2024年04月01日
春のセンバツ甲子園!! 健大高崎(群馬)が春夏通じて初の全国制覇を果たす〜!!
第96回選抜高校野球大会(春のセンバツ)の決勝戦が3月31日行われ、健大高崎(群馬)が強豪・報徳学園(兵庫)との接戦を 3 対 2 で制し、春夏通じて初の全国制覇を果たしました。
さらに群馬県勢としてはセンバツ初Vの快挙で、甲子園制覇は1999年夏の甲子園の桐生第一、2013年の前橋育英に続く3度目。
昨年準優勝の報徳学園は1点差で及ばず2年連続の準V、22年ぶりの優勝には惜しくも届きませんでした。
【決勝戦】3月31日(日)
報徳学園 2 - 3 健大高崎
報徳学園 |200|000|000|=2
健大高崎 |201|000|00x|=3
『戦評』 健大高崎は背番号10石垣元気(2年)が8回を被安打7・四死球2・奪三振8・失点2・計127球と好投。9回表には、血豆が潰れた背番号1佐藤龍月(2年)が好救援。
攻撃陣は計6安打。2点を先制された直後の1回裏、四球と4番箱山遥人(3年)の安打で走者を出すと、5番森山竜之輔(3年)の2塁打で2点を奪い、すぐさま 2-2 の同点。
3回裏には、1番斎藤銀乃助(3年)が3塁打で出塁すると、3番山裕次郎(3年)の安打で1点を奪い、3-2と勝ち越しました。
敗れた報徳学園は、背番号10今朝丸裕喜(3年)が被安打6・四死球1・奪三振4・失点3・計85球で完投。
攻撃陣は計7安打。1回表、2番福留希空(3年)の安打と四球から走者を出すと、5番安井康起(3年)の2塁打(失策も絡む)で2点を先制。その後、5回表には2死満塁、6回表には無死1・3塁のチャンスを作るも無得点。
1点を追う9回表には、2死から代打・貞岡拓磨(3年)が四球を選んで2死1塁。ここで代走・西川成久(3年)が盗塁を決めて2死2塁の場面を作るも、得点が奪えず涙をのみました。
◆ 第96回選抜高校野球大会 トーナメント表・結果
2年連続7回目出場の健大高崎は、1回戦で学法石川(福島)に4−0、2回戦で明豊(大分)に4−0と2戦連続で完封勝利を収めると、準々決勝で昨年優勝の山梨学院(山梨)を6−1で破り、2012年以来12年ぶり2度目の4強入りを果たし、準決勝では優勝候補の星稜(石川)との接戦を逆転で制し、春夏通じて初の決勝へ。31日は勢いそのままに2戦連続の逆転勝利で悲願の初優勝を手にしました。
際立った健大高崎、投打の総合力。
就任22年の青柳監督が「今までで選手の力は一番上」と期待したチームでしたが、始動した当初はバラバラで「みんな能力が高いのに、自分のことしか考えなかった」と箱山主将。
主将として、仲間のために泥臭いプレーを求め、大会前から「日本一」を公言し、大会中に全員で頭を五厘刈りにして一体感を高めました。
低反発バットが採用された今大会、実際に全31試合で飛び出した本塁打は、わずか3本(うち1本はランニングホームラン)。昨年の12本(35試合)から大幅に減少し、外野手の頭を越えていく豪快な打球は少なく、低反発バットの影響は、はっきり見て取れました。
そんな中で初出場の2012年、足で重圧をかける「機動破壊」を武器に4強入り。その後は甲子園の常連となった健大高崎は今大会、投手陣は左の佐藤、右の石垣の将来有望な新2年生2枚看板を軸にして、2回戦は、内野ゴロなどで4点を挙げ、適時打なしで勝利するなど、伝統の機動力の健在ぶりを発揮。
決勝は、機動力に長打力も兼ね備えた「攻撃的機動破壊」が実を結び、昨年初戦で敗れた報徳学園に雪辱し、頂点に立ちました!!
低反発バットによって変っていく高校野球。
従来は少々の守備や走塁のミスは打撃=得点力でカバーできましたが、今後は見えないミスが試合を大きく左右するウェートが高まり、そこを各チームがどのように対応していくのか注目されます。
さらに群馬県勢としてはセンバツ初Vの快挙で、甲子園制覇は1999年夏の甲子園の桐生第一、2013年の前橋育英に続く3度目。
昨年準優勝の報徳学園は1点差で及ばず2年連続の準V、22年ぶりの優勝には惜しくも届きませんでした。
【決勝戦】3月31日(日)
報徳学園 2 - 3 健大高崎
報徳学園 |200|000|000|=2
健大高崎 |201|000|00x|=3
『戦評』 健大高崎は背番号10石垣元気(2年)が8回を被安打7・四死球2・奪三振8・失点2・計127球と好投。9回表には、血豆が潰れた背番号1佐藤龍月(2年)が好救援。
攻撃陣は計6安打。2点を先制された直後の1回裏、四球と4番箱山遥人(3年)の安打で走者を出すと、5番森山竜之輔(3年)の2塁打で2点を奪い、すぐさま 2-2 の同点。
3回裏には、1番斎藤銀乃助(3年)が3塁打で出塁すると、3番山裕次郎(3年)の安打で1点を奪い、3-2と勝ち越しました。
敗れた報徳学園は、背番号10今朝丸裕喜(3年)が被安打6・四死球1・奪三振4・失点3・計85球で完投。
攻撃陣は計7安打。1回表、2番福留希空(3年)の安打と四球から走者を出すと、5番安井康起(3年)の2塁打(失策も絡む)で2点を先制。その後、5回表には2死満塁、6回表には無死1・3塁のチャンスを作るも無得点。
1点を追う9回表には、2死から代打・貞岡拓磨(3年)が四球を選んで2死1塁。ここで代走・西川成久(3年)が盗塁を決めて2死2塁の場面を作るも、得点が奪えず涙をのみました。
◆ 第96回選抜高校野球大会 トーナメント表・結果
2年連続7回目出場の健大高崎は、1回戦で学法石川(福島)に4−0、2回戦で明豊(大分)に4−0と2戦連続で完封勝利を収めると、準々決勝で昨年優勝の山梨学院(山梨)を6−1で破り、2012年以来12年ぶり2度目の4強入りを果たし、準決勝では優勝候補の星稜(石川)との接戦を逆転で制し、春夏通じて初の決勝へ。31日は勢いそのままに2戦連続の逆転勝利で悲願の初優勝を手にしました。
際立った健大高崎、投打の総合力。
就任22年の青柳監督が「今までで選手の力は一番上」と期待したチームでしたが、始動した当初はバラバラで「みんな能力が高いのに、自分のことしか考えなかった」と箱山主将。
主将として、仲間のために泥臭いプレーを求め、大会前から「日本一」を公言し、大会中に全員で頭を五厘刈りにして一体感を高めました。
低反発バットが採用された今大会、実際に全31試合で飛び出した本塁打は、わずか3本(うち1本はランニングホームラン)。昨年の12本(35試合)から大幅に減少し、外野手の頭を越えていく豪快な打球は少なく、低反発バットの影響は、はっきり見て取れました。
そんな中で初出場の2012年、足で重圧をかける「機動破壊」を武器に4強入り。その後は甲子園の常連となった健大高崎は今大会、投手陣は左の佐藤、右の石垣の将来有望な新2年生2枚看板を軸にして、2回戦は、内野ゴロなどで4点を挙げ、適時打なしで勝利するなど、伝統の機動力の健在ぶりを発揮。
決勝は、機動力に長打力も兼ね備えた「攻撃的機動破壊」が実を結び、昨年初戦で敗れた報徳学園に雪辱し、頂点に立ちました!!
低反発バットによって変っていく高校野球。
従来は少々の守備や走塁のミスは打撃=得点力でカバーできましたが、今後は見えないミスが試合を大きく左右するウェートが高まり、そこを各チームがどのように対応していくのか注目されます。
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投稿者:toocheebase|07:27|高校野球
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