義務付けられ、外野4人などの極端なシフトは不可能に。また、内野手が左右を入れ替えることも禁止され、最も守備力が高い選手を打球が飛ぶ可能性の高い位置に一時的に置くことができなくなった。
ベースのサイズは、ホームプレートを除き、従来の15インチ(約38センチ)四方から18インチ(約46センチ)四方に拡大。盗塁成功率を高めるだけでなく、接触プレーでの故障を減らす効果も見込まれる。
● レギュラーシーズンの結果は・・
投球までの時間が制限されるピッチクロックの導入で、1試合平均試合時間(9イニング試合)は昨年より24分短縮の2時間40分となりました。この数字は1985年のレベルだということです。
そして各ベースが大きくなり、投手のけん制も制限されたこともあって、盗塁数は昨年の2486個から3503個と飛躍的に上昇。スピード野球全盛でもあった1987年当時に並ぶ多さになりました。
また守備シフトの制限もあって、平均打率は昨年の2割4分3厘から2割4分8厘に上昇。特にシフトが右打者に比べて多かった左打者は昨年より11%アップの2割4分7厘。エンゼルスの大谷翔平や打率2位となったレンジャーズのコリー・シーガーらが大幅に打率を上げるなど恩恵に浴した模様です。
よって新ルールの導入は効果絶大という結果になりました。
◆ メジャー史に名を刻む選手の引退/惜別
■ 元三冠王獲得、デトロイト・タイガースのミゲル・カブレラ内野手(40歳)が今季限りで現役引退を発表しました。
ベネズエラ出身のカブレラ選手は、03年にマーリンズでメジャーデビューし、08年からMLB現役最後の今季まで16年間タイガースに所属。12年に3冠王でMVPに輝き、翌年には 2年連続でMVP、オールスターゲームには12度選出されました。
メジャー21年間で通算打率3割6厘、安打数は歴代16位の3174安打、511本塁打(歴代25位)、1881打点(同12位)をマーク。
MLBでの引退後は、タイガースの編成本部長付特別アシスタントに就任することが発表されています。
■ レッドソックスで活躍した元投手「魔球」ナックルの名手、ティム・ウェークフィールド氏が10月1日、脳腫瘍のため57歳で天国に旅立ちました。
ウェークフィールド氏は1988年にパイレーツから一塁手としてドラフト指名されましたが、MLB昇格の可能性が高いと判断し、投手に 転向。投げた本人にも変化が分からない「魔球」とも呼ばれるナックルボールを武器として磨き、95年にレッドソックスに加入すると、名投手への道を歩み始めました。
新天地1年目で16勝8敗、防御率2.95 の好成績を残すと、その後も2桁勝利を記録し、2004年、07年にはワールドシリーズを制覇。メジャー通算200勝も達成し、12年に現役引退。
また慈善家としても知られ、10年には社会貢献に尽力した選手に贈られる「ロベルト・クレメンテ賞」を受賞。あまりにも早すぎる別れとなりました。。
◆ 日本人メジャーリーガー 両リーグで
新人王争いに食い込む活躍!!
今季メジャー挑戦1年目の侍戦士、吉田正尚(レッドソックス)と千賀滉大(メッツ)が新人王獲得は逃すものの見事な活躍をみせました!!
● 今季成績
吉田正尚 30歳(レッドソックス)
140試合 打率.289 (537打数155安打) 15本塁打 72打点 8盗塁 OPS.783
ア・リーグの打率ランキングでは5位にランクイン。また球団新人記録となるシーズン50回のマルチ安打も達成するなど、守備と走塁に課題を残すものの、WBCから始まり、難しい調整でスタートしたメジャー1年目のシーズンでしたが結果を残しました。
千賀滉大 30歳(メッツ)
29試合 12勝7敗 防御率2.98 166.1回 202奪三振
ナ・リーグの防御率ランキングでは2位にランクイン、日本人投手がメジャー1年目に規定投球回数に達し、防御率2点台で終えたのは、1995年の野茂英雄以来、史上2人目の快挙。
リーグ4位の奪三振率10.93も同年に野茂が記録した11.1に迫る数字を記録。ウイニングショットも野茂と同じフォークボールで、まさに28年前の“トルネード旋風”を想起させる活躍でした。
そして新人王投票結果は・・
◆アメリカン・リーグ
ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)1位票30=150ポイント
タナー・バイビー(ガーディアンズ)2位票20、3位票7=67ポイント
トリストン・カサス(レッドソックス)2位票6、3位票7=25ポイント
ジョシュ・ヤング(レンジャーズ)2位票3、3位票7=16ポイント
ヤイナー・ディアス(アストロズ)2位票1、3位票3=6ポイント
吉田正尚(レッドソックス)3位票3=3ポイント
◆ナショナル・リーグ
コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)1位票30=150ポイント
千賀滉大(メッツ)2位票22、3位票5=71ポイント
ジェームス・アウトマン(ドジャース)2位票5、3位票5=20ポイント
吉田正尚が6位、千賀滉大が2位となり、両選手とも新人王の受賞ならず。
もちろん日本での実績は十分ありますが、新天地でのハードなスケジュールのなか、その実力を示す活躍でした!!
◆ 2023年の主役「ショウヘイ・オオタニ」〜!!
2023年はWBC優勝・胴上げ投手&MVPにはじまり、メジャー6年目のシーズンは2度目の満票MVP、そしてオフには史上初となる 7億ドルの超大型契約でドジャース移籍と、まさに “大谷ではじまり大谷で終わる” 1年となりました。
今や日本だけでなく、現地アメリカでもスーパースターの座に上り詰めた大谷。今季は残念ながらシーズン終盤に戦列を離れ、9月以降はほぼ出場できませんでした。
それでも最終的に打者として、135試合、打率.304、44本塁打、95打点という圧巻の数字を残し、出塁率と長打率を足したOPSも自身初の1.000超えとなる1.066をマーク。
投手としても2年連続の規定投球回到達には未達も、23試合で132イニングを投げ、10勝5敗、防御率3.14、167奪三振、WHIP1・06、被打率.184を記録しましたが、やはり今季は打者としての活躍がより際立ちました。勝利の貢献度を測るWAR(Fangraphs版)を投手と打者のそれぞれで算出すると、投手の2.4に対して、打者は 6.6。2年前の投手3.0、打者5.1と比べても、打者としての活躍が目立っていたことが分かります。
このような活躍により、日本人初、アジア出身の選手としても初の本塁打王を獲得し、2年ぶり2回目のMVPを満票で獲得 (満票での選出も2回目となり、これは史上初)。
また3年連続3度目のエドガー・マルティネス賞受賞。各リーグで最も傑出した打者を選ぶハンク・アーロン賞を日本人選手として初受賞。
そして先発投手部門、指名打者部門で史上初めて投打でオールMLBチームのファーストチームに選出されました。
今オフには常勝軍団ドジャースへの移籍も決まり、来季は心機一転、青いユニフォームを身に纏ってメジャーでの第二章が幕を開けます。
迎える2024年。メジャー7年目は打者に専念することが分かっていますが、果たしてどんなモンスター級の成績を残すことができるか大注目となります!!
以上 「メジャーリーグ重大ニュース」として5項目挙げましたが、観客動員数からみても、昨季から600万人以上増加の前年比で9.6%増となり、現行の30球団制となった1998年以降、最大の伸び率をマークしており、ベースボール人気も復活の気配が伺える年となりました。
去り行く2023年ですが 次回は日本編となります!!
ここからは今年野球界で最も印象に残った事柄を私見ではありますが、重大ニュースとしてメジャーリーグと日本に分け、5つずつ取り上げて振り返ってみます。
まず今回はメジャーリーグ編です!!
★ 2023年 野球界重大ニュース 〜メジャーリーグ編〜
◆ テキサス・レンジャーズ
ワールドシリーズ初制覇 !!
今年のワールドシリーズにはナ・リーグがダイヤモンドバックス、ア・リーグはレンジャーズが駒を進め、レンジャーズが4勝1敗で1961年創設の前身セネタース時代を通じて初めてワールドチャンピオンの座につきました。
昨年まで6年連続で負け越していたレンジャーズと、3年連続で負け越していたダイヤモンドバックス。2021年にレンジャーズは60勝102敗と惨敗しており、たった2年でチームをワールドシリーズに導きました。
その要因は何だったのか?
それは方向性に見合った選手を獲得する球団のフロントスタッフの力が一つにあります。もちろん実際にフィールドでプレーし、結果を残すのは選手。
ただ大枚をはたいて実力、実績とも申し分ないスターを何人集めようと、フィールドで結果を残さなければチームは勝てません。
何よりもまずチームのキャラクターを確立、どのようなチームに作り上げるのかという方向性を決定、そこに見合った選手たちを獲得する。そうやって獲得した選手を育成し、チームのコア(中核)とする。
レンジャーズのクリス・ヤングGMは2020年12月の就任以来、周りを驚かせるようなスター選手との大型契約や補強を連発、チームの指揮官に引退していたブルース・ボウチー氏を担ぎ出し、今シーズンから14年、15年とロイヤルズが2年連続でワールドシリーズに進出(15年はワールドチャンピオン)した際、チームを立て直したデイトン・ムーア特別顧問も就任。
ヤングGMの手腕に「我々は今勝つべきチームだ!」という強い信念と自信が備わり、結果としてワールドチャンピオンという大目標を成し遂げました。
◆ 大きな影響「今季から導入された新ルール」!!
●今季から導入された3項目の新ルールとは・・
導入されるのは、試合時間短縮のため投球間に時間制限を設ける「ピッチクロック」。
極端な守備シフトの制限。ベースの拡大化。
この新ルールにより、投手は走者なしの場面では15秒以内、走者ありでは20秒以内の投球が求められ、違反すれば1ボールが追加される。また、けん制球も3度目までにアウトにしなければ失敗となり、走者は自動的に進塁となる。一方で、打者も残り8秒までにボックスで準備を整えなければ1ストライクが加算される。
守備シフトでは、内野手を4人(二塁ベースを挟んで2人ずつ)配置することが義務付けられ、外野4人などの極端なシフトは不可能に。また、内野手が左右を入れ替えることも禁止され、最も守備力が高い選手を打球が飛ぶ可能性の高い位置に一時的に置くことができなくなった。
ベースのサイズは、ホームプレートを除き、従来の15インチ(約38センチ)四方から18インチ(約46センチ)四方に拡大。盗塁成功率を高めるだけでなく、接触プレーでの故障を減らす効果も見込まれる。
● レギュラーシーズンの結果は・・
投球までの時間が制限されるピッチクロックの導入で、1試合平均試合時間(9イニング試合)は昨年より24分短縮の2時間40分となりました。この数字は1985年のレベルだということです。
そして各ベースが大きくなり、投手のけん制も制限されたこともあって、盗塁数は昨年の2486個から3503個と飛躍的に上昇。スピード野球全盛でもあった1987年当時に並ぶ多さになりました。
また守備シフトの制限もあって、平均打率は昨年の2割4分3厘から2割4分8厘に上昇。特にシフトが右打者に比べて多かった左打者は昨年より11%アップの2割4分7厘。エンゼルスの大谷翔平や打率2位となったレンジャーズのコリー・シーガーらが大幅に打率を上げるなど恩恵に浴した模様です。
よって新ルールの導入は効果絶大という結果になりました。
◆ メジャー史に名を刻む選手の引退/惜別
■ 元三冠王獲得、デトロイト・タイガースのミゲル・カブレラ内野手(40歳)が今季限りで現役引退を発表しました。
ベネズエラ出身のカブレラ選手は、03年にマーリンズでメジャーデビューし、08年からMLB現役最後の今季まで16年間タイガースに所属。12年に3冠王でMVPに輝き、翌年には 2年連続でMVP、オールスターゲームには12度選出されました。
メジャー21年間で通算打率3割6厘、安打数は歴代16位の3174安打、511本塁打(歴代25位)、1881打点(同12位)をマーク。
MLBでの引退後は、タイガースの編成本部長付特別アシスタントに就任することが発表されています。
■ レッドソックスで活躍した元投手「魔球」ナックルの名手、ティム・ウェークフィールド氏が10月1日、脳腫瘍のため57歳で天国に旅立ちました。
ウェークフィールド氏は1988年にパイレーツから一塁手としてドラフト指名されましたが、MLB昇格の可能性が高いと判断し、投手に 転向。投げた本人にも変化が分からない「魔球」とも呼ばれるナックルボールを武器として磨き、95年にレッドソックスに加入すると、名投手への道を歩み始めました。
新天地1年目で16勝8敗、防御率2.95 の好成績を残すと、その後も2桁勝利を記録し、2004年、07年にはワールドシリーズを制覇。メジャー通算200勝も達成し、12年に現役引退。
また慈善家としても知られ、10年には社会貢献に尽力した選手に贈られる「ロベルト・クレメンテ賞」を受賞。あまりにも早すぎる別れとなりました。。
◆ 日本人メジャーリーガー 両リーグで
新人王争いに食い込む活躍!!
今季メジャー挑戦1年目の侍戦士、吉田正尚(レッドソックス)と千賀滉大(メッツ)が新人王獲得は逃すものの見事な活躍をみせました!!
● 今季成績
吉田正尚 30歳(レッドソックス)
140試合 打率.289 (537打数155安打) 15本塁打 72打点 8盗塁 OPS.783
ア・リーグの打率ランキングでは5位にランクイン。また球団新人記録となるシーズン50回のマルチ安打も達成するなど、守備と走塁に課題を残すものの、WBCから始まり、難しい調整でスタートしたメジャー1年目のシーズンでしたが結果を残しました。
千賀滉大 30歳(メッツ)
29試合 12勝7敗 防御率2.98 166.1回 202奪三振
ナ・リーグの防御率ランキングでは2位にランクイン、日本人投手がメジャー1年目に規定投球回数に達し、防御率2点台で終えたのは、1995年の野茂英雄以来、史上2人目の快挙。
リーグ4位の奪三振率10.93も同年に野茂が記録した11.1に迫る数字を記録。ウイニングショットも野茂と同じフォークボールで、まさに28年前の“トルネード旋風”を想起させる活躍でした。
そして新人王投票結果は・・
◆アメリカン・リーグ
ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)1位票30=150ポイント
タナー・バイビー(ガーディアンズ)2位票20、3位票7=67ポイント
トリストン・カサス(レッドソックス)2位票6、3位票7=25ポイント
ジョシュ・ヤング(レンジャーズ)2位票3、3位票7=16ポイント
ヤイナー・ディアス(アストロズ)2位票1、3位票3=6ポイント
吉田正尚(レッドソックス)3位票3=3ポイント
◆ナショナル・リーグ
コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)1位票30=150ポイント
千賀滉大(メッツ)2位票22、3位票5=71ポイント
ジェームス・アウトマン(ドジャース)2位票5、3位票5=20ポイント
吉田正尚が6位、千賀滉大が2位となり、両選手とも新人王の受賞ならず。
もちろん日本での実績は十分ありますが、新天地でのハードなスケジュールのなか、その実力を示す活躍でした!!
◆ 2023年の主役「ショウヘイ・オオタニ」〜!!
2023年はWBC優勝・胴上げ投手&MVPにはじまり、メジャー6年目のシーズンは2度目の満票MVP、そしてオフには史上初となる 7億ドルの超大型契約でドジャース移籍と、まさに “大谷ではじまり大谷で終わる” 1年となりました。
今や日本だけでなく、現地アメリカでもスーパースターの座に上り詰めた大谷。今季は残念ながらシーズン終盤に戦列を離れ、9月以降はほぼ出場できませんでした。
それでも最終的に打者として、135試合、打率.304、44本塁打、95打点という圧巻の数字を残し、出塁率と長打率を足したOPSも自身初の1.000超えとなる1.066をマーク。
投手としても2年連続の規定投球回到達には未達も、23試合で132イニングを投げ、10勝5敗、防御率3.14、167奪三振、WHIP1・06、被打率.184を記録しましたが、やはり今季は打者としての活躍がより際立ちました。勝利の貢献度を測るWAR(Fangraphs版)を投手と打者のそれぞれで算出すると、投手の2.4に対して、打者は 6.6。2年前の投手3.0、打者5.1と比べても、打者としての活躍が目立っていたことが分かります。
このような活躍により、日本人初、アジア出身の選手としても初の本塁打王を獲得し、2年ぶり2回目のMVPを満票で獲得 (満票での選出も2回目となり、これは史上初)。
また3年連続3度目のエドガー・マルティネス賞受賞。各リーグで最も傑出した打者を選ぶハンク・アーロン賞を日本人選手として初受賞。
そして先発投手部門、指名打者部門で史上初めて投打でオールMLBチームのファーストチームに選出されました。
今オフには常勝軍団ドジャースへの移籍も決まり、来季は心機一転、青いユニフォームを身に纏ってメジャーでの第二章が幕を開けます。
迎える2024年。メジャー7年目は打者に専念することが分かっていますが、果たしてどんなモンスター級の成績を残すことができるか大注目となります!!
以上 「メジャーリーグ重大ニュース」として5項目挙げましたが、観客動員数からみても、昨季から600万人以上増加の前年比で9.6%増となり、現行の30球団制となった1998年以降、最大の伸び率をマークしており、ベースボール人気も復活の気配が伺える年となりました。
去り行く2023年ですが 次回は日本編となります!!
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投稿者:toocheebase|11:00|年別 総集編〜
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