2021年12月01日
今年もやって来た!! イチロー先生2度目の高校野球指導〜!!
今年も再び!! 日米通算4367安打を放ったイチロー氏(48歳)=現マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター=が11月29日、東京・杉並区の国学院久我山高を訪れ、自身2度目となる高校野球指導を行いました。
同校は今秋の都大会を制し、来春センバツ出場が確実となっていますが、今回はすでに引退した3年生部員から直接指導を熱望する直筆の手紙が届いたことを受けての“男気指導”。走り方や打撃、走塁などについて数々の金言を惜しげもなく伝授しました。
1人の高校野球部員の情熱と誠意が、レジェンドを動かした。今回の訪問は、国学院久我山高の田村優樹さん(3年)が昨年3月頃、イチロー氏と知り合う機会があったことがきっかけ。その後、今年1月に同級生全員で「野球がうまくなりたい、強くなりたい、そのためにも来てほしい」「ご指導いただいて、全国制覇という目標に少しでも近づきたいんです」といった思いを込めた手紙を送ったことから実現。
この日、午後3時に同校グラウンドに到着したイチロー氏は、田村さんら すでに引退している3年生部員22人を含む計82人の部員がつくっていた輪の中に入り、あいさつ。そこで、今回の訪問を決断した経緯を明かしました。
「田村君とたまたま会って、手紙をいただきました。(今秋の)東京大会で優勝したから来たわけではないので。すごい気持ちの伝わる手紙。(自宅で)大切なものが入っている引き出しに大切に保管している。これを見るだけで文武両道が分かる。文武両道に僕はすごく憧れていた。高校は完全に野球一本を選んだので」
イチロー氏は中学時代、学業成績も優秀で、当時の校長先生から「勉学の道に専念すれば、東大合格も夢ではない」と言われたという逸話も残っているほど。プロ野球選手になるという夢を実現するため、多くのプロ野球選手を輩出している愛工大名電に進学しましたが、都内屈指の進学校としても知られる国学院久我山ナインに大いなる興味を抱き、感心を寄せていたようです。
その証拠として、同校が今夏の西東京大会決勝(東京D)で東海大菅生に敗れたことを認識。この日、田村さんら3年生と記念撮影した際に「東京ドームでやったのはどんな気持ちだったの?」とたずね、3年生が「緊張より感動の方が大きかったです」と答える一幕もありました。
この日は約3時間半にわたり、走り方から打撃、走塁、守備と幅広く指導。フリー打撃で大飛球を連発した際には「うわー」「打球速い」「やばい」「えぐい」といった声も上がりました。
レジェンドから数々の金言を授かった後輩たちに、田村さんは「自分たちはあと一歩というところで甲子園に行けなかった。全国制覇を目指して、本当に頑張ってほしいです」。来春のセンバツで大暴れしてくれることに期待を寄せています。
◆イチロー氏の金言集
◇走り方 「まず、真っすぐ走る。腕は後ろ(に振る)。後ろに(大きく)振ると、一歩が長くなる。肩甲骨が動き出すと、一歩が大きくなる」
「外側にひざが回ると動きはロス。何日かでできることではない。でも、考えないと永遠にできない」
◇打撃 「(捕手寄りのポイントでファウルを打つことは、追い込まれた状況で)次のチャンスを得るための技術。右バッターでそれができたのがジーター(元ヤンキース)」
「(捕手が)見逃すと思ったらバットが出てくる。それが僕の目指しているところ。手が最後に出てくる。手がキープできている証拠。キャッチャーがそう感じることはすごくうれしい。谷繁さんに『松井秀喜とイチローはそれができていた』と言われた。なかなかいないと言われて、意識するようになった。目指しているところでもある」
◇走塁 「打球判断は簡単にならないけど、跳びながら(リード)するのと、止まってするのでは止まっている方が簡単。僕はできるだけ静かにリードを取る。やりたがらない理由が見つからないプレー」
〜先生デビュー〜
イチロー氏は智弁和歌山高校の藤田清司校長と親交があったことなどから、昨年12月2日から3日間にわたって指導。選手とキャッチボールやノックをこなし、走塁技術などを指導。フリー打撃も実演しました。
その智弁和歌山は今夏の和歌山県大会決勝では、得点圏に走者がいる場合、一塁走者は二塁に滑り込まずに駆け抜けることでセーフとなり、その間に前の走者を生還させるという教えを体現。貴重な追加点を挙げ、エース・小園健太(DeNAドラフト1位)擁する市和歌山に勝利。
続く夏の甲子園では21年ぶりに頂点に立ちました。
イチロー氏の関係者によると、年内にさらに2校を訪問予定だということで、次はどこの学校に現れるのか !? いずれにしてもレジェンドの指導は選手のみならず監督やコーチすべてのものの分岐点となることは間違いないですね!!
同校は今秋の都大会を制し、来春センバツ出場が確実となっていますが、今回はすでに引退した3年生部員から直接指導を熱望する直筆の手紙が届いたことを受けての“男気指導”。走り方や打撃、走塁などについて数々の金言を惜しげもなく伝授しました。
1人の高校野球部員の情熱と誠意が、レジェンドを動かした。今回の訪問は、国学院久我山高の田村優樹さん(3年)が昨年3月頃、イチロー氏と知り合う機会があったことがきっかけ。その後、今年1月に同級生全員で「野球がうまくなりたい、強くなりたい、そのためにも来てほしい」「ご指導いただいて、全国制覇という目標に少しでも近づきたいんです」といった思いを込めた手紙を送ったことから実現。
この日、午後3時に同校グラウンドに到着したイチロー氏は、田村さんら すでに引退している3年生部員22人を含む計82人の部員がつくっていた輪の中に入り、あいさつ。そこで、今回の訪問を決断した経緯を明かしました。
「田村君とたまたま会って、手紙をいただきました。(今秋の)東京大会で優勝したから来たわけではないので。すごい気持ちの伝わる手紙。(自宅で)大切なものが入っている引き出しに大切に保管している。これを見るだけで文武両道が分かる。文武両道に僕はすごく憧れていた。高校は完全に野球一本を選んだので」
イチロー氏は中学時代、学業成績も優秀で、当時の校長先生から「勉学の道に専念すれば、東大合格も夢ではない」と言われたという逸話も残っているほど。プロ野球選手になるという夢を実現するため、多くのプロ野球選手を輩出している愛工大名電に進学しましたが、都内屈指の進学校としても知られる国学院久我山ナインに大いなる興味を抱き、感心を寄せていたようです。
その証拠として、同校が今夏の西東京大会決勝(東京D)で東海大菅生に敗れたことを認識。この日、田村さんら3年生と記念撮影した際に「東京ドームでやったのはどんな気持ちだったの?」とたずね、3年生が「緊張より感動の方が大きかったです」と答える一幕もありました。
この日は約3時間半にわたり、走り方から打撃、走塁、守備と幅広く指導。フリー打撃で大飛球を連発した際には「うわー」「打球速い」「やばい」「えぐい」といった声も上がりました。
レジェンドから数々の金言を授かった後輩たちに、田村さんは「自分たちはあと一歩というところで甲子園に行けなかった。全国制覇を目指して、本当に頑張ってほしいです」。来春のセンバツで大暴れしてくれることに期待を寄せています。
◆イチロー氏の金言集
◇走り方 「まず、真っすぐ走る。腕は後ろ(に振る)。後ろに(大きく)振ると、一歩が長くなる。肩甲骨が動き出すと、一歩が大きくなる」
「外側にひざが回ると動きはロス。何日かでできることではない。でも、考えないと永遠にできない」
◇打撃 「(捕手寄りのポイントでファウルを打つことは、追い込まれた状況で)次のチャンスを得るための技術。右バッターでそれができたのがジーター(元ヤンキース)」
「(捕手が)見逃すと思ったらバットが出てくる。それが僕の目指しているところ。手が最後に出てくる。手がキープできている証拠。キャッチャーがそう感じることはすごくうれしい。谷繁さんに『松井秀喜とイチローはそれができていた』と言われた。なかなかいないと言われて、意識するようになった。目指しているところでもある」
◇走塁 「打球判断は簡単にならないけど、跳びながら(リード)するのと、止まってするのでは止まっている方が簡単。僕はできるだけ静かにリードを取る。やりたがらない理由が見つからないプレー」
〜先生デビュー〜
イチロー氏は智弁和歌山高校の藤田清司校長と親交があったことなどから、昨年12月2日から3日間にわたって指導。選手とキャッチボールやノックをこなし、走塁技術などを指導。フリー打撃も実演しました。
その智弁和歌山は今夏の和歌山県大会決勝では、得点圏に走者がいる場合、一塁走者は二塁に滑り込まずに駆け抜けることでセーフとなり、その間に前の走者を生還させるという教えを体現。貴重な追加点を挙げ、エース・小園健太(DeNAドラフト1位)擁する市和歌山に勝利。
続く夏の甲子園では21年ぶりに頂点に立ちました。
イチロー氏の関係者によると、年内にさらに2校を訪問予定だということで、次はどこの学校に現れるのか !? いずれにしてもレジェンドの指導は選手のみならず監督やコーチすべてのものの分岐点となることは間違いないですね!!
投稿者:toocheebase|07:26
|イチロー選手〜