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2015年03月31日

農業は儲かるか 酪農編

農業で生活できるか、または儲かるか、について
自分なりに考察してみます。

まずは酪農。

結論から言うと、酪農は儲かります。
その理由で大きいのは、酪農の生産物である
生乳の買取価格が高いからです。

生乳は現在、一元集荷方式を取っており、
北海道ではホクレンがほぼ全量を
買い取る仕組みになっています。

そして、ホクレンが乳業メーカーと価格交渉を
する仕組みになっているので、非常に強い
価格交渉力を持っています。
さらには国から補給金も出ているので、
高い買取価格を実現できています。


現在の乳価で儲かっている人はたくさんいます。
逆に生活が成り立っていない人もたくさんいます。

両者の違いがどこに出るかというと、大きいのは、
環境の違い、そして経営者としての資質だと思います。

環境の違いというのは、例えば、持っている土地が少なくて
エサを充分に自給できなかったり、土地が悪くて
いい草が取れなかったり、ということもあるし、
牛舎や機械が古いことで生産性が低かったり、などが
考えられます。

経営者の資質というのは、広く推奨されている作業手順が
守られていないなど、意識の問題が挙げられます。


私が見てきた印象だと、草作りに力を入れ、
牛をしっかり観察し、牛舎をきれいにしている人は
まず儲かっています。

一方、大きな牛舎を建て、最新の機械を導入し、
たくさんの牛を飼っているような、効率化を
目指した人の方が儲かっていないように感じます。
牛舎や機械を導入する際の借金の利子や返済が
重くのしかかってくるからです。
さらには、エサが充分に自給できず買いエサに
頼ることになり、その負担が大きすぎるからです。


これから新規就農で酪農を始めようという人は、
うまくいっている人から学び、マネをし、そして
自分の環境に合わせてアレンジをしていけば、
きっと儲かるようになるはずです。

自分の身の丈に合った経営をすることがとても大切です。
さらには地域に溶け込み、支えてもらうこともとても
重要になります。
posted by とば吉 at 00:19 | TrackBack(0) | 酪農

2015年03月29日

農協の役割

最近話題のJA全中解体、そして一般社団法人化。

政府としては、JAグループから信用事業、共済事業も
外したかった、という報道もあったかと思いますが、
そこまでは至らなかったようです。


JAについての説明は詳しくはしませんが、
その役割について簡単に説明しますと、
主に経済事業、信用事業、共済事業に分かれます。

経済事業とは販売、購買の2つからなり、
販売事業とは組合員の生産物を売る事業、
購買事業とは組合員に資材を売る事業です。

信用事業とは、組合員のお金を預かり運用する事業。
共済事業とはいわゆる保険です。
建物共済と生命共済の取り扱いが主だと思います。

信用事業と共済事業を外されると、潰れるJAが
たくさん出るでしょうね。
特に都会では、信用と共済でもってるJAがいっぱい
あるはずですから。


JA全中や、JAの監査や指導を担っている
都道府県の中央会の今後についてはまだよく
わかりませんが、監査については各JAが
どの組織の監査を受けるか選べるようになる、
という話も上がっているようですね。


さて、話題をJAに移すと、その存在意義について
肯定と批判が入り混じっている現状です。

私がこの世界に入って思うのは、JAって
必要なんじゃないか、ということです。

人口の少ない地域に行くと、買物するのは
JAがやっているスーパーぐらいしかない、ということが
よくあります。
そして金融機関は郵便局とJAだけ、とか。

雇用の受け皿としても、とても重要です。

JAがあることで農業の国際競争力が上がらない、という
議論もあったかと思います。
しかしJAによっては積極的に生産性を上げたり、
生産物に付加価値をかけて
高く売っているところはあるし、JAから離れて
自らやっている農業者だっている。

一方で、JAがいないと営農が継続できない農業者も
たくさんいます。
そのような人たちが離農して、優秀な農業者が残り、
土地も集約化され、生産性の向上につながる。
そんな筋書きもありそうですが、実態はうまくいかないと
思います。

そう考えるのは、例えば地域で機械の共同利用組織などを
作っていた場合、離農者が出ることで維持できなくなることも
ある。
また、規模を拡大する段階でなんらかの資金を調達することに
なりますが、結果その資金の利払いや返済に苦しみ、
一方で規模拡大による効果が思うように得られない、という
ケースが往々にしてあります。

以上から、私見ですが農協は必要だという考えを持っております。
農協が地域の産業を支え、そして地域全体を支えている。
それを利潤を追求すべき企業に取って代わるというのは、
なかなか難しいことです。

そして、それを束ねる中央会という組織もまた、
必要ではないかと感じるところです。
posted by とば吉 at 09:18 | TrackBack(0) | 農業の話題
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