新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2018年09月10日
北海道地震〜災害現場の実情〜
北海道地震により被災者としての家族の生活確保とプロパンガスの復旧に奔走していました!
こんばんは、オフィスRです。
夜中3時、寝ている時にキューンキューン!という音が鳴ったと思った瞬間ドーンという音と衝撃、車か何かが家に突っ込んできたと思いました。しかし、そのまま激しい振動、家じゅうが轟音を立てていました。
キューンというのが緊急地震速報だと気づきながらも体は無意識にもすでに飛び起きていて、すでに娘覆いかぶさっていた妻を抱えて部屋を飛び出してました。
そこから廊下を走って階段降りて外に飛び出たのですが、外に出るまでは映画の中みたいにリアルに床、壁、天井が音を立てながら動いているのが印象的で、凄く視界が狭くなっているのを感じました。
いつものように寝ぼけてよくわからない行動しなくて良かったです。でも外出て落ち着いてみたら僕はパンツ一丁でした(といっても敷地内ですよ。田舎なので敷地が広く倒壊しても安全なところにいったのです。)。重量S造ではあるものの築年数的に旧耐震の我が家はこんな時安心できません。
僕の住んでいる町は震度5強でした。これまで北海道では大きな地震がなく、地元でも過去最大です。そんな中で厚真は震度7。厚真、鵡川、安平が酷かったようですが、安平は隣町の隣です。近いです。一応僕も被災者なのですが、近隣が酷くてオチオチ辛いと言ってられないような雰囲気です。
こちらも物資は薄い状態でしたが、被害が甚大だった町の青年部から要請があり、足りていない物資をかき集めて持っていきました(ちなみに僕は地元の副部長なのです一応…)。大きい組織はどうしても義援金という形での支援になってしまうのですが、被災初期ではお金よりも現物がないのでそこが難しいみたいですね。
僕の家では停電が丸二日間続きました。電気ないだけならそのくらいなんとでもなるだろ死ぬわけじゃないんだしくらいに思っていたのですが、実際体験するとかなりきついです。
職業上発電機を持っているにもかかわらずガソリンがなくて使えないという失態。スタンドは人口1万人しかいない町でディズニーランドかっていうくらいの長蛇の列。並ぶ気にもなりませんでした。1日待ちとかだったみたいです。
全域停電、固定電話がやられてこの地域(他は知らない)は電話ができず、携帯は基地局の予備電力の低下で繋がらなくなり、部分的に断水、断水していないところも停電でボイラー動かずお湯が出ない。流通はストップして物が入ってこない。想像するだけでもインフラは最悪の状況です。
この現状を考えると確認するのは怖かったですが、地震発生後、電話が使えないため明るくなってから本業のプロパンガス復旧のため供給している全世帯を回りました。酷い状況を想像して1件1軒回りました。
結果…
朝10時には全世帯の復旧完了!厳密には確認が完了したのが10時で実害はなんとゼロでした。ボンベ1つ倒れている家はありませんでしたし、ガス止めすらありませんでした。(地震後にガスに動きや圧力変化があるとガスメーターが感知して供給ストップする仕組みになってます)
他のインフラが全く使えない中でコンロだけは普通に使用できるので、ご飯は炊けるし腐る前に冷蔵庫の中身を調理することができました。物流が止まり、停電で冷蔵庫の中を処理するしかないと、火が使えるというのは実体験として助かりました。
店舗にはオール電化の人がカセットコンロを求めて町中探し回ってました。うちも開店と同時に在庫がなくなりました。
また、他にも意外に役に立ったのが古い家だと今でも付いているところがあるボタン押したらお湯になる小さい湯沸かし器です。5号湯沸かし器というやつです。これは能力は低いのですが、電池で着火できるし軽くて持ち運び楽だし簡単に施工できるので場所移動させてシャワーとして使えました。
物流がストップすると補給が切れるガソリンスタンドと違って、軒下在庫のプロパンガスは災害用エネルギーとしては最強だと実感しました。ガス屋のくせにプロパンガスの発電機を持っていなかったことが恥ずかしいところですが、これがあればもう有事の際の避難生活も怖くないんじゃないかと思いました。
なんか最終的にプロパンガスの宣伝みたくなっちゃいましたがただただ体験して感じた事です笑。
とりあえず今も余震があって、昨日でもすでに合計130回を超えているみたいですね。グラッと来るたび怖いです。所有物件は今のところパッと見無事ですが、本当にそこ心配でした。今週は警戒もしっかりしながら過ごします。
こんばんは、オフィスRです。
夜中3時、寝ている時にキューンキューン!という音が鳴ったと思った瞬間ドーンという音と衝撃、車か何かが家に突っ込んできたと思いました。しかし、そのまま激しい振動、家じゅうが轟音を立てていました。
キューンというのが緊急地震速報だと気づきながらも体は無意識にもすでに飛び起きていて、すでに娘覆いかぶさっていた妻を抱えて部屋を飛び出してました。
そこから廊下を走って階段降りて外に飛び出たのですが、外に出るまでは映画の中みたいにリアルに床、壁、天井が音を立てながら動いているのが印象的で、凄く視界が狭くなっているのを感じました。
いつものように寝ぼけてよくわからない行動しなくて良かったです。でも外出て落ち着いてみたら僕はパンツ一丁でした(といっても敷地内ですよ。田舎なので敷地が広く倒壊しても安全なところにいったのです。)。重量S造ではあるものの築年数的に旧耐震の我が家はこんな時安心できません。
僕の住んでいる町は震度5強でした。これまで北海道では大きな地震がなく、地元でも過去最大です。そんな中で厚真は震度7。厚真、鵡川、安平が酷かったようですが、安平は隣町の隣です。近いです。一応僕も被災者なのですが、近隣が酷くてオチオチ辛いと言ってられないような雰囲気です。
こちらも物資は薄い状態でしたが、被害が甚大だった町の青年部から要請があり、足りていない物資をかき集めて持っていきました(ちなみに僕は地元の副部長なのです一応…)。大きい組織はどうしても義援金という形での支援になってしまうのですが、被災初期ではお金よりも現物がないのでそこが難しいみたいですね。
僕の家では停電が丸二日間続きました。電気ないだけならそのくらいなんとでもなるだろ死ぬわけじゃないんだしくらいに思っていたのですが、実際体験するとかなりきついです。
職業上発電機を持っているにもかかわらずガソリンがなくて使えないという失態。スタンドは人口1万人しかいない町でディズニーランドかっていうくらいの長蛇の列。並ぶ気にもなりませんでした。1日待ちとかだったみたいです。
プロパンガス最強説
全域停電、固定電話がやられてこの地域(他は知らない)は電話ができず、携帯は基地局の予備電力の低下で繋がらなくなり、部分的に断水、断水していないところも停電でボイラー動かずお湯が出ない。流通はストップして物が入ってこない。想像するだけでもインフラは最悪の状況です。
この現状を考えると確認するのは怖かったですが、地震発生後、電話が使えないため明るくなってから本業のプロパンガス復旧のため供給している全世帯を回りました。酷い状況を想像して1件1軒回りました。
結果…
朝10時には全世帯の復旧完了!厳密には確認が完了したのが10時で実害はなんとゼロでした。ボンベ1つ倒れている家はありませんでしたし、ガス止めすらありませんでした。(地震後にガスに動きや圧力変化があるとガスメーターが感知して供給ストップする仕組みになってます)
他のインフラが全く使えない中でコンロだけは普通に使用できるので、ご飯は炊けるし腐る前に冷蔵庫の中身を調理することができました。物流が止まり、停電で冷蔵庫の中を処理するしかないと、火が使えるというのは実体験として助かりました。
店舗にはオール電化の人がカセットコンロを求めて町中探し回ってました。うちも開店と同時に在庫がなくなりました。
また、他にも意外に役に立ったのが古い家だと今でも付いているところがあるボタン押したらお湯になる小さい湯沸かし器です。5号湯沸かし器というやつです。これは能力は低いのですが、電池で着火できるし軽くて持ち運び楽だし簡単に施工できるので場所移動させてシャワーとして使えました。
物流がストップすると補給が切れるガソリンスタンドと違って、軒下在庫のプロパンガスは災害用エネルギーとしては最強だと実感しました。ガス屋のくせにプロパンガスの発電機を持っていなかったことが恥ずかしいところですが、これがあればもう有事の際の避難生活も怖くないんじゃないかと思いました。
なんか最終的にプロパンガスの宣伝みたくなっちゃいましたがただただ体験して感じた事です笑。
とりあえず今も余震があって、昨日でもすでに合計130回を超えているみたいですね。グラッと来るたび怖いです。所有物件は今のところパッと見無事ですが、本当にそこ心配でした。今週は警戒もしっかりしながら過ごします。